仮面ライダー1号(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。
『仮面ライダーシリーズ』は主役陣だけではなく、悪役サイドの人気も高い。本作では、大杉漣演じる、地獄大使が見せ場を担っている。
大杉が地獄大使を演じるのは『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』に続いて2度目だが、あまり出番のなかった前作に比べて、格段に出番が増え、迫力も増している。
ノバショッカーとの最終決戦では、「地球は俺の獲物。それを汚すノバショッカーは許せん!」との思いから仮面ライダーたちと一時的に共闘し、ノバショッカー戦闘員相手に大立ち回りを演じてみせる。
そして地獄大使が命をかけてウルガアレクサンダーに隙を作らせたことをきっかけとして、仮面ライダーたちは勝機を得る。
それも、ゴーストとスペクターのダブルのオメガドライブ(ライダーダブルキック)、そして仮面ライダー1号のライダーキックという最強のコンボである。それを受けたウルガアレクサンダーは爆散するしかなかった。
ノバショッカーの殲滅の代償として地獄大使は致命傷を負うが、なおも本郷との戦いに執着する。「身体を労れ」と言い残して去っていく本郷に対し、最後まで地獄大使は決戦を熱望するのだった。それは未来に生きようとする本郷と、過去にこだわるショッカーの違いを鮮明にしていた。
映画と関連するエピソード
『伝説!ライダーの魂』「第7章」
本作の続きのエピソードで、宇宙から襲来した「闇の意志」により、アレクサンダー眼魂が復活してしまう。さらに闇の意志はノバショッカーのウルガとバッファルを蘇生させ、仮面ライダーゴーストと仮面ライダースペクターを迎え撃つ。
それに対し、ゴーストは本郷の意志を継ぐ形で現れた「仮面ライダー1号眼魂」によって、2体の強豪怪人を冥土に送り返すのであった(ただし、この際の仮面ライダー1号のデザインは「新1号」になっている)。
『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』
歴代の仮面ライダーたちが平和を乱す怪人軍団に立ち向かう中、仮面ライダーゴーストと仮面ライダー電王を残して、ライダーたちが次々と消滅していく。
それはかつて仮面ライダーBLACKと闘い敗れたものの、長い時間を経て復活したゴルゴムの支配者・創世王が時空を制御し、誕生したばかりの仮面ライダーたちを次々と抹殺していたためだった。
辛うじて助かったゴーストと電王は、時を駆ける列車「デンライナー」で過去へ遡り、各ライダー達を救出していく。
ゴルゴム神殿の最終決戦で、仮面ライダー1号は、創世王の力を逆に利用して復活を果たしたレッドシャドームーンに追い込まれるが、「この世から悪が消えぬ限り、俺が戦いから退くことはない!」と言い切り、仮面ライダー達を率いて巨悪に挑んでいく。その凛々しさに仮面ライダーゴーストは彼を「英雄」と呼ぶ。
そして仮面ライダー1号と仮面ライダーゴーストのライダーダブルキックによってレッドシャドームーンは葬り去られ、本来の歴史が紡がれることとなった。。
『仮面ライダー1号』の名シーン・名場面編集動画
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目次 - Contents
- 『仮面ライダー1号』のあらすじ・ストーリー
- 仮面ライダーサイドの登場人物・キャラクター
- 本郷猛/仮面ライダー1号(演:藤岡弘、)
- 天空寺タケル/仮面ライダーゴースト(演:西銘駿)
- 深海マコト/仮面ライダースペクター(演:山本涼介)
- 月村アカリ(演:大沢ひかる)
- 山ノ内御成(演:柳喬之)
- 仙人(演:竹中直人)
- 立花真由(演:岡本夏美)
- 立花藤兵衛(演:小林昭二、故人)
- ショッカー軍団構成員
- 地獄大使(演:大杉漣)
- 毒トカゲ男
- シオマネキング
- ガニコウモル
- ノバショッカー
- ウルガ(演:阿部力)
- バッファル(演:武田幸三)
- イーグラ(演:長澤奈央)
- 藤岡弘、らしい展開の数々
- シリーズファンに働きかける様々な演出
- 本郷と立花藤兵衛の絆
- 平成第二期仮面ライダーたちの力を借りるゴースト&スペクター
- 地獄大使の活躍
- 映画と関連するエピソード
- 『伝説!ライダーの魂』「第7章」
- 『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』
- 『仮面ライダー1号』の名シーン・名場面編集動画