蔵馬(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

蔵馬(くらま)とは冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人で、元は妖狐という魔界で名の知れた盗賊だったが、瀕死の重傷を負って人間界に逃げ込み、妊娠していた南野志保利の胎児に憑依・転生。その後、復活のタイミングを図りながら志保利の息子・南野秀一として暮らしていた。主人公・浦飯幽助の敵として登場したものの、彼に救われ、その後味方として活躍する。容姿端麗で頭脳明晰な人物で、作中でトップレベルの人気を誇る。

霊竹剣(れいちくけん)

テレビアニメオリジナル武器で、竹を変化させた剣。傀麒相手に使用した。
剣を地面に向けて放ち、地面から突き出した竹林で貫く「霊竹剣の林」で敵を倒した。

蔵馬の来歴・活躍

妖狐から人間に転生

蔵馬(くらま)は何百年も生きた狐が進化した妖狐と呼ばれる妖怪で、魔界でも有名な宝具専門の盗賊だった。
15年前、霊界のハンターに瀕死の重傷を負わされてしまい、霊体になって人間界に逃亡。しかし、人間に擬態することも出来ないほど衰弱しており、その場に居合わせた妊婦の南野志保利(みなみのしおり)の胎児に憑依融合し、彼女の息子・南野秀一(みなみのしゅういち)として転生。妖力が戻る10歳頃までは人間で過ごし、その後は家族の前から姿を消すつもりだった。しかし、9歳の頃に割れた皿の上に倒れ込んだ蔵馬を庇って両腕に消えない傷を負った事故が起こり、罪悪感から家に残ることを選択する。
さらにその数年後、病に倒れた母を救うべく、邪眼と呼ばれる第3の目を持つ妖怪の飛影(ひえい)、子供の魂が好物の剛鬼(ごうき)と組んで、魔界の秘宝・暗黒鏡を盗み出した。この時、閻魔大王(えんまだいおう)の息子・コエンマから司令を受けた霊界探偵の浦飯幽助(うらめしゆうすけ)と出会い、自分の要件が済んだら宝を返すことを告げている。母を助けたいという願いの代償として自分の命を捧げようとしていたところ、幽助が自分の魂を暗黒鏡に注入したことで蔵馬は死を免れ、母も暗黒鏡の力で回復した。
その後、飛影と交戦していた幽助を助けることで借りを返しているが、人間界の支配を目論む妖怪の集団・四聖獣との戦いにも参加。この時は身体が固い岩石で出来た玄武(げんぶ)という妖怪を相手に戦い、蔵馬の代名詞ともいえる武器・薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)を使用。戦いながらも相手の弱点を見つけるなど、クレバーさを見せた。四聖獣との戦いは、霊感の強い不良の桑原和真(くわばらかずま)がタフネスさを誇る白虎(びゃっこ)を死闘の末破り、飛影が冷酷な敵・青龍(せいりゅう)を一撃で倒す。最後は命の危機に瀕しながらも、幽助が四聖獣のリーダーで雷を操る朱雀(すざく)との戦いを制した。

四聖獣との戦い以降、社会復帰のための奉仕活動として、蔵馬は飛影と共に幽助を助けるようになる。

暗黒武術会編

鴉戦で妖狐に戻った蔵馬(画面右・左)。ここから激しい戦いが繰り広げられる。

闇世界のビッグイベント「暗黒武術会」のゲストとして、幽助・桑原・蔵馬・飛影が選ばれた。彼らに拒否権は無く、生き残るためには勝つしか無い。覆面の選手も仲間に加わり、5人は暗黒武術会の会場となる首縊島へと向かう。
浦飯チームの初戦の相手は六遊会チーム。桑原が先鋒戦を勝ち、蔵馬は手の甲を刃に変えてカマイタチを繰り出す妖怪・呂屠(ろと)と対戦する。呂屠は妖力も低く、試合は蔵馬が相手を圧倒する。しかし、事前に放っていた使い魔に蔵馬の母・志保利を尾行させていること、彼女を守りたければ攻撃しないことを指示され、蔵馬はそれを受け入れた。一方的に攻撃され、傷付いていく蔵馬だったが、密かに植え付けたシマネキ草の種が相手の体内で急成長し、呂屠の体を食い破って開花。見事敵を倒した蔵馬に続き、飛影、幽助も試合に勝ち、2回戦へと駒を進めた。

2回戦の相手はDr.イチガキチーム。取ると死んでしまう「操血瘤」という装置を付けられた格闘家3名と、科学者2名で編成されたチームだ。試合前に蔵馬と飛影は科学者2名に足止めをされ、会場にたどり着けなくなってしまう。蔵馬は飛影と共に敵を倒すと、チームを率いるイチガキが高名な格闘家・三田村(みたむら)の弟子である円(えん)・梁(りょう)・魁(かい)に、師匠の病を治すという約束で体を提供させたこと、三田村を重病に追い込んだことを知る。
試合の行方は、円・梁・魁が不本意に操られていることを桑原が霊力で感じ取り、幽助たちは3人を殺さずに助ける方法を模索。幻海の「修の拳・奥義(光浄裁)」によって3人は正気を取り戻した。その後イチガキが戦闘妖液を打って巨大化し戦闘を行うが、幽助に一瞬で倒され、浦飯チームの勝利となった。

勝ち抜き戦形式となった3回戦の相手は、魔界の忍で構成された魔性使いチーム。先鋒戦で蔵馬は化粧使いの画魔(がま)と戦う。画魔は「戦闘の粧」で自らの戦闘力を高め、「獄錠の粧」で蔵馬の両手両足の動きを制限する。しかし蔵馬は髪で薔薇棘刃鞭(ローズウィップ)を操って攻撃し、重傷を与えたのだ。降参を勧められる蔵馬に対し、「仲間のために死を選ぶ」として、自らの命を犠牲にして「念縛封呪の粧」を施し、蔵馬は妖力を封じられてしまう。
画魔が絶命したため、試合は蔵馬の勝利となるが、続いて次鋒・氷を操る能力を持つ凍矢(とうや)が始まってしまう。画魔に妖力と機動力を封じられた状態での開戦に、仲間は憤る。凍矢はキレ者である蔵馬を警戒し、魔笛霰弾射(まてきさんどんしゃ)による遠距離攻撃を仕掛ける。しかし、致命傷を与えられず、近距離戦で確実に倒すことに切り替えると、右腕を氷の剣に変化させてとどめを刺そうと接近。しかし、シマネキ草の種を自分の中で発芽させるという捨て身の戦法を取った蔵馬により、シマネキ草に腹部を貫かれて敗れた。しかし凍矢との戦いで蔵馬も戦闘不能になるほどのダメージを負う。
蔵馬を交代させようとする浦飯チームを無視し、中堅・爆拳(ばくけん)がリングに上がる。立っているだけでもやっとの状態の蔵馬は、爆拳から執拗に攻撃を加えられてしまう。激怒した幽助が大会ルールを無視してでも霊丸を撃とうとしていたことを大将の吏将(りしょう)から知らされ、爆拳は蔵馬をリング外に放り投げてカウント勝ちをする。蔵馬は重傷を負っていたものの、生きていた。その後、幽助が蔵馬の仇を取り、さらに桑原が大将戦を制してチームは4回戦へと駒を進めた。

4回戦の相手は御伽話の悪役などで構成された裏御伽チーム。飛影がまず2勝を上げ、中堅戦で蔵馬は少年のような風貌の裏浦島(うらうらしま)と対戦する。人の良さそうな素振りに騙され、蔵馬は特殊な釣り糸で作られた結界の中に閉じ込められ、煙を吸った自分以外の人物が若返る闇アイテム「逆玉手箱」で攻撃されてしまう。しかし、裏浦島が蔵馬を胎児以前の姿に戻してしまったことで、蔵馬は妖狐の姿になったのだ。強大な妖気を前にして裏浦島は戦意喪失。妖狐の姿に戻れた秘密を探るため、拷問しようとする蔵馬だったが、相手がてを話す前にリーダーの死久若丸(ししわかまる)が裏浦島を粛清した。
その後、桑原が負けを喫するも、覆面選手が2勝し、浦島チームは決勝戦へと進むのだった。

戸愚呂チームのメンバーはそれぞれが桁違いに強く、今のままでは勝てないと判断した浦飯チームの面々は、それぞれ特訓を開始。桑原と特訓をしていたところ、鈴木が現れて裏浦島が使っていた闇アイテムの試作品を渡された。2人はその力も借りて決勝に挑むことを決意する。
実は幽助の師匠の玄海(げんかい)師範が覆面選手の正体であり、幽助に奥義を伝授する。その後、奥義を手に入れようと現れた戸愚呂弟(とぐろおとうと)の手によって殺されてしまった。師匠の死によって幽助の力を引き出すことも、戸愚呂弟の狙いだった。幽助は慟哭を上げ、蔵馬と飛影は玄海の妖気が消えたことから、彼女が殺されたことに気付く。
桑原だけが覆面選手の正体も玄海の死も気が付かず、浦飯チームは決勝戦の日を迎えた。

先鋒戦・蔵馬の相手は爆弾を体内で作り出すことができる支配階級(クエストクラス)の鴉(からす)。蔵馬は試合前に口にしていた前世の実の力で妖狐の姿になり戦うが、想定していたよりも早く薬の効果が切れてことに加え、鴉との相性の悪さに追い込まれてしまう。肉弾戦に持ち込むと隙をついて鴉の体内にシマネキソウの種を埋め込むが、それも相手に気づかれてしまい、不発に終わった。植物を武器化する妖力も残っていない蔵馬は、いたぶられてリングに倒れ込む。勝利を確信した鴉に対し、蔵馬は自分の命と引き換えに魔界から吸血植物を呼び出す策に出た。それを予想していなかった鴉は、虚をつかれて吸血植物に全身の体液を吸い尽くされて絶命。相手を倒したものの、蔵馬はダウンした状態で攻撃しており、鴉が倒されるより先に10カウントを数えられていたため、試合には負けてしまった。
その後、飛影が強大な闘気を駆使する武威(ぶい)を圧倒し、桑原が苦戦しながらも戸愚呂兄(とぐろあに)を撃破。そして幽助が強敵・戸愚呂弟を倒し、浦飯チームの優勝で暗黒武術会は幕を閉じた。

仙水編

戸愚呂兄は何度も蔵馬を攻撃するが、すべては邪念樹による幻覚だった。

激闘の暗黒武術会が終わり、大会優勝者に与えられる特権で、幽助たちは玄海を甦らせ、蔵馬たちはそれぞれの日常を過ごしていた。しかし蟲寄市という場所の近辺で、特殊な能力を持つ人間が出現する事件が次々と起こる。それは人類抹殺を企む元霊界探偵の仙水忍(せんすいしのぶ)と、彼に賛同した能力者たちが魔界と人間界を繋ぐ界境トンネルを開こうとしていた影響だった。仙水は純粋で強い正義感を持った青年であったが、霊界探偵の任務の最中に妖怪をいたぶって楽しむ残酷な人間たちを目撃し、人間の持つ醜悪さに絶望してしまったのだ。

トンネルが完全に開ききれば、戸愚呂兄弟を容易に超える能力を持つ妖怪たちが人間界を自由に行き来できるようになってしまう。
幻海からの指示で幽助たちを試すために、能力者の城戸亜沙斗(きどあさと)、海藤優(かいとうゆう)、柳沢光成(やさぎさわみつなり)と出会った蔵馬たちは時間制限のある禁句ワードの戦いをする。
「○○を言ってはならない」というルールを作り、テリトリーに入ったものに禁句を言ってはならないというルールを科す海藤。ルールを破ったものはその場で魂が抜かれてしまう。仲間たちがあっという間にタブーを口にして魂を抜かれ、蔵馬は海藤と一対一の勝負を行う。一定時間経過するたびにあいうえお順にタブーを増やしていくが、時間切れ直前に蔵馬が面白い顔をしたために海藤は笑ってタブーを言ってしまい、禁句ワードは蔵馬が制した。

その後は城戸たちと共に情報収集をしつつ、仙水からの刺客である「医師(ドクター)の神谷実(かみやみのる)」や「水兵(シーマン)」の御手洗清志(みたらいきよし)を退けていく。しかし、御手洗との戦いで、人間界と魔界を繋ぐ「界境トンネル」を開くために必要な能力「次元刀」を有しているのが桑原であることが判明し、仙水によって攫われてしまう。幽助は桑原を追いながら、仙水からの刺客「狙撃手(スナイパー)」の刃霧要(はぎりかなめ)に追い詰められていたところを、暗黒武術大会以降姿を見せていなかった飛影に救われた。
敵の本拠地である蟲寄市郊外・入魔洞窟に辿り着いた幽助・蔵馬・飛影・海藤・柳沢・幻海は、洞窟の入り口で仙水からの刺客「遊熟者(ゲームマスター)」の少年・天沼月人(あまぬまつきと)と戦う。テレビゲームを現実化することができ、幽助たちは次々と天沼に敗北を喫する。そんな中、パズルゲームで対戦することになった蔵馬は、仙水に利用されている事を告げる。動揺した天沼は後悔し、能力を解除しようと試みるがそれは叶わず、ゲームオーバー。魔王として登場した天沼の負けは、現実では彼の死を意味していた。刺客を倒したものの、蔵馬は少年を利用した仙水に激しい怒りを抱く。

幽助・飛影・蔵馬は仙水のいる場所へ進み、仙水から「巻原に勝てたら桑原は解放する」という案を受けた刺客「美食家(グルメ)」巻原定男(まきはらさだお)と戦うことに。天沼を死に追いやった直後で怒りが収まらない蔵馬を挑発したが、蔵馬は薔薇棘刃鞭(ローズウィップ)で巻原の頭部下の歯から上の部分を切断。巻原は意識がない状態で死亡したが、頭部下から戸愚呂兄が正体を現したのだ。
実は暗黒武術会で桑原に島外に殴り飛ばされた戸愚呂兄は、驚異的な再生能力で頭部を再生しており、仙水に拾われていた。食べた人間の能力を手に入れる能力を持つ巻原は戸愚呂兄を食べたが、内側から侵食され、既に意識は戸愚呂兄のものになっていた。蔵馬はそのことを見抜いており、趣旨を植え付けられた者に幻覚を見せる魔界植物・邪念樹を寄生させる。この植物は相手が死ぬまで寄生をやめないのだが、再生し続ける戸愚呂兄は死ぬことがない。蔵馬を殺す幻覚を見続ける戸愚呂兄は邪念樹に寄生されたままの無間地獄をさ迷い続けることになった。

その後、仙水のパートナーの妖怪・樹(いつき)は、次元を自由に移動出来る能力「影ノ手」によって飛影・蔵馬そして桑原を「裏男」という樹のペットの体内に閉じ込め、幽助に仙水との1対1の戦いを強いた。仙水の力は強大で、苦戦を強いられ続けた幽助は心臓を貫かれて倒れてしまう。
一部始終を見ていた桑原は、幽助を助けようとする衝動で霊力が高まり次元刀を出し、裏男を斬って体内から脱出。しかし幽助の心臓は止まっており、蔵馬・飛影・桑原は幽助の弔い合戦をすると決める。
仙水は界境トンネルの結界を通りぬけると、「自分を倒したければ結界を切ってこちらに来い」と挑発。桑原はそれを受け入れて次元刀で結界を斬り、一同は仙水の望み通り魔界へと行った。しかし蔵馬は妖狐の姿に変化し、桑原・飛影と共に仙水に挑むが、相手を倒すことができない。
一方、死んだと思われていた幽助が突如立ち上がり、復活。実は幽助は隔世遺伝により魔族の血を濃く受け継いでおり、先の戦いで死んだことで魔族として覚醒したのだった。強大な妖気を手に入れた幽助は、霊獣プー、そしてコエンマと共に魔界へ行き、蔵馬たちと再会する。
幽助は仙水との戦いを続行する中で突如何者かによって身体を乗っ取られて、段違いのパワーを発揮して仙水を倒した。仙水の死によって、人間界の危機は去ったのだった。

魔界統一トーナメント編

仙水との戦闘で、妖怪の血を受け継ぐ魔族だと発覚した幽助。先祖の雷禅(らいぜん)の誘いに乗って魔界へ向かう。魔界は魔界三大妖怪の雷禅・軀(むくろ)・黄泉(よみ)によって均衡が保たれていたが、それは非情に危うい状態だった。幽助が魔界へと向かう最中、蔵馬の元には黄泉、飛影の元には軀の使者が訪れ、それぞれの部下としてスカウトされた2人も魔界へと向かう。

実は黄泉は蔵馬のかつての盗賊仲間だったのだが、血の気の多い粗野な性格をしていたため、蔵馬が見限り刺客に襲われた過去を持つ。歓迎ムードとはいかないものの、かつてのようにまた手を組もうという黄泉の申し出を受け入れた。その後、黄泉国家の軍事総長である鯱(しゃち)を倒し、ナンバー2の座を手にする。

1年後に雷禅が死に、幽助は魔界の王を決めるトーナメントの開催を決意。その勝者に魔界を委ねると提案した。策略を捨ててシンプルに自らの力を試すという幽助の提案に高揚感を覚えた黄泉・軀は国家を解散し、トーナメントへの出場を決める。
蔵馬と飛影、そして暗黒武術会で幽助と熾烈な争いを繰り広げた酎(ちゅう)、鈴駒(りんく)、凍矢、陣(じん)、美しい魔闘家鈴木、死々若丸も参加することになった。
蔵馬はトーナメント開始前に酎たち6人を誘い、幻海の指導を受けさせ、彼ら全員をS級妖怪まで成長させている。

トーナメントが開始し、各々強敵たちと戦っていく。蔵馬は予選を勝ち抜き、本戦1回戦で犬蓼(いぬたで)という妖怪に勝利。2回戦では、魔界整体師の時雨(しぐれ)と対決。蔵馬は妖狐の姿には変化せず、魔界植物の桜億念樹を召喚して、時雨に勝利した。しかしその後、名前は明かされなかったものの雷禅の旧友と当たり、敗北している。
結局魔界統一トーナメントは雷禅の喧嘩仲間だった煙鬼(えんき)が優勝し、「人間界に迷惑をかけないこと」という法律を決めた。
各自は平穏を取り戻し、3年後の第2回目のトーナメントへ向けて修行を始めるのだった。

人間として生きることを選択

時は過ぎ、人間界に戻った蔵馬は、高校を卒業して義父が経営する会社に就職する予定ことを桑原に明かす。玄海は亡くなっており、かつての仲間たちで墓参りに訪れていたのだ。そこへ音信不通だった幽助が魔界から戻ってきた。仲間たちは笑顔で彼を迎える。幼馴染みの雪村螢子(ゆきむらけいこ)と楽しそうにはしゃぐ幽助の姿を、穏やかな表情で見つめる蔵馬。妖狐としてではなく、人間・南野秀一として生きていくことを選択したのだった。

蔵馬の関連人物・キャラクター

仲間

浦飯幽助(うらめしゆうすけ)

本作の主人公。登場時は皿屋敷中学校2年生の14歳。未成年でありながら喫煙・飲酒・パチンコを嗜み、喧嘩早く短気で、学校に行かず頭も悪い、絵に書いたような不良少年として近所では有名な存在だった。
ある日、子どもを助けて交通事故にあって死亡してしまうが、「霊界獣の卵を育てる」という試練を乗り越え、生き返る。その後、霊界探偵となり人間界で悪さをする妖怪を退治する任務を任される。
必殺技は霊気を収束させて撃ち抜く「霊丸」。序盤では霊丸は1日1回が限度だったが、幽助が成長していくと威力と限度も上がっていく。元々喧嘩三昧の生活をしていたため、戦闘能力は高く、幻海の弟子になってからは2回の修行を経て、人体に宿る霊力を活用する武術「霊光波動拳」の正式継承者となる。

仙水に殺された事で、魔族の子孫であることが発覚し、魔族として覚醒。遺伝子上の父親は魔界で非常に強い存在だった雷禅で、雷禅と人間の食脱薬師の女性との間に魔族大隔世(長い年月を経て、何世代も後の子孫に魔族としての遺伝子が誕生する)で出来た子供。
最初の事故死で魔族に覚醒しなかったのは、覚醒に見合うだけの力が足りなかったため。覚醒時は髪の毛が伸び、体に刺青のような模様が浮かぶ。原作では初覚醒の一回だけこの姿になり、アニメでは黄泉と戦うときにも同じ姿になった。
仙水との戦いの中で体を雷禅に乗っ取られ、仙水とちゃんと戦えなかった事に腹を立てる。1度人間界に帰るが、魔族になったことにより霊界側からは危険視され、霊界探偵を解雇され、霊界に命を狙われる身に。その後魔界へ行き雷禅と対面し、雷禅を越えるために修行をする。雷禅の死後、幽助がトーナメントを提案・開催し、魔界のあり方が変えていく。
序盤・霊界探偵として秘宝を取り戻す指令を受け、その際に盗賊だった蔵馬と出会う。蔵馬は悪党ではないと見抜いており、彼が命と引き換えに母を助けようとした際には、自分の生命エネルギーを分け、蔵馬の命を救った。

renote.net

桑原和真(くわばらかずま)

幽助のケンカ仲間であり腐れ縁。本作のムードメーカー的な存在。
単純だが義理人情に厚く仲間思いで、一方的な暴力は振るわず万引きやカツアゲなどの犯罪もしない主義。アニメでは原作よりも軽めの性格で、「漢、桑原~!」と口上を言う事が多い。幽助とはライバル関係とされているが、桑原が一方的に絡み叩きのめされており、1話の時点で0勝156敗だと明かされた。
生まれつき霊感が高く、金縛りにあったり、ジャンケンが強いなどの傾向があった。

幻海に霊感の事を相談しに行き、成り行きで霊光波動拳門下生選考会にて、霊気の剣「霊剣」を操るようになる。初めは武蔵の持っていた木刀から剣を生成していたが、パワーアップしていくうちに媒介を必要としなくなる。次第に霊剣の使い方を覚えていき、曲がったり伸びたり巨大化させたりなどの応用が可能になった。
「仙水編」では仙水たちの求めていた能力「次元刀」の持ち主である事が分かり、攫われてしまう。
主要キャラの中で1番顔が良くないとされており、飛影からは「つぶれた顔」、死々若丸からは「失敗ヅラ」と呼ばれ、ルックスの悪さが公式でネタにされている。
魔界へ続くトンネルを通った際には、B級妖怪から仙水・蔵馬・飛影・桑原の4人が自分達より強いと評価されており、その時点で桑原はA級妖怪相当の強さを持っている。
「魔界トーナメント編」では人間界に残り猛勉強、元々成績は悪かったが努力の末に骸工大付属高校に補欠合格した。

蔵馬に対しては初めはいけ好かないと思っていたがすぐに打ち解け、良好な仲を築いている。暗黒武術会編の決勝戦前の特訓だけだなく、高校へ進学した桑原の学業の面倒もみているようだ。

0726haru
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煙鬼(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

煙鬼(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

煙鬼(えんき)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。魔界三大妖怪の1人・雷禅の大昔の喧嘩仲間で、魔界の覇者を決める魔界統一トーナメントの優勝者。見た目は鬼のような姿をしているが、性格は非常に温厚。トーナメントでは優勝候補といわれていたむくろを破るなど、かなりの実力を持つ。優勝した際に、「人間界に迷惑をかけないこと」という法律を制定。魔界・霊界・人間界を繋ぐ重要人物となった。

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雪村螢子(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

雪村螢子(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

雪村螢子(ゆきむらけいこ)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。主人公・浦飯幽助の幼馴染であり、メインヒロイン。品性方向でスポーツ万能な優等生で、中学では学級委員長だった。正義感が強く、幽助とは顔を合わせれば口喧嘩をするが、相思相愛である。幽助の弱点として人間・妖怪問わず狙われるなど、幾度も危険な目に遭っている。物語後半では幽助からプロポーズされた。

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雪菜(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

雪菜(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

雪菜(ゆきな)とは冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。氷女という妖怪の少女で、流した涙は氷泪石と呼ばれる希少な宝石になる。主要キャラクターの1人・飛影の双子の妹。闇ブローカーにさらわれ、金の亡者・垂金権造に幽閉されていたところ、霊界探偵の浦飯幽助とその友人の桑原和真によって救出された。桑原は雪菜に一目惚れしているが、雪菜本人は恋愛についてよく理解しておらず、恋仲には発展しなかった。

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コエンマ(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

コエンマ(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

コエンマとは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。霊界の長・閻魔大王の息子で、主人公・浦飯幽助に生き返るきっかけを与えた人物。赤ん坊のような姿で常におしゃぶりをくわえているが、実年齢は700歳を超えている。人間界に来る際は、赤ん坊ではなく長身のイケメン姿になる。また、おしゃぶりはただの飾りではなく、最強クラスの防御技「魔封環」を使うエネルギーを貯めるための道具。アニメ版では秘書の鬼・ジョルジュ早乙女と漫才のようなやり取りを何度も見せた。

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戸愚呂兄(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

戸愚呂兄(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

戸愚呂兄(とぐろあに)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。元は人間だったが、実弟の戸愚呂弟と共に妖怪に転生した。小柄で黒くウェーブがかった長髪をしており、弟の肩に乗っている姿がよく描かれている。身体を自由自在に変形させる能力を持ち、戦闘時には弟の武器になることが多い。ただ、単独で戦っても相手を瞬殺するなど高い戦闘能力を持つ。寿命も殺す手段も存在しない完全な不死身。「暗黒武術会編」で命を落としたと思われていたが、「仙水編」で再び登場した。

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ぼたん(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

ぼたん(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

ぼたんとは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。閻魔大王の息子・コエンマの部下で、霊界の水先案内人として、物語序盤から主人公・浦飯幽助をサポートしてきた。髪をポニーテルに結い、若い女性の見た目をしているが年齢などは全て不明。江戸っ子のような姐御喋りをする。ファンの間でも人気の高い女性キャラクターである。映画『幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆』では、メインヒロインとして描かれた。

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左京(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

左京(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

左京(さきょう)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。オールバックにした長髪と右目の傷、煙草がトレードマークの男性。「暗黒武術会編」に登場した戸愚呂チーム大将兼オーナーで、富裕層の賭博団体BBCのメンバーである。アニメ版では弟を応援しに来た桑原静流とお互いに恋心を抱いていた。副将だった戸愚呂弟が負け、彼の勝利に命を賭けていた左京は会場を爆破し、その生涯に幕を下ろした。

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雷禅(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

雷禅(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

雷禅(らいぜん)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。作品終盤に登場し、主人公・浦飯幽助の遺伝子上の父親であること、幽助が魔族の血を引いていることが明かされた。魔界三大妖怪の1人で、「闘神」の異名を持つ。食人鬼だが、大昔に運命の女性と出会ってからは、彼女と再会するまでは人を食べないと誓った。空腹と栄養失調で大きく力が衰え、最期は幽助の目の前で「あー、腹減ったな」という言葉を残して餓死した。

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武威(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

武威(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

武威(ぶい)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。「暗黒武術会編」のラスボス、戸愚呂弟が率いる戸愚呂チームのメンバーで、大きな斧を武器に戦う鎧武者。鎧は武装闘気(バトルオーラ)を抑えるためのもので、決勝戦で浦飯チーム次鋒の飛影との試合では、鎧なしの本来の力で戦う。奥義・邪王炎殺黒龍派によって妖力をアップさせた飛影に、完膚なきまでに叩きのめされた。暗黒武術会の飛影の対戦相手の中で、唯一殺されなかったキャラクターでもある。

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桑原静流(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

桑原静流(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

桑原静流(くわばらしずる)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。メインキャラクターの1人・桑原和真の姉で、弟同様に霊感が強い。面倒見の良い姉御肌な女性で、喧嘩も強く頭も良いため、桑原にとって頭が上がらない存在である。アニメ版では敵の戸愚呂チームのオーナー・左京に助けられ、彼に好意を抱く。決勝戦後は自死を選んだ左京から愛用のライターを渡されていた。作者・冨樫義博のお気に入りのキャラクターの1人である。

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黄泉(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

黄泉(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

黄泉(よみ)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』および、アニメに登場する人物。かつて妖狐蔵馬と共に盗賊団の副総長を務めていたが、粗野な性格に見切りをつけた蔵馬に刺客を差し向けられ失明。その後は聴覚と嗅覚を頼りに実力をつけ、魔界三大妖怪と呼ばれるまでに成長する。魔界の制覇と人間界への進出を狙っていたが、主人公・浦飯幽助に感化されて魔界統一トーナメントに挑んだ。3回戦で幽助とあたり、60時間に及ぶ激闘の末に勝利を収めている。

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鴉(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

鴉(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

鴉(からす)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。「暗黒武術会編」のラスボス、戸愚呂兄弟が率いる戸愚呂チームのメンバーで、爆弾を作り出せる「支配階級(クエストクラス)」の妖怪。美しいものを自分の手で壊したいという歪んだ性癖の持ち主で、決勝戦で戦うことになった蔵馬に異常な執着を見せた。「トリートメントはしているか?」など印象的なセリフが多く、第2回キャラクター人気投票では第8位にランク入り、蔵馬vs鴉の戦いはコミックスの「究極の名場面コンテスト」で1位を獲得している。

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軀(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

軀(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

軀(むくろ)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。作品終盤に登場した魔界三大妖怪の1人。いつもは包帯で顔を隠している。一人称は「俺」だが、性別は女性。魔界随一の軍事力を誇る軍団を有している。魔界三大妖怪の雷禅の死期が近いことから、残る1人の黄泉との全面戦争に供えて、主人公・浦飯幽助の仲間の飛影をスカウトした。飛影の記憶を知り、自分の過去を彼に見せた。

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幻海(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

幻海(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

幻海(げんかい)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。人間界でも5本の指に入る霊能力者にして、人体に宿る霊力を活用する武術・霊光波動拳の高名な使い手。主人公・浦飯幽助に霊力を使った戦い方を教えた人物であり、彼との師弟の絆は強い。霊能力者としても有名で、霊的現象に悩まされる人々の相談に乗ることもある。霊力を高めると細胞が活性化し、一時的に若かったころの姿に戻ることができる。「暗黒武術会編」でその姿が披露されると、あまりの美しさに会場がどよめいた。

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プー(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

プー(幽☆遊☆白書)とは【徹底解説・考察まとめ】

プーとは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。主人公・浦飯幽助の生命エネルギーによって孵化し、彼の心をエネルギーとして生きる霊界獣。長く垂れた耳とペンギンのような見た目が特徴で、「プー」と鳴く。本作のマスコット的存在。暗黒武術会決勝時と霊界クーデター時の2度、霊界にいた幻海が憑依し、周囲の人間を助けた。かつて霊界探偵だった仙水忍に幽助が殺された際にプーも命を落とすが、幽白が魔族として覚醒すると鳳凰のような姿で甦った。

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幽遊白書の桑原和真は桑田選手・清原選手に影響を及ぼす男だった

幽遊白書の桑原和真は桑田選手・清原選手に影響を及ぼす男だった

冨樫義博の人気マンガ・幽遊白書。主人公である浦飯幽助にライバル心を燃やす、桑原和真という登場人物がいる。彼の名前の由来はプロ野球選手の桑田選手・清原選手であるのだが、名前をもらったはずの桑原が二人の野球選手に影響を及ぼしてしまっていた。にわかには信じられない架空のキャラクターと有名スポーツ選手たちとの奇妙なつながり。それが転じて原作にある変化をもたらした。その解説。

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漫画・アニメに登場するかっこいい男の子の名前まとめ!「学園アリス」の棗など多数紹介!

漫画・アニメに登場するかっこいい男の子の名前まとめ!「学園アリス」の棗など多数紹介!

ここでは漫画・アニメに登場する男の子のかっこいい名前をまとめた。嵐士(あらし)、要(かなめ)、紫呉(しぐれ)、唯世(ただせ)、棗(なつめ)、といった名前を紹介している。漢字の意味を調べると印象の変わる名前もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。

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【ONE PIECE】絵柄・タッチに変化あり?人気漫画の今昔比較画像まとめ【クレヨンしんちゃん】

【ONE PIECE】絵柄・タッチに変化あり?人気漫画の今昔比較画像まとめ【クレヨンしんちゃん】

長年にわたって描かれ続けている人気漫画の数々。改めて最初から読み返してみると、なんだか途中から絵柄やタッチが違っていると感じたことはないでしょうか。もはや同じ作者とは思えないほど絵が変わっているものもあって、ちょっとビックリしてしまいますよね。この記事では、人気漫画の今昔画像を集めました。初期の頃の絵と今の絵と、あなたはどっちが好きですか?

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【幽遊白書】超懐かしい!20~30代が反応するアニソン名曲集【微笑みの爆弾】

【幽遊白書】超懐かしい!20~30代が反応するアニソン名曲集【微笑みの爆弾】

世の中には様々なアニメがありますが、そのOPやEDなど、一度聴いただけでもなかなか忘れられないようなインパクトの強いものもたくさんあります。この記事では、主に20~30代が「懐かしい!」と感じそうなアニソンを集めました。どれも有名なものばかりだから、たとえアニメを知らなくても曲ぐらいなら知っているかもしれません。思わず口ずさみたくなっちゃいますね!

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【ONE PIECE】ベテラン声優・田中真弓が演じた登場人物・キャラクターまとめ!ルフィ役でお馴染み!【ドラゴンボール】

【ONE PIECE】ベテラン声優・田中真弓が演じた登場人物・キャラクターまとめ!ルフィ役でお馴染み!【ドラゴンボール】

田中真弓といえば、アニメに欠かせないベテラン声優として有名ですよね。彼女がこれまでに演じた登場人物・キャラクターの中でもっとも有名なのは、やはり『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィではないでしょうか。他にも、『ドラゴンボール』シリーズのクリリンや『幽☆遊☆白書』のコエンマなど、人気アニメに登場するキャラクターの声を多数演じています。この記事でまとめたので、田中真弓の華麗なる活躍をぜひその目でご覧ください。

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「幽☆遊☆白書」と「HUNTER×HUNTER」がコラボしたら?妄想まみれの考察を紹介!

「幽☆遊☆白書」と「HUNTER×HUNTER」がコラボしたら?妄想まみれの考察を紹介!

冨樫義博の初連載作品である『幽☆遊☆白書』と、最長連載作品の『HUNTER×HUNTER』は、どちらもその高いクオリティから人気のある作品だ。この両作品がコラボをしたらどうなるか、ファンの妄想まみれの考察を紹介する。いかにも「冨樫作品らしい展開」が目白押しで、無理だと分かっていても実際に読んでみたくなること請け合いだ。

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