戦国ストーリーにひきこまれる作品
『キングダム』は主人公を含めた登場人物の性格が個性的で、戦場での戦い方は読者が驚かされるような展開をみせます。
その理由として、とにかく個性的で魅力的な登場人物が多いことが挙げられます。
主人公である信は下僕から大将軍になるために力をつけていき段々と成長していくのですが、信よりもはるかに強い将軍たちが存在します。これにより、主人公ひとりに偏ったストーリーではなく、他の将軍たちが活躍するシーンも楽しむことができます。それに加えて、敵軍の将軍も強さだけでなくその生き様などたくさん共感できるシーンがあり、読者を飽きさせることがありません。
中でも秦国の将軍である「桓騎」は元々は野党であり、奪取した城内の民たちは皆殺し、金品を奪い取るのは戦の楽しみとしている悪逆非道ぶりは正義とは対極の存在です。しかしそんな桓騎ですが配下からの信頼は厚く、戦場での戦い方は敵軍だけでなく味方にも裏をかくような戦略で勝利へと導きます。桓騎ほど人を惹きつけるようなキャラクターを見たことはありません。
桓騎以外にも、たくさんの個性的なキャラクターが登場するキングダムは、イチオシの作品です。
皆様も、『キングダム』を是非ご覧になってはいかがでしょうか。