蔵馬(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ
蔵馬(くらま)とは冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人で、元は妖狐という魔界で名の知れた盗賊だったが、瀕死の重傷を負って人間界に逃げ込み、妊娠していた南野志保利の胎児に憑依・転生。その後、復活のタイミングを図りながら志保利の息子・南野秀一として暮らしていた。主人公・浦飯幽助の敵として登場したものの、彼に救われ、その後味方として活躍する。容姿端麗で頭脳明晰な人物で、作中でトップレベルの人気を誇る。
四聖獣の1人。岩石でできた頑丈な体をバラバラに飛ばし、相手を攻撃する。一撃でも喰らうと重傷を負わされる。蔵馬は薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)で攻撃しても全くダメージを負わない玄武に苦戦していたが、戦闘の最中に核を発見し、それを切り刻んで玄武を倒した。
暗黒武術会編
呂屠(ろと)
六遊怪チームの次鋒。名前の由来はゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの登場人物ロトからとられている。
手の甲の部分を変化させた刃からカマイタチを放つ。しかしそれ以外に特技はなく、妖力も低い。
卑劣な性格で、蔵馬との対戦の際は、事前に放っていた使い魔に蔵馬の母・志保利を尾行させていることを明かし、彼女を守りたければ攻撃しないことを指示。しかし、蔵馬に密かにシマネキ草の種を植え付けられており、その影響で身体が動かなくなった後、使い魔への命令用のスイッチを奪われた上で急成長したシマネキ草に身体を食い破られて絶命した。
画魔(がま)
魔性使いチーム先鋒。白い肌でバンダナをつけている。自身の血液そのものに高い妖力が込められており、血化粧によって、様々な効果を与える化粧使い。
「戦闘の粧」で自らの戦闘力を高め、「獄錠の粧」で蔵馬の両手両足の動きを制限した。しかし油決着を急いだために、髪で薔薇棘刃鞭(ローズウィップ)を操った蔵馬の攻撃を受けて重傷を負う。降参を勧められるが、自らの命を犠牲にして「念縛封呪の粧」を施し、蔵馬の妖力を封じた後、絶命した。
蔵馬からは「死ぬには惜しい使い手」と評された。
凍矢(とうや)
魔性使いチーム次鋒で、氷を操る能力を持つ妖怪では最上位の呪氷使い。必殺技は氷の粒を散弾銃のように放つ「魔笛霰弾射(まてきさんだんしゃ)」。闇の中の、さらに影を生きる魔界忍者の生き方に疑問を抱き、メンバーの中でも特に「光」への執着が強い。冷静沈着かつ慎重、正々堂々とした勝負を好む生真面目な性格で、仲間想いな一面も持つ。
キレ者である蔵馬を警戒して試合に挑むが、シマネキ草の種を自分の中で発芽させるという捨て身の戦法をとった蔵馬に敗れる。トドメを刺すように言うが、「君たちが求める光の先にあるものを俺も知りたい」という興味と、蔵馬が戦闘不能になるほどのダメージを負ったことから命拾いした。
その後、魔界統一トーナメント編に登場。蔵馬の誘いを受けて幻海師範の下で修行を積み、黄泉国家に身を寄せた時点でS級妖怪にまで成長した。魔界統一トーナメントでは予選を勝ち残り本選に出場したが、どこまで勝ち進んだのかは描かれなかった。
爆拳(ばくけん)
魔性使いチーム中堅。チーム一の巨漢で全身に無数の傷跡が刻まれた厳つい角刈りの男の霧使い。鍛え抜かれた肉体による肉弾戦を得意とするが、パンチの威力は見た目とは裏腹に大したことはなく、その妖力・格闘能力ともにメンバー中では最弱。典型的な卑劣漢気質の持ち主。試合では画魔、凍矢との連戦で立っているだけでもやっとの状態となった蔵馬に対し、執拗に攻撃を加えた。その後、幽助に全身の骨を砕かれた状態で観客席にまで殴り飛ばされ、敗北。
裏浦島(うらうらしま)
「暗黒武術会編」に登場した裏御伽チームのメンバー。おとぎ話の浦島太郎を彷彿させる外見をしている。気弱そうな青年を演じていたが、口汚く性格が曲がった人物。美しい武闘家鈴木によって作られた闇アイテム「逆玉手箱」を使って蔵馬を胎児にしたと思い込んでいたが、妖狐の姿に戻った蔵馬を前に戦意喪失。アイテムの秘密を聞き出そうとした蔵馬の前で死々若丸の手によって粛清された。
鴉(からす)
戸愚呂チーム先鋒。長髪とマスクが特徴的で容姿端麗だが、好きな者を自分で殺すことに快感を覚えるサディスティックな性格をしている。蔵馬に対して異様な執着を見せる。以前、戸愚呂兄弟と戦って敗北したことがあり、戸愚呂弟に80%の力を出させた。一人称は「私」だが戸愚呂兄弟と戦った時は「俺」であり、アニメ版では蔵馬との試合開始時にも「俺」を使用。
自らの妖気を素に爆弾を作る実力を持つ支配者(クエスト)級。マスクを外した後は口から火気物質を集めることでパワーアップを行い、髪の色も変わる。
暗黒武術会決勝戦では妖狐蔵馬相手に一歩も退かぬ戦いを展開し、蔵馬が人間の姿に戻り、妖力もないことから勝利を確信。しかし魔界の吸血植物が召喚され、血液を吸い尽くされて絶命した。
鴉(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
鴉(からす)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。「暗黒武術会編」のラスボス、戸愚呂兄弟が率いる戸愚呂チームのメンバーで、爆弾を作り出せる「支配階級(クエストクラス)」の妖怪。美しいものを自分の手で壊したいという歪んだ性癖の持ち主で、決勝戦で戦うことになった蔵馬に異常な執着を見せた。「トリートメントはしているか?」など印象的なセリフが多く、第2回キャラクター人気投票では第8位にランク入り、蔵馬vs鴉の戦いはコミックスの「究極の名場面コンテスト」で1位を獲得している。
仙水編
天沼月人(あまぬまつきひと)
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目次 - Contents
- 蔵馬の概要
- 蔵馬のプロフィール・人物像
- 蔵馬の能力
- 植物を操る能力
- 妖狐への変化
- 蔵馬の必殺技
- 薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)
- 風華円舞陣(ふうかえんぶじん)
- 雑草剣(ざっそうけん)
- 樹霊妖斬拳(じゅりょうようざんけん)
- 樹霊妖斬剣(じゅりょうようざんけん)
- 桜億年樹(さくらおくねんじゅ)
- 霊竹剣(れいちくけん)
- 蔵馬の来歴・活躍
- 妖狐から人間に転生
- 暗黒武術会編
- 仙水編
- 魔界統一トーナメント編
- 人間として生きることを選択
- 蔵馬の関連人物・キャラクター
- 仲間
- 浦飯幽助(うらめしゆうすけ)
- 桑原和真(くわばらかずま)
- 飛影(ひえい)
- 玄海(げんかい)
- 家族
- 南野志保利(みなみのしおり)
- 志保利の前夫
- 畑中(はたなか)
- 畑中秀一(はたなかしゅういち)
- 霊界探偵編
- 剛鬼(ごうき)
- 玄武(げんぶ)
- 暗黒武術会編
- 呂屠(ろと)
- 画魔(がま)
- 凍矢(とうや)
- 爆拳(ばくけん)
- 裏浦島(うらうらしま)
- 鴉(からす)
- 仙水編
- 天沼月人(あまぬまつきひと)
- 巻原定男(まきはらさだお)
- 仙水忍(せんすいしのぶ)
- 海藤優(かいとうゆう)
- 魔界統一トーナメント編
- 黄泉(よみ)
- 鯱(しゃち)
- 蔵馬の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「皮肉だね 悪党の方が きれいな花が咲く」
- 「まさかまた この姿に戻る日が来るとは…妖狐の姿にな」
- 予測不能だった鴉戦
- 海堂との頭脳戦
- 蔵馬の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 名前の由来は鞍馬山というのは誤り
- 飛影と鞍馬の出会いを描いた短編「TWO SHOTS」
- 発表当時波紋を呼んだ緒方恵美の声優起用
- 妖狐の声優変更で蔵馬の成長を表現