美少年探偵団(西尾維新)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『美少年探偵団』とは2016年に執筆された学園ミステリー漫画、及びそれの題材となったミステリー小説、アニメ、舞台作品。主人公・瞳島 眉美は校内の有名人で構成された謎の組織・美少年探偵団と遭遇する。美少年探偵団の一員となった眉美は、彼らとともに学園で起こる様々な事件や怪奇現象を解決するために奔走する。登場人物たちの美しいデザインや、グロテスク過ぎない事件が人気を博した。

CV:増田俊樹
通称「美食のミチル」。
私立指輪学園中等部2年A組に所属している。校内では有名な不良であり、腕もたつことから、『絶対に関わってはいけない生徒ランキング』のトップに数えられている。反して仲間思いな一面もあり、口は悪いが仲間を配慮する言葉を投げかけることも多い。情人離れした料理の腕を持っており、彼がいれた紅茶を飲んだ眉美は、美味しさのあまり思わず吹き出してしまった。食に対する敬意は持ち合わせており、落ちた料理でも残さず食べている。

足利 飆太(あしかが ひょうた)

CV:矢野奨吾
通称「美脚のヒョータ」。
私立指輪学園中等部1年A組で、陸上部のエース。ショートパンツに改造した制服を着ている。あまりにも美しすぎる足を持っており、彼を見て自信を無くした女子は、全員黒ストッキングを履くようになっている。天使長と呼ばれるほど愛らしい容姿を備えているが、本人はかなりスケベな性格をしており、セクハラまがいの言葉もよく口に出している。自分の足には絶対の自信を持っており、常に露出していないと元気が出なくなってしまう。校内でも随一の駿足であり、自転車を使えば車に追いつけるほどの脚力を発揮する。

指輪 創作(ゆびわ そうさく)

通称「美術のソーサク」。
私立指輪学園中等部1年A組で、指輪学園を経営している指輪財団の後継者でもある。そのため実質指輪学園の理事長の座についている。無表情かつ無口であるためコミュニケーションを取るのが難しく、彼の言葉を理解できるのは学のみである。高い芸術センスと経済的才能を所持しており、彼の鋭い視点が事件解決へと繋がることも多い。

その他の登場人物

麗(れい)

CV:七海ひろき
運び屋組織「トゥエンティーズ」のリーダーを務める女性。目立つことは避ける、部下を大切にするなど基本的には常識人な一面を見せる。一方、必要な場合は殺害をも辞さないなど裏の人物であることには変わりないとされており、美少年探偵団では彼女と関わってはいけないことが基本となっている。

札槻 嘘(ふだつき らい)

CV:鳥海浩輔
髪飾中学校二年生で、生徒会長を務めている。不良が多いことで知られていた髪飾中学校をまとめあげるなど、高いカリスマと野心を持つ。カジノ場リーズナブル・ダウトを運営する一方、軍事会社が開発した商品のテストプレイヤーとしても活動していた。眉美に対し興味を抱いており、しばしば自分の仲間になるよう勧誘している。

永久井 こわ子(とわい こわこ)

CV:佐藤利奈
指輪学園の元美術教師。自分をテーマにしたヌードデッサンを開いたり、無許可で生徒を海外へ連れて行くなど奇行が目立ったが、生徒たちから慕われていた。学校をやめた後は無人島へ渡っていた。美少年探偵団に対し、正式に美術室の使用許可を出したが、鍵はいまだ渡していない。

川池 湖滝(かわいけ こだき)

CV: 安済知佳
私立指輪学園初等部1年生で、長広の婚約者。整った容姿と美しい着物とは裏腹に、眉美を下民と呼ぶなど毒舌を持つ。気配を消すことも得意としており、学が階段から落ちた際は、この特技で接近していた。没落しかけていた川池家を守るために長広と結婚し、彼に気に入られようと努力している。一方眉美からは、実は学に対し好意を抱いているのではないかと推測されている。

双頭院 踊(そうとういん おどる)

CV:石田彰
私立指輪学園高等部の2年生であり、学の兄でもある。『D坂の美少年』にて初登場した。中等部のころは生徒会長を務めており、スピーチを得意としていたことから「美談のオドル」と呼ばれていた。美少年探偵団の団長を務めていたが引退し、美少年探偵団の活動を子供の遊びと称している。眉美からは学とは異なり、平凡な人物と称されている。

長縄 和菜(ながなわ わな)

CV:黒沢ともよ
私立指輪学園中等部の2年A組に所属しており、副生徒会長を務めていた。通称「雪女」。長弘の後任を決める生徒会長選挙に立候補していたが、ひき逃げに合ったことで選挙を断念してしまう。非常に快活で成績優秀な女性だが、うっかりな一面を持つ。

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