トランスフォーマー/ロストエイジ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『トランスフォーマー/ロストエイジ』とは、2014年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画。実写映画『トランスフォーマー』シリーズの4作目であり、前作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』から5年後を描いた作品でもある。シカゴ惨劇から5年後、オートボットを排除しようとする組織によって、オートボットたちが次々と消されていってしまう。そんな中、廃品回収業を営む発明家・ケイドは、映画館の中で眠っていたオプティマス・プライムと出会い、戦いに巻き込まれていく。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』の概要
『トランスフォーマー/ロストエイジ』とは、2014年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画であり、実写映画『トランスフォーマー』シリーズ4作目となる作品でもある。
3作目の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』から5年経った世界を描いており、本作ではダイナボット(恐竜型のトランスフォーマー)が、ストーリーのメインテーマの1つとなっている。
前3作品まで主演を務めたシャイア・ラブーフやジョン・タトゥーロ、ジョシュ・デュアメルらは本作では出演せず、マーク・ウォールバーグやニコラ・ペルツ、ジャック・レイナーが新たな主要キャストとして加わった。舞台もロサンゼルスからテキサスの田舎が舞台となった。
そのため、本作は”最強の悪(ガルヴァトロンやロックダウン、人造トランスフォーマー)”と”謎の第3勢力(KSIと墓場の風)”が入り乱れる、衝撃・迫力・興奮全てがこれまでの作品とは桁違いの壮絶なバトルが繰り広げられている。
監督はこれまでのシリーズ作品同様、マイケル・ベイ監督が務める。
日本での配給先であった「パラウント・ピクチャーズ・ジャパン」が本作上映から1年後に解散したため、本作はトランスフォーマー実写映画シリーズ最後の「パラマウント・ピクチャーズ・ジャパン」による配給作品となってしまった。
本作は2014年に、Facebook上で話題になった映画トップ10で第7位にランクインしたと、米Facebookが発表している。
そして2014年、本作はオープニング興行収入1億ドルを突破し、世界累計でおよそ約750億円を記録、全世界興行収入No.1の大ヒットを記録した。日本では大物俳優・渡辺謙がトランスフォーマーのドリフトの声を演じたことでも話題になった。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』のあらすじ・ストーリー
あらすじ【起】
かつて恐竜が栄えていた時代、突如現れた謎の宇宙船団から攻撃を受けた。そして奇跡的に生き残った1頭の小さな恐竜以外、恐竜たちは金属のようなものに作り変えられてしまう。
それによって絶滅した恐竜たち、生き延びたと思った1頭の恐竜もその後金属化した。約6500万年後の現代、北極で金属化した恐竜が死骸として発見された。
前作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』で、センチネル・プライムとメガトロンが引き起こした「シカゴの惨劇」から5年が経った。
アメリカのテキサス州で、車などの廃品回収や修理の仕事をしている発明家ケイド・イェーガーは、一緒に仕事をしている友人ルーカス・フラナリーと共に仕事先の映画館に赴いた。そこでボロボロのトラックトレーラーを見つけて持ち帰る。
一方シカゴの惨劇を機に、軍とオートボットとの間に結ばれた同盟は破棄された。これにより地球を守ってきたオートボットたちは、国から追われる身となってしまった。
ケイドは持ち帰ってきたトラックトレーラーを売ろうとしていた。しかしテッサは帰ってきたケイドが、家計を考えずトラックトレーラーを持ち帰ってきたと思い呆れる。
その頃ジェームズ・サヴォイ率いる対オートボット実働部隊「墓場の風」による、オートボット狩りが各地で行われていた。オートボット狩りを警戒したオプティマス・プライムは、地球に潜伏する仲間に隠れて生活をするよう命令した。
アメリカ大統領の首席補佐官の男が、CIAの高官ハロルド・アティンジャーに、オプティマス・プライムの居場所を尋ねる。
アティンジャーが指揮する墓場の風や反トランスフォーマー組織「KSI」は、秘密裏にオートボット狩りをしていた。アティンジャーはオートボットは地球に騒乱を招くという理由で、地球にいる全てのトランスフォーマーを殲滅しようとしていた。1作目から活躍してきたラチェットもアメリカ政府により殺されてしまう。
それはCIA退職後の保身と、「KSI」と組んで人造トランスフォーマーを創り兵器として金儲けするためだ。そのビジネスの邪魔になるオートボットを排除するため、オートボット狩りをしていた。
だがアティンジャーは自分の真の目的を政府に話しておらず、そのためアメリカ大統領の首席補佐官に「上々だ」とだけ告げる。
一方ケイドは修理していたトラックトレーラーが、地球のものではないことに気づく。そしてケイドは、このトラックトレーラーはトランスフォーマーかもしれないと思い、テッサとルーカスに「トランスフォーマーを見つけた」と話す。
それを聞いたテッサとルーカスは、懸賞金目的でトランスフォーマーを見つけたと国に通報しようと訴える。しかしケイドは、国には通報せず修理することにした。
3人がそう話しているとトラックトレーラーが突然変形し、オプティマス・プライムが姿を現す。オプティマス・プライムは人間の攻撃による銃弾が撃ち込まれたが、トレーラーにトランスフォームした状態で身を潜めていたのだ。目覚めたオプティマス・プライムは仲間が襲われていることに怒り、ケイドたちに襲い掛かろうとする。しかしケイドは修理させてくれと言い、オプティマス・プライムも納得する。
アティンジャーは賞金稼ぎトランスフォーマーのロックダウンたち「人造トランスフォーマー」に、オプティマス・プライムの行方をなぜ追っているのか尋ねる。しかしロックダウンは何も答えることは無かった。
あらすじ【承】
金に目が眩んだルーカスは、ケイドには内緒で国にオプティマス・プライムを通報してしまう。通報を受け、すぐに墓場の風がケイドの家へ来る。
アティンジャーの命令でケイドの家を襲撃したサヴォイは、テッサを人質にしてケイドからオプティマス・プライムの居場所を吐かせようとする。
ケイドとテッサの悲痛な叫びを聞いたオプティマス・プライムは、自ら囮になって2人を逃がそうとする。
その時、テッサに会いに来た彼女の恋人でもあるプロレーサーのシェーン・ダイソンの車で、ケイドたちは逃走する。
オプティマス・プライムとケイドたちが合流しようとした時、ロックダウンがグレネードで攻撃してくる。
グレネードの攻撃から逃げ切ったケイドたちだったが、ルーカスは犠牲となってしまう。オプティマス・プライムたちは、何とか墓場の風を撒いて合流する。
しかしオプティマス・プライムは、ケイドたちを巻き込んだことを悔やむ。オプティマス・プライムは、仲間のオートボットを招集してその場を去る。その後ケイドは墓場の風から奪った無人偵察機を修理し、オートボットのレッドフットが殺される映像を見つけた。
ケイドたちはオプティマス・プライムを探して見つけた後、無人偵察機から学んだ技術を使ってオプティマス・プライムを修理した。
オプティマス・プライムの修理をしたケイドたちは、彼の招集に応じて現れたオートボット「バンブルビー」「ハウンド」「ドリフト」「クロスヘアーズ」に武器を向けられる。
敵対心を剥き出しにするオートボットたちを、オプティマス・プライムが宥めてくれたおかげで、ケイドたちは命拾いした。
ケイドはオプティマス・プライムたちに、無人偵察機を解析して得たオートボット狩りの映像を見せる。そしてこれが「KSI」による仕業だとも話す。
表向きはロボット工学の一流企業となっている「KSI」は、アティンジャーの支援を受けて設立された秘密軍事組織だ。「KSI」は墓場の風が破壊したオートボット達の金属を使い、軍事用の人造トランスフォーマーの開発を進めていた。
一方「KSI」の社長ジョシュア・ジョイスは、部下のダーシー・トリルとギル・ウェンブリーが北極で発見した恐竜の死骸から採取した欠片が、「トランスフォーミウム」だったことを突き止めた。そして「KSI」は「トランスフォーミウム」を使い、人造トランスフォーマー「スティンガー」「ガルヴァトロン」などを造り上げた。
シカゴへ来たケイド達は、KSI本社へ潜入した。そこでバンブルビーを模した人造トランスフォーマー「スティンガー」の存在を知るのだった。
スティンガーの部屋で流れる映像に腹立っていたバンブルビーを見て、ジョシュアたちが駆けつけてきた。ケイド達は誤魔化したが、このままではまずいと考えオプティマス・プライムたちの元へ戻ることにした。
その頃ジョシュアは、アティンジャーから連絡を受けていた。それはケイドたちに奪われた無人偵察機によって、ジョシュアがオートボット狩りに関与していることを知られてしまったことだった。
ジョシュアはケイドたちが会社へ潜入していたことに気づき、警備員に捕まえるよう命じる。逃げ遅れたケイドは捕まってしまうが、ケイドが服に仕込んだカメラの映像から、仲間の痛ましい姿を見たバンブルビーは怒り、ケイドを救出した。
ケイドを救出後、バンブルビーはオプティマス・プライムたちと研究所内部へ侵入した。そこで捕まっていたオートボットのブレインズを回収した後、研究所内部をあらかた破壊していく。
あらすじ【転】
そこへジョシュアが、逃げたケイドとバンブルビーを追って来た。ジョシュアは「進歩したテクノロジーを使って開発した人造トランスフォーマーは、世界に歓迎されている。もう進歩前の古いオートボットたちは用済みだ」と、オートボットたちに言う。それを聞き意気消沈したオプティマス・プライムたちは、ジョシュアを殺さずその場を立ち去っていった。
ジョシュアはアティンジャーから、本社に来たオプティマス・プライムたちを仕留めろと命じられる。そこでジョシュアは「ガルヴァトロン」と「スティンガー」を出撃させ、オプティマス・プライムたちの始末を命じた。
道路で激しい攻防を繰り広げるガルヴァトロンとオプティマス・プライム。しかしそこへ突如ロックダウンが、宇宙戦艦ダークマターに乗って現れる。
オプティマス・プライムはロックダウンに戦いを挑むが、進化を遂げた人造トランスフォーマーであるロックダウンに苦戦を強いられてしまう。
オプティマス・プライムはロックダウンからの攻撃で吹っ飛ばされ、飛ばされた先にいたテッサが逃げ込んだ車にぶつかる。そしてロックダウンが放った網にオプティマス・プライムはテッサが乗った車ごと捕まり、そのままダークマターへ連れ去られてしまうのだった。
捕まったオプティマス・プライムは、戦艦内部のトランスフォーマーたちの聖域である「テメノス」に連れて行かれる。テメノスはロックダウンによって、トランスフォーマーたちを捕える監獄と成り果てていた。
ロックダウンはトランスフォーマーの生みの親である「創造主」の命令で、お前たちを始末するために地球へやってきたと、オプティマス・プライムに伝える。
テッサはなんとか車から逃げ出し、ダークマターからの脱出を試みていた。テッサが戦艦内部を歩いていると、偶然ロックダウンと墓場の風の取引現場を目撃する。取引内容はオプティマス・プライムの身柄引き渡しと、トランスフォーミウムを生み出す「シード」の交換だった。
取引が完了しダークマターで地球から去ろうとした時、救出に駆けつけたケイドたちがダークマターに飛び乗った。
艦内に侵入したケイドたちは、オプティマス・プライムとテッサを救出するため二手に分かれる。
オプティマス・プライムの救出に向かったオートボットたちは、ダークマターの動力源を見つけ、地球から飛び立たせないように楔を放って固定した。
発進できないことを不審に思ったロックダウンは、オートボットたちが侵入したと考え、狼型トランスフォーマーのスチールジョーを艦内へ放つ。戦いながら進んでいたケイドとシェーンは、スチールジョーに追いかけられていたテッサを救出した。
その頃ジョシュアは、ケイド達を捕まえられずオートボットたちに研究所を破壊されたことに怒っていた。ジョシュアは、今後の活動拠点を中国に移すことを決める。
オプティマス・プライムは、ハウンドとドリフトによって救出され船から脱出した。エンジンを再起動させたロックダウンは、その事に気づかないまま宇宙空間へ飛び去って行った。
ケイドたちはオプティマス・プライムたちと合流し、メガトロンの記憶と繋ったブレインズから衝撃的な事実を聞かされる。それはガルヴァトロンにメガトロンの染色体をつけた虫を入れさせ、メガトロンの生まれ変わりを造ろうとしていたのだ。
ガルヴァトロンはKSIを利用し、トランスフォーマーを創り出したとされる「シード」を手に入れさせる。そしてガルヴァトロンは創造主同様、人間たちを金属化させてトランスフォーマーを創り、大勢の兵士を生み出して人類を滅ぼそうとしたのだ。
これを知ったオプティマス・プライムたちは、ガルヴァトロンたちがシードを手に入れないよう行動する。まずはジョシュアの携帯をハッキングして、この事を伝えることにした。
あらすじ【結】
オプティマス・プライム率いるオートボットとケイドたちは、宇宙船に乗って北京へ向かう。北京のKSIビルへ到着したジョシュアは、ケイドからの連絡を聞いてアティンジャーと墓場の風に不信感を抱く。
ジョシュアはアティンジャーとサヴォイと合流しシードを受け取るが、アティンジャーたちに対する不信感を拭えず反旗を翻すことにした。
その瞬間、北京の工場で起動したガルヴァトロンが、人造トランスフォーマーたちを解放する。ガルヴァトロンたちが暴走して工場を破壊する間に、ジョシュアはシードを持って逃走する。
ガルヴァトロンたちは、シードを奪うためジョシュアを追う。ジョシュアは、ケイドたちと合流してシードを渡そうとした。しかし、追いかけて来たガルヴァトロンたちの襲撃に遭う。
ジョシュアたちを逃がすため、ケイドはサヴォイと戦う。ケイドはサヴォイとの戦いの末、建物の屋上からサヴォイを突き落とす。サヴォイが転落死したことでアティンジャーは激怒し、宇宙にいるロックダウンを呼び戻す。
バンブルビーとハウンドは、テッサたちやジョシュアを守りながら、ガルヴァトロンと共に来たスティンガーたちと戦っていく。
その頃オプティマス・プライムは、クロスヘアーズとドリフトと共に山奥へ行っていた。オプティマス・プライムは奪った宇宙船内にある、テメノスに突き刺さった剣「ジャッジメント」を引き抜く。そして創造主のしもべたる伝説の騎士たち「ダイナボット」を仲間にするべく説得を試みる。
素直に従わないダイナボットと戦うことになるが、オプティマス・プライムは見事ダイナボットの首領「グリムロック」を倒した。これにより強力な援軍を手に入れることが出来た。
オプティマス・プライムはグリムロック達と共に、ケイドの元へ急ぐ。ケイドと協力しながら戦うハウンドたちの元へ、オプティマス・プライム達が駆けつけた。これにより形勢は逆転し、スティンガーを撃破した。
地球へ引き返したロックダウンも、ケイド達を追いかけた。オプティマス・プライムとケイド達はロックダウンと戦う。
その後、ケイドはアティンジャーに銃口を向けられるが、彼の危機を察知したオプティマス・プライムがアティンジャーを攻撃する。これによりアティンジャーは死亡した。
ケイドを救出したオプティマス・プライムは、ロックダウンの攻撃によりジャッジメントが身体に突き刺さり、身動きが取れなくなってしまう。引き返してきたバンブルビーとケイドが、ロックダウンと戦い時間を稼ぐ。その間にシェーンたちが、クレーンを使いオプティマス・プライムに刺さったジャッジメントを引き抜いた。
これにより復活したオプティマス・プライムは、ロックダウンの背後からジャッジメントを突き刺して破壊する。
ジョシュアたちが待つ港に降り立ち、皆でお互いの無事を喜び合う。それを隠れて見ていたガルヴァトロンが、再戦を誓ってどこかへ飛び去っていったとは知らずにいた。
その後、一緒に戦ってくれたダイナボットたちを解放したオプティマス・プライムは、ケイドに「自分の首を狙う者たちから地球を守るため、シードを安全な場所へ持っていく」と告げる。
オプティマス・プライムは、バンブルビーたちオートボットにケイドたち親子とその未来を守れと命じ、シードを抱えて宇宙へ飛び去っていく。
物語の最後に、宇宙を飛ぶオプティマス・プライムの姿が映る。オプティマス・プライムは、「自分が何のために存在しているか、その答えはきっと自分の中にある」「創造主たちに、もう二度と地球へは手出しはさせない。今度はこちらから行く」と言い残すのだった。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』の登場人物・キャラクター
主要人物
オプティマス・プライム(声:ピーター・カレン/吹き替え版:玄田哲章)
「オートボット(惑星サイバトロンの復興を望み、第二の故郷とする地球を守る善のトランスフォーマー軍団)」の総司令官。
メキシコシティでオートボット狩りに遭って重傷を負い、テキサス州の廃業した映画館に隠れて眠っていた。
仕事でそこを訪れたケイドの目に留まり、彼に買い取られたことで物語がスタートした。
ずっと護ってきた地球人から狩られる立場になってしまい、そのせいで仲間のオートボットが次々と犠牲になっていったことに激怒する。
そのため、ジョシュアたち「KSI」が開発したディセプティコンの襲来から、再び地球を守ることに最初は難色を示す。
しかし、自分を修理してくれた恩人であるケイドの説得を受け、再び立ち上がることを決めた。
今回は新たに、テメノスから入手した騎士の剣「ジャッジメントソード」と、小銃を付随した盾「ベクターシールド(別名:センチネルシールド)」という武器を手に、ロックダウンたちと戦っている。
バンブルビー(声:なし/吹き替え版:山寺宏一など)
オートボットの斥候。オプティマス・プライム不在時には、他のオートボットたちの指揮を執っていた。
ケイドたちと共に潜入した「KSI」のショールームにて、バンブルビーを模して造られたスティンガーの性能やデザインが、バンブルビー以上であると言われたことに激怒する。
そのため、スティンガーを殴り倒したり、また自分の指揮力を酷評したドリフトと喧嘩したりと、粗暴な一面が目立つ。
勿論、自分がスキャンした車を酷評されたことに怒るのは相変わらずで、スティンガーと比較してきたシェーンの言動に怒っていた。
そしてKSIへの襲撃時に、新型カマロをスキャンする。
ケイド・イェーガー(演:マーク・ウォルバーグ/吹き替え版:土田大)
本作の主人公の1人。
アメリカ・テキサス州にて車などの廃品回収・修理業を営む発明家。身体能力は極めて高く、頭の回転も早い。
早くに亡くした妻とできちゃった婚をし、一人娘のテッサを授かった。
そのため、テッサに自分と同じ苦労をさせたくないという思いから、様々なルールを設けて縛ってしまうため、テッサから反発されている。
発明家としては失敗作ばかりで収入も少なく、家賃を半年も滞納してしまっている。
堪忍袋の緒が切れた不動産屋に家を差し押さえられそうになるだけでなく、勝手に他の人に家を売られそうになってしまう。
しかし、技術者としての才能はあり、重傷を負ったオプティマス・プライムを短時間で戦闘可能にするまで修復した。
そして、戦いの中で未知のテクノロジーであるトランスフォーマーたちの武器を使いこなせるようになるなど、かなり優れた才能を発揮していく。
物語の終盤では、ダークマターから拝借した短剣状のプラズマガン「ダガーガン」を武器に、ロックダウンと戦うオプティマス・プライムの加勢をしていく。
アティンジャーによる妨害や、激昂したロックダウンからの反撃に苦しめられることはあったが、オプティマス・プライムやバンブルビーたちと協力して勝利を収めた。
テッサ・イェーガー(演:ニコラ・ペルツ/吹き替え版:中川翔子)
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目次 - Contents
- 『トランスフォーマー/ロストエイジ』の概要
- 『トランスフォーマー/ロストエイジ』のあらすじ・ストーリー
- あらすじ【起】
- あらすじ【承】
- あらすじ【転】
- あらすじ【結】
- 『トランスフォーマー/ロストエイジ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- オプティマス・プライム(声:ピーター・カレン/吹き替え版:玄田哲章)
- バンブルビー(声:なし/吹き替え版:山寺宏一など)
- ケイド・イェーガー(演:マーク・ウォルバーグ/吹き替え版:土田大)
- テッサ・イェーガー(演:ニコラ・ペルツ/吹き替え版:中川翔子)
- シェーン・ダイソン(演:ジャック・レイナー/吹き替え版:早志勇紀)
- 人間
- ルーカス・フラナリー(演:T・J・ミラー/吹き替え版:佐藤せつじ)
- ジョシュア・ジョイス(演:スタンリー・トゥッチ/吹き替え版:梅津秀行)
- ハロルド・アティンジャー(演:ケルシー・グラマー/吹き替え版:仲野裕)
- ジェームズ・サヴォイ(演:タイタス・ウェリヴァー/吹き替え版:広瀬彰勇)
- ギル・ウェンブリー(演:ジェームズ・バックマン/吹き替え版:かぬか光明)
- ダーシー・トリル(演:ソフィア・マイルズ/吹き替え版:林真里花)
- 蘇月明(スー・ユエミン)(演:李冰冰/吹き替え版:魏涼子)
- トランスフォーマー
- ラチェット(声:ロバート・フォックスワース/吹き替え版:浦山迅)
- ハウンド(声:ジョン・グッドマン/吹き替え版:楠見尚己)
- クロスヘアーズ(声:ジョン・ディマジオ/吹き替え版:手塚秀彰)
- ドリフト(声:渡辺謙/吹き替え版:水内清光)
- レッドフット(声:不明)
- ブレインズ(声:レノ・ウィルソン/吹き替え版:斎藤志郎)
- センチネル・プライム(声:なし)※頭部のみ登場
- ガルヴァトロン(声:フランク・ウェルカー/吹き替え版:大友龍三郎)
- スティンガー(声:不明)
- KSIセントリー(トラックス)(声:不明)
- KSIボス(声:不明)
- ジャンクヒープ(声:不明)
- トゥーヘッド(声:不明)
- オレオボット(声:不明)
- インセクティコン(声:不明)
- 創造主(声:なし)
- ロックダウン(声:マーク・ライアン/吹き替え版:磯部勉)
- スチールジョー(声:不明)
- グリムロック(声:不明)
- スコーン(声:不明)
- スラッグ(声:不明)
- ストレイフ(声:不明)
- スラッシュ(声:不明)
- スナール(声:不明)
- スロッグ(声:不明)
- 『トランスフォーマー/ロストエイジ』の用語
- トランスフォーマー
- オールスパーク
- オートボット
- ディセプティコン
- 人造トランスフォーマー
- KSI
- 墓場の風
- トランスフォーミウム
- シード
- ダイナボット
- テメノス
- シカゴの惨劇
- ダークマター
- ジャッジメントソード
- ダガーガン
- 『トランスフォーマー/ロストエイジ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- テッサ「パパは前から私の英雄よ」
- 『トランスフォーマー/ロストエイジ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 中国での戦闘中、ジョシュアが牛乳を噴き出すシーン、そこで使われた牛乳は3作目でも同じものが使われていた
- ハリウッド映画事情を揶揄するセリフが登場する
- ケイドたちやオートボットが隠れ家で火を囲みながら、ダンスをするシーンがカットされた
- 既に絶滅しているはずの恐竜が登場している
- 『トランスフォーマー/ロストエイジ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:イマジン・ドラゴンズ『Battle Cry』