剣持寅次(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

剣持寅次とは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物。主人公である杉元佐一の幼馴染である。幼少時より、杉元と相思相愛であった梅子に片想いをしていた。しかし杉元家で結核患者が出た為、杉元は村を出る事になる。図らずも彼から奪い取る形で梅子と結婚し、男児をもうけた。その後日露戦争に出兵。最前線で杉元と再会し共に戦った。そして杉元を庇って致命傷を負い、杉元に梅子の事を託して死亡した。杉元が金塊争奪戦に身を投じるきっかけになった人物の一人である。

成長した寅次は相変わらず梅子に片想いをしていた。そんなある日、杉元の家で結核患者が出てしまう。当時の結核は不治の病とされ、恐れられていた。杉元家は村ぐるみで迫害され、孤立してしまう。杉元の家族は次々と亡くなり、彼は天涯孤独の身となった。そして彼は自らの手で家を燃やし、村を出ていく事を決意する。梅子は村を出ようとする彼と共に駆け落ちを望んだ。だが、杉元はこれを拒否。彼女に、自分か感染しているかもしれない結核を移してしまう事を恐れたのである。杉元は彼女に、寅次と結婚する様に勧め、村を出た。二年後、梅子は杉元の言葉に従い、寅次と結婚する事になる。

結婚式当日、寅次は杉元が村に戻ってきた事を知る。その夜、彼は杉元の所へ赴いた。寅次は杉元が梅子を奪いに来たと考え、戦いを挑みに行ったのである。杉元家の焼け跡で野宿をしていた杉元に、寅次は泣きながら掴みかかった。そして梅子は渡さない事を叫びつつ、彼を投げ飛ばそうとする。だが杉元に反撃され、逆に投げ飛ばされてしまった。杉元は地面に転がる寅次に、結婚の祝言を告げると去って行った。

杉元が去った夜、寅次は不安に駆られて梅子に「杉元が梅子を迎えに来たら行ってしまうのか?」と尋ねた。これに対し梅子は「自分は何があろうと寅次の夫であり続ける」という意思表示をする。梅子は2年前に村を出る杉元に置いて行かれた事から、彼への想いにケリを付けており、寅次へ愛情を抱いていたのであった。

日露戦争で戦死

瀕死の寅次

結婚生活を送る寅次と梅子。ある日、梅子は目の病気を患う。日に日に視力が落ちていく最中、彼女は男児を出産する。この子供は寅太郎と名付けられた。寅太郎が生まれて間も無く、日露戦争が勃発。寅次は徴兵され、生まれて間もない赤子と視力を失いつつある妻を残して戦地へ赴く事になる。寅次は最前線の203高地へと送られる。此処は中国東北部の遼東半島にある丘陵であり、戦略的に重要拠点とされた。後に激戦地となり、多くの死傷者を出す事となる。

最前線に派遣された寅次は、そこで偶然杉元と再会する。二人は再会を喜び、共に行動する様になった。そして二人はロシア兵との過酷な塹壕戦を繰り広げていく。その戦闘の合間に、寅次は杉元に梅子の事を話す。寅次が結婚式の夜の事を話すと、杉元は「変わってないな。梅ちゃんは」と嬉しそうに笑っていた。

寅次は梅子の目の病気の事や、自分の子供の事も杉元に話す。寅次は自分に学が無いので、子供を大学に行かせたがっていた。また、梅子の目の病気を治す為には渡航費と手術代が200円(200万円)以上必要な事を話す。その上で「戦争終結後に北海道へ渡ろう」と杉元を誘った。当時の北海道では砂金が盛んに採れており、寅次は砂金で一発当てて、これらの問題を解決しようとしていた。

戦争は苛烈を極めていく。ある時、寅次と杉元のすぐ側に手投げ弾が投げ込まれる。咄嗟に寅次は、杉元を近くの塹壕に背負い投げた。次の瞬間、手投げ弾が炸裂し彼は致命傷を負ってしまう。それでも杉元は必死に彼を介抱し、助けようとした。杉元は彼を野戦病院に搬送する為、氷の張った川を渡ろうとする。氷の上にはソリが二つ置いてあり、寅次はその一つに乗せられる。丁度その時、砲撃で負傷した第七師団の鶴見篤四郎(つるみとくしろう)と月島基(つきしまはじめ)が運ばれてくる。この二人は後に金塊争奪戦で杉元と死闘を繰り広げる事になる人物であった。残りのソリは一つであり、一人は運べない状況になってしまう。己の死を悟っていた寅次は、彼等にソリを譲った。そして寅次は杉元に、梅子の事を託して死亡した。杉元は彼の指の骨を切り取り、その骨を遺骨として所持する。

戦争終結後、杉元は故郷の村へと戻る。そして梅子の元を訪れ、寅次の遺骨を渡した。この後、彼は北海道へ渡り砂金の採集を始める。「梅子の目の病気を治す」という、寅次との約束を果たす為、杉元は砂金を集め始めたのである。その最中、彼はアイヌの隠し金塊の話を聞き、金塊争奪戦へ身を投じていく事になる。

剣持寅次の関連人物・キャラクター

剣持梅子(けんもちうめこ)

寅次の幼馴染であり、彼の妻である。寅次は幼少期から彼女に想いを寄せている。だが、梅子は同じ幼馴染の杉元と相思相愛であった。青年期になり、杉元家で結核が出た事と杉元が村を去ったことにより、寅次と結婚する事になる。

芯の強く、まっすぐな性格である。想い人である杉元とは一緒になることはできなかったが、自分を大切にしてくれる寅次と結婚し、「例え杉元が迎えに来ても自分は寅次の妻であり続ける」という決意を示した。結婚後は目の病気を患いながらも、寅太郎を出産。殆ど目の見えない状態の中、育児を行いつつ、寅次の出兵を見送った。

視力が弱くなった代わりに鼻が良くなり、匂いで人を識別出来る様になっていた。日露戦争終結後、寅次の遺骨を持ち帰って来た杉元と再会。その際、杉元の匂いを識別出来ず、彼にショックを与えた。

寅次の死後は寅太郎と実母と実家で暮らしていた。だが生活の為に40代の裕福な男性の後妻となる。その後は目の病気を治療し、東京へ寅太郎と共に移り住んだ。東京では生花店を経営する様になる。彼女は再婚した男性との子を妊娠しながら、店を運営していた。

renote.net

剣持寅太郎(けんもちとらたろう)

寅次と梅子の息子。寅次が日露戦争へ出兵する直前に生まれる。戦後は母親と共に東京へ移住した。

金塊争奪戦から生還した杉元が訪れた際、彼は寅太郎に寅次に命を救われた事を語っていた。

杉元佐一(すぎもとさいち)

寅次の幼馴染であり、親友。本作『ゴールデンカムイ』の主人公でもある。「不死身の杉元」の異名を持つ。どんな傷を負っても驚異的な生命力で復活する事からこの名前が付けられた。肉弾戦が得意であり、幼少期の寅次は一度も彼に喧嘩で勝てなかった。一方で心優しい一面を持ち、梅子と結婚した寅次を祝福した。

梅子とは幼少期から相思相愛であり、彼女に片想いをしていた寅次は杉元にコンプレックスを抱いていた。青年期に家族で結核患者が出てしまった事により、村中から迫害される。これにより彼は自らの家に火を放ち、村を出るのであった。その際梅子が付いて行こうとするが、彼女に結核を移したくない彼は拒絶する。そして寅次と結婚する様に言うと、去って行った。彼女はこの2年後に寅次と結婚する。

結婚式当日、結核が発症しなかった杉元は村に戻って来る。寅次は「杉元が梅子を奪いに来た」と勘違いし、彼を襲撃した。杉元にコンプレックスを抱いていた寅次は、彼を泣きながら罵倒する。杉元は寅次を背負い投げ、結婚の祝言を残すと去っていった。

日露戦争が始まり、最前線に配置された寅次は杉元と再会する。杉元は寅次と旧交を暖めつつ、塹壕戦を戦った。そんな折、二人の側に手投げ弾が投げ込まれる。寅次は咄嗟に杉元を塹壕に投げ込み、彼を庇った。寅次は爆発に巻き込まれて致命傷を負う。その後、寅次は杉元に梅子の事を託して死んで行った。杉元は寅次との約束を果たす為、金塊争奪戦に身を投じていく事になる。

最終的に杉元は金塊争奪戦から生還する。そして東京に移住した梅子に一握りの金塊を渡すのであった。彼は亡き寅次との約束を果たしたのである。

renote.net

鶴見篤四郎(つるみとくしろう)

帝国陸軍第七師団第27連隊に所属する中尉。情報将校でもあり、知略に富んでいる。圧倒的なカリスマ性を持ち、多くの部下から慕われていた。一方で裏切り者や敵対者に対しては容赦が無く、冷酷な面も持っている。

日露戦争の戦いで部下の月島を庇って負傷した。野戦病院に搬送される際、川を下る為のソリを寅次に譲って貰っている。これにより鶴見は月島共々生還し、後に杉元の宿敵として金塊争奪戦で死闘を繰り広げて行く事になった。尚、彼はこの時の負傷で前頭葉の一部が吹き飛ぶ。これ以降、琺瑯製の額当てを装着する様になった。

renote.net

月島基(つきしまはじめ)

帝国陸軍第七師団第27連隊に所属する軍曹。鶴見の忠実な腹心でもある。鶴見と共に日露戦争で負傷し、野戦病院に運ばれる最中、寅次からソリを譲って貰った。

renote.net

shige3f06200
shige3f06200
@shige3f06200

Related Articles関連記事

ゴールデンカムイ(金カム)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルによる漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた。漫画2016年には「マンガ大賞」を受賞している。舞台は明治末期の北海道。主人公・杉元佐一は幼馴染・梅子の治療費を得るため大金を求め、一攫千金を目指してゴールドラッシュに湧いた北海道で砂金を集める生活を送っていたが、そんな杉元にあるアイヌ人が隠した埋蔵金の話が舞い込む。手がかりは、脱獄した囚人の体に掘られた入れ墨。一攫千金を巡るサバイバルバトルが開幕する。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルによるサバイバルバトル漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。 陸軍に所属していた杉元佐一は、日露戦争が終結した後、幼馴染の病を治す為、北海道で砂金採りをしていた。その時、杉元はアイヌが秘蔵していた金塊の存在を知る。杉元はアイヌの少女・アシㇼパと共に金塊を追い求める。 作中にはマタギやアイヌのユニークな料理が多数登場する。

Read Article

ゴールデンカムイの入れ墨(刺青人皮)の脱獄囚まとめ

ゴールデンカムイの入れ墨(刺青人皮)の脱獄囚まとめ

『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルによるサバイバルバトル漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。 日露戦争から生きて戻った杉元佐一は、幼馴染である梅子の病を治すために金が必要だった。そんな時、杉元はある男が隠したアイヌの金塊の存在を知る。その金塊の在処は、網走監獄の脱獄囚の身体に入れ墨として彫られていた。杉元は、アイヌの少女・アシㇼパと共に金塊を探し求める。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルによる日本の漫画。集英社の『週刊ヤングジャンプ』で連載され、テレビアニメ化、実写映画化もされた人気作。舞台は明治末期の北海道。主人公・杉元佐一は幼馴染との約束を守るため、一攫千金を目指してゴールドラッシュに湧いた北海道で砂金を集める生活を送っていた。そんな彼にアイヌ人が隠した埋蔵金の話が舞い込む。手がかりは、脱獄した囚人の体に掘られた入れ墨だった。ここでは作中に登場したカップルや夫婦、恋愛要素のあったキャラクターたちについてまとめている。

Read Article

ゴールデンカムイのモデル・元ネタ・由来まとめ【キャラクター・場所・建物・武器・乗り物・エピソード】

ゴールデンカムイのモデル・元ネタ・由来まとめ【キャラクター・場所・建物・武器・乗り物・エピソード】

『ゴールデンカムイ』とは、北海道を主な舞台に、アイヌの隠し金塊を巡る苛烈な争奪戦を描いたサバイバル・バトル・グルメ・アドベンチャー漫画、およびそれを原作とするメディアミックス作品である。アイヌ民族の姿をダイナミックに描いた人気漫画で、『北海道アイヌ協会』などからも評価される作品である。そんな『ゴールデンカムイ』の登場人物や舞台となった場所、建物などの多くにはモデルが存在し、それを考察するのもファンの楽しみのひとつとなっている。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

北海道を主な舞台に、莫大な隠し金塊を巡るアイヌと脱獄囚と軍部の熾烈な争奪戦を描いた『ゴールデンカムイ』は、2022年4月に原作漫画が完結。物語としては大団円を迎えるも、いくつかの謎については明確な解答を描かず「この件はどうなったんだろう」という余韻を残すものとなった。 ここでは、金塊の隠し場所やのっぺら坊の正体などの「作中で明らかになった伏線や謎」と、大敵・鶴見篤四郎の生死や単行本追加エピソードとして描かれた占守島の戦いの殊勲者などの「曖昧な形で決着した伏線や謎」について紹介する。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

明治末期の北海道を主な舞台に、アイヌたちがいずこかに隠した莫大な金塊を巡る熾烈な争奪戦を描いた『ゴールデンカムイ』には、壮絶な過去を持つキャラクターが何人も登場する。 幼馴染と交わした最後の約束のため、再び命懸けの戦いに身を投じる元兵士の杉元佐一。父を追う旅の中で、アイヌ民族そのものの命運を背負うこととなっていくアシリパ。恋をしたがために脱獄王となった白石由竹。妹の仇を討つために突き進み、多くのものを失った谷垣源次郎。ここでは、『ゴールデンカムイ』の主要人物たちの壮絶な過去を紹介する。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ゴールデンカムイは週刊ヤングジャンプに連載中の野田サトルによる漫画作品。明治時代の北海道を舞台に日露戦争で「不死身の杉元」と呼ばれた帰還兵杉元佐一とアイヌの少女アシリパを中心に隠された金塊をめぐる冒険漫画。過激な描写が特徴で作中では次々と個性的なキャラクターが登場するためインパクトのある名言・セリフが多い。

Read Article

谷垣源次郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

谷垣源次郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

谷垣源次郎は、『週刊ヤングジャンプ』に2014年から連載が開始された、野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』の登場人物。時代は明治時代の北海道。日露戦争(1904年~05年)終結から間もないころ、アイヌ民族が隠したとされる莫大な金塊のうわさを聞き、様々な理由と野望を胸に秘めた男たちが、誇り高き北の大地に集結する。その中で谷垣は金塊を追っている屯田兵の部隊、大日本帝国陸軍最強と謳われた北海道の第七師団(道民は畏敬の念を含めて「北鎮部隊」と呼ぶ)27聯隊に一等卒として所属している。

Read Article

月島基(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

月島基(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

月島基(つきしま はじめ)とは『ゴールデンカムイ』の登場人物で大日本帝国陸軍第七師団、歩兵27部隊に所属している軍人。階級は「軍曹」。同部隊上司である鶴見中尉の側近として主人公である「杉本佐一」と対立する。一時は仲間として行動していたが、自身の任務を遂行するために再度敵として相まみえる。淡々と自身の任務を遂行していく傍らで、「江渡貝弥作」や「鯉登音之進」と接触していくことにより着実に感情が隠し切れない場面が出始めている。

Read Article

海賊房太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

海賊房太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

海賊房太郎(かいぞく ぼうたろう)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人である。自分の王国を作りたいという野望を持ち、金塊を狙う。高い潜水能力とカリスマ性を持ち、金塊の在り処を刺青の暗号無しである程度特定している。初登場時は杉元一行と死闘を演じたが、杉元一行と手を組み、行動を共にした。その後紆余曲折を経て、札幌麦酒工場で第七師団から逃げる途中、撃たれそうになった白石を庇って死亡した。

Read Article

尾形百之助(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

尾形百之助(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

尾形百之助(おがた ひゃくのすけ)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する銃さばきの上手い軍人。大日本帝国陸軍の第七師団に所属していたが、途中軍隊の上司である鶴見中尉を裏切った。その後は脱走兵として土方歳三とアイヌの金塊を探すため一緒に行動し、金塊の鍵を握るのっぺらぼうに会うため網走監獄に潜入した。そこでのっぺらぼうと一緒にいた杉元の頭を撃ち抜いて逃げた。それから新たな金塊の情報を探るべく誰にもすがらずに自分で旅を続けている。

Read Article

宇佐美時重(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

宇佐美時重(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

宇佐美時重(うさみ ときしげ)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。第七師団の初期メンバーの一人で階級は上等兵。かなり腕が立ち、丸腰で武器を持った複数人の殺人犯を返り討ちにしてしまう程。鶴見中尉に心酔しており、恋愛感情にも似た忠誠心を持つ。最期は元第七師団の尾形に狙撃され、胸を撃ち抜かれて致命傷を負う。それでも尚、今際の際に鶴見中尉に刺青人皮と重要情報を伝えて息絶えた。

Read Article

ヴァシリ・パヴリチェンコ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ヴァシリ・パヴリチェンコ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ヴァシリとは『ゴールデンカムイ』に登場するロシア人狙撃手である。樺太の国境警備隊所属。日本軍の狙撃手・尾形百之助(おがたひゃくのすけ)との狙撃対決に敗れるが、再戦を熱望して脱走兵となり、尾形を追い続ける。二人の対決は作中屈指の名勝負の一つであり、ファンの間で人気が高い。狙撃の他には絵を描くことが得意。ヴァシリが描いた似顔絵がきっかけで、主人公・杉元佐一(すぎもとさいち)と打ち解け、共に北海道へ渡る。言葉が通じないこともあり、杉元たちとの旅では絵やジェスチャーでやり取りをしている。

Read Article

姉畑支遁(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

姉畑支遁(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

姉畑支遁(あねはたしとん)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人であり、動物学者。動物、植物をこよなく愛し、研究している。だが嫌がる動物を無理矢理犯したり植物を傷つけて射精するなど異常な性格の持ち主。自分の欲望のままに行為をしたにも関わらず、行為後は大変後悔をする。そして自分が犯した動物や植物に責任を一方的に擦り付け動物は殺害、植物はナイフで傷をつける、とかなり独善的で身勝手な行動をする。

Read Article

杉元佐一(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

杉元佐一(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

杉元佐一(すぎもとさいち)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する主人公。日露戦争を戦い抜いてきた元・陸軍兵士で、体に無数の傷を追ってきたが全く命を落とすことが無かった。その活躍ぶりから、軍人の間では『不死身の杉元』と言われている。杉元が金塊を探しに北海道の山に入ると、アイヌの少女アシリパと出会う。後に少女の父は金塊を隠した人物であることを知り、お互いの目的を果たすために一緒に旅を始める。

Read Article

アシリパ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

アシリパ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

アシリパとは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する主人公の1人である。北海道の小樽近辺の集落に住むアイヌの少女で、大人顔負けの精神力と狩猟技術と調理技術の持ち主。伝統を尊重しながら時代の変化を柔軟に受け入れ、「新しいアイヌ」たることを信念としている。アイヌが隠した金塊とそれを巡る殺人事件に父が関与していた事を知り、その真実と真意を知るため、元日本兵でもう1人の主人公である杉元と共に、隠し金塊の謎へと挑んでいる。

Read Article

松田平太(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

松田平太(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

松田平太(まつだ へいた)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人である。砂金の専門知識を持ち、北海道での砂金の採取に情熱を燃やしている。だが、その本性は多重人格の殺人鬼である。自分がかつて同居していた長兄夫婦、次兄、父親、ヒグマの人格を持つ。自分の家族がヒグマに襲われて殺され、自分もヒグマに襲われて殺される幻覚を見る。その後、自分の体をヒグマに乗っ取られて人を襲って食べるという異常な殺人を行う。

Read Article

白石由竹(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

白石由竹(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

白石吉竹(しらいしよしたけ)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。通称「脱獄王」の異名を持つ天才的な牢破りである。脱獄する際は看守を騙す詐術や狭い隙間を通るための関節外しなど、脱獄のための多彩な技術を持つ。体には金塊の隠し場所を描いた刺青が彫られており、同じ刺青が描かれている囚人の皮を集めるとありかが分かるようになっている。金塊の手掛かりとなる刺青を持つ囚人たちを探して、北海道で出会った仲間達と共に旅を続けている。

Read Article

関谷輪一郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

関谷輪一郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

関谷輪一郎(せきや わいちろう)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。24人の刺青囚人のうちの1人である。際立った戦闘力は無いが狡猾さと独自の信仰心を持ち、他人の命を「試練」と称し運任せで毒殺する異様な殺人を繰り返し投獄される。脱獄後は北海道の阿寒湖のほとりで刺青人皮を巡り土方一派を狙う。一時は土方と牛山を持ち前の狡猾さで戦うことなく倒して生き埋めにした。しかし仲間の門倉とキラウシの活躍で復活した土方に逆襲され力尽きる。

Read Article

奥山夏太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

奥山夏太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

奥山夏太郎(おくやま かんたろう)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している「土方一派」と呼ばれる組織の一員。 北海道のヤクザの若衆だったが、ある時土方歳三と出会い、その覇気溢れる様に魅了される。同じ若衆だった亀蔵と共に出奔し、土方を追いかけてその一派に加わり、部下として金塊争奪戦に関与する。一方で「土方に認めてもらいたい」との思いからたびたび無茶なスタンドプレイに走る“血気盛んな若者”としての側面を持ち、その都度幸運によって生き延びている。

Read Article

辺見和雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

辺見和雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

辺見和雄(へんみ かずお)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、体に刺青を掘られた24人の囚人のうちの1人。この刺青は埋蔵金の手掛かりとなっていて、多くの人や組織に狙われている。表向きでは人当たりがいいが、その正体は日本各地で100人以上を殺してきた殺人鬼。幼少期にイノシシに無残に食い殺された弟の死に方に憧れ、自分を残酷に殺してくれる人を求めている。辺見の刺青を狙う主人公・杉元佐一と死闘を繰り広げた後、シャチに海に引き摺り込まれた。想像を超える死に方ができて満足気だった。

Read Article

花沢勇作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

花沢勇作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

花沢勇作(はなざわ ゆうさく)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、尾形百之助の異母兄弟。清廉潔白な人格で周囲の人々に愛された美男子だ。日露戦争の二〇三高地で味方を鼓舞する旗手を務めていたが戦死し、物語の開始時点では既に故人となっている。敵に殺されたのではなく、後方にいた尾形が狙撃した。将校である父が芸者に産ませた子どもである尾形を、階級が下であるにも関わらず「兄様」と呼んで慕っていた。金塊争奪戦を引っ掻き回す尾形の前に、たびたび幻覚として現れる。

Read Article

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

いご草(いごぐさ)ちゃんとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物である。第七師団で鶴見篤四郎の腹心である月島基の幼馴染で元恋人である。将来を誓い合う仲だったが、両親に騙され、三菱財閥幹部の息子と結婚。東京へ移住し、幸せな家庭生活を送る。だが真実を知らない月島は、実の父親が「彼女を殺した」と誤解し、父親を殺害して死刑囚となってしまう。いご草ちゃんは月島にとってかけがえのない存在だった。それに目を付けた鶴見は彼女の存在を利用し、月島を忠実な部下に育て上げ、共に金塊争奪戦に身を投じていく。

Read Article

牛山辰馬(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

牛山辰馬(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

牛山辰馬(うしやま たつうま)とは、『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、アイヌの隠し金塊の在処を示す刺青を施された囚人の1人にして柔道の達人である。大柄で屈強な肉体に石頭、独特な耳の形状が特徴的な人物である。金塊を狙う土方歳三に協力し活動する。「不敗の牛山」の異名を持ち、様々な強敵をその卓越した柔術と怪力で組み伏せる。白兵戦では作中最強の男である。普段は紳士的だが極度の女好きでもあり、一定期間女を抱かないと男だろうと老人だろうと見境なく襲い掛かる一面を持つ。物語序盤から終盤にかけて活躍した。

Read Article

土方歳三(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

土方歳三(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。

Read Article

ウイルク(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ウイルク(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

Read Article

フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

Read Article

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

Read Article

門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

Read Article

岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

Read Article

マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

Read Article

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

Read Article

津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

Read Article

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

Read Article

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

Read Article

目次 - Contents