るろうに剣心・剣心がカッコいい。オススメマンガ。
るろうに剣心は、明治時代初期が舞台の物語です。
明治維新で人斬り抜刀斎として人を殺していた過去を持つ緋村剣心が、目の前の人を助けるためだけに不殺の誓いを持って戦うストーリーです。
東京編は相楽左之助、刃衛、四乃森蒼紫などと戦う話です。
戦いが続きつつも、仲間との暮らしが続く中、最強の敵、志々雄真実が日本を征服しようとたくらみます。
剣心は東京の暮らしを捨て、京都に。ここでのヒロイン薫との別れが強く印象に残っています。もう二人が会うことはないと思わせる表現で、二度と戻れないという悲しさを感じました。
そして志々雄と部下の十本刀たちとの戦いがはじまります。
さまざまな苦難を越え、最後の志々雄との一騎打ち。この戦いはかなり熱かったです。
蒼紫、瀬田宗次郎との戦いで、かなり疲弊している剣心。志々雄の攻撃で気を失います。そこで斎藤一、左之助、蒼紫が助けにきますが、みな満身創痍で、やられてしまう。しかしその時間で、剣心は目を覚ます。ここからが熱いです。
飛天御剣流の技を連撃する。龍槌翔閃、龍巻閃・凩・旋・嵐、そして九頭龍閃。ここまで大苦戦していたのでかなりの爽快感です。
最終的に志々雄は限界を超えて人体発火を起こして死んでしまう。
ここで思ったのは、剣心、間接的に志々雄を殺してない?ということですが、ないことにします。
志々雄の事件が終わったと思ったのもつかの間、新たな敵が来ます。
剣心の設定上さけて通れない、人斬りとしての過去。剣心への恨みを持ち、人誅として剣心を殺そうとする敵たち。
ここで少し残念なのが、人誅の敵の半分くらいが、ただの悪者だったことです。
ここで全員剣心に憎しみを持っていたら、物語がもっと深くなったと思います。少年漫画ではしょうがないかもしれないですが。
ここから衝撃的な展開になっていきます。剣心が持つ償いきれない罪。そこからどう向き合うのか。
少年漫画では数少ない、善悪では測れない罪との葛藤。
こういう人間ドラマあふれるバトルマンガが好きです。