
『銃夢 Last Order』とは、『ウルトラジャンプ』にて2000年から連載された木城ゆきとのSFサイボーグ格闘漫画。全身サイボーグの少女ガリィが、「機甲術(パンツァークンスト)」と呼ばれる格闘術を駆使して、様々な敵と戦う姿が描かれている。近未来技術を使用した迫力のある格闘シーンが人気の『銃夢 Last Order』。しかし、それだけでなく、作中には個性的なキャラクター達の名言が数多く登場している。思い悩んでいる人に向けて伝えたい名言を紹介。
『銃夢 Last Order』の概要
『銃夢 Last Order』(ガンム ラストオーダー)とは、集英社の雑誌『ウルトラジャンプ』にて2000年から2010年にかけて連載された木城ゆきとのSFサイボーグ格闘漫画。全身サイボーグの少女ガリィが、「機甲術(パンツァークンスト)」と呼ばれる格闘術を駆使して、様々な敵と戦う姿が描かれている。『ウルトラジャンプ』で100話を連載した後、講談社へ移籍し、2011年3月22日発売の『イブニング』2011年8号より連載を再開。2014年1月28日発売の同誌2014年4号まで連載された。
近未来技術を使用した迫力のある格闘シーンが人気の『銃夢 Last Order』。しかし、それだけでなく、本作は問題にぶつかっても戦いながら答えを見出すキャラ達の葛藤が魅力である。
「なぜ生きるのか」、「人間とは何か」など、機械と人間の間にいる人々が各々の答えを見つける。そして、その姿に読者もまた自分に対して疑問を投げかけてしまう。そして、彼らの生き様がまた魅力的である。
作中には、個性的なキャラクター達の名言が数多く登場している。ここでは、思い悩んでいる人に向けて伝えたい名言を紹介していく。
ディスティ・ノヴァの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「世界が残酷なことは当たり前…のことです。」

「人は場所・時代・環境を選んで生まれてくることはできない…ゆえに生まれた瞬間にそれぞれの人間の生きる条件は異なっている。これが宿命です。世界が残酷なことは当たり前…のことです。」
ノヴァ教授が若き科学者に諭した言葉。
私たちは違う環境や状況で得意不得意等々があるのにも関わらず、それにうらやましくなったり妬んだりしてしまう。
そして、世界が残酷であることを忘れ、なぜ自分だけがと悲観的になってしまう。しかし、そうではないことを諭すようなノヴァ教授の名言である。
「なお我は意思の名の元に命ずる。『生きよ』と!!」
「生の始まりは化学反応にすぎず、魂は存在せず精神は神経細胞の火花に過ぎず、人間の存在はただの記憶情報の影に過ぎず、神のいない無慈悲な世界でたった一人いきねばならぬとしても…なお…なお我は意思の名の元に命ずる。『生きよ』と!!」。
上の名言と同じ状況で、ノヴァ教授が若き科学者に向けた言葉。
ノヴァ教授はかなり狂った思考の持ち主だが、彼の信念がこうだったのかと考えると、一人で生きて行く覚悟をして実行している事が見えてくる。
「この世に『正気と狂気』など無い。あるのは一千の貌の狂気だけです」
「この世に『正気と狂気』など無い。あるのは一千の貌の狂気だけです」。
一見して正気のように思える世界も、合理性を突き詰めれば狂気がその屋台骨にある。狂気を研究し続けてきたノヴァらしい名言である。
「おいちい!」

「おいちい!」とは、好物のプリンを食べた際のノヴァ教授のセリフ。マッドサイエンティストらしい狂気を感じるシーンは、インターネット上でネタにもされている。
ガリィの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「生きることに理由は必要ない!!」

「…そうだ。なんの負い目があるだろう。人はいろいろ言い訳を探す。でも生きることに理由は必要ない!!」
なぜ、自分は恥を掻きながら生きているのだろうと葛藤した主人公、ガリィなりの答えである。
恥ずかしくても失敗してもいい。私たちが生きているのは、成功するためではないのだ。
「あますところなく死んで その先へ!!」
「過去の人に囚われて自分の限界を決めている…そうか。死ななけりゃダメだ。今の私が一度死ぬ。限界を超えるということはそういうことだ。あますところなく死んで その先へ!!」
気がつけば自分たちは知らない間に限界を決めてしまう。
これでいい、これ以上はできない。そう思って行動を止めてしまう。それを超えるには、一度自分を殺し、また新しく行動しなければならない。ガリィの前向きな名言である。
「なんて迷惑なロマンなんだ!!」
「なんて迷惑なロマンなんだ!!」とは、ライバルである呑破に一撃を叩き込む一世一代の機会に喜び、「みんな俺のロマンのために死んでくれい!!」と言い放った絶火に対するガリィのツッコミ。
自身のロマンのために観衆まで巻き込もうとするその様子に、渾身のツッコミが入った名シーンである。
絶火の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「漢のロマンとはつまるところ、環境破壊!!」
「漢のロマンとはつまるところ、環境破壊!!」とは、彼なりのロマンを語る絶火のセリフ。ロマンの定義が無茶苦茶である。
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目次 - Contents
- 『銃夢 Last Order』の概要
- ディスティ・ノヴァの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「世界が残酷なことは当たり前…のことです。」
- 「なお我は意思の名の元に命ずる。『生きよ』と!!」
- 「この世に『正気と狂気』など無い。あるのは一千の貌の狂気だけです」
- 「おいちい!」
- ガリィの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「生きることに理由は必要ない!!」
- 「あますところなく死んで その先へ!!」
- 「なんて迷惑なロマンなんだ!!」
- 絶火の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「漢のロマンとはつまるところ、環境破壊!!」
- 「空手に能書きはいらねぇ、戦え!!」
- 「お前ら、誰よりもニンゲンらしかったぜ!!」
- 「みんな俺のロマンのために死んでくれい!!」
- 「欠点があっても無敵!!それが漢のロマンだからなぁ!!」
- ケイオスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「夢を見た罪は実行することでしか續えねぇんだ!!」