素晴らしい漫画です。
中国の戦国時代が舞台になっており、中華統一を果たした始皇帝と供に戦った李信将軍が主人公。
作者の原泰久は、あの井上雄彦の弟子だ。
秦に信と漂という下僕の少年がいた。2人は「大将軍」になるべく、日々修行に明け暮れていた。そんな中、漂が王宮に仕えることになる。
だが数か月後、漂が深手を負った状態で信の元に戻り、信に大将軍の夢を託して命を落とす。信はその後秦王・嬴政と出会い、嬴政の弟である成蟜が起こした反乱に巻き込まれ、漂が嬴政の影武者として命を落としたことを知る。
嬴政は窮地に立たされていたが、信の活躍により成蟜一派を討伐し反乱を終結させた。
その後、信は大将軍を目指し戦場に行く。初陣は「蛇甘平原の戦い」であり、信は天下の大将軍王騎将軍と出会い、武将とは何かを教わる。初陣において武功をあげた信は百人将に昇格する。
続く「馬陽の戦い」では秦の総大将に王騎を配置し、趙の馬陽に侵攻する。この戦いにおいて、信の特殊百人部隊・飛信隊が結成される。
王騎・信などの活躍により趙軍を追い詰めるが、趙の李牧の策略により秦軍は趙の大軍から挟撃を受ける。王騎は背後からの狙撃もあり、趙の総大将・龐煖に胸を貫かれる。王騎は、信に自らの矛を託しこの世を去る。