ターミナル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ターミナル』とはアメリカ合衆国で2004年6月に公開された、ロマンスおよびコメディー映画である。ある目的をもってアメリカ合衆国に入国するビクター・ナボルスキーだったが、母国でクーデターが起き国が消滅してしまう。無国籍状態となり入国ができなくなってしまった。それでも目的を達成するために、空港の乗り継ぎロビーでクーデターが終結することを待ち続ける。空港生活の中で国土安全保障省税関国境保護局との対立、キャビンアテンダントとの恋模様など様々なヒューマンドラマが描かれている作品である。

恋愛相手

アメリア・ウォーレン(演 キャサリン・セダ=ジョーンズ)

吹き替え DVD版:深見梨加 /フジテレビ版:安藤麻吹
国際線のファーストクラスキャビンアテンダントとして勤めており、ビクターが恋に落ちる相手である。容姿端麗で数々の恋愛を経験してきた肉食系のキャリアウーマン。
そんな様々な恋をしてきたアメリアもビクターと出会ったときには不倫相手に振り回されており、それをビクターが慰めることでだんだんと親しくなっていく。歴史の本を読むことが好きで、理由は「安くて、長くて、男達が殺し合うからだ」となかなかの変態ぶりである。歴史上の人物では特にナポレオンが大好きで物語の続きを妄想するほどである。このナポレオンの歴史をもとに進んでいくビクターとアメリア恋模様にも注目である。

空港職員(ビクターを追い出したい側)

フランク・ディクソン(演 スタンリー・トゥッチ)

吹き替え DVD版:佐々木勝彦/フジテレビ版:大塚芳忠
ビクターとは対立し続ける存在であり、国土安全保障省税関国境保護局の主任を務めている。作品冒頭の中国人の不法入国を発見したり、局長への昇進のかかる査察の日には不正に薬を持ち込もうとしていたところを見破っており、かなりの敏腕ぶりを発揮している。
しかしビクターが自らの昇進の妨げになると判断すると、どのような手を使ってでも空港から追い出そうとする冷酷な性格である。その後もビクターを追い出そうとし続けるが、最後は空港職員皆がビクターのサポートしたことで諦めビクターの入国を見逃した。

レイ・サーマン(演 バリー・シャバガ・ヘンリー)

画像右がレイ

吹き替え DVD版:手塚秀彰/フジテレビ版:宝亀克寿
空港警察の1人でフランクの部下であり、その指示のもとビクターを追い出そうと初めは厳しく接していた。しかしビクターがどんな逆境の中も懸命にお金を稼いだり、見ず知らずのミロドラゴビッチを助けていく姿に感心し少しずつビクターを信用していく。
作品最後の空港職員にサポートされビクターがアメリカ合衆国へ向かうシーンでは、ビクターを止めるようフランクより指示があるも指示を無視し外は寒いからとコートをかけ快くニューヨークに送り出す。

空港職員(ビクターの入国を応援する側)

エンリケ・クルズ(演 ディエゴ・ルナ)

画像左がエンリケ

吹き替え DVD版:川島得愛/フジテレビ版:内田夕夜
空港内で機内食配送をしており、入国審査官のドロレスに恋をしている。
作中ではビクターの食事の提供を行うこととドロレスの情報収集することを条件に取引し、ビクターの生活を支えた人物である。ビクターには様々な指示を出し、ドロレスの情報を得ていく。ビクターとアメリアの恋とはまた違ったどこか青春を思い出すような、甘酸っぱい恋模様にも注目である。最終的にはここで得た情報をもとに見事ドロレスの心を射止め2人は結婚する。またビクターをポーカーに誘うなどして他の空港職員と仲良くなるキッカケを与えてくれた人物である。

グプタ・ラハン(演 クマール・ラパーナ)

吹き替え DVD版:塾一久 /フジテレビ版:永井一郎
清掃員として働いており、モップで床を濡らしておきそこで人が転倒する姿を唯一の楽しみにしている。彼がこのようなことを楽しみにしているのも、悲しい過去が原因となっている。彼はもともとインドで家庭をもっておりタバコ店を営んでいた。しかし、毎日税の取り立てに来る汚職警官に危機感を感じ殺害してしまい、家族をおいてアメリカに逃げてきている。その為人をなかなか信用しようとせず、ビクターのこともはじめはスパイだと思っていた。
作中の最後にはビクターが自分のためにアメリカ合衆国に入国できないことを知り、自ら逮捕されることでビクターのクラコウジア帰国を引き止め、アメリカ合衆国へ向かうことを後押しした人物である。

ジョー・マルロイ(演 シャイ・マクブライト)

画像右手前がジョー

吹き替え DVD版:星野充昭/フジテレビ版:江川央生
貨物輸送エリアで働いている非常に大柄の人物である。体格だけでなく心も広く、空港生活に困っているビクターをすぐ受け入れる。グプタ、エンリケの4人で空港の忘れ物を賭けてポーカーをして遊んだりと、ビクターの大切な仲間の1人である。ビクターがアメリアを食事に誘った際にはディナーの手伝いなど、ビクターの心強い味方として活躍している。

ドロレス・トーレス(演 ゾーイ・サルダナ)

吹き替え DVD版:石塚理恵/フジテレビ版:林真里花
入国審査官を務めており、入国できないビクターのことを可哀そうに思っている。少しの可能性を信じて毎日入国審査に通い続けるビクターの姿に一目置いている。またエンリケからは恋心を抱かれている。過去に付き合っていた男に浮気されており、お金よりも愛のある男性が好きでエンリケの一途な気持ちに惹かれ、ビクターの活躍もあり2人は空港で結婚式を挙げる。

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@nao_13226

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