偽物語（物語シリーズ）のネタバレ解説・考察まとめ

CV：加藤英美里

元は「母親の家にたどり着けない」という重いから地縛霊と化した「迷い牛」という怪異の少女だったが、暦とひたぎの助力によりその思いは昇華され、本人曰く「二階級特進」し浮遊霊にランクアップ。いまだに街をうろついている。「つきひフェニックス」で、駿河の家に火憐を送り届けて帰宅する途中の暦と遭遇して雑談をする。

神原駿河（かんばる するが）

CV：沢城みゆき

暦とひたぎの後輩で、直江津高校2年生。ひたぎを性愛的な意味で慕っていたため、その恋人である暦を「憎い」と感じたことから、「レイニーデヴィル」という怪異に憑かれたことがある。その事件がきっかけで暦と交流を持つようになった。片付けが苦手で、「レイニーデヴィル」の事件以降は暦に部屋の掃除を手伝ってもらっている。

千石撫子（せんごく なでこ）

CV：花澤香菜

中学2年生。月火の旧友であり、暦とは昔から顔見知りだった。暦とは貝木が街に広めた「呪い」を発端とした「蛇」の事件で再会し、暦に呪いを解くことに協力してもらったことから、再び暦との交流が始まった。月火と交流していた頃から暦に好意を抱いている。本来は引っ込み思案な性格だが、暦に対しては積極的に迫る一面がある。「かれんビー」で火憐と月火が街の呪いを解決しようとしていることを暦に教える。

羽川翼（はねかわ つばさ）

CV：堀江由衣

暦の同級生で、直江津高校3年生。成績が優秀で周囲からの信頼も厚い。クラス委員長を務めている。博識であり、暦が助けを求めることが多い人物。火憐と月火の奉仕活動にも助力しており、「かれんビー」では呪いを街に広めている人物を突き止めたり、火憐の容体がおかしいことを暦に告げたりして阿良々木家の人間のサポートに回ることが多い。「つきひフェニックス」では、余弦に叡考塾の場所を訊かれた暦に、叡考塾が馴染みがある学習塾跡の下の名前であることを教えている。

忍野忍（おしの しのぶ）

CV：坂本真綾

元は最強の怪異である「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」という名を持つ吸血鬼だったが、春休みの事件の際に暦から吸血鬼としての能力を奪われた結果、新しく「忍野忍」という名前を忍野メメからつけられた。死に場所を求めていた彼女にとって「暦によって生かされている」という現状が不服だったため暦との仲はこじれていたが、「かれんビー」で暦と一緒に風呂に入り、対話をした際に和解する。「かれんビー」では体調が悪いにも関わらず家を抜け出した火憐を見つけ、「つきひフェニックス」では月火を守ろうとした暦に助力して余接と戦い、圧倒的な力の差を見せつけて勝利した。

貝木泥舟（かいき でいしゅう）

CV：三木眞一郎

学生相手に街で「呪い」を広めている詐欺師であり、火憐に「囲い火蜂」の呪いをかけたとされた。かつてひたぎを騙し、戦場ヶ原家を離散に追い込んだことがある。暦・ひたぎと対峙するものの、「呪い」を広め切って集金を終えてしまったことや、過去とは様子が変わったひたぎを「つまらなくなった」と感じたことからもう街にいる理由がないとし、立ち去った。かつて、忍野メメや影縫余弦は同じ大学の同じサークルに所属していた過去がある。「意志のある偽物は本物より価値がある」という信念を持っている。

影縫余弦（かげぬい よづる）

CV：白石涼子

怪異を討伐する「ゴーストバスター」。不死身専門の怪異であり、不死性を持つ「しでの鳥」の怪異である月火を討伐するために阿良々木家を尋ね、月火を攻撃する。月火を守ろうとする暦と対戦し、圧倒的な強さを見せつけるが、妹への愛情から負けを認めない暦に拍子抜けして戦闘を放棄し、月火に危害を加えないとして立ち去った。

斧乃木余接（おののき よつぎ）

CV：早見沙織

余弦に付き従う式神の童女。余弦と共に月火の討伐に当たるが、忍と戦って敗北する。「アンリミテッド・ルールブック」という必殺技を持っている。口癖は「僕はキメ顔でそう言った」だが、そのセリフは真顔で発せられる。

『偽物語』の用語

怪異