スタジオジブリ制作映画のキャラクター情報を一挙にまとめて公開!初めて見る人にもおすすめ

本記事ではスタジオジブリ制作映画に登場するキャラクターたちの詳細な情報を、まとめて紹介している。記事中では作品のキャッチコピーや興行収入などの評価、各キャラクターたちの簡単なプロフィール情報を記載した。まだジブリ映画を見たことが無いという人は、予備知識としてぜひ記事をチェックしてみてはいかがだろうか。

出典: a0.att.hudong.com

荻野 悠子

声の出演:沢口靖子

千尋の母親。不思議の町に迷い込んだ際、夫につられて勝手に食事に手をつけてしまい、夫と一緒に豚の姿に変えられてしまう。

作中で名前は明らかになってはいない。さり気なく夫に寄り添う仕草を見せる一方で、娘の千尋に対してはドライに振る舞う。夫同様、最終的に元の姿に戻った。モデルはジブリ出版部に勤務する女性。

出典: www.cia.edu

カオナシ

声の出演:中村彰男

黒い影のような物体にお面をつけたような存在。お面のような顔の下に口腔があり、それを使い、他人を呑み込んでその声を借りて話す以外にコミュニケーションが取れない。手からなんでも出す力を持つが、それはただの土くれが化けているものに過ぎない。

油屋に現れ、砂金を餌に従業員達を丸め込み、大量に料理を作らせて暴飲暴食し巨大化した。その後千尋を呼び出し、対面するが彼女に拒絶され、更にニガダンゴを食べさせられた怒りで暴走し、千尋を追いかけている途中に飲み込んだ人々を全て吐き出し、元の姿に戻る。

ハウルの動く城

ハウルの動く城

公開:2004年11月20日
上映時間:119分

興行収入:196億5000万円

テレビ放送回数:5回

キャッチコピー
「ふたりが暮らした。」

魔女の宅急便以来の、他者原作の映画。ハウル役の声優をSMAPの木村拓哉が務めたことでも話題となった。

出典: cityregendxxx.com

ソフィー・ハッター

声の出演:倍賞千恵子

父親が残したファニーの経営する“ハッター帽子屋”で、お針子として働いている。ハウルにより関わった荒地の魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった事から、呪いを解くヒントを求めて家出し、ハウルの城に掃除婦として居座るようになる。

地味な容姿の自分に劣等感があり、やや卑屈。老婆になってからは手足はしわくちゃ、歩けば足腰が痛むようにはなったが、唯一歯だけは丈夫なままである。序盤の元の姿や、王宮でサリマンに啖呵を切った一瞬は茶色掛かった黒髪だったが、呪われて以降はエンディングまでハウル曰く「星の光に染まっている」ような銀髪。

ハウル

声の出演:木村拓哉

「美女の心臓を食べてしまう」と町で噂されている、魔法使いの美青年。サリマン曰く、後継者としての期待も掛けられる程に素晴らしい才能を持つ魔法使いだったが、その実態は見栄っ張りで弱虫であるなど精神的に未熟な面が目立っていた。

序盤では金髪だが、ソフィーの掃除による手違いで魔法が解けて黒髪になってしまい当初は落ち込んでいたが、立ち直ってからは気に入ってそのままにしている。瞳の色は青。

出典: pbs.twimg.com

マルクル

声の出演:神木隆之介

外見は8〜10歳程度の、ハウルの弟子の少年。外出時や魔法関連の客の相手をする時には、マントを羽織りフードを被ることで長い口髭を生やして顔を変え、小柄な老人に変装する。

当初は背伸びをして大人ぶった振る舞いをしていたが、やがてソフィーに懐き、年齢相応の子供っぽさを見せるようになる。イモと魚が嫌い。

出典: neoapo.com

荒地の魔女

声の出演:美輪明宏

50年前に悪魔と契約した事から、王宮を追放された魔女。黒い毛皮をあしらったドレスに宝石と、身なりこそ裕福な婦人のようだが、輿に体を押し込んでやっと乗れるという程の肥満体型。粘液状の黒い人型の使い魔なしでは、何をするのも一苦労という様子。

サリマンから送られた葉巻がきっかけで鋭い洞察力を発揮したり、サリマンの企みを看破するなどかつての片鱗を見せ、恋に悩むソフィーに助言をしたりエンディングでは彼女の想いを受け止めてハウルの心臓を託すなど優しい面が目立つようになり城の住民からも信頼される。

出典: www.sanctio.jp

サリマン

声の出演:加藤治子

マダム・サリマンとハウルが呼ぶ、師匠。魔法学校の校長であり、宮廷に仕える王室付き魔法使いでもある、豊かな銀髪をシニヨンにした車椅子の老婦人。聡明で温厚な女性ながら、ハウル以上に強大な魔力を持つ魔女。

国王の背後ですべてを操る黒幕的人物でもあるようだが、戦争に完全に賛成している訳ではなく、ヒンからの映像で戦争終結を決意する。

レティー

声の出演:香月弥生

街の中心部に位置するカフェ・チェザーリで働く看板娘で、ソフィーの妹。お洒落な美人で、街中の男達のマドンナ。長女という固定観念から、帽子店を継ぐ事に囚われているソフィーを心配している。

原作によれば、勤め先やマドンナという立ち位置は寧ろ三女・マーサであり、原作通りな点は容姿のみ。本作でのマーサは、「ハウルに心臓を食べられた女の子」の名として噂話に登るのみである。

ファニー

声の出演:八十川真由野

レティーによく似た、ソフィーの義母。帽子店の経営者だが店はソフィーに任せっきりで、いつも出掛けている。ソフィーの家出後、店を畳んで資産家の男性と再婚する。

閉店後の帽子店が住居として使われているのに気付いて来訪し、ソフィーと再会。ソフィーの老婆姿にも驚かずに再会を喜ぶが、実は来訪はサリマンの命であり、罪悪感を覚えつつも“覗き虫”入りの巾着袋を置いていく。

ヒン

声の出演:原田大二郎

サリマンの使い魔の犬―使い犬。ハウルの様子を探る為に、王宮から動く城へのソフィーの帰還に便乗するが、ソフィー達にすっかり懐いていてしまい、ラストではサリマンから「浮気者」と言われてしまう。

階段も自力では昇れない程の老犬だが、耳を羽ばたかせて空を飛ぶことが出来る。よく見ると鳥のような足をしている。サリマンの手元にある水晶玉へ、自身の視界やその周辺の映像を送る事ができ、ハウルとソフィーの仲がハッピーエンドになった事も報せた。

カルシファー

声の出演:我修院達也

ハウルと契約を交わした、火の悪魔。それによりハウルの心臓を貰うが、対価としてハウル自身と動く城に魔力を供給しており、常に城のかまどに括られて使役されている。また、その契約からカルシファーの生死はハウルのものと直結している。

水に弱く、おだてに弱いお調子者。普段は無機物でも有機物でも食べるが、燃やすものが無くなると消えてしまう。人の体の一部を代償に大きな魔力を生み出す事ができ、終盤ではソフィーのおさげ髪を食べて一気にパワーアップした。

出典: stat.ameba.jp

カブ

声の出演:大泉洋

頭部にカブを用いたカカシ。荒野で生け垣に引っ掛かっていた所を救ってくれたソフィーに懐いてついていき、共に動く城の住人となる。言葉は話せないが、自分の意思でホッピングのようにピョンピョンと飛んで動き、何かと助けになる。

正体は、強力な魔法で姿を変えられていた隣国の美しい王子。ソフィーを庇って壊れてしまうが、お礼のキスによって呪いが解ける。しかし、ソフィーへ抱いた淡い想いは、ハウルとの仲を思い、心変わりを待つと言い残して戦争終結に向け、国へ帰って行く。

崖の上のポニョ

出典: st.cdjapan.co.jp

崖の上のポニョ

公開:2008年7月19日
上映時間:101分

興行収入:155億5000万円

テレビ放送回数:3回

キャッチコピー
「生まれてきてよかった。」

海沿いの街を舞台に、「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5歳の少年・宗介の物語。大橋のぞみが歌う主題歌も高い人気を博した。

出典: www.okcmoa.com

ポニョ

声の出演:奈良柚莉愛

魚の女の子。本名は「ブリュンヒルデ」。フジモトとグランマンマーレの娘。外界に強い興味を持ち、フジモトの目を盗んで家出を試みるが、頭がジャムの空き瓶に嵌って困っていた所を宗介に助けられ、ぽにょっとした体型から「ポニョ」と名付けられる。

宗介の血液を舐めて半魚人になる力を得、珊瑚の塔からの脱走の際に、深奥部の井戸の「生命の水」を浴びて、人間への変身が可能となった。魔法を使うと、体力を急激に消耗して半魚人に戻ってしまい眠ってしまう。

宗介

声の出演:土井洋輝

保育園「ひまわり園」に通っている5歳の少年。明るい性格で正義感が強く、崖の下で出会ったポニョを守ろうと奮闘する。実の両親を呼び捨てで呼ぶ。

5歳児にしては様々な知識を持ち合わせており、古代魚の名前を言えたり、モールス信号を使って航行中の船舶に信号を送るなどの技能を身につけている。名前は、夏目漱石の小説『門』の主人公「崖の下の家にひっそりと暮らす野中宗助」から取られていると言う。

出典: pbs.twimg.com

リサ

声の出演:山口智子

耕一の妻で、宗介の母。宗介と耕一から「リサ」と呼ばれている。保育園の隣にあるデイケアサービスセンター「ひまわりの家」で働く。「リサ・カー」と呼ばれる軽自動車で、海沿いのワインディングロードを駆け抜ける。

スーパーでの買出しの大荷物を軽々と持ち上げる力持ちで、無鉄砲な所もある。夫が帰れなくなると不貞寝したり、信号灯のモールス信号で罵倒したりする。

出典: i.gzn.jp

耕一

声の出演:長嶋一茂

リサの夫で、宗介の父。宗介とリサから「耕一」と呼ばれている。内航貨物船「小金井丸」船長。

仕事柄、家を留守にしていることが多いが、家族を愛しており、宗介を自慢の息子と思っている。

フジモト

声の出演:所ジョージ

ポニョの父。かつては人間だったが、人類の破壊性に愛想を尽かし、現在は海の眷属として生きる魔法使い。自身の経験からポニョの人間界への興味に反対を示しており、ポニョおよびポニョの妹達には反抗心を持たれている。

鼻は高く、ポニョと同じく髪は赤毛で、スマートな長躯の持ち主である。皺が多く、珍妙な化粧をしている。海中、陸上問わず、ストライプの入ったジャケットを着こなし、時に上着をマントのように羽織っている。

出典: reverseshot.org

グランマンマーレ

声の出演:天海祐希

ポニョの母で、フジモトの妻。フジモトにとって頭が上がらない存在である。公式設定では海なる母とされており、海全体の女神のような存在。海中での光り輝く姿を見た船員らからは「観音様」と呼ばれていた。

大きさを人間大から大型船超まで自由自在に変えることが出来る。神であるため、美しい容貌のまま何時までも歳を取らない。フジモトとは対照的にポニョの人間への興味を支持しており、ポニョからもよく慕われている。

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エヴァンゲリオンシリーズの機体とパイロットまとめ

エヴァンゲリオンシリーズの機体とパイロットまとめ

『新世紀エヴァンゲリオン』とはGAINAXによるアニメ作品、及びそこからメディア展開された作品である。14歳の少年少女が、巨大な人造人間エヴァンゲリオンに乗り込み、使徒と呼ばれる謎の敵と戦うのが主軸。そこに聖書や心理学の要素を絡めた実験的な作風や人間ドラマが人気を呼び、社会現象にまでなった。2007年には「再構築」として『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズが公開された。今尚アニメ界で異彩を放つ作品である。

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エヴァンゲリオンシリーズのWILLE(ヴィレ)まとめ

エヴァンゲリオンシリーズのWILLE(ヴィレ)まとめ

WILLE(ヴィレ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場する組織で、反NERV(ネルフ)を掲げて行動する軍事団体。NERVによるフォースインパクトの阻止を目下最大の目標として活動している。 サードインパクトによって世界各国がほぼ壊滅した中、元NERVの職員や軍と民間の有志によって結成された混成部隊。それだけに兵器を扱い慣れている者もいればそうでない者もいるなど練度はまちまちである。組織のイメージカラーは青で、構成員はこの色のバンダナを身に着けている。

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エヴァンゲリオンシリーズの伏線・謎まとめ

エヴァンゲリオンシリーズの伏線・謎まとめ

社会現象にまでなったアニメ『エヴァンゲリオン』シリーズには、複雑怪奇な謎と詳細に語られることなく終わった設定や伏線が数多く存在する。それらは強烈な魅力ともなったが、「誰が何をしたいのかよく分からない」との評価の原因にもなった。 世界を滅ぼしかけたセカンドインパクトの真実。汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンの正体。使徒たちはどこから現れたのか。人類補完計画の全貌とその目的。綾波レイや渚カヲルは何者なのか。ここでは、『エヴァンゲリオン』シリーズで描かれた伏線と謎について紹介する。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとは、1995年制作のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を原作とした劇場版アニメ。総監督庵野秀明を始めとして、ほとんどの声優やスタッフがテレビアニメシリーズに引き続き制作を手掛けている。単なるリメイクではなく「再構築(リビルド)」と位置づけ、14歳の少年少女が人型兵器エヴァンゲリオンに乗って謎の使徒と戦うという大本の設定は同一ながら、中盤から全く新しい展開を見せている。2021年にシリーズ完結作となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が公開された。

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新世紀エヴァンゲリオン・旧劇場版の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

新世紀エヴァンゲリオン・旧劇場版の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『新世紀エヴァンゲリオン』は1995年に製作された庵野秀明監督によるロボットアニメ作品。巨大な人造人間である「エヴァンゲリオン」のパイロットである14歳の少年少女たちと、謎の敵「使徒」との戦いを描く。謎めいたストーリー展開、今までにない独特の世界観から社会的ブームを巻き起こした。それぞれの個性的なキャラクターたちから印象深いセリフが放たれている。

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