最悪の結末!?アニメ版『るろうに剣心』の最終章・星霜編
私は『るろうに剣心』のテレビアニメを見ましたが、京都編の放送時点で原作に追いついてしまい、アニメオリジナルが続きましたが視聴率の低迷で打ち切りとなって、結局は原作の完結編の人誅編は放送されませんでした。
原作の完結編の人誅編は剣心の幕末の人斬り時代を描いたOVAの追憶編、アニメオリジナルの最終章と言われる星霜編で雪代縁が薫を拉致する場面と剣心と雪代縁との対決の場面のみといった一部しか描かれませんでした。
個人的には『聖闘士星矢』の完結編の冥王ハーデス編のように人誅編全体をOVAで制作してほしかったです。原作の完結編がアニメでは中途半端にしか描かれてないのが残念な限りです。
星霜編はオリジナルとはいえ、人誅編の後日談の描き方が酷かったです。
剣心が不治の病に冒されて、薫が苦しみを共にするために交わり、償いの旅から帰ってきた剣心を迎えてそのまま2人とも死んでしまう場面は酷い終わり方だと感じます。
原作やテレビアニメ本編は明るい描き方だったのに対して、OVAの星霜編はあまりにも原作とはかけ離れすぎており(薫の性格が変わりすぎている点と女性面が強調されすぎている点など)、ラストシーンが最悪な形になっていることが原作やテレビアニメに慣れている方にとっては不評だったと言われています。
また、OVAの作画がテレビアニメと全く異なりすぎて違和感がありました。個人的に原作ファンにはOVAの星霜編はお薦めできませんが、それでも見たいのであれば個人の自由です。
パラレルワールドの描き方に抵抗がないのであれば少しは楽しめるとは思いますが、本人にお任せします。