読まなきゃ損
時は紀元前。大戦争時代にある中華六国のうちのひとつ「秦」で少年2人が下僕の身でありながら天下の大将軍を目指し、秦国の大王とともに中華統一をするという物語です。
私はあまり歴史に詳しくなく、どちらかというと興味のない部類に入ります。そんな私でも言えることは、とにかく面白いです。
物語は史実通りに進みながらも、作者のオリジナリティが混ぜ込まれており、歴史に詳しい方でも予想だにしない展開が待っていることでしょう。
史実にも諸説ありますので、そのなかで考察を進めていくのも楽しいと思います。
正直に申しますが読者なら誰でも分かる通り、最後は天下の大将軍になり中華を統一するでしょう。
結果だけを見れば簡単な物語なのですが、史実には出てこないキャラクターがいたり、実在するキャラクターでも作者の想像で性格などが設定されていることも多いです。
そんな様々なキャラクター達の生い立ちやそれぞれの考え方、生き方、死に様なども本当に読み応えがあります。
桓騎という将軍の考え方は現代社会においても考えるべき点が多いので、是非注目してほしいです。
結果は分かっているのに展開が全く読めない漫画。
この先主人公がどうなるのか、中華六国がどのように変化していくのか、本当に楽しみです。