天下の大将軍への道
『キングダム』は春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す主人公「信」と、中華統一により争いのない世の中を目指す「秦王・政」を描いた物語です。
奴隷という立場から天下の大将軍を目指す信は毎日、幼馴染の漂と訓練の日々を送っていました。そんなある日、偶然通りかかった政府の役人に漂は連れていかれます。その状況に悔しさはあれど、自らも漂に追いつこうと鍛錬を重ねます。
漂が政府に登用さえて1ヶ月が経とうとしていた時、力尽きかけた漂が信のもとに現れ、信の腕の中で生きを引き取ります。その状況に理解が追い付かない信でしたが、漂からの最後の伝言を受けてある場所に向かうと、そこには漂そっくりな青年がいるのでした。
その青年は自らを秦王だと名乗り、自らを守れと信に命じます。信は漂が秦王の影武者として登用され、その犠牲になったことに気づき反抗しますが、漂の意思を汲んで秦王と共に行動することを決めます。
これが、のちの始皇帝と呼ばれる秦王・政と信との出会いです。ここから、信と政を中心に物語が動き始めます。多くのキャラクターや戦闘シーン、史実に基づいて繰り広げられるストーリーのリアリティさなど、魅力が詰まった作品となっています。