名前をなくした女神(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『名前をなくした女神』とは、2011年4月から6月までフジテレビ系列で放送された、杏主演のママ友たちのドロドロした関係をテーマにしたテレビドラマ。キャッチコピーは「ようこそ、ママ友地獄へ。」。新たに引っ越して来た秋山一家の主婦侑子と息子の健太は、幼稚園のママ友との確執や事件に巻き込まれていく。お受験を控えたママ友たちの間で繰り広げられる嫉妬、見栄、嘘、裏切りなど、複雑な人間関係を描いている社会派ドラマである。本作は杏の連続ドラマ初主演であり、EXILEのKEIJIのドラマ初出演作でもある。
メールが届く直前、真央が携帯電話を操作しているところを目撃した侑子は真央を問い詰めるが、彼女は開き直った。侑子は「人が不幸になることを考えるより、自分が幸せになる方法を考えた方がいいよ!」と叫ぶ。
事件を受けて、幼稚園では緊急の保護者会が開かれることになった。結城は、レイナとの件は誤解だと説明し、結婚を予定しているのでもも組の卒園式後に実家近くの幼稚園に移るつもりだったから、その時期を早めることで責任を取りたいと皆に告げ、幼稚園を去って行った。
圭は利華子との生活に限界を感じていた。嫉妬深くて携帯をチェックしたり、いつも圭のやることを見張っている生活が続いていたからである。ある日、圭の服を片付けようとした利華子は、圭がサインした離婚届を見つけてしまう。
カフェでお茶をする侑子と利華子。侑子はバザーでドールハウスを出品していたが、それを見たゆり組の矢崎鞠(やざきまり)の母親から、夫が経営するインテリアショップで販売したいと言われた話をすると、利華子はハッとした顔で侑子を見た。侑子の良き理解者であった利華子は侑子に嫉妬していた。
裏切り
利華子は明峰学園幼稚舎の願書用に家族写真を撮りに行った。しかし、圭が離婚届を用意していたことがショックで上手く笑顔を作れない。願書を書く際も失敗して駄目にしてしまう。利華子は侑子に頼んで余分な願書を譲ってもらった。
その時侑子の携帯が鳴り、実家の父親が倒れたという知らせが入った。利華子が侑子の代わりに願書を出しておくと申し出たので、その好意に甘えて侑子は願書を利華子に託し、実家へと急いだ。
後日、利華子の家での仕事の帰り道、後から空斗(くうと)が侑子を追いかけてきた。空斗は破かれた健太の願書を渡しながら、「ママがやった」と涙ながらに謝った。翌日は願書提出の締め切り日。利華子を本当の友達だと信じていた侑子は愕然とした。
急いで東郷チャイルドスクールに駆け込んだ侑子は百合子に願書が余ってないかと相談した。百合子は何とか手を尽くしてみると言った。ちょうどその時、百合子から話を聞いたちひろが願書を持ってやってきた。ちひろは侑子に遊園地で健太を連れ去ったことを土下座して謝った。
そしてチャイルドスクールで入試直前セミナーが行われた。そろそろ受験票が届く時期だと百合子が保護者たちに話すと、レイナが「昨日届きました」と答えた。百合子が侑子に無事届いたかと確認すると侑子は、まるで横の利華子に聞かすかのようにきっぱりと「はい。届きました。」と答えた。
当然「届いていない」という答えが帰ってくると思い込んでいた利華子の目が光る。
新たな地獄へ
明峰学園の入学試験日、健太、爽、彩香はそれぞれ緊張した面持ちで試験を受けている。そして2日後インターネットで合否を確認する侑子、ちひろ、レイナ。健太と爽は合格したが、彩香は補欠3番だった。彩香は泣き出し、レイナに謝ろうとしたがレイナは彩香を慰めた。
明峰から入学手続きの案内が届かないことを不審に思った侑子。ある日、留守電に明峰学園事務室から入学辞退の電話をもらったことの確認だと言うメッセージが残されていた。利華子の仕業と知った侑子は利華子を問いつめたが、シラを切るのであった。
名古屋支店に転勤を命じられた英孝。部下の女性からセクハラ疑惑の罠に陥れられた日、偶然バス停で女子高生が担任の男性教師をセクハラの罪をでっち上げてクビにさせようと電話で話しているのを聞き、自分が陥れられた状況と重なってその女子高生に対する憎しみを押さえられずにバスでその女子高生を痴漢してしまった。ちひろは偶然その現場を見てしまったのであった。理由はどうあれ、許されないことをしたと反省する英孝はちひろに離婚届を渡すが、ちひろは爽と待っていると約束した。
キャバクラのアルバイトからの帰りが遅くなった真央が家に帰ると、ポットのお湯で床が水浸しになっているが、羅羅がいない。連絡を受けて病院に駆けつけると、羅羅のベッドの傍らに陸がいた。真央が留守の間に火傷を負っていたのだ。生活費のためにキャバクラのバイトは仕方なかったと真央が言い訳すると、陸は真央の頬をビンタして「現実を見ろよ」と怒鳴りつけた。
3月になって拓水はやっと再就職先を確保することが出来た。卒園した健太、爽、羅羅、海斗、彩香。進藤一家は栃木に帰ることになった。利華子は侑子に、健太の受験票を出さなかったことと入学辞退の電話をしたことを泣きながら詫びた。
彩香はレイナの母校山吹女子学院、海斗は空斗と同じインターナショナルスクールに、羅羅は栃木の小学校に通い出した。健太と爽が通う明峰学園幼稚舎は、保護者会を控えている。新しいママ友の世界がまた始まるのであった。
『名前をなくした女神』の登場人物・キャラクター
主要人物
秋山 侑子(あきやま ゆうこ/演:杏)
本作の主人公。快活で明るく前向きな性格である。息子の健太を出産後も仕事を続けていたが、リストラに遭い不本意ながら専業主婦となる。引越先のひまわりの子幼稚園でママ友と出会ったことを機に健太に小学校のお受験させる事を決意するが、ドロドロしたママ友に関係に悩まされて追い詰められていく。
安野 ちひろ(あんの ちひろ/演:尾野真千子)
ひまわりの子幼稚園のママ友の1人。秋山侑子の元同級生でありながら、その存在を忘れられていたことを恨み様々な嫌がらせをする。自分の家庭生活がうまくいかないこともあって心を病み、追い詰められて侑子の息子である健太を誘拐して危害を加えようとした。夫のセクハラ疑惑の噂が幼稚園で広まったことで人前に出られなくなり、家に閉じこもるが徐々に変化を見せる夫を見ながら本来の姿を取り戻していく。
進藤 真央(しんどう まお/演:倉科カナ)
宇都宮市出身のひまわりの子幼稚園のママ友。無理をして高級タワーマンションの2階にある最も狭いワンルームを購入したが、そのローン支払いで家計は常に苦しい。同じマンションに住むレイナに憧れており、ママ友になれたことが嬉しくて仕方がない。ローン返済のためにキャバクラでアルバイトを始めるが、娘の羅羅に寂しい想いをさせてしまう。その後、幸せに対する自らの価値観の誤りに気づき、背伸びした生活をやめて地元に帰る決意をする。
沢田 利華子(さわだ りかこ/演:りょう)
引っ越しして来た侑子の良き理解者であるママ友であり、さっぱりとした性格であった。侑子とはすぐに打ち解けて親友となったが、仲良くなるにつれて理想の家庭を築く侑子に嫉妬心を覚え、最後には侑子を裏切ってしまう。その友情には亀裂が入り、その後謝罪したが侑子との友情は取り戻せなかった。
本宮 レイナ(もとみや れいな/演:木村佳乃)
カリスマ主婦読者モデルをしているセレブ。夫とは不自由無い暮らしをしているが、セックスレスになったことを深く悩んでいる。お受験に対して執着があり、娘の彩香の小学校受験を成功させるべく厳しく勉強させて塾に通わせている。育ちが良く、小学校から大学までエスカレーター式の名門私立山吹女学院に通い、卒業後は外資系企業の秘書として勤務した。
秋山家
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目次 - Contents
- 『名前をなくした女神』の概要
- 『名前をなくした女神』のあらすじ・ストーリー
- ママ友地獄へようこそ
- ちひろの怒り
- 子供同士の争い
- 真央の陰謀
- セクハラ事件
- 誘拐事件
- それぞれの悩み
- ひまわりの子バザー
- 利華子の嫉妬
- 裏切り
- 新たな地獄へ
- 『名前をなくした女神』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 秋山 侑子(あきやま ゆうこ/演:杏)
- 安野 ちひろ(あんの ちひろ/演:尾野真千子)
- 進藤 真央(しんどう まお/演:倉科カナ)
- 沢田 利華子(さわだ りかこ/演:りょう)
- 本宮 レイナ(もとみや れいな/演:木村佳乃)
- 秋山家
- 秋山 拓水(あきやま たくみ/演:つるの剛士)
- 秋山 健太(あきやま けんた/演:藤本哉汰)
- 安野家
- 安野 英孝(あんの ひでたか/演:高橋一生)
- 安野 爽(あんの そう/演:長島暉実)
- 進藤家
- 進藤 陸(しんどう りく/演:五十嵐隼士)
- 進藤 羅羅(しんどう らら/演:谷花音)
- 沢田家
- 沢田 圭(さわだ けい/演:KEIJI)
- 沢田 海斗(さわだ かいと/演:内田淳貴)
- 沢田 空斗(さわだ くうと/演:今井悠貴)
- 本宮家
- 本宮 功治(もとみや こうじ/演:平山浩行)
- 本宮 彩香(もとみや あやか/演:小林星蘭)
- 本宮 奈津恵(もとみや なつえ/演:山本道子)
- 深沢家
- 深沢 雅美(ふかざわ まさみ/演:安達祐実)
- 深沢 翔(ふかざわ かける/演:溝口怜冴)
- 深沢 尚樹(ふかざわ なおき/演:趙珉和)
- 木島家
- 木島 なのは(きじま なのは/演:春日香音)
- 木島 弥生(きじま やよい/演:笠木泉)
- 岸本家
- 岸本 涼羽(きしもと りょう/演:笹原尚季)
- 岸本 ゆかり(きしもと ゆかり/演:春木みさよ)
- ひまわりの子幼稚園
- 結城 広己(ゆうき ひろみ/演:萩原聖人)
- 京香(きょうか/演:米澤史織)
- 青木 恵那(あおき えな/演:行木瀬声)
- 矢崎 里子(やざき さとこ/演:秋本祐希)
- 矢崎 鞠(やざき まり/演:中山凛香)
- その他の人物
- ユキ(ゆき/演: 葵)
- 加藤 弓恵(かとう ゆみえ/演:中島ひろ子)
- 加藤 美也(かとう みや/演:小泉彩)
- 東郷 百合子(とうごう ゆりこ/演:夏木マリ)
- 『名前をなくした女神』の用語
- ひまわりの子幼稚園
- 東郷チャイルドスクール
- ドールハウス
- 『名前をなくした女神』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 雅美「母親だって人間よ」
- 健太「僕がいじわるされたって言ったらお父さんとお母さんが悲しいから」
- 拓水「同じ家族でも1人1人違う人間なんだ」
- 『名前をなくした女神』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 本作のタイトル名は、ママ友が名前を呼ばれないことから付けられた
- 秋山家のマンションは埼玉県ふじみ野市に存在
- ストーリーと設定が角田光代の『森に眠る魚』に似ている
- 『名前をなくした女神』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):Alice「moving on」
- ED(エンディング):アンジェラ・アキ「始まりのバラード」