【進撃の巨人厳選名作SS】サシャ「新宿の巨人」ジャン「東南口」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。なせか地下の食糧庫が異世界とつながってしまい、調査兵団は現代の新宿へと壁外調査に行くことに。今回はサシャ、ジャン、コニーの3人組が中心です。

サシャ「新宿の巨人」ジャン「東南口」

出典: tegaki.pipa.jp

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 21:47:26 ID: BOkfWBrw

エルヴィン「諸君ら104期を呼び出したのは他でもない。明日一日かけて遠征調査に行ってもらう」

一同 ザワ

サシャ(私たちが初参加する壁外調査は2週間後のはずでは……?)

エルヴィン「調査と言っても壁外ではない。この世界の外だ」

サシャ(!?)

エルヴィン「昨日、地下の食料庫の荷台に乗り……なんやかんやでつきあたりの壁につっこむと」

エルヴィン「異世界に行けることが判明した」

サシャ(さすが食料庫です!)

2 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 21:53:50 ID: BOkfWBrw
新宿駅周辺を舞台にした調査兵団104期の一日。
サシャ視点、主にジャンとの話。

単体でも読めるように頑張りますが、以下ssと同日の話。

もっとわかりやすくしたいな…地道に成長するつもりです。

renote.net

renote.net

3 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 21:54:56 ID: BOkfWBrw
エルヴィン「昨夜、ハンジとリヴァイが荷台で遊んでいた際に発見した」

リヴァイ「エルヴィンお前もだろ」

ハンジ「レースで負けたからって、情報操作はよくないよ~」

サシャ(優勝商品はやはり食べ物だったんでしょうか)

エルヴィン「この世界ではない、未来世界に存在する極東の島国に繋がった」

エルヴィン「早急な調査が急務である。この世界にとって有益な情報が得られるかもしれない」

エルヴィン「よって諸君ら104期の中から志願者を募り、スパイを送ることを決定した」

ジャン「なんだよそれ」

コニー「非科学的じゃねえか」

サシャ「コニー、キャラがぶれてます」

エルヴィン「志願者は明日、その荷台に乗り、目標の地域の最重要人口密集地帯に送られる」

エルヴィン「シンジュク駅という巨大なダンジョンだ」

エルヴィン「そこで君たちには現地の人間や文化を偵察してきてほしい」

4 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 21:56:05 ID: BOkfWBrw
クリスタ「偵察……見るだけでよいのですか?」

ユミル「戦闘が起こる可能性は?」

ハンジ「私が昨日事前調査に行ってきたけど、基本的に治安はいいし確率は極めて低いと思うよ」

ハンジ「皆格闘術を心得ていないもやしっ子みたいだったしね」

ハンジ「まあ難しいことはさておいて、純粋に未来の異国を楽しんでくるといいよ」

ハンジ「ただ、シンジュクダンジョンは現地の人間でさえ飲み込む迷宮だよ……気をつけてね」

一同 ゴクッ

エルヴィン「以上だ。志願者は明日9時ここに集合」

エルヴィン「約1時間ハンジより向こうの情報を聴講したのち10時出発だ。それでは解散したまえ」

サシャ(異世界、ですか……)

5 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 22:07:46 ID: BOkfWBrw

――深夜 食堂

ガチャ

サシャ「!」

ジャン「んあ?」

サシャ「こんばんは」ニコ

ジャン「こんな夜遅くに食堂に何の用だ」

サシャ「眠れなくて」

ジャン「お前が?」ゾッ

サシャ「私をなんだと思っているんですか」

ジャン「まあ大方予想はつくな。食いもんならあっちだぞー」シッシッ

サシャ「はは、そうでしたね。間違えました」

ジャン「……」

サシャ「ジャンこそ、食堂で何を?」

6 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 22:08:59 ID: BOkfWBrw
ジャン「明日の予習ってとこだな」ペラッ

サシャ「事前に配布されたシンジュクダンジョンのレポートですか。よくわからない単語ばかりですよね」

サシャ「でも明日ハンジさんからの講義もあるし、大丈夫じゃないですか?」

ジャン「まあそうだろうが」

サシャ「……明日楽しみですか?」

ジャン「どうだろうな」

サシャ「どうでしょうね」

ジャン「俺は明日ミカサと過ごしたい」

サシャ「知ってます。おそらく全員」

ジャン「るせえ」

ジャン「過ごしたいが……おそらく叶わねえ。あいつはエレンとアルミンと行動するだろう」

サシャ「わからないですよ?誘ってみては?」

ジャン「役回りは決まってんだよ大抵は」

サシャ「はは」

7 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 22:11:57 ID: BOkfWBrw
ジャン「だからせめて、何かやって、喜ぶ顔が見てえと思ってな」

サシャ「プレゼントを買うんですね?」

ジャン「笑うか」

サシャ「笑うどころか怒ります」

ジャン「あ?」

サシャ「全く、水臭いですねジャンは。私にお手伝いさせてください」

ジャン「!」

サシャ「ね」

ジャン「いやいいって。一人でやるつもりだ」

サシャ「プレゼント選びって一人でやるとドツボにはまるんですよ。それにほら、一般女子の意見とか」

ジャン「お前どう考えても一般女子じゃないよな」

サシャ「失礼な」

8 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 22:13:39 ID: BOkfWBrw
ジャン「プレゼントに食べ物は買わねえんだぞ。チュウゲンやセイボじゃあるまいし」

サシャ「私は確かに食べ物に目がありませんが、それとこれとは別ですよ」

ジャン「……」ジィ

サシャ「別ー!」

ジャン「まあ、じゃあ……頼むとするか」

サシャ「了解です!」バッ

ジャン「心臓捧げなくていいぞ」

サシャ「あはは」

ジャン「で、俺は何を食わせればいいんだ?」

サシャ「え?」

ジャン「えって……駄賃に食いもんいるんだろ?」

サシャ「一言も言ってませんよ」

ジャン「お前そういう役だろ」

9 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 22:15:06 ID: BOkfWBrw

サシャ「本当に失礼ですね!無条件でやりますよ!」プン

ジャン「そ、そうか。悪かったな」

サシャ「……」

ジャン「……」

サシャ「明日のパァン……とか?」チラッ

ジャン「あいよ」

サシャ「うふふ///」

サシャ「じゃあ私も一緒に予習を」ストン

ジャン「いやもう寝ろ」

サシャ「え?」

ジャン「お前最近元気ないだろ」

サシャ「食欲ありますよ?」ハテ

ジャン「食欲以外」

10 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月30日 (火) 22:16:36 ID: BOkfWBrw
サシャ「あはは……ばれていましたか」

ジャン「理由は知らねえが寝ろ。気持ち悪いからとにかく寝ろ。眠れなくても寝ろ」

サシャ「もっと他の言い方があると思います!」

サシャ「でも……ありがとうございます。また明日」

ジャン「ああ」

バタン

サシャ(はあ。私顔に出やすいんですかね……)

サシャ(ただでさえ2週間後の壁外調査で緊張しているのに、いきなり異世界だなんて。こわい……)

サシャ(おいしい食べ物あるらしいですから、行きますけど……)

17 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:42:45 ID: 1nVG5Ddg
翌日

1000――地下食料庫

エルヴィン「志願者はこれだけか。心より尊敬する」

ハンジ「じゃあ向こうの情報も伝えたところで、出発するよ!荷台に乗って乗って!」

サシャ(ジャンからの報酬のパァン美味しかったです)

サシャ(異世界の食べ物って何があるんでしょうか……お小遣いたりますかね)

18 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:43:17 ID: 1nVG5Ddg

『さあみんな。

君たちは今荷台に揺られている。この暗がりを抜けたらシンジュクダンジョンに到着するよ。

でも手が滑っちゃって。到着地点がJR中央線、東京行きのホームになっちゃった。ごめんね。

君たちの任務。それはこの世界の情報をなんでもいいから集めてくること。

そして、この国の要である超大型ダンジョン、シンジュク周辺の調査だ。

でもこれは外形的な任務内容。旅行に行ったと思って楽しんできてよ。

緊急のため、立体機動装置は装備、雨具で隠しておくこと。一般人との混乱、戦闘は極力避けてね。

帰還は、2200。JR新宿駅西口、世界時計前に集合だ。帰りの荷台がくるから。

遅れたら最期、戻ってこれる保証はできないから覚悟してね。

それじゃあ良い旅を! ハンジより』

19 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:44:01 ID: 1nVG5Ddg
ガタンガタン

ライナー「真っ暗だな。本当に目的地に進んでいるのか?」

アルミン「はは……明るくなってのお楽しみってとこかな」

ミカサ「減速してる、到着するみたい」

サシャ「緊張しますね!」

コニー「俺が一番に降りるからな!」

エレン「はあ?子どもかよコニー。俺が先だろ」

ジャン「どけよ、前見えねえよ」

キキィーッ

エレジャンコニ「わっ」グラッ

エレジャンコニ「うわあああ!」スッテンコロリン

プシュー

クリスタ ピョン

クリスタ「いちばんのり!」ウフフ

ライユミ(結婚)

20 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:45:00 ID: 1nVG5Ddg
1005――JR新宿駅 中央線東京行ホーム

ガヤガヤ

エレン「ここが、シンジュクダンジョン!!」

ライナー「すげえ人の数だ!押し流されちまいそうだな」

ユミル「安心しろ、ゴリラは流されねえから」

アルミン「出口へは階段を下るみたいだ」

エレン「なんかすげえのあんぞ!」

アルミン「あれがハンジさんの言ってたエスカレーターって乗り物だね」

エレン「乗ろうぜアルミン!ミカサ!」ワクワク

アルミカ「うん!」

スタスタ

ライナー「甘いなエレンは。ラクしてたら兵士失格だぞ、常に鍛えなければな」クリスタチラッ

ライナー「俺とベルトルトはそこの階段からいかせてもらう」

ベルトルト(変なとこ格好つけないでよ…)

スタスタ

21 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:45:45 ID: 1nVG5Ddg
クリスタ「ユミルー」キラキラ

ユミル「わかってるよクリスタちゃん。乗ってみてえんだろ動く階段」

クリスタ「うんっ!皆も行こう?」

コニー「ジャン!サシャ!そこの出店見てみてえ!行こうぜ!」

ジャン「おい!下手に行動したらはぐれちまうぞ!ここはクリスタたちに続いて行くべ」

サシャ「食べ物買ってから行きましょう!クリスタ、すぐ追いますから!」

コニサシャ「うひょー!!」ダダダ

ジャン「話聞けよ!」

ユミル「子守はジャンに一任だな」

クリスタ「わんぱくって可愛いね」

22 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:49:59 ID: 1nVG5Ddg
1020――

ジャン「……まだホームさえ出てねえのに」

サシャ モグモグ

コニー ムシャムシャ

ジャン「食い散らかしてんじゃねえよ!」

サシャコニ「え?」

ジャン「ホームの売店が目的じゃねえっつってんだよ!」

キイロイセンノウチガワニ-

サシャ「聞きましたあ?コニー。黄色い線の内側に~ですって」

コニー「これが線かよ太すぎじゃね」

サシャ「ですよね~」

サシャコニ「あはははは!」

ジャン「意味がわからねえ」

23 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:50:48 ID: 1nVG5Ddg
ジャン「フラフラしてっとホームから落ちるぞ」

コニー「怖いのかよジャン」ププ

サシャ「まだまだですねジャン」ププ

プオォォォン!!

サシャコニ「うわっ」グラッ

ジャン「あぶね!」ガシッ

ガタンガタン!!

サシャコニ「……!!」

コニー「……し、死ぬかと思った」ドキドキ

サシャ「私もです……」ドキドキ

ジャン「ったく開始そうそう何やってんだ」

24 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:51:42 ID: 1nVG5Ddg
コニー「す……すまねえな」

サシャ「すみません」

ジャン「……」

サシャ「……」

コニー「……う」

サシャコニ「うひょおおおおお!!」ダダダ

ジャン「懲りろ!」

26 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:57:33 ID: 1nVG5Ddg

1030――JR 新宿駅 東南口改札前

ジャン「で、なんで俺らは東南口とかいう中途半端な改札出てんだよ……」

ジャン「他の奴らのとこに戻るべきだったろ」ゲッソリ

コニー「ジャン。後悔先に立たず」ニヤ

ジャン「お前がことわざ使うと無性に腹立つ」

サシャ「さて、まずはご飯ですね!」

ジャン「そう言うと思ったが却下だ」

サシャ「えっ!?」

ジャン「朝飯くってからまだ時間たってねぇぞ。つかお前ら今売店で食料大量買いしただろ」

サシャコニ「……」

コニー「いや飯だろ」

サシャ「ですよね」

ジャン「んで俺が間違ってるみてえな空気だしてんだよ……」

27 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 12:59:13 ID: 1nVG5Ddg
サシャ「買い食いしながらお食事処を探しましょう。まずはあのクレープ」

コニー「おう」

ジャン「なんなんだよお前ら」

34 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 20:46:25 ID: 1nVG5Ddg

1130――新宿通り 焼肉屋

ガヤガヤ ジュー

ジャン「聞け!男とは!」ガタッ

コニー「うえぇ何か立ち上がったぞコイツ!」プークスクス

サシャ「ジャンって男がどうたらって言うタイプでしたっけ?」

コニー「どっちかってえとライナーだよなー」

ジャン「うるせえ」

サシャ「すみません」

ジャン「男とはな!惚れた女にゃあストレート一本勝負ってもんだ!」

サシャ「変化球が使えないだけだろー」

コニー「緊張して使えないだけだろー」

ジャン「野次とばすな。ちょっとこのベーコンやるから黙れ」

サシャ「はい」モグモグ

ジャン「コニーはこのイカな」

コニー「おう」モグモグ

35 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 20:47:33 ID: 1nVG5Ddg
ジャン「俺はミカサ一筋だ!きたねえ手はできるだけ使わねえ!」

サシャ(できるだけ……)

ジャン「んで俺は男であって!」

ウンウン

ジャン「家族家族を建前にミカサ愛を享受し続けるエレンとは違う!」

ジャン「と」

ジャン「言いたい……」

サシャ「……」

コニー「……」

ジャン「言いがかりかもしれないが……と、言いたい」ボソ

サシャ「ただ羨ましいんですね」

コニー「まあ家族って言えばいつも一緒にいられるからなーいいよなー」

ジャン「……はぁ」ズーン

36 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 20:48:22 ID: 1nVG5Ddg
サシャ「俺がエレンの立場だったらよかったのにーとか」

コニー「思うよな普通ー」

ジャン シュン

ジャン「……お前ら!いや、サシャには話したからコニー。今日は俺はプレゼントを買う!」

ジャン「だからおとなしく付き合えよ!もしくは単独行動でもしてろ」

コニー「はああああ!?」

コニー「サシャお前こんなんに付き合うつもりかよ!」

サシャ「もちろんです!お姉さんですから私は!」キリッ

コニー「つまんねー!」ガクッ

37 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 20:49:32 ID: 1nVG5Ddg
ジャン「おら!タマネギやるから!」グイグイ

コニー「やめろ!もう腹いっぱいなんだよ!!」ウプ

イラッシャイマセー ガヤガヤ

サシャ「!」ハッ

サシャ「噂をすれば!エレンとミカサですよ!ほら、お店の入り口に!」

ジャン「なっなにっ!?///」

コニー ウプ

サシャ「エレーン!ミカサー!おーい!」フリフリ

サシャ(ここはジャンのために一肌脱ぐとしましょう!)ニヤ

38 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 20:56:15 ID: 1nVG5Ddg

1250――新宿通り 焼肉屋外

サシャ「エレン!ミカサ!またあとでー!」フリフリ

ジャン「行っちまった……」ハァ

サシャ「気を落とさないで下さい!ばったりミカサに会えたのは幸先が良い証拠ですよっ」アセ

サシャ「一緒のテーブルで食べてくれましたし!」

サシャ(やはりミカサに少し怒られてしまいましたが……)

コニー「お前……食い過ぎ」ウプッ

ジャン「サシャ……さっきは、ありがとよ」

サシャ「?」

ジャン「俺とミカサが喋れるように、エレンと大食い勝負したんだろ」

サシャ「アハハ、ばれてました?」

39 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 20:59:17 ID: 1nVG5Ddg
ジャン「まあな。でもミカサはやっぱりエレンばっかみてた……」ズーン

ジャン「イヤ、慣れてる。慣れてるからな……いつものことだ」ズウゥゥン

サシャ「げ、元気だしてください!腹ごしらえもすんだことだし!お買い物しましょう!」

コニー「何買うんだよ」

サシャ「決めているんですか?ジャン」

ジャン「当たり前だろ!」

サシャコニ「?」

ジャン「夏!」

ジャン「日差し!」

ジャン「さらさらの美しい黒髪と言えば!」

サシャコニ「言えば?」

ジャン「麦わら帽子だ!」

43 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 22:26:45 ID: 1nVG5Ddg

1300――東口 ルミネエスト

イラッシャイマセー

キョロキョロ

ジャン「すげえ女子女子してるな……き……緊張する」ドキドキ

コニー「坊主がくるとこじゃねえ」ドキドキ

サシャ「あはは……」ドキドキ

ジャン「おいサシャ!お前が頼りなんだぞ!」

サシャ「そっそうでしたね……私はお姉さんなんですからね……」

サシャ「それではジャン!気を落ち着かせるためにこれを贈呈します」

ジャン「あ?」

サシャ「百味ガムです」

ジャン「百味ガム?」

44 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 22:29:00 ID: 1nVG5Ddg
サシャ「口に含んで噛むと味がする食べ物です!」

ジャン「?」

サシャ「まあまあ試しにおひとつ!」スッ

ジャン「……」パクッ

ジャン「!」

ジャン「うえええええ!くせえ!なんだこの味!!」

サシャ「えっと……それは“シンカイギョの味”」

ジャン「ううう!」ゴクン

サシャ「飲み込んじゃだめですよ!これは味がなくなったら吐き出すものなんです!」

ジャン「早く言えよ!」

サシャ「あはははは!」

コニー「早く選んで終わらせよーぜー」ムス

45 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 22:30:11 ID: 1nVG5Ddg
サシャ「何を言っているんですコニー!」

サシャ「あなたにもガムあげます!このガムは100種類の味があるそうですから!」

コニー「どれくれんだ」

サシャ「どれでも、好きな色を」

コニー「じゃあこれ」

サシャ「それはえーっと“母親のへそのゴマの味”ですね」

コニー「ちぇー」

サシャ「あれっ食べないんですか?」

サシャ「お前のせいで今腹いっぱいなんだよ」

コニー「ちぇー」

46 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 22:31:42 ID: 1nVG5Ddg
>>45名前まちがえた……

サシャ「何を言っているんですコニー!」

サシャ「あなたにもガムあげます!このガムは100種類の味があるそうですから!」

コニー「どれくれんだ」

サシャ「どれでも、好きな色を」

コニー「じゃあこれ」

サシャ「それはえーっと“母親のへそのゴマの味”ですね」

コニー「ちぇー」

サシャ「あれっ食べないんですか?」

コニー「お前のせいで今腹いっぱいなんだよ」

サシャ「ちぇー」

47 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 22:34:44 ID: 1nVG5Ddg
コニー「ちぇーとはなんだちぇーとは。ちぇー」

サシャ「ちぇー」

コニー「……」

サシャ「……」

コニー「ちぇっちぇっこりっ♪」

サシャ「ちぇっこりっ♪」

ジャン「歌うな!黙れ!」

サシャコニ「あははははは!!」

ジャン「箸が転がってもな年頃だなお前ら……」

――

サシャ「ジャン!この帽子なんてどうでしょう?」

ジャン「かぶってみろ」

サシャ「はいっ!」スチャ

48 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 23:42:43 ID: 1nVG5Ddg
ジャン「……黒髪じゃない」ボソ

サシャ「え」

コニー「なかなか似合ってんじゃねえかー」

サシャ「じゃあこれは?」スチャッ

ジャン「……これも黒髪じゃない」ボソ

サシャ「当たり前じゃないですか!」

ジャン「そりゃそうだが」

コニー「おいサシャこれお前に似」

サシャ「これはどうです!」スチャ

コニー「……」

ジャン「んー……」

サシャ「私の顔を手で隠さないでください!もっともですがショックです!」プンスカ

49 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 23:45:23 ID: 1nVG5Ddg
ジャン「なんか違うんだよなあ……」

サシャ「えー」

コニー「……つまんねー」ボソ

ジャン「あ」

サシャ「……?」

ジャン「これ……」スッ

サシャ「これですか?とても可愛らしいですね!赤いリボンがついています!」

ジャン「か!かぶれ!」

サシャ「はいっ!」スチャ

ジャン「……」

サシャ「……」

ジャン「……最強だ!!///」ドキドキ

サシャ「最強ですか!」パアア

50 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 23:47:37 ID: 1nVG5Ddg
ジャン「ああ!ミカサがかぶったらな」

サシャ「むー!」

サシャ「!」ハッ

サシャ「25m先からユミルとベルトルトがこちらを見ています!」シュビッ

ジャン「あからさまに嫌そうな顔したぞあの女」

51 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 23:50:23 ID: 1nVG5Ddg
――

ユミル「プレゼントはそれにするのか?」

ジャン「は?」

ユミル「ミカサへのなんだろ、それ」

ジャン「お前……何者だよ」

ユミル「見てりゃわかるよ馬面」

ベルトルト「ジャン。女の子の顔を手で隠すのはいただけないよ」

サシャ「ですよね!失礼です!」

ジャン「想像力がなくて悪かったな。俺はこの麦わら帽子で勝負をかける」

サシャ「えっ!まだ見始めてすぐですよ?5時までまだたくさん時間があります!」

ベルトルト「あ、集合のこと、もう聞いたんだ」

サシャ「はい。エレンたちから伝言で」

ジャン「アルミンの提案で、点呼のため5時に西口世界時計前に一度集合」

ベルトルト「うん」

52 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 23:51:52 ID: 1nVG5Ddg
サシャ「ジャン、もっと探しましょうよ」

ジャン「うるせえ!これがいいんだ俺は!」ダキッ

サシャ「確かにとても可愛いですが」オロオロ

ジャン「じゃあ構わねえだろ?」

サシャ「今日の目的が一瞬で終わるってどうなんですか!?」

ジャン「一目惚れしたんだ!」

ユミル「一目惚れ!?ダハハ!女子かよ!」ケラケラ

サシャ「私の一般女子意見は!?ていうか本当にジャンが一般女子みたいですよ!」

ジャン「俺はふざけてねえぞ!これでいく!」

ユミル「アハハハハ!」

ベルトルト「ユミルうるさい」

53 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年07月31日 (水) 23:53:10 ID: 1nVG5Ddg
サシャ「でも……そうですね。ジャンが言うならそうしますかね!」

ジャン「だろ!」

サシャ「ジャンはミカサにも一目惚れでしたし、一目惚れ力を信じましょう」

サシャ「審美眼があるんですね!きっと!」

ユミル「顔に似合わず」

ジャン「殴りてえ」

ユミル「で、イチャついてるとこ悪いが、コニーはどこだ?」

サシャジャン「?」

60 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 11:48:50 ID: gpyPZY7E
――

ガヤガヤ

ジャン「プレゼント買ったはいいが……」

サシャ「コニー見つかりませんね」オロオロ

ジャン「ほんとに単独行動しやがったあいつ」

サシャ「どうしましょう……」オロオロ

ジャン「あ?どうにかすんだろ」

サシャ「でも!こんな知らない土地で……ひとりぼっちなんて危ないです!」

ジャン「ハンジ分隊長がここは治安いいっつってたろ」

サシャ「でも……迷宮」

ゾッ

61 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 11:49:44 ID: gpyPZY7E
ジャン「いや……さすがに、ご、5時には会えんだろ」

サシャ「……」

ジャン「……」

ジャン「はぁ……不安しかねえな。コニーの場合」

サシャ「うう……」

サシャ(こんな巨大なダンジョンで迷子に……)

サシャ(少しプレゼント選びでコニーを退屈させてしまったんですね……)

サシャ(おわびに何か買って、ちゃんと謝りましょう……)

62 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 11:51:06 ID: gpyPZY7E

1400――東南口 東南口広場

ジャン「おい」

サシャ「?」

ジャン「散策とコニー探ししながら、礼に何かやる」

サシャ「礼って……ジャンがひとりで選んだので、私何もしていませんよ?」

サシャ「それにもう朝食のパァンはもらいましたし……」

サシャ「その上で?」

ジャン「ああ」

サシャ「私得しすぎじゃないですか?」

ジャン「損じゃねえならいいだろ」

サシャ「そ、それでは……お言葉に甘えさせてもらいます」ペコッ

ジャン「ああ。何が食いたい?」

63 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 11:55:05 ID: gpyPZY7E
サシャ「そうやって食べ物と決めつけるのはよくないですよっ」プン

ジャン「いやパンで釣られたじゃねえか」

サシャ「……そうでした」シュン

サシャ「でもでもっ!食べ物じゃなくて、別のものにします!」

サシャ「人から頂けるものは、食べものでなくても何でも嬉しいですから」ニコ

ジャン「そうか……」

サシャ「!」ハッ

サシャ「あれ見てください!」

64 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 12:00:31 ID: gpyPZY7E
ジャン「ライナーとクリスタか。あいつらデート?」

サシャ「よかったですねライナー。嬉しいを通りこして恍惚とした表情です」

ジャン「うええぇ鼻にティッシュつめてんぞ」ゾワワ

サシャ「この世界の人は道端でよくティッシュくれますからね。とても優しい方たちです」

ジャン「建物に入っていくな」

サシャ「……ギンコウ?ギンコウって何でしたっけ?」

ジャン「金や財産を預けたり引き出したり、借りたりできるとこだろ」

サシャ「さすがジャン。ですが、なんでギンコウなんかに……?」

ジャン「まあ後で聞こうぜ。行くぞ」

サシャ「そうですね」

タタタ

67 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 22:30:11 ID: kUns4Ovg

1520――南口 新宿ミロード

サシャ ジィ

ジャン「……」

サシャ ジーッ

ジャン「……値段次第」

サシャ「へっ?」

ジャン「あの花柄のワンピースだろ。ミカサの帽子より高けりゃ買わねえぞ」

サシャ「! み、見てもいいんですか?」

ジャン「早く行け」

サシャ「!」パア

タタタ

ジャン「……」

サシャ「ジャーン!やすーい!買ってくーださーい!」ピョンピョン

ジャン「わかった!わかったから跳ねるな!恥ずかしい!」

68 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 23:18:12 ID: pHlLlFfU
――試着室前

サシャ「ハッ!」バッ

ジャン「ワンピースで心臓捧げるな」

サシャ「えへ。どうです?」クルクル

ジャン「!」ハッ

ジャン「……お、おう///」

サシャ「おうじゃ意思疎通は不可能ですよ。ジャンはどう思います?」

ジャン「……///」チラチラ

サシャ(どこ見てるんですかね?)

ジャン「……いや悪くねえ。悪くねえがだめだ!俺にはミカサがいる!」チラチラ

サシャ「はい?」

ジャン「パンツ透けてっぞ」

サシャ「ヒッ!」

バチィィィィン!!

69 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 23:19:42 ID: pHlLlFfU
ジャン「いてえ!ビンタすんなよ!」ヒリヒリ

サシャ「ジャンが見たからですよ!もう!///」

ジャン「透けてたら見るだろ!お前が悪い!」

サシャ「んー!///」

ジャン「……はぁ。じゃあ買ってくっから外で待ってろ」

サシャ「えっ私も一緒に」

ジャン「プレゼントやるヤツに会計を見せるバカがいるか」

サシャ「値段なら私知ってるじゃないですか」

ジャン「そういうモンなんだよ」

70 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 23:20:45 ID: pHlLlFfU
サシャ「み、見失わないでくださいね!」アセ

ジャン「んな近距離で見失うか」

サシャ「だって」アセアセ

ジャン「いいから黙って立ってろ」

サシャ「はい……」

サシャ(だって……少しでもひとりになると不安になります……この街)

サシャ(結局下着透け防止のペチコートまで買ってもらっちゃいました……)

72 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 23:22:45 ID: pHlLlFfU
――



えっ……はい。ひ、人を待っています。

なにじん?じんしゅ?あの……どういう意味でしょうか

出身地のことですか?ウォールローゼ南……え?サシャ・ブラウスと申します。

遊びにって……どこにですか?あなたたちと、ですか?

あの……えっと、手をあまり強くひっぱらないでほしいです……いやです

行きたくないです!いや……っ!

ジャン「おい」

サシャ「!」

73 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月01日 (木) 23:23:48 ID: pHlLlFfU
ジャン「てめえら……そいつをどこに連れてく気だ?あ?」

サシャ(ジャン!お会計長すぎですよお!)

ジャン「ああ!?こいつぁ俺の女じゃねえがな」

ジャン「おめえらみてえなチンケな野郎共に渡すワケにゃいかねえだよ」

サシャ(……!)

ジャン「こいつに手え出してみろ。ンときは全員潰すからな」

サシャ(ジャン……///)

ジャン「こいつが」

サシャ「えっ」

ジャン「野糞でもしてろクズ」

75 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月02日 (金) 00:00:47 ID: iIf14Hyk

1540――南口出口付近 甲州街道

ジャン「……」

サシャ「……」

サシャ(危うく口の悪いジャンにフォーリンラブしてしまうところでした……)ドキドキ

サシャ「ありがとう、ございます……」

ジャン「あんなナンパ野郎さっさと追い払えよ……」

サシャ「すみません……」

ジャン「お前だって上位組だろ」

サシャ「はい……」

ジャン「……」

サシャ「……ジャン」

ジャン「あ?」

サシャ「私、実は今日この異世界がとても怖いんです……。何が起こるかわからないですし」

サシャ「環境の変化に、その……馴染むのが苦手で。今だって上手く動けなくて……縮こまって」

サシャ「臆病、みたいなので……私」

76 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月02日 (金) 00:28:40 ID: iIf14Hyk
ジャン「はあ?俺らの世界と比べたら天国だろ。些細なことだ」

サシャ「アハハ……確かにそうです」

サシャ「……でも、そんな些細なことでビビってしまうんです、私」

ジャン「……」

サシャ「ですから……2週間後の壁外調査のこと考えると……最近、怖くて眠れない……」

ジャン「……!」

サシャ「まだ先のことなのに……」

サシャ「……」

ジャン「……」

ジャン「お前、元気なかった理由はそれか」

サシャ コクッ

サシャ「怖い……」

ジャン「……俺だって怖えよ」

サシャ「逃げたい……」

ジャン「……ああ。正直な」

77 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月02日 (金) 00:33:23 ID: iIf14Hyk
サシャ「……」

ジャン「……」

ジャン「サシャ。俺ぁ死ぬ気はねえが……」

サシャ「……」

ジャン「その気がなくても死ぬときゃ死ぬってことは知ってる」

ジャン「だからこそ俺は今日、ミカサにプレゼントを渡す」

ジャン「んで笑ってもらう。俺の力でな。この麦わら帽子で」

ジャン「……いつ死ぬかわからねえんだ。見ておきたい……だから俺はやるし、怯えてる暇はない」

サシャ「……ジャン」

ジャン「……」

サシャ「そ、そうですね!ミカサに笑ってもらいましょう!」

サシャ「変な空気にしちゃってすみません!」

サシャ「応援してます!がんばりましょうね、ジャン!」ニコ

ジャン「おう」

78 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月02日 (金) 00:34:01 ID: iIf14Hyk
サシャ「それではあなたにこのガムを」スッ

ジャン「いらねえ!」

サシャ「そんなあ。なかなかクセになりますよ?」パクッ

ジャン「……それは、何味だ?」

サシャ「“暖炉の味”」モグモグ

ジャン「すすくせえ」

サシャ「えっとここはどこでしたっけ?」モグモグ

ジャン「甲州街道」

サシャ「そうそう。ではどうしましょうか……」キョロキョロ

ドンッ

ジャン「うおっ!」

サシャ「ヒッ!」

タタタ……

79 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月02日 (金) 00:37:05 ID: iIf14Hyk

サシャ「なななんですかいきなり、ぶつかってきて……」

ジャン「!!」

サシャ「……ジャン?」

ジャン「あいつ!!」

サシャ「?」

ジャン「ひったくりだ!!追うぞ!」ダッ

サシャ「えっ」

ジャン「帽子を取られた……っ!!」

サシャ「えええええ!!」

ダダダ……!!

82 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 20:33:37 ID: 6c1JxbR.

――東南口改札前

ダダダ!!

ジャン「待ておらぁぁあ!!」

ガヤガヤ

サシャ(人が多すぎる!ここは……最初に出てきた東南口!?)

バタバタバタ!!

サシャ(階段を降りて広場へ……いえ地下へ潜っていく!!)

ジャン「クソッ!どこいきやがる!!」

――新宿東南口地下歩道

バタバタ……

サシャ(地下通路!?ここは……やった直線!!)

サシャ「人も少ないし、私たちなら追いつけます!!」

ジャン「……っ」

83 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 20:35:06 ID: 6c1JxbR.
ダダダ……

サシャ(!? あれ……?)

サシャ(私たちが全力出してるのに……追いつけない!?それどころか……)

サシャ「!」

サシャ「ジャン!前!」

ジャン「!!」

サシャ「エレンとミカサです!挟み撃ちしてもらいましょう!」

サシャ「このままでは逃げられてしまいます!」

ジャン「エレンの力なんて借りねえ!」

サシャ「そんな言ってる場合じゃ」

ジャン「家族ってミカサの横陣取って!」

ジャン「家族って土俵にあがらねえアイツには頼らねえ!」

サシャ「この言いがかり!ひねくれ者!」

84 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 20:37:05 ID: 6c1JxbR.
ジャン「るせえ!んなことわかってんだよ!」

ジャン「俺ぁミカサの家族じゃねえ!どうせ、ただのひとりの男だ……」

ジャン「でもだからこそ!俺は俺の力で!今日!ミカサの笑顔を!手に入れる!!」

サシャ「!」

ジャン「手に入れたい!!」

ジャン「手に入れされてくれ!!」

サシャ(なんて意地っ張りな!)

サシャ「……わかりました!!」

ジャン「うおおおおい!!エレェェェェン!!」

エレンミカサ「!?」ハッ

エレン「何だ!?」

ミカサ「誰かを追っている!」

85 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 20:43:33 ID: 6c1JxbR.
ジャン「そいつだ!!」ダダダ

エレンミカサ「!?」

ジャン「そいつを捕まえないでくれええええぇぇ!!」ダダダ

エレン「は!?」

ジャン「捕まえんなよ!!絶対手えだすなよ!!」ダダダ

サシャ「どいてくださああああい!!」ダダダ

ダダダダダ……

サシャ(ハハ……ふたりともあっけに取られた顔でしたね……無理もありませんが)

サシャ(直線が終わって通行人が多くなってしまいました!これでは……!)

エレン「サシャ!」ダダダ

サシャ「!?」

サシャ(エレンとミカサ!やっぱりついて来てしまいましたか……)

86 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 20:44:32 ID: 6c1JxbR.
エレン「これはどういうことだ!?」

サシャ「ひったくりです!」

エレン「言えよ!捕まえたのに!ジャン!立体機動!」

サシャ「狭いし、人が多すぎます!」

ジャン「この死に急ぎ!俺は男だ!」

エレン「はあ?知ってるよ!」

ジャン「男だ!」

ジャン「お前なんかと違って!」

エレン「!?」

ジャン「お前には!わからねえ!!」

サシャ「お願いです!ミカサ、エレン!大丈夫ですから!」

サシャ「追って来ないでください!!」

エレミカ「!?」

サシャ「ジャンがっ、やらないと!意味が……ないんですうううう!!」ダダダ

87 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 20:46:25 ID: 6c1JxbR.

エレン「!!」

エレン「くそっ!!」

エレン「ミカサ止まれ!!」ザザッ

サシャ(2人が止まった!)

ダダダ……!!

サシャ(あとはジャンが捕まえるだけ……!なのに!)

サシャ(なんで!なんで追いつけない!?)

サシャ(もうしばらく地下通路を走って……ここはどこ!?)

サシャ「……っ!」キッ

サシャ プッ!!

ジャン「おいガム飛ばしてどうすんだよ!ガムで倒せるわけねえだろ!」

サシャ「だって……!だって!」

サシャ(このままだと……!)

88 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 20:57:41 ID: 6c1JxbR.
サシャジャン「!!」

サシャ(あいつ階段を上る!地上へ出るつもりだ……!)

サシャ「一気に追いつきましょう!」

ジャン「ああ!」

いつも報われなくて

いつも振り向いてもらえなくても

それでもひたむきに、ミカサが大好き!

一途で不器用で、堂々とした……!

サシャ「ジャン!いけええええ!!」

ジャン「うおおおおおおお!!」

ジャン「まちやがれええええええ!!」

89 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:00:38 ID: 6c1JxbR.

カツン



ちょっ

まっ

ゴロゴロゴロ

ズシャアァァァ!!

ああ私たち……

盛大に

転倒……

90 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:17:01 ID: 6c1JxbR.

1550――都営新宿線 新宿三丁目駅 階段上

バタバタバタ

サシャジャン「!!」

ジャン「はぁっ……はあ……」

サシャ「……はあっ……はっ」

ジャン「あ、あれ……はぁっ……」

ジャン「確かに……この階段のぼって……地上に……出たよな、あいつ……」

ジャン「い……いない?」

ジャン「どこだ……?」

ジャン「どっちいった……?」

ジャン「わかるかサシャ……」

サシャ「……」

ジャン「……」

サシャ「わかりません……」

ジャン「……逃げ……られた……?……のか……」

91 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:21:05 ID: 6c1JxbR.
サシャ「……」

ジャン「……はあーッ!」ガクッ

ジャン「ああクソ……俺の……最強の……麦わら帽子」

ジャン「ミカサの……黒髪に、よく似合う……」

サシャ「……」

ジャン「はは……」

ジャン「そうか……取られたか……はは」

サシャ「……」

ジャン「はあぁーっ……みじめだな」

ジャン「俺は、いつまでたっても……みじめな男だ」

サシャ「……」

ジャン「……知ってんだよ……ミカサはエレンしか見てないってこと」

ジャン「そんくらい……馬鹿でも……わかる……」

サシャ「……っう……っ」ジワ

ジャン「俺は……エレンに勝てない」

92 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:24:11 ID: 6c1JxbR.
サシャ「……ううっ……」ウルウル

ジャン「……なに」

ジャン「……お前……泣いてんだよ」

サシャ「うえっ……ひっ……」ポロポロ

ジャン「……泣きてえのは、こっちだ……」ジワッ

サシャ「ひっく……うう……だってぇっ」

サシャ「……なんかっ……く、悔しいっ……悔しい私……っ!」ポロポロ

ジャン「……くそぉっ……っ」ポロポロ

サシャ「……!」ハッ

サシャ「うああァァん!ゆみるううう!べるとるとおおお!」

サシャ「そっちで見てないで来てくださああああい、うぁああああ!!」

93 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:40:35 ID: 6c1JxbR.

1600――新宿バイパス沿い 喫茶店

サシャ「ゆみるぅぅう!!」ズビー

ユミル「うえ……いつまでもくっつくな!あと鼻水つけんな!」グイグイ

ユミル「たっく……ジャンまで何泣いてんだよあんな道端で」

ベルトルト「何があったの?」

サシャ「うぁぁぁぁぁん!!」

ユミル「るせえ!黙れ!」バシッ

サシャ「いたぁああああああい!」

ベルトルト「ユミル叩かない」

サシャ「ひっ……ひっ……くり……」

ユミル「あ?」

サシャ「ひったく……っりがぁ!!」

ユミル「ひったくり?」

サシャ「……ぞうなんでず……ひっく……」

ユミル「そりゃ災難なこった」

94 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:54:55 ID: 6c1JxbR.
ベルトルト「何盗まれたの?」

サシャ「う……わぁぁぁぁぁぁぁん!!」

ユミル「るせええええ!」ドカッ

ベルトルト「ユミル蹴らない」

サシャ「……ひっく……っ」ズビッ

ユミル「……ジャンは使いもんにならなそうだな」

ベルトルト「うん。さっきから雨具のフードかぶって……テーブルに伏せて微動だにしない」

ジャン「」

ユミル「だからお前。話すなら早くしろ」

サシャ「ぐずっ……はい……」

――

サシャ「それで……異常に足が速くて……そのまま」

ユミル「完全に逃げられたのか」

サシャ「……」

ユミル「はあ。んなことでビービー泣くなよ」

95 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:56:25 ID: 6c1JxbR.
サシャ「そんなことって!」

ユミル「もう一度買いにいけ。ここのモンは大量生産されている製品ばかりらしいから、あんだろ」

サシャ「さっきユミルもいたじゃないですか……あれはもう1品しか残ってないって」

ユミル「別の似たの」

サシャ「……」

ジャン「あれがよかった」ボソ

ユミル「突っ伏したまま喋るなジャン。仕方ねえだろ」

ジャン「あれじゃないと嫌だ」ボソ

ユミル「ガキじゃあるまいし」

ジャン「ガキだろクソ。……俺はあの麦わら帽子にかけてたんだ」

サシャ「……」

ジャン「ミカサに渡して、あいつの笑顔がみたかった……2週間後の調査の前に、一度でいい」

ジャン「俺はエレンじゃないからな……。ミカサを笑わせるのだって、一苦労なんだ……」

サシャ「……」

96 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月03日 (土) 21:58:45 ID: 6c1JxbR.
ユミル「健気だな」

ジャン「笑え」

ユミル「……」

ジャン「ちくしょう」

サシャ「……」

ジャン「……ちくしょ」

ベルトルト「……」

ジャン「ち、く……しょう……うぅ」

サシャ「……?」

ユミル「……?」

ベルトルト「……?」

ジャン「ちく……しょ……クソ……腹、痛え」

一同「!?」

99 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月04日 (日) 00:11:53 ID: OVxcVroM
1620――

ユミル「トイレに篭って早10分、だな。あいつ一体なに食べたんだ?」

ユミル「お前がなんか食わせたんだろ」

サシャ「アハ、アハハ……“シンカイギョ”を少々」

ユミル「あ?」

ベルトルト「こんなときに申し訳ないんだけど……僕は先に西口に戻らなきゃ」ガタッ

サシャ「ええっ!もう行っちゃうんですか!?」

ベルトルト「5時までに現像に出しときたくて」

サシャ「ゲンゾウ?」

ベルトルト「うん」

ユミル「じゃ、そういうことだ」ガタッ

サシャ「まままって下さい!!私やらなきゃいけないことがあります!」

ユミル「は?」

サシャ「ですから……ここからひとりで動きたい……」

ユミル「臆病者のお前が?ひとりで?」

100 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月04日 (日) 00:24:36 ID: OVxcVroM
サシャ「はい……」

ユミル「ジャンはどうすんだ?」

サシャ「あ、あの、ですから……ユミルがついていてくれたら」

ユミル「あ?」ギロ

サシャ「ああああの!どうしてもしなくちゃいけないんです!!」アセ

サシャ「お願いします!この借りは必ず返します!」

ユミル「……お前、今更ひったくり探すつもりか」

サシャ「はい……」

ユミル「あては?」

サシャ「ガムのにおいです」

サシャ「私が食べていた暖炉味のガムをプレゼントにくっつけましたから、それを追います」

サシャ「剥がされていなければ、ですが……」

ユミル「今もにおうのか?」

サシャ「今は……。でも街にでればきっと!」

101 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月04日 (日) 00:42:42 ID: OVxcVroM
ユミル「……」

サシャ「……」

ユミル「クソ……途中までベルさんに着いてけよ。地図も方角もわかるから」

サシャ「はい!ありがとうございます!トイレのジャンに一言言っていきます!」

――トイレ前

ドンドン

聞こえますか?ジャン!

ふんばりながら聞いてください!

今日過ごしていて気づきました。私はジャンに憧れています。

102 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月04日 (日) 00:43:50 ID: OVxcVroM
自分の気持ちにいつも正直で、堂々としているジャンに、私は憧れているのです。

素直な自分をさらけだすって、怖いし、難しいことだと思いますから。

尊敬しています。強くてかっこいいと思います。

ミカサへの気持ちも、一途で真っ直ぐで……とても素敵だと思います。

さっきも言いましたが、私はこのダンジョンが怖いです。

でも今から!私は私の憧れのために動きます!プレゼントを取り返しに行きます!

必ず取り返します!

私はジャンを応援していますから!

ですからどうか!待っていてください!ふんばりながら待っていてください!

……それでは、また後で。

サシャ(知らない街にひとり……でも、やらなきゃ!)

109 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月04日 (日) 23:52:12 ID: wmK8TeG2

1630――新宿通りをJR新宿駅方面へ

サシャ キョロキョロ

サシャ(探しながらまずは駅を目指しましょう)クンクン

ベルトルト「君は今日ジャンにつきっきりだったみたいだね」

サシャ「はい」

ベルトルト「楽しかった?」

サシャ「微妙ですね」

ベルトルト「あんなに泣いてたもんね」

サシャ「私、臆病者なので……堂々としているジャンがとてもかっこよく見えるんです」

サシャ「そんなジャンがいつも損な役ばかりだと思ったら、たまらなく悔しくなってしまって」

サシャ「ミカサに振り向いてもらえなかったり、私とコニーのお世話したり……」

ベルトルト「自覚あったんだ」ボソ

サシャ「?」

ベルトルト「なんでも」ニコ

110 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月04日 (日) 23:54:17 ID: wmK8TeG2
サシャ「ジャンには少しでも報われてほしいと思ってます」

ベルトルト「君はジャンに恋をしているの?」

サシャ「えーっ!/// ちょっと口が悪すぎませんかあ///」

ベルトルト「はは」

サシャ「あっ!そういえば、ベルトルトはユミルのことが好きなのですか?」

ベルトルト「ん?違うよ」ニコ

サシャ「じゃあ嫌いですか?」

ベルトルト「ううんと、僕はユミルといると、不安感と安心感を同じぶんだけ感じる、かな」

サシャ「ユミルはトゲトゲしてますからね。結局優しいんですけど」

ベルトルト「そうだね」

サシャ クンクン

サシャ「きた!!」キラーン

111 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月04日 (日) 23:55:13 ID: wmK8TeG2
ベルトルト「!?」

サシャ「する!!」キョロキョロ

ベルトルト「な、なに!?」

サシャ「ガムのにおい!する!」クンクン

ベルトルト「えっ」

サシャ「私もう行きます!いってきます!」

タタタ……

ベルトルト「い、いってらっしゃい……」

サシャ(このにおい……間違いない!私がさっきプレゼントにくっつけた“暖炉の味”ガムのにおい!)

サシャ(どこ!どこにいる!?)

114 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:35:44 ID: GUknwBe2

1700――歌舞伎町2丁目

キョロキョロ

もう点呼集合時間の5時……間に合いませんでしたね

ここはどこでしょう……かなり北上?したと思ったらまた南下?してきました……

方角があってたらの話ですが……

一体やつはどこに向かっているのでしょうか……

においは感じるのになかなか見つかりません……

あれっ……コニーにさっきあげた“母親のへそのゴマの味”のガムの香りもします。

……でも今はひったくりが先です。

落ち着いてやれば平気なはずですよね。私は兵士なんですから。

ここは治安もいいし、格闘術を知らない人ばかりと聞きましたし……

いざとなったらブレードを……うん。いけます!!

ドンッ!

115 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:39:08 ID: GUknwBe2

サシャ「ヒャ……ッ!」

ドサッ

ななな何!?

口を塞がれて、路地の駐車場に連れ込まれた……!

誰!?

怖い!

なんかむさい!

なんか息荒い!

し、死ぬうううう……っ!!

「おい!」

116 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:40:34 ID: GUknwBe2

!?

ハッ

サシャ「ライナー!?」

ライナー「乱暴して、悪かった……」ゼェハァ

サシャ「何しているんですか!?どうしてこん」

ライナー「しっ!」

サシャ「!?」

ライナー「……俺は今ケイサツに追われている」ゼェ

サシャ「ケイサツに!?抵抗したら危険なんじゃ!?」

ライナー「ここで拘束されたらおそらく22時の集合に間に合わなくなる。それはだめだ」

ライナー「お前たちには迷惑はかけん。なんとか巻いてみせるさ」

ライナー「だが西口の先でアルミンとクリスタがクルマでさらわれた」

サシャ「!!」

117 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:41:54 ID: GUknwBe2
ライナー「お前も援護に向かってくれ。煙弾は撃ったが……誰も気づいてないかもしれん」

サシャ「あ、あの……!」アセ

ライナー「いいか、起動装置は絶対に使うな。もちろん刃も見せるな。追われたくなければな」

ライナー「もう行く、頼むぞ」タッ

サシャ「待って!待ってライナー!!」

ダダダ……

サシャ「ラ……イナー……私はどうすれば……いいん、ですか……」

119 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:46:48 ID: GUknwBe2

1710――喫茶店

ユミル「さすがにもう動けんだろ下痢野郎。もう集合時間過ぎちまったぞ」

ジャン「るせ」

ユミル「どうすんだ?サシャが取り返すと言っていたが」

ジャン「……こんなダンジョンで見つかるかよ」

ユミル「じゃあ別の買うのか?」

ジャン「……」

ジャンユミ「!!」ハッ

ユミル「ハハ……なあ見えるか。窓の外」

ジャン「ああ」

120 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:49:07 ID: GUknwBe2
ユミル「ライナーなに全力疾走してんだよ。元気だな」

ジャン「オイあれ……ケイサツに追われてねえか……?」

ユミル「確かあっちは……」

ジャン「?」

ユミル「おい下痢野郎……下痢でお前の今日は終わらねえみてえだぞ」

ジャン「あ?」

ユミル「お前の冴えねえ人生、逆転のチャンス到来だ」ニヤ

121 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:56:43 ID: GUknwBe2

1710――歌舞伎町

サシャ「ど、どうしよう……」ガクガク

ライナーがケイサツに追われて……アルミンとクリスタがさらわれた!?

この世界は治安がいいなんて嘘じゃないですか!

ひったくりも人さらいもいるし、なぜかライナーはケイサツに追われているし!

ハンジさんの嘘つき!

それにここ……

夕方になってきてから……雰囲気変わってきた?

街のキラキラが目立ち始めて……セクシーなお兄様やお姉様が……

さっきからお兄様に声をかけられますし……こわいよおぉぉ……

ドンッ

「ヒッ!すみません!!」

もたもた歩いていたらすぐぶつかられるし……

122 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 00:58:36 ID: GUknwBe2
やっぱり怖い!こんな街でひとりなんて無理ですよおお!

そ、そうだ!

コニーが近くにいるはずですから、先にコニーと落ち合ってから……キョロキョロ

クンクン

!!

ひったくりのにおいが……すぐ側まで来てる……!!

ドクン ドクン

そこの角を曲がったところに……いる!!

チャンス……これはチャンス……!

早く捕まえないと……また見失うかもしれない……!!

「……っ」ガクガク

123 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 01:00:59 ID: GUknwBe2
ブレードは使えない……

足の異常に速いひったくり……

巨人は人間を食べることしか考えないけど、人間は何を考えているかわからない

もし捕らえることに失敗して、逆に何かされたら……?

そのまま知らないこの世界に置いてけぼりにされたら……?

嫌だ……嫌だ!

でも……

だけど……っ

124 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013年08月05日 (月) 01:03:20 ID: GUknwBe2

グッ

私はジャンに約束した……!

プレゼントを取り返すって!

いつも報われないジャンを応援したくて!!

キッ

私が取り返す!!

私が戦わなければ!

私は私の!

憧れのために!!

動けッ!!

simisao
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@simisao

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『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。

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進撃の巨人の九つの巨人まとめ

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『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。

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進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

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『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。

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進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

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『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。

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進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

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『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

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北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

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北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

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進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

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ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

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ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

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リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

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エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

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アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

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イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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