トイ・ストーリー(Toy Story)のネタバレ解説・考察まとめ

ピクサー製作、ジョン・ラセター監督による長編アニメ映画。人間の目がない所でおもちゃが動くという設定に、独自の味付けが成されています。古いカウボーイ人形のウッディは、新しくやって来た宇宙飛行士人形バズにより持ち主の「一番のお気に入り」の座を奪われます。その逆恨みが元で様々な困難に見舞われるのでした。厳しい現実をユーモラスに描きつつ、友情や冒険の要素も盛り込んだ、大人も子供も楽しめる作品です。

自分が入っていた箱を宇宙船と信じて疑わず、おもちゃとの交流以外は箱の修理に明け暮れていました。ウッディの意趣返しに端を発する偶然が元で、結果的にシドの家に行く羽目になり、そこでバズ人形のCMを見て驚愕。空を飛ぼうとして落下したことで、ようやく自分がおもちゃだと自覚します。この時、右腕がもげた上にヤケになりますが、ウッディによる説得でおもちゃであることを受け入れてシドの家から脱出を試みます。作戦の成功後は体に付けられた小型ロケット噴射の推進力を利用し、ウッディを抱えて飛行(ロケット自体は翼を開いた時にテープごと剥がれて、空中で爆発しました)。足の裏にはウッディ同様にアンディの名が記されています。ただ、油性で書かれたものらしく、その点もウッディの嫉妬を買う羽目になりました。

スリンキー(CV:ジム・ヴァ―二―/永井一郎)

胴体部分がばねになっている犬のおもちゃ。アンディの人形劇では悪役の子分ですが、実際にはボードゲームで一緒に遊ぶなど仲は良く、気のいい性格。ウッディにバズ暗殺未遂の嫌疑がかけられてもウッディを信じていました。それだけに、ウッディがシドの部屋でもげたバズの右腕を持っている場面を目撃した時はショックを受けていました。疑いが晴れた後、ボディのばねの伸縮を利用して、一旦落とされたウッディたちを引っ越しトラックに乗せるべく目いっぱい体を伸ばします。しかし力及ばず、ばねの反動で自分だけトラックに戻ってしまい、「俺がもう少し頑張っていれば」と悔いていました。

ハム(CV:ジョン・ラッツェンバーガー/大塚周夫)

厳密にはおもちゃではなく豚の貯金箱。皮肉屋な面はありますが、友達思いな所は他のおもちゃと同じです。バズが殺されたと思い込んだ時は、その重みを活かして高所からウッディに体辺りを食らわせました。

レックス(CV:ウォーレース・ショーン/三ツ矢雄二)

ティラノサウルスと思しき恐竜の人形。気弱で迫力がないことをコンプレックスに思っており、「新しい恐竜のおもちゃが来たら、僕捨てられるかも」と気に病んでいました。バズが来た際は「君が恐竜じゃなくて良かった!」と真っ先にバズを歓迎しました。その後、バズに迫力のある吠え方を教えられ、それで自信がついたらしく、引っ越し先で迎えたクリスマスでは「もしアンディが草食恐竜のおもちゃをもらったら、『肉食だぞ』って脅かすんだ」と冗談交じりに話していました。本人曰くアメリカ産で、吸収合併された小さな工場で生まれたそうです。

Mr.ポテトヘッド(CV:ドン・リックルズ/名古屋章)

出典: search.yahoo.co.jp

実在するおもちゃ。ノベライズ版では、ポテトヘッド人形に話しかけ、「おもちゃの秘密を教えてくれたら、Mrs.ポテトヘッド人形をやる」というセリフにより動き出し、おもちゃの秘密を語ったのが物語の導入になっていました。本人曰く対象年齢は3歳以上であり、赤ん坊のお守りをさせられて文句を言ってました。元ネタのおもちゃで妻に当たるMrs.ポテトヘッドを所望しており、後述のグリーンアーミーズからの無線連絡によるプレゼントの報告を待つ間「Mrs.ポテトヘッドが欲しい」と呪文のように呟いています。他のおもちゃにいじられた際、「悪いか、俺の夢だ!」というほど熱望しており、その甲斐もあってか引っ越し先のクリスマスでMrs.ポテトヘッドがやってきます。目、鼻、口、髭や手足のパーツが取り外し可能で、「ピカソの絵」と称しパーツをでたらめに取りつけたり、「嫁さんが来るから髭を剃ろう」と髭を取り外すと言った芸当が可能です。

ボー・ピープ(CV:アニー・ポッツ/戸田恵子)

厳密にはおもちゃというより、照明スタンドに付けられていた陶器の人形。遊びの時もプライベートでもウッディとは恋仲で、シド宅から語りかけるウッディに対しバズ殺害の疑いを持つポテトヘッドを諫めていました。手にした杖でウッディを引きよせる、クリスマスの日、ウッディに熱烈なキスを浴びせるなど、恋に関しては彼女の方が主導権を握っている模様。

グリーンアーミーズ(CV:R・リー・アーメイ/軍曹:谷口節/手下:後藤敦)

バケツの中に入った、小さな人形の軍隊達。トップは軍曹ですが、ウッディを上官と認識し、「異常ありません」などと敬礼しながら報告します。
クリスマスや誕生日には無線通信機や双眼鏡などを使って、アンディに送られたプレゼントの偵察に向かうのが役目です。仲間のことを大事に思っており、踏まれてひしゃげた仲間を置き去りにすることはありませんでした。ウッディにバズの殺害容疑が掛かった時は、「おもちゃの面汚しめ!」と罵っていました。

ベビーフェイス

シドの改造したおもちゃの一つ。髪のない赤ん坊のような人形の頭部に、鉄製のクモの脚のような体とロボットアームがついた外見。喋ることはできませんが、シドのおもちゃのリーダーらしく、アームでベッドの脚を突いて皆を招集できます。ウッディは当初、その恐ろしい外見から怖がってしまいますが、本当は優しい性格をしていて、ウッディとバズの脱出に手を貸してくれます。

『トイ・ストーリー』の登場人物・キャラクター(人間)

アンディ(CV:ジョン・モリス/市村浩佑)

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