キャスト・アウェイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャスト・アウェイ』とは、2000年に公開されたアメリカのサバイバル映画である。トム・ハンクスが主演を務め、ロバート・ゼメキスが監督を務めた。ストーリーは、国際貨物便フェデックスのシステムエンジニアであるチャック・ノーランドが、飛行中に航空事故に遭い、無人島に漂着してしまうというもの。無人島での生活に適応し、生き延びるために様々な方法を見つけていく。
『キャスト・アウェイ』の概要
『キャスト・アウェイ』とは、2000年に公開されたアメリカのサバイバル映画である。上映時間:144分。監督、制作は『フォレスト・ガンプ 一期一会』、『永遠に美しく…』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの監督として有名な ロバート・ゼメキスが務め、脚本は『アポロ13』、『エントラップ・メント』を手がけた、ウィリアム・ブロイルズ・ジュニアが務めた。ブロイルズは元海兵隊という異色の経歴を持っている。主人公を演じたトム・ハンクスは、ロバート・ゼメキス監督の『フォレスト・ガンプ 一期一会』にも出演、アカデミー主演男優賞を獲得している。また、ディズニー映画『トイ・ストーリー』のウッディ役として声優を務めた事でも有名である。ヒロイン役には映画『恋愛小説家』でアカデミー主演女優賞を獲得したヘレン・ハントが務めた。
興行収入は4億2960万ドルと大ヒットを記録し、トム・ハンクスは今作品でもアカデミー主演男優賞にノミネートされた。また、2001年第58回ゴールデングローブ賞も受賞している。
ストーリーは、国際貨物便フェデックスのシステムエンジニアとして働くチャック・ノーランドが飛行機事故に遭い、無人島に漂着するところからはじまる。チャック・ノーランドが飛行機事故に遭い、無人島に漂着するところからはじまる。覚悟を決めたチャックは無人島で生き抜くことを決意する。彼が無人島での生活に適応し、生き延びるための方法を見つけていく姿が描かれている。婚約者のヘレンはチャックが死んだと思い、結婚し新しい生活を始めていた。しかし4年後にチャックが変わり果てた姿で戻ってきた。
公開週末での興行収入は、2890万ドルを記録し、最終は国内、国外合わせて4億2960万ドルと、大ヒットした。
作中に登場するフェデックスという会社は実在し、世界的に有名な国際貿易会社である。また、フェデックスのCEOであるフレッド・スミスが本人役として登場する。トム・ハンクスは役作りのために、体重を23キログラム増量し、その後無人島生活をよりリアルに表現するために減量した。
この映画は、孤独や逆境に立ち向かう人間の精神力や希望を描いた作品として知られており、トム・ハンクスの演技や映像美、ストーリーテリングが高く評価されている。
SNSでは、「人生のを生き抜くことの大切さを学べた」、「トム・ハンクスの演技力に感動した」「20年以上前の映画とは思えないほどの映像だった」などとても評判である。
『キャスト・アウェイ』のあらすじ・ストーリー
飛行機事故で投げ出されたノーラン
1995年の12月、チャック・ノーランドはフェデックスのシステムエンジニアとして、配送の効率化と時間短縮を追求して世界中を飛び回っていた。一方で、長い間共に過ごした恋人のケリー・フレアーズとの未来への展望も抱きつつ、結婚を考えていた。
彼は日々忙しさに追われ、親族のクリスマス会でも仕事の呼び出しに対応せざるを得ないほどだった。しかし、ケリーは彼の仕事の重要性を理解し、大晦日までには戻ることを確認し、空港で見送った。チャックは出発直前、指輪を渡しプロポーズを行い、帰ったら結婚することを約束した。
しかし、彼が自社の貨物機に乗り込むと、深夜にトラブルが発生する。パイロットたちは必死に状況を打開しようとするが、悪天候のために貨物機は太平洋上で墜落してしまう。激しい暴風雨の中、チャックは海に放り出され、1人で救命ボートに乗り流されていった。その夜、激しい雷雨の中、チャックは岸辺に辿り着き、救命ボートの中で一晩を過ごすことになった。
翌朝、目を覚ますとボートが島の砂浜に打ち上げられていることに気づいた。チャックはポケベルと、ケリーからもらった懐中時計だけを手にしており、他には何もなかった。砂浜には、フェデックスの荷物も漂着していた。チャックは顧客の荷物を確認し、さらに「誰かいないか」と声を上げた。しかし、助けを求める叫び声が虚しく響くばかりで、どこからも応答はなかった。彼は無人島に漂着してしまっていた。
荷物を整理したチャックは疲れていたため、ひと休みすることにした。こうして、新たな現実に直面したチャックの無人島での生活が始まった。
無人島でのウィルソンとの出会い
波の音と風のざわめき、そして木々のそよぐ音だけが聞こえ、チャックの耳はあらゆる音に敏感になっていた。そんな中、チャックはココナッツの実を見つけ、岩で作った簡素な工具で実を割り、腹を満たすための食料を手に入れた。
その後、チャックは島の探索に乗り出した。砂浜から切り立った岩陰へと足を運び、足元の安全を確保しながら探検を進めた。翌日には、裸足での探検は危険だと判断し、布を巻いて足を保護した。岩山を登り切ると、島の全体像が一望できたが、その周囲にはどこまでも広がる海があり、船の姿はまったく見当たらなかった。
そして、チャックは海に漂うパイロットの死体を見つける。申し訳ない気持ちが交錯しながらも、チャックは島内で使えそうな物を借りることを決意し、使い道があるものだけを選んだ。パイロットの死体は、追悼の意を込めて家族の写真を持たせ、地中に埋葬した。
小さな森で飲み水を見つけ、それを確保した。海辺で釣りをして、得た魚は彼の食糧となった。その夜、海に向かって排泄をしている最中、遠くの海に輝く光を発見する。彼は必死に助けを求める声を上げたが、光は彼の叫びには気付かず、遠ざかっていった。
故人のパイロットから借りた懐中電灯は、電池が切れてしまい、もはや機能しなくなっていた。さらに、岩で怪我をした足の傷が悪化して化膿し始め、危機的な状況となった。チャックは命が危うい状況に立たされていた。そこで、彼は拾った乗客の荷物を開けて中身を見る決断をする。しかし、天使の羽が書いてある荷物は開けることはなかった。
荷物を開けるとビデオテープ、離婚届、スケート靴、ドレス、そしてバレーボールが入っていた。最後の荷物だけは開けずに取っておくことにした。スケート靴の刃を使って布を切り、枝を削ることで、何か使えるものを作り出すことにした。また、ドレスのレースを利用して網を編むことに成功する。
しかし、最大の課題は火を起こすことだった。石を擦り合わせる原始的な方法で1日中頑張ってみたが、なかなか火は灯らない。ココナッツの実を擦っている最中、板を枝で擦ることで摩擦火を起こす方法が思い浮かび、実行した。しかし、試行の過程で枝が折れ、右手に怪我を負って流血してしまう。
怒りや絶望、悲しみ、孤独など様々な感情が交錯し、叫び声をあげながら、チャックは思い切りバレーボールを投げつけた。そのバレーボールには先ほど怪我したチャックの血がついていた。
時間が経ち、チャックはバレーボールについた血の手形を見て、新たな考えを思いついた。顔を描いてみると、不思議なことにこのバレーボールがまるで話し相手のように思えた。これが彼にとって転機となる。その後再びやる気を出したチャックは、板に割れ目を作り、必死に擦ると、火が生まれた。
その夜、ハイテンションな気持ちでチャックは火を絶やさないように枝を燃やし、カニを焼いて食べた。バレーボールに「ウィルソン」と名前を付け、話し続けることで、チャックの精神状態は安定していく。
その後、彼は洞窟に拠点を移し、航空機の墜落地点を自力で大まかに計算した。広大な海の真ん中に墜落したことを理解し、助けや遭難者の発見は難しいと判断する。その現実を受け入れつつ、彼は新たな生活へと向き合う覚悟を決めた。
初めに、島での生活に必要な知恵を身につけるも、次は歯の痛みに苦しむことになった。数日間、痛みに悩まされ、どうにも耐えられなくなったチャックは、とうとう流された荷物の中にあったスケート靴の刃を使って自ら歯を抜いた。歯を抜いたことで痛みは和らいだ。
無人島からの脱出
そして4年後、驚異的な生存力を持つチャックは無人島で生活し続け、野生的な姿に変わり果てていた。魚を捕る技術も巧みになり、ウィルソンの頭も破裂してしまっていた。ある日、島に流れ着いた壊れた簡易トイレの壁を見てひらめいた。簡易トイレの壁を帆にして、島からの脱出を試みることに決める。木の皮とビデオテープを使って筏を組み、季節や時期を考慮し、脱出の準備を進めた。
出発の日がやってきた。ウィルソンを帆先に括り付け、チャックは海へと漕ぎ出した。大波に立ち向かい、最後の一波にも挑んだ。簡易トイレの壁を帆として風を受けた筏は、何とか大波を越え、沖に進むことが出来た。チャックとウィルソンは、ついに島からの脱出に成功した。1500日間の島での生活を振り返りながら、チャックは感慨深い気持ちで島を眺めた。彼は沖に向かって漕ぎ出し、ウィルソンと共に新たな航海を始めた。雨水で喉を潤し、魚を捕って食べながら海上を漂流した。しかし、大嵐に遭遇したチャックは困難な状況に直面する。筏は荒れ狂う波に破壊され、ウィルソンはほんの僅かな帆先にしがみついている状態だった。朝になると、ウィルソンは力尽きて海へと流されていった。チャックは筏を引っ張りながらウィルソンの元へ向かおうとするが、波に阻まれ離れていく一方だった。チャックは必死にウィルソンを追いかけようとしたが、自分も危険に晒される事を考慮し、最終的に彼は筏の紐を手放す決断を下す。チャックはウィルソンと別れることになった。チャックは涙を流し、彼を救い出せなかったことに深い謝罪の意を表した。ウィルソンが波に飲み込まれ、消えていく姿を見つめながら、チャックの心は別れの悲しみと感謝の念で満ちていた。
翌朝、チャックは生きる希望を失ってしまったようで、筏のオールを手放してしまった。孤独な時間が過ぎる中で、海で友達になったクジラが彼を気遣ってくれたが、彼は筏の上でひたすら死を待つだけだった。その日、クジラに海水をかけられ目が覚めたチャックは、轟音が近づいていることに気がついた。巨大な貨物船が通りかかるところに遭遇する。朦朧とした意識の中で、チャックは船に手を伸ばした。それから4週間後、チャックは飛行機に乗っていた。4年前の墜落事故によって、彼は事実上死亡しており、葬儀も埋葬も行われていた。ケリーはその死を深く悲しみ、そして彼を過去の人として忘れようとしたのだった。
生還のセレモニーが行われた後、ケリーとの再会が待ち受けていた。チャックは部屋で待っていたが、中には歯科医のスタンが入ってきた。彼は以前にチャックの歯を治療したことがあり、今はケリーの夫となっていることを明かした。ケリーはチャックの死で大きな精神的なダメージを受け、生還によってますます混乱してしまい、もはやチャックと再会できない状況に陥っていた。生還したものの、チャックは現代社会に適応することが難しいと感じていた。ケリーに再び会いたいという思いが彼を駆り立てていた。その日の深夜、彼はケリーの自宅を訪ねる決意をした。ケリーはスタンとの間に1人の娘をもうけ、幸せそうに暮らしていた。その幸せな様子を見て、突然生き返った自分がそれを壊すわけにはいかないと感じ、懐中時計をケリーに返した。ケリーはチャックの生存を信じており、墜落事故についても調べていたようで、「島の所在まで知っていたが、捜索隊は彼を見つけることができなかった」と話した。また、ケリーは別れた際に乗っていたチャックの車を大事に所有しており、それをチャックに返した。感動しながら車に乗り込んだチャックの後をケリーは追いかけた。互いに今でも愛し合っていることを告げるが、ケリーには既に家族がおり、彼女の幸せを崩すわけにはいかないと考えたチャックは、ケリーの幸せを祈りつつ、別れを告げることを選んだ。
後日、島から持ち出した大事な荷物を配達するためにやってきたチャックは、家主が不在だったためにメモを残して帰ることにした。十字路で次に進むべき方向を考えていると、通りかかる女性が現れた。彼女はチャックのことを知らないようで、親切に道案内をしてくれた。彼女が乗るトラックには見覚えのある羽のマークがついていたが、チャックは何も言わずにその場を見送った。
最終的に、チャックは十字路の中央に立ち、前方の道を見つめた。彼の旅は続いていく。
『キャスト・アウェイ』の登場人物・キャラクター
主要人物
チャック・ノーランド(演:トム・ハンクス)
日本語吹替版:井上和彦
物語の主人公で、フェデックスのシステムエンジニアとして働いていたが、飛行機の事故によって無人島で生活することになる。確かな能力を持ちながらも、人間関係では温かさと思いやりを見せるバランスの取れた人物である。友人や恋人との関係では、その優しさや気配りから慕われる存在である。どんな状況でも上手く立ち回ることができ、新しい状況にも高い適応力を持って対応する。
無人島に漂流し、4年間生活した。島から脱出する際には簡易トイレで筏を作成し、無人島から脱出することに成功する。
ウィルソン
チャックが無人島での孤独を紛らわすために作った、バレーボールに描かれた人間の顔のようなキャラクター。このバレーボールに「ウィルソン」という名前をつけ、それを友達のように扱っている。ウィルソンはチャックが無人島で生き抜く上でとても大切な存在である。最後はチャックが無人島から脱出する際に海に流れていってしまう。
ケリー・フレアーズ(演:ヘレン・ハント)
日本語吹替版:勝生真沙子
チャックの恋人で金髪の女性。優しさと包容力を備え、周囲の人々に対して常に心を開いて接する。大学では博士号を追求し、知識と教育に対する情熱を持って努力していたが、チャックの飛行機事故による墜落でそれを諦めてしまう。チャックは必ず戻ってくると信じ、無人島に救助をお願いしていた。しかし、戻らぬチャックの事に悲しみながらも、新しい婚約者ができる。チャックがいなくなった後はチャックの車を所有しており、帰ってきた時に返却した。
フェデックス
フェデックスCEO(演:フレッド・スミス)
チャックが働くフェデックスのCEO。時間に厳しい男で、配達時間には遅れないようにと部下に話している。役は実際のCEOが演じている。
ベッカ・トウィグ(演:ジェニファー・ルイス)
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老人と子供の心の交流を描いた映画を集めました。名優クリント・イーストウッドが頑固な元軍人役を演じた『グラン・トリノ』や、父が遺したメッセージを解こうと主人公が奮闘する『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、映画愛に溢れた名作『ニュー・シネマ・パラダイス』など全7作品。各作品のあらすじや見どころを紹介していきます。
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ディズニーにまつわる都市伝説・トリビアまとめ!『トイ・ストーリー3』にトトロが出演などおもしろ情報が満載!
ディズニーにまつわる都市伝説やトリビアをまとめました。『リトル・マーメイド』でアリエルのコレクションの中に「改悛するマグダラのマリア」の絵があるように、ディズニー映画には、サブリミナルのように聖書のキーワードが出てくるといった噂や、『トイ・ストーリー3』にトトロが出演しているといったトリビアなどを紹介していきます。
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【ジブリ】「となりのトトロ」メイのモデルと「トイ・ストーリー」アートディレクターが結婚していた!【ピクサー】
「となりのトトロ」のメイのモデルとなった女性と「トイ・ストーリー3」のアートディレクターを務めた堤大介。2人はどこで出会い、どうやって結婚までたどり着いたのだろうか。素敵なエピソードと共に2人の馴れ初めを紹介していく。
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目次 - Contents
- 『キャスト・アウェイ』の概要
- 『キャスト・アウェイ』のあらすじ・ストーリー
- 飛行機事故で投げ出されたノーラン
- 無人島でのウィルソンとの出会い
- 無人島からの脱出
- 『キャスト・アウェイ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- チャック・ノーランド(演:トム・ハンクス)
- ウィルソン
- ケリー・フレアーズ(演:ヘレン・ハント)
- フェデックス
- フェデックスCEO(演:フレッド・スミス)
- ベッカ・トウィグ(演:ジェニファー・ルイス)
- ユーリ (演:ユーリ・フォン・バーグ)
- スタン(演:ニック・サーシー)
- その他
- ジェリー・ロベット(演:クリス・ノース)
- ベッティーナ・ピーターソン (演:ラリ・ホワイト)
- 『キャスト・アウェイ』の用語
- フェデックス
- バレーボール
- 懐中時計
- 『キャスト・アウェイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ウィルソンとの別れ
- 火を起こすシーン
- チャック・ノーラン「明日も日は昇る。 そして波が何を運んでくるかは誰にも解らない。 だから、とにかく呼吸を止めないことだ」
- 『キャスト・アウェイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ロケ地の無人島はキャスタウェイ島
- ウィルソンのその後
- キャスト・アウェイはノンフィクションなのか
- 『キャスト・アウェイ』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:Alan Silvestri 「Cast Away Theme」