カードキャプターさくら（CCさくら）の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

さくらが学校へ向かう途中、いつもの通学路が工事で通行止めになっていた。仕方なく回り道をすると、月峰神社という名前の大きな神社を見つける。学校でクラスメイトに神社のことを話すと、神社好きの奈緒子が月峰神社の存在を知っていた。お守りがよく効くと有名らしく、さくらは放課後に恋愛のお守りを買いに行くことにした。神社へ向かう途中、急いでいたさくらは曲がり角で女性とぶつかってしまう。とても綺麗な女性で驚きつつも謝るさくら。するとその女性は、「…何か欲しいものがあるの？ざんねん、きょうは手に入らないわ」と意味深なことを呟き去っていった。不思議に思いながらも神社へ向かうと、神社は閉まっていて本当にお守りを買うことができなかった。歌帆との出会いでさくらの運命も変わっていく。

「…あした会えるわ そのとき教えて」

桃矢が中学生の時、通りすがりの歌帆が「見えるの？」と声をかけてきた。桃矢と同じで、目に見えないものが見える歌帆。桃矢の視線の先にあったものは、悪いものではないと教えてくれた。桃矢が名前を聞こうとすると、「…あした会えるわ、そのとき教えて」といい去ってしまう。翌日、教育実習生として歌帆は桃矢の前に現れたのだった。まだ幼い桃矢と歌帆の出会いのシーンである。

「わたしはあなたにこれを渡すために帰ってきたの」

ユエとの戦いに苦戦するさくら。とどめを刺される瞬間、クロウカードはさくらを守るために盾になってくれた。その姿を見た歌帆は、さくらの元へ近寄る。「余計な手出しをするな」と言うユエに、歌帆は「クロウ・リードから渡すものがある」と告げる。驚くユエとケロちゃんに、歌帆は事の経緯を説明する。占い師だったクロウは、この出来事を全て予知していたのだ。クロウの作った鈴を、クロウカードの主候補に渡すため、月峰神社に預けたのだという。かつて鈴に触れた歌帆はすぐに状況を悟り、この鈴を必要とするものが現れるのを待っていた。鈴を渡すのが自分の役目だといい、その瞬間がついに来たのだ。「わたしはあなたにこれを渡すために帰ってきたの」と、歌帆が役目を果たすシーンである。

大道寺知世の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「やはり 特別なことをするときには それなりの服を着るべきですわ！」

ある朝、さくらは校門で親友の知世と会う。彼女はさくらがカードキャプターとしてクロウカードを集めていることを知っている唯一の友人である。
さくらがカードキャプターになった当初から、知世は衣装を作ってさくらの活躍をビデオに収めるのがお約束になっているのだ。衣装へのこだわりが強く、稀に立ち会えずさくらが着用できなかった時は本気で落ち込んでしまう。「やはり特別なことをするときには、それなりの服を着るべきですわ！」という持論を持ち、さくらとケロちゃんの活動を陰ながら支えている。知世の存在と、知世の作る衣装でさくらは元気と勇気をもらっているのだった。

「きっと さくらちゃんとは違う意味の 『好き』ですけど」

運動会の日に「花（フラワー）」のクロウカードを封印したさくらと知世。グラウンドに戻るとさくらの父・藤隆と知世の母・園美の姿がなかった。校舎裏に行ったと雪兎から聞かされ追いかけると、2人は揉めているようだった。「花」のカードを使い2人に撫子の花を贈ると、園美は大好きだった撫子を思い出して涙する。撫子を誰よりも想っていたと言う園美の気持ちに、藤隆は気がついていた。園美が撫子のことを大好きだと知り喜ぶさくら。その様子を見た知世は、さくらに「わたしもさくらちゃんが大好きですのよ」と告げる。さくらも同じように「わたしも」と返すが、知世は「きっとさくらちゃんとは違う意味の『好き』ですけど」と呟く。知世の内に秘めたさくらへの想いが明かされたシーンである。

「さくらちゃんならきっと見つけてくださると思っていましたから」

放課後、知世の家に遊びにきたさくらと小狼。知世は小狼に、まだ気持ちを伝えないのかと聞く。さくらの雪兎への気持ちや、タイミングが合わないこともあり小狼は気持ちを伝えられずにいた。さくらが知世の衣装を身に纏い部屋に入ってきたとき、突然クロウの気配を感じる。急いで気配の元へ行く3人に、ケロちゃんも合流する。クロウの気配がしたのはさくら達の学校で、教室の中に入ったが特に変化は見られなかった。他の場所を探そうと教室のドアを開けると、ドアの外は廊下ではなく別の教室に繋がっていた。ドアの外が別の部屋とつながる奇妙な術の中に閉じ込められてしまったさくら達。出口を探している途中、知世が美術室に残され離れ離れになってしまった。知世と離れて動揺するさくら。小狼はさくらを落ち着かせながら、なんとか知世の元へ行く方法を考えようと言う。しかし、何も浮かばず時間だけが過ぎていった。その時、悩むさくらの耳に知世の歌声が聞こえてきたのだ。絶対に知世を見つけると心を決めたさくらの前に、自身の影が見えた。ひらめいたさくらは「影（シャドウ）」のカードを使い、歌声の聞こえる教室まで走る。扉を上げるとそこには歌う知世の姿があった。「一人でこわかったでしょう」と抱き着くさくらだったが、知世は落ち着いていた。「さくらちゃんならきっと見つけてくださると思っていましたから」と、知世は危険にさらされても、さくらが必ず自分を助けてくれると信じ続けていたのだった。

「さくらちゃんのほんとうの心は さくらちゃんにしかわかりません」

小狼に「好きだ」と告白されてから、自分の気持ちがわからなくなってしまったさくら。知世に相談すると、人は自分の心のことが一番わからないものだと言う。そして、「さくらちゃんのほんとうの心は さくらちゃんにしかわかりません」とさくらに伝えた。さくらの中に答えがもうあるから大丈夫だと、知世は優しくさくらの背中を押したのだった。

柊沢エリオルの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「生まれるまえに 会っているのかもしれない」