ファイト・クラブ(Fight Club)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファイト・クラブ』とは、1996年に発表されたアメリカの小説家チャック・パラニュークによる同名小説が原作となっている、1999年制作のアメリカ映画である。不眠症で悩む会社員「僕(エドワード・ノートン)」はある日火事が原因で住む家を失くし、謎の男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)の家に居候することになった。「泊めてもいいが条件がある。俺を殴れ」という突拍子ないタイラーの言葉をきっかけに、二人はお互いを殴り合う行為にハマっていく。

エンジェル・フェイス(演:ジャレッド・レト)

警察署長拉致計画でタイラーに褒められるエンジェル・フェイス。

ファイト・クラブのメンバーの一人。美しい金髪と端正な顔だちをしている。
ファイト・クラブがプロジェクト・メイヘムに変化した時期から、目立つ存在となりタイラー・ダーデンの優秀な駒として活躍する。
プロジェクト・メイヘム発足時、主人公はタイラーに対し「自分だけ除け者にされている」と感じていた。

そこで彼(ナレーター)は、メンバー内で比較的目立った行動をするエンジェル・フェイスに、自身の怒りをファイト・クラブでぶつける。彼(ナレーター)はエンジェル・フェイスを倒した。ただ勝利するだけでなく馬乗りになり、エンジェル・フェイスの美しい顔を殴り続け、顔面をメチャメチャに潰す。
主人公の異様な行動に、ファイト・クラブのメンバーは恐怖を感じ、会場のファイトの熱気は冷めてしまう。そしてタイラーに「気が済んだか。サイコボーイ」と言われる。

物語後半で再び、プロジェクト・メイヘムの忠実な構成員として復帰する。
だが彼の顔は以前とは変わってしまった。

レイモンド・K・ヘッセル(演:ジョン・B・キム)

タイラーに銃で脅されるレイモンド。

タイラー・ダーデンの人物像を強く表現するエピソードに登場する人物。
レイモンドはコンビニ店員だ。
ある晩レイモンドが働いていると、銃を持ったタイラーが現れる。レイモンドはタイラーに脅され、コンビニの裏口に連れ出される。
タイラーの隣には、銃を持ち、強盗まがいの行動をするタイラーを、狼狽えながら見守る主人公も一緒だ。
タイラーはレイモンドの財布の中身を確認し、学生証から以前は彼が、市民大学の生物学を専攻していた事を割り出す。
頭に銃を突き付けられ恐怖に怯えるレイモンドに、タイラーは「なぜ学業を続けず、コンビニで働いているのか。本当は何になりたかったのか」を問う。

レイモンドは怯えながら「獣医になりたかった」と答える。
タイラーは「獣医になる勉強をはじめなかったら、殺す」と脅し、彼を解放する。
その場を走り去るレイモンドにタイラーは、「走れ!フォレスト・ガンプ!」と言う。

隣でやり取りを見ていた主人公は、「こんなのはやりすぎだ」と不快感を示す。
これに対して、「ヤツにとってはどうかな。明日から全てが変わる。朝メシだって俺たちが食べたどんな物より、うまく感じるはずだ」とタイラーは言った。
ファイト・クラブと同じく“痛みを知り乗り越えた者が味わえる生の喜び”に通じるタイラーの主義が色濃く反映されたシーンである。

リチャード・チェスラー(演:ザック・グルニエ)

彼は主人公(ナレーター)の勤める会社の上司、リチャード・チェスラーだ。
主人公がタイラーから「誰と戦ってみたい?」と質問された時、「会社の上司かな」と答えているが、その上司がリチャードである。
彼(ナレーター)は、不眠症を抱えつつも真面目に会社に勤務をしていた。リチャードはそんな彼(ナレーター)に、たびたび地方出張を命ずる。

主人公(ナレーター)が、タイラーと共にファイト・クラブを作ってクラブにのめり込むようになると、彼(ナレーター)の様子が以前と変わる。顔は痣だらけで服装もだらしなくなり、禁煙のオフィスで平気で喫煙をする。勤務態度も悪くなり、無断欠勤もするようになる。そんな彼(ナレーター)をリチャードは苦々しく感じだす。

ある時リチャードは主人公(ナレーター)に、自社の車の欠陥を世間に暴露されたくなければ、社外コンサルタントとして自分を雇い、給料を払えと脅される。リチャードは怒り、クビを命じてその場に警備員を呼ぶ。
だがその直後、主人公(ナレーター)が自分自身を殴りだすと、その異様な光景にリチャードは凍りつく。主人公は自分を殴るだけでなく殴り飛ばし、オフィスの家具に体を叩きつける。
ボロボロになった彼(ナレーター)は、リチャードに這いよりしがみ付き、「小切手を切れば二度とあんたの前には、現れない」と彼を脅す。恐怖に怯えるリチャードの前に、警備員が駆け付ける。
上司に殴られ血まみれになったと、訴訟になる事を恐れた会社から、彼(ナレーター)は要求した金をせしめる。

アーヴィン(演:ポール・ディロン)

ルーの酒場にて。タイラーとナレーターがバーに入る。ファイト・クラブを開催するためだ。

タイラーと主人公(ナレーター)が出入りするルーの酒場の雇われ店主がアーヴインだ。彼はファイト・クラブを開催するため酒場の地下を二人に提供する。彼はタイラーと主人公が店に入ると、「いいかみんな!家に帰る時間だぞ!」と言い、ファイト・クラブに参加しない客を追い出す。そして自らもファイト・クラブのメンバーとして、闘いに参加する。

店のオーナーのルーが、勝手に店の地下を使っている、タイラー筆頭のファイト・クラブのメンバー達を追い払おうとした時、彼は首の骨を折って入院していた。

クロエ(演:レイチェル・シンガー)

クロエは主人公が通う自助グループに参加する、末期ガンの女性だ。
主人公は彼女の事を「メリル・ストリープの骸骨が、パーティー会場で愛想笑いを振りまきながら歩いている様な感じ」と比喩している。

彼女は自助グループで、「まだ生きている。でもいつまで命がもつか、医者でもわからない」と主張し、「私はもう死を恐れない。でも私の孤独な気持ちは耐えられない」と参加者に訴える。そして「誰もセックスしてくれないんです。死ぬ前に一度でいいから抱いてくれる男が欲しい。私はポルノビデオを買ったの。そしてや潤滑ゼリーや催淫剤も…」と赤裸々な告白を始めた所、主催者の女性に止められる。

映画後半、クロエが死んだ事がマーラの口から主人公(ナレーター)に伝えられる。「死ぬなんて彼女は利口だわ」とマーラは、主人公に言った。

リッキー(演:アイオン・ベイリー)

リッキーはタイラー・ダーデン主催のファイト・クラブのメンバーの一人だ。
彼はもともと主人公(ナレーター)の職場の、下働きをしている。

“ファイト・クラブ”でリッキーは、テイクアウトレストランのボーイ長と試合をし、相手をぶちのめす。
主人公は、「会社で何の役に立たない男が、レストランのボーイ長をぶちのめしている10分間だけは輝いていた」と彼のファイトを称賛する。
またリッキーは、タイラーがプロジェクト・メイヘム(騒乱計画)に着手し、構成員(スペース・モンキー)を集め始めた時の最初の志願者でもある。タイラーは家の前で三日三晩めげずに立ち続けていられたら、プロジェクト・メイヘムの構成員として彼を迎え入れるつもりであった。ただ立ち続けるだけでなく、途中何度も何度もタイラーとナレーターから、「帰れ!」、「警察を呼ぶぞ!」等と罵られるが、彼はめげずに立ち続ける。
試練に耐え、タイラーに認められたリッキーは、プロジェクト・メイヘムの構成員、スペース・モンキーとして活動する。
構成員となった彼は、新たに志願してきたロバート・ポールセン(ボブ)やエンジェル・フェイスを試練の一環として罵倒する。彼らもリッキーと同じく三日三晩玄関に立たされる。
リッキーが二人を罵倒する。彼はボブを「ジジイはダメだ!デブ!」と罵ったが、エンジェル・フェイスには「お前もダメだ…その色…金髪!!」と、彼のどこを罵倒していいかとっさに分からず、金髪を貶した。

スターン刑事(演:ソム・ゴッサムJr.)

スターン刑事は、放火課の刑事だ。スターン刑事は、主人公(ナレーター)の自宅が爆破された一件を捜査し、爆破が事故ではなく、何者かによって仕込まれた事件であることを突き止める。刑事はダイナマイトの製造方法を知る何者かによる、意図的な犯行であると主人公に告げる。そして、そのような人物を最近敵に回さなかったかと彼に問う。
彼(ナレーター)の自宅を爆破した人物はタイラー・ダーデンなのだが、彼にとってタイラーは、“物質至上主義の文明社会の否定”、“痛みを知りどん底を味わう事により得られる生の喜び”、を伝授した掛け替えのない存在だ。主人公は刑事に犯人を告げる事はなかった。

しかしタイラーがプロジェクト・メイヘムを開始し、本格的なテロ行為をはじめると、彼(ナレーター)も態度を変える。
主人公は警察署に出頭し、タイラーの計画、金融ビルの爆破テロ事件を刑事に洗いざらい話す。スターン刑事は調査を始める。
この時、刑事と一緒にいた警察署員は皆タイラーの部下であり、タイラーから「たとえタイラー本人であっても、計画の邪魔をする者のタマをとれ。」と命令されていた。
危うく彼(ナレーター)は、警察署員にタマを切り落とされそうになる。

ジェイコブス警察署長(演:レナード・タルモ)

トイレでジェイコブス署長は、「取締を中止しろ。でなきゃタマを切り落とすぞ!」と脅される。

ジェイコブス警察署長は、タイラー・ダーデン率いるスペース・モンキー達が、本格的なテロ行為を始めた時期に登場する。
スペース・モンキーはビルの爆破事件を起こす。ビル爆破現場にはテレビのリポーターが駆け付け、中継を始めている。その現場に到着したジェイコブス警察署長は、リポーターからインタビューを受け「地下に潜伏している謎のボクシングクラブの仕業だ。我々は、断固取り締まりを強化する。」とリポーターに答えた。この後、警察はホテルで記者会見を開く。しかし会場のホテルには、既にタイラーとメンバーがウェイターとして忍び込んでいた。
そして署長がトイレにたつや、彼を拉致して脅迫する。そして“謎のボクシングクラブによる犯行の取締の発表”を中止させる。

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