ファインディング・ドリー(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファインディング・ドリー』とは、第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した『ファインディング・ニモ』の続編映画であり、その1年後の物語を描いたディズニー / ピクサー製作の冒険ファンタジーアニメーション映画である。極度の忘れん坊のドリーがある事を機に、今まで忘れていた家族を探す冒険を描いている。旅の途中、家族を見つける手掛かりは人間達が海の生物を保護している施設、海洋生物研究所にあると知る。旅の中で親友のニモとマーリンや家族との絆が深まっていく、感動が詰まった映画作品である。
『ファインディング・ドリー』の概要
『ファインディング・ドリー』とは、2016年7月12日に公開されたアメリカのコンピューターアニメーションで、ディズニー / ピクサー作品の1つである。2003年に公開された『ファインディング・ニモ』の続編であり、その1年後を描いた物語となっている。2017年に開催された第43回ピープルズ・チョイス・アワード授賞式では見事に映画賞、ファミリー映画賞、アニメーション映画声優賞の主要3部門を受賞している。
監督は『ファインディング・ニモ』で監督デビューを果たし、見事ピクサーの長編アニメーションにとって初のアカデミー賞をもたらしたアンドリュー・スタントンが務めた。
ドリーとその仲間達はオーストラリアのグレートバリアリーフという世界一のサンゴ礁がある海で暮らしている。ドリーは家族を探す為、アメリカのカリフォルニアにあるモロベイまで旅に出る。この作品の舞台はモロベイにある海洋生物研究所。仲間達に助けられながら、少しずつ家族との記憶を取り戻し家族の元へと向かっていく。
子供から大人まで楽しめる作品になっている為、所々に子供でも楽しめるジョークが沢山組み込まれている。
また、『ファインディング・ニモ』とは異なりそれぞれのキャラクターには欠けている部分がある。彼らが仲間の協力を経ながら困難に立ち向かい、苦手な事を克服していく自身の成長ストーリーも描かれている。
幾度となく襲い掛かるピンチを乗り越えていく度に、キャラクターの個性が明らかになっていく所が今作の魅力である。
『ファインディング・ドリー』のあらすじ・ストーリー
家族の存在
ドリーは幼い頃から忘れん坊だった。ドリーはナンヨウハギの女の子で両親と3人で暮らしていた。ある事がきっかけで両親とはぐれた後、何故はぐれてしまったのかだけではなく、どんな両親であったかも忘れてしまった。両親を探し回り他の魚の群れに声を掛け、助けを求めるが記憶の無い両親の話をするドリーの事を助ける魚はいなかった。
その頃、別の場所ではニモとマーリンはサンゴ礁で穏やかに暮らしていた。この2人はカクレクマノミの親子である。子供のニモはサンゴ礁の外に出たがっていたが、父親のマーリンはまだニモが生まれる前に家族が凶暴な魚に襲われるという経験をしており、ニモを二度と危険な目に合わせないよう守ってきた為猛反対していた。
しかし、ある日ニモは友達と遊んでいる最中に人間に捕まってしまう。ニモを助けるべく、マーリンは大海原へ旅に出た。その旅の途中にマーリンはドリーと出会い、共に大冒険を繰り広げたのだった。
そこから一年後もニモ達と楽しく暮らしていた。ある日、ドリーはニモの通う学校の遠足に付いていったのだが、途中でエイの群れが起こした激流に飲み込まれ気絶してしまう。気絶から目覚めると、幼少期に両親から「激流には近付いちゃダメ」と言われた記憶や自身の故郷は「カリフォルニア、モロベイの宝石」という場所だったという記憶が蘇ってきた。
今まで忘れていた家族を探す為、ニモとマーリンの助けを借りカリフォルニアのモロベイへと向かった。
ドリーの曖昧な記憶を基に大海原を渡っていたが、先に進むにつれ記憶が蘇り興奮が止まらなくなり、周囲の事に目を向けられなくなってしまった。そんな状況下でもなんとかカリフォルニアのモロベイに到着する。ドリーは隠れているヤドカリ達に自分の家族を知っている者はいないか大声で聞きまわっていると、眠っていたイカが目覚め襲われてしまう。なんとか脱出出来たものの、ニモが怪我を負ってしまっていた。マーリンは最愛の息子が怪我をした事に動揺し、「向こうに行って忘れていろ」と悪態をついてしまう。
ドリーは助けを求めるべく、海面に浮上した所で人間達に捕らえられてしまった。
人間達はドリーがゴミの被害にあって負傷した魚だと思い込み、彼女を保護したのであった。
海洋生物研究所
ドリーはそのまま海洋研究所の隔離練にある水槽に連れて行かれた。ヒレには何かのタグを付けられた。この施設では、傷付いた魚を手当てした後は海に返すが、一部の魚にはタグをつけ施設が運営する水族館へと送られる仕組みになっている。そんな事も知らず、混乱しているドリーに、水槽から逃げ出してきたハンクと名乗るタコが話しかけてきた。彼はドリーを助ける為に来たと話すが、実際には彼女に付けられたタグを目的に近寄って来たのだった。ハンクは過去に海で嫌な思いをした事がある為、海ではなくクリーヴランドの水族館に行きたいと考えていて、ドリーのタグに目を付けたのだった。
ハンクと話しているうちに、現在地の海洋生物研究所がモロベイであるという衝撃的な事実を知る。ここに自分の家族がいると確信したドリーは、ハンクに自分の家族の元に案内するよう取引を持ち掛けた。
取引に応じたハンクはドリーをコーヒーポッドに入れその部屋から連れ出した。この研究所に併設された水族館で生まれ育ったドリーは人間の文字が読める為、壁に貼られた地図を見ながら目的地を探していった。
しかしその途中、こともあろうかドリーは誤ってジンベイザメのデスティニーの水槽に放り込まれてしまった。絶体絶命と思われたドリーだったが、実はデスティニーはかつてのドリーの親友であった。彼女からドリーの家はオープン・オーシャンという展示水槽にあると教えられた。
ピンチに立ち向かう
その頃、マーリンはドリーが人間に捕まったのは自分のせいだと嘆いていた。何とかして水族館の中に潜り込み、ドリーを助けようと考えたが中々良い案が出てこない。諦めかけていた時、フルークとラダーという二頭のアシカからあの施設では傷ついた魚達を治療している事を聞く。二頭のアシカから友人のベッキーという海鳥を紹介してもらう。マーリンはベッキーを信じて良いものかと不安だったが、ニモは信じていた為ニモとマーリンはバケツに入り、ベッキーに水族館の中に運んでもらった。
マーリンの不安は的中し、途中で館内にちらばったポップコーンに目を奪われたベッキーはバケツを落としてし木の枝に引っかかってしまったのにも関わらず、ポップコーンをついばみに行ってしまう。バケツの中に置き去りにされた二人はどうにかしようとバケツを揺すった結果、近くにあった売店の水槽の中に落ちてしまった。絶望的な状況に陥りながらも、二人はドリーを救うためそこから脱出する方法を考える。しかし、良いアイデアが中々出てこず諦めかけていたマーリンはニモに励まされ、いつも困難な状況を乗り越えてこれたのはドリーがいたからだと気付かされる。ドリーは1年前の大冒険の際、マーリンが思いつかない無茶なアイデアを提案し、見事に二人はピンチを乗り越えニモを見つける事に成功したのだった。「こんな時ドリーならどうする?」と考えた結果、広場の噴水を利用して池に飛び込むという大胆な作戦を思い付く。二人は噴水が噴き出るタイミングを見計らって水槽を飛び出し、見事噴き出る噴水の上を飛び跳ねながら渡って行く。最後の噴水の手前で落ちてしまい危うい状況になったが、二人は地面の上を必死に飛び跳ねなんとか最後の噴水にたどり着き、無事池に飛び込むことに成功。
オープン・オーシャン
ドリーを探して追いかけてきたハンクはデスティニーの水槽でドリーと合流し、ドリーの家族がいると思われるオープン・オーシャンに向かった。しかし、あろうことか途中で道を間違え子供達の為の触れ合いコーナーに着いてしまった。二人は子供達の手を必死で潜り抜け、無事にオープン・オーシャンに着いた。そこでドリーは約束通りタグをハンクに渡し、ハンクは隔離所へと向かった。
ハンクと別れた後、幼少期に「家がわからなくなったら、貝殻を辿りながら帰っておいで」と家族に言われた事を思い出し貝殻を辿りながら家に着いたのだが、そこに家族の姿はなかった。
唖然としていると他の魚達から、ナンヨウハギ達が別の水族館に送られるべく連れ出された事を聞く。彼らは隔離棟に集められ、翌朝トラックでクリーブランドの水族館に送られることになっていた。水槽の底に住んでいるカニからパイプの先が隔離練だと聞いたドリーは、急いで隔離棟に戻るべく水族館から繋がっているパイプの中に勇気を出して飛び込んだ。
ところが、忘れん坊のドリーはすぐに道に迷ってしまう。必死に助けを求める彼女の声に答えたのは、デスティニーだった。デスティニーは隣のプールに暮らしているシロイルカの友人、ベイリーのエコロケーションの力を借りて誘導してもらいながら迷路のような道を進んで行く。
ところが、パイプの中を何かの影が接近。デスティニー達はドリーが食べられてしまうと慌てふためいたが、その影の正体はマーリンとニモだった。二人も池からパイプの中を進み、隔離棟へと向かっていたのだった。
再会
三人はドリーの家族もいるであろうナンヨウハギの群れを追い、隔離所へと向かった。しかし、そこに家族の姿はなかった。彼らは激流に流されていったドリーの後を追ったが、行方不明になったと聞かされた。ドリーが家族を探すべく隔離所に潜んでいたハンクの手を借りて水槽から出ようとした時、人間達がやってきてハンクは捕らえられ、ドリーは水槽の外へと落ちてしまった。人間に見つかり捕まりそうになったドリーは必死に跳ねながら、何とか海に逃げ込んだ。
再び彼女はひとりぼっちになり、行く当てもなく海草の林の中を彷徨っていた。すると、貝殻が並べられた小さな家に気付く。そこにいたのは、なんと彼女の家族だった。ジェニーとチャーリーは、いつかドリーが帰ってくる事を信じ、貝殻を並べて目印にしていた。
無事に家族と再会したドリーだったが、トラックに残されたままのマーリンとニモを助けに行く事を決意。もう離れないで欲しいと引き止める家族に、ドリーは「あの二人も大切な家族」と伝えトラックに戻った。彼女はトラックに残りたがるハンクを何とか説得し、彼の手を借りて運転手からトラックを強奪し、そのままUターンさせてトラックごと海へと突入させた。こうして、トラックの中にいた仲間達は全員海へと帰ることが出来た。
その後、ドリーと彼女の家族、そしてマーリンとニモは一緒に暮らし始める。ハンクは魚の子供たちを集めて学校を開き、ニモもそこに通った。ハンクを含めたドリーとドリーの家族、ニモとマーリンは幸せな海底での生活を送るのだった。
『ファインディング・ドリー』の登場人物・キャラクター
主要キャラクター
ドリー
CV:エレン・デジェネレス / 吹き替え版:室井滋
ナンヨウハギの雌でこの物語の主人公。
どんな時でも明るく前向きなポジティブな性格。ちょっと前の事を忘れてしまう重度の健忘症持ちだが、人間の言葉やクジラ語を理解出来るほど知能が高い。親友のニモとマーリンと一緒に家族のように暮らしている。
生き別れた両親と再会を果たすために冒険に出た中で、過去の記憶が徐々に蘇ってくる。
一年前にマーリンと出会った時も、両親を探していた事実が発覚する。
マーリン
CV:アルバート・ブルックス / 吹き替え版:木梨憲武
カクレクマノミの雄でニモの父親。
極度の心配性に加え、神経質で臆病な性格。しかし、最愛の息子ニモの為ならどんなことでもする優しくて勇気ある一面も持ち合わせている。当初はドリーの両親を探す旅にも消極的だった。だが、ドリーには今まで助けられてきたのでその恩を返そうと、再び冒険へと歩み出す。時折、自らがトラブルメーカーになることもある。
ニモ
CV:ヘイデン・ローレンス / 吹き替え版:菊地慶
マーリンの息子。エイ先生の学校に通っている。孵化する前に別の魚に襲われたせいで生まれつき片方のヒレが小さく、上手く泳ぐ事が出来ない。この小さなヒレは「幸運のヒレ」と呼ばれている。
ドリーの事が大好きで、一番の理解者かつ親友。彼女が何かすぐに忘れた時は欠かさずフォローをする。今作ではドリーの両親を探す冒険に出るために父親であるマーリンを説得するという優しさを持つ。
Related Articles関連記事
Sia(シーア)の徹底解説まとめ
Sia(シーア)とはオーストラリア出身のシンガーソングライター。顔を隠して歌う”覆面シンガー"で2014年リリースのアルバム『1000 Forms of Fear』が世界中で大ヒットして、同アルバム収録の「Chandelier」はYouTubeの再生回数は約23億回を誇るなど一躍トップアーティストになった。大物アーティストらに楽曲提供しヒット曲を連発させており、楽曲提供者としての評価も高い。音楽活動以外にもチャリティ活動、映画監督などマルチな活躍を見せている。
Read Article
ディズニーの歴代プリンセスまとめ
ディズニープリンセスとは、これまでに制作されたディズニー作品に登場するプリンセスたちの総称である。白雪姫、シンデレラ、オーロラ、アリエル、ベル、ジャスミン、ポカホンタス、ムーラン、ティアナ、ラプンツェル、メリダ、モアナ、ラーヤがアメリカ公式サイトで発表されているディズニープリンセスだ。その他、ソフィアやヴァネロペ、エレナなどもプリンセスとして扱われることがある。
Read Article
ディズニー100 フィルム・フェスティバルのイベント・作品まとめ
『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』とは、ディズニー創立100周年を記念して行われる映画の祭典。過去に公開されたディズニー映画の中から厳選された作品が、全国100か所の映画館で1日だけ特別上映される。『アナと雪の女王』、『ベイマックス』、『シンデレラ』、『モアナと伝説の海』、『リトル・マーメイド』、『ズートピア』、『塔の上のラプンツェル』、『ファンタジア』の計8作品を、2023年10月の毎週土日限定で見ることが可能。9月24日には公開直前のイベントも実施される。
Read Article
トイ・ストーリーシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『トイ・ストーリー』シリーズとは、ピクサー・アニメーション・スタジオが1995年から作成した『トイ・ストーリー』をはじめとする長編アニメシリーズ。1999年に『トイ・ストーリー2』。2010年に『トイ・ストーリー3』、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開された。人格があるおもちゃを主人公としたストーリーで、1作目である『トイ・ストーリー』は世界初のフルCGアニメーション作品として注目を集めた作品。ここでは、そんな『トイ・ストーリー』シリーズに登場する数々の名言を紹介。
Read Article
【アナと雪の女王】歴代ディズニープリンセスと異なる新しい愛の形【比較考察まとめ】
『アナと雪の女王』とは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作による2013年公開のアメリカ合衆国の映画である。日本では『アナ雪』の略称でも呼ばれ、大ヒットを記録した。ディズニー史上初のダブルヒロインともなる今作で描かれるものは、従来のディズニープリンセスの映画では描かれてこなかった愛の形がある。アナ雪で描かれる愛の形について、他のディズニープリンセス作品と比較しつつまとめていく。
Read Article
ファインディング・ニモ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファインディング・ニモ』とは、第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した、ディズニー / ピクサー製作の冒険ファンタジー映画である。 2016年には続編『ファインディング・ドリー』が公開された。人間に捕らえられたニモを助ける為、父親であるカクレクマノミのマーリンが旅の途中で出会ったナンヨウハギのドリーと共に、大冒険を繰り広げる物語を描いている。ニモの居場所がシドニーだと知り、急いで向かう2人に幾度となくピンチが降り注ぐ。旅の終わりに親子の絆を感じる事が出来る、感動が詰まった作品である。
Read Article
トイ・ストーリー3(Toy Story 3)のネタバレ解説・考察まとめ
ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。
Read Article
Mr.インクレディブル(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『Mr.インクレディブル』とは、ディズニー配給・ピクサー製作、ブラッド・バード監督による長編フルCGアドベンチャー・アニメーション映画。一般市民として暮らしていた驚くべき怪力を持つ元スーパーヒーローが、謎の伝言が届いたことから、再びスーパーヒーローとして同じように特別なパワーを持った妻や子供たちとともに邪悪な敵に立ち向かう。2004年製作・アメリカ作品。
Read Article
リメンバー・ミー(Coco)のネタバレ解説・考察まとめ
「リメンバー・ミー(Coco)」とは2017年に公開されたアメリカのフルCGアニメーション映画作品。ピクサー・アニメーション・スタジオの劇場公開長編第19作目。家族に反対されながらもミュージシャンを志す少年が死者の世界に迷い込み、自身の先祖に関する秘密を知っていくストーリー。家族の絆をテーマとしている。
Read Article
カーズ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「カーズ」は2006年6月9日に公開のピクサーによって制作された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞を受賞。車の世界を舞台にした圧倒的なスケールとスピード感溢れる映像、そして温かい物語のラスト。名曲も多いと話題の映画。期待のレーシングカー、ライトニング・マックィーンが小さな町の住人たちとの出会いをきっかけに大切なものを学び成長していく物語。
Read Article
トイ・ストーリー2(Toy Story 2)のネタバレ解説・考察まとめ
ジョン・ラセター監督による、生きたおもちゃたちの冒険を描くアニメ映画の2作目。アンディ少年の親友、カウボーイ人形のウッディは、実はプレミア人形。おもちゃ屋の社長にビジネスの道具として持ち去られた上、オフィスのおもちゃ達からいずれ持ち主から忘れられると聞き、帰るべきか迷います。一方、アンディの部屋では捜索隊が組まれてウッディの救出に向かうのでした。前作以上に見せ場もメッセージも盛り込まれています。
Read Article
モンスターズ・ユニバーシティ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターズ・ユニバーシティ』とは、2013年にディズニーとピクサーによって制作された映画である。略称は『MU』。2001年に公開された『モンスターズ・インク』の続編で、最強の怖がらせ屋のモンスター・マイクとサリーの大学時代が舞台となっている。夢に向かってひたすら努力をするマイクと、才能に頼って努力を怠けるサリーの出会いと成長を描いた冒険物語になっており、マイクとサリーの関係性の変化や、前作とのつながりが描かれている。
Read Article
カーズ2(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2011年7月30日公開の大人気カーズシリーズの第2弾。ピクサー映画で「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。ジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。カーズの主人公「ライトニング・マックィーン」が仲間たちと一緒にワールド・グランプリに出場する。初めてレースについてきた親友の「メーター」がスパイと間違われ悪の組織と闘うことになる。メーターが大活躍する友情がテーマの物語。
Read Article
モンスターズ・インク(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターズ・インク』とは、ディズニーとピクサー製作の長編3DCGアニメーション映画。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴び、2001年、全米で記録的な大ヒットとなった。夜な夜な子どもたちを脅かすくせに実は子どもが大の苦手というモンスターたち。彼らの世界に小さな女の子が紛れ込んだことから巻き起こる騒動を友情と愛情を織り交ぜてコミカルに描く。ベテランアニメーター、ピート・ドクターの初監督作品。
Read Article
トイ・ストーリー(Toy Story)のネタバレ解説・考察まとめ
ピクサー製作、ジョン・ラセター監督による長編アニメ映画。人間の目がない所でおもちゃが動くという設定に、独自の味付けが成されています。古いカウボーイ人形のウッディは、新しくやって来た宇宙飛行士人形バズにより持ち主の「一番のお気に入り」の座を奪われます。その逆恨みが元で様々な困難に見舞われるのでした。厳しい現実をユーモラスに描きつつ、友情や冒険の要素も盛り込んだ、大人も子供も楽しめる作品です。
Read Article
レミーのおいしいレストラン(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『レミーのおいしいレストラン』とは、2007年に公開されたディズニー/ピクサー制作のハートウォーミング・コメディな長編アニメーション映画である。監督はブラッド・バード。物語の舞台はフランス・パリ。料理を愛し、フランス料理のシェフになることを密かに夢見るネズミのレミーと、料理が苦手な青年リングイニが出会い、かつて5つ星だったが星を2つ失ってしまったレストラン「グストー」に新風を巻き起こしていく。自分に自信がもてないネズミと人間の成長と友情が描かれた、子どもから大人まで楽しめる作品。
Read Article
トイ・ストーリー4(Toy Story 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。ある少女のおもちゃ・ウッディとその仲間たちが新しく加わった、プラスチック製フォークで作られたおもちゃ・フォーキーと一緒に冒険するという物語。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」。『トイ・ストーリー2』を最後に登場が無かったボー・ピープとウッディたちの再会なども描かれている。
Read Article
インサイド・ヘッド(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インサイド・ヘッド』とは、公開される前からピクサー史上最高傑作と言われた、人間の頭の中が舞台となったアニメ映画である。人間の感情「喜び」「怒り」「悲しみ」「嫌悪」「恐れ」がキャラクターとなり様々なピンチを乗り越えるという内容。それぞれの感情がなぜ必要なのか、子供から大人まで楽しんで見ることの出来る作品である。ピクサー長編アニメーション第1作は『トイ・ストーリー』であり、20年後の2015年に本作が公開されたので「20周年記念作品」とされている。
Read Article
カーズ/クロスロード(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2017年7月15日に公開されたピクサー映画。ブライアン・フィーの初監督作品。大人気カーズシリーズの第3弾。ベテランレーサーとなったライトニング・マックィーンがシーズン最後のレースで最新テクノロジーを追及した次世代レーサーたちのスピードに圧倒され大クラッシュをしてしまう。「人生の岐路(クロスロード)」に立たされ仲間や新しい相棒に支えられながら運命の決断を迫られる物語。
Read Article
マイ・エレメント(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイ・エレメント』(原題:Elemental)とは、2023年夏に日本で公開されたファンタジー映画。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズと、『トイ・ストーリー』などでお馴染みのピクサー・アニメーション・スタジオが製作した。同スタジオが製作する長編映画は、27作目である。同時上映作品として、『カールじいさんのデート』も公開された。 火・水・土・風のエレメントが住むエレメント・シティを舞台に、火のエレメントであるエンバーと水のエレメントであるウェイドの種族を超えたラブストーリーが繰り広げられる。
Read Article
インクレディブル・ファミリー(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インクレディブル・ファミリー』とは、2018年に公開されたディズニー/ピクサー製作の長編アニメーション20作目となる映画である。また、アカデミー賞で長編アニメーション賞、音響編集賞を受賞した『Mr.インクレディブル』の続編映画となっている。主人公はMr.インクレディブルの妻であるイラスティガール。ヒーロー活動が禁じられひっそりと暮らしていたが、ある事をきっかけにパー一家は再びヒーローとして活躍を遂げる。それぞれ違った才能を持つヒーロー達の活躍を見て、家族で楽しめるコメディ映画作品である。
Read Article
バズ・ライトイヤー(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バズ・ライトイヤー』(原題:『Lightyear』)とは、2022年公開の3Dアニメーションのスペース・アドベンチャー映画で、1995年公開のディズニー・ピクサー映画『トイ・ストーリー』に登場するバズ・ライトイヤーのルーツを描くスピンオフ作品である。スペースレンジャー・バズが任務の失敗から仲間の大切さを知る物語。本家『トイ・ストーリー』の世界で上映された映画という設定で、宇宙を舞台にロボットと戦うSFの世界観を持つ。ストーリーは本家から独立している一方、作中でバズのお馴染みの台詞が再現される。
Read Article
私ときどきレッサーパンダ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『私ときどきレッサーパンダ』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオが2022年3月11日に公開した、ティーンエイジャーの成長を描く3DCGアニメーション映画である。思春期を迎え自分らしくあるべきか、母の期待に応え続けるべきかに迷う少女の姿をコミカル、かつ丁寧に描いている。頑張り屋の主人公メイは母の期待に応えるために努力する優等生だったが、赤くて巨大なレッサーパンダに変身してから生活は一変する。時にはぶつかり合いながらもお互いに成長する母娘や、親友たちとの関係性が見どころ。
Read Article
アラジン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
ディズニー製作の大ヒットアニメ映画。 貧しい青年アラジンが王女ジャスミンと出会うことから話は始まる。 願いを三つ叶えてくれるランプの魔人・ジーニーは貧しいアラジンを王子に変身させ、ジャスミンとの恋の成就を後押しする。 しかし、最大の敵であるジャファーの魔の手が忍び寄るのであった。 アラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を舞う際に流れる「ホール・ニュー・ワールド」は珠玉の名曲として知られる。
Read Article
ムーラン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムーラン(原題:Mulan)』とは、アメリカのディズニーで1998年に制作された、古代中国を舞台としたディズニー映画である。中国の伝説の人物である「花木蘭」をモデルに描かれている作品。2020年には実写映画化もされたが、こちらの作品は多くの波紋を呼んでいる。古くからのしきたりに従う周囲に求められる女性としての自分、自分らしく振る舞いたいという気持ちを持つ自分とで葛藤をするムーランが、父の代わりに男装して出兵することをきっかけに多くの困難を乗り越える過程と成長する姿を描いた物語である。
Read Article
美女と野獣(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)は2017年にアメリカで制作された映画。1991年に制作された、ディズニーアニメーション不朽の名作を完全実写化。魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子と、孤独を抱えながらも前向きに生きる美しい娘ベルが出会い次第に惹かれあっていく模様を描く。愛すること、信じ抜くことを描くファンタジーロマンス。
Read Article
魔法にかけられて(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『魔法にかけられて』とは、2007年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作したミュージカル映画。ディズニー伝統のアニメーションと実写を融合し、過去のディズニー作品からのセルフパロディや楽しいミュージカルナンバーを随所にちりばめて描いたファンタジック・ラブ・コメディ。王子との結婚式の日に魔女に騙されて現代のニューヨークへと送り込まれたおとぎの国のプリンセス・ジゼルは、見知らぬ世界の中で困り果てていた時、弁護士の男性・ロバートと出会い、やがて彼に惹かれていく。
Read Article
塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『塔の上のラプンツェル』とは、2010年11月24日にアメリカで公開された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作の第50作目の長編アニメーション映画である。バイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務めた。魔法の髪を持つ少女ラプンツェルは幼い頃、魔法の髪を独り占めしようとしたゴーテルにさらわれ、森の中の塔で育てられた。塔から出ることを許されず、誕生日にだけ空に浮かぶ灯りを間近で見るのが夢だった。そんな所に現れた青年フリン・ライダーとその灯りを見に行く旅に出る。
Read Article
ムーラン2(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムーラン2(Mulan II)』とは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作、ディズニーの人気作品『ムーラン』の続編である。『ムーラン』の物語から1ヵ月後、主人公のムーランとシャン将軍が新たな任務を受け、旅に出る物語である。そのため、前作とリンクする部分も多々見受けられる。2005年にアメリカで公開された。日本では劇場での公開は無かったが、2004年に先行してビデオで販売された。一方で、主要キャラクターの中には今回新たに登場する者もおり、新しい『ムーラン』を見せることにも成功している。
Read Article
シュガー・ラッシュ(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シュガー・ラッシュ』とは、アメリカ合衆国で2012年11月2日、日本で2013年3月23日に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の第52作目のアニメーション映画である。監督はリッチ・ムーアが務めた。また、タイトルは作中に登場するアーケードゲームの名前でもある。ゲームの世界で悪役を演じるラルフは、ヒーローになる夢を叶えるため潜り込んだレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界で少女ヴェネロペと出会い、二人は互いの夢のために協力することになる。
Read Article
ノートルダムの鐘(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ノートルダムの鐘』とは、1996年に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品で、容姿が醜いことで周囲から酷い扱いを受けるカジモドが1人の女性に恋をする物語である。ディズニー作品といえば、プリンセスとプリンスが結ばれるストーリーで、年齢問わず楽しめるテーマが多い。一方で、今作は社会問題の1つである「差別」をテーマとした描写が見られ、歴史上差別対象となった「ジプシー」と呼ばれる民族が登場することからディズニー映画の中でも大人向けで異質なストーリーとなっている。
Read Article
アナと雪の女王(アナ雪)のネタバレ解説・考察まとめ
「アナと雪の女王」はアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。 日本ではアナ雪の略称でも呼ばれる。 王家の娘、2人の主人公アナとエルサを待ち受ける過酷な運命を描く。 大人から子供まで楽しめるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの名作。
Read Article
ズートピア(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ズートピア』とは、2016年にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオより公開されたアニメーション映画。第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作品。肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会ズートピアを舞台に、新米警察官のウサギのジュディ・ホップスと、キツネの詐欺師ニック・ワイルドの2人が、連続行方不明事件を解決するために奮闘するメディ・アドベンチャー。作品のテーマとして人種差別などの社会問題が描かれている。
Read Article
プリンセスと魔法のキス(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『プリンセスと魔法のキス』とはウォルト・ディズニー・スタジオが制作した2Dアニメーション・ファンタジー・ミュージカル映画。原題は『The Princess and the Frog』。日本では2010年に公開され、ディズニー初のアフリカ系アメリカ人のプリンセス映画として知られる。アメリカ合衆国ニューオーリンズを舞台に、主人公ティアナと王子ナヴィーンを蛙に変えた魔法と、それを解く「プリンセスのキス」をめぐる冒険を描く。
Read Article
美女と野獣(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
フランスの民話を元に1991年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品。魔女の呪いによって醜い野獣に姿を変えられた古城の王子と美しく聡明な街の娘ベルとの奇跡の愛の物語。ロマンティックな音楽と美しい映像が全編を彩り、信じ合うことで起こる不思議な奇跡が深い感動を呼び起こすファンタジー・ラブストーリー。アニメ作品として初のアカデミー作品賞にノミネートされ、さらに作曲賞と歌曲賞を受賞した。
Read Article
アリス・イン・ワンダーランド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アリス・イン・ワンダーランド』とは2010年公開のアメリカの3D映画。監督はティム・バートン。ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給。原作はルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』。19歳になったアリスが再びワンダーランドに迷い込み、赤の女王に支配されていたワンダーランドを救う。実写とモーションキャプチャーの技術を使い映画化した。映像が素晴らしく童話の世界観を見事に実写化しており、アカデミー賞では衣装デザイン賞をはじめ、3部門で受賞した。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ファインディング・ドリー』の概要
- 『ファインディング・ドリー』のあらすじ・ストーリー
- 家族の存在
- 海洋生物研究所
- ピンチに立ち向かう
- オープン・オーシャン
- 再会
- 『ファインディング・ドリー』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- ドリー
- マーリン
- ニモ
- 海洋生物研究所の住人達
- ハンク
- デスティニー
- ベイリー
- ジェニー&チャーリー
- ラダー&フルーク
- ジェラルド
- ベッキー
- ラッコたち
- おしゃべりシャコガイ
- マンボウのチャーリー
- ビル
- 海の住人達
- スタン
- マンボウ
- ダイオウイカ
- 人間達
- 海洋生物研究所館内放送スタッフ
- カール
- デイジー
- アビー
- 『ファインディング・ドリー』の用語
- 海洋生物研究所
- オープン・オーシャン
- 隔離所
- 『ファインディング・ドリー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ベビードリー「Hi. I'm Dory. I suffer from short-term remembory loss.」
- ジェニー「私達は決してあなたのことは忘れないわ。あなたが私達のことを決して忘れない事もわかってるわ」
- 『ファインディング・ドリー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- テーマは障がい児
- 隠れコードA113
- ドリーがED担当のSia風に変身
- 『ファインディング・ドリー』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Sia「Unforgettable」