『チャーリーとチョコレート工場』とは、ティム・バートンとジョニー・デップのコンビで公開された、2005年のアメリカのファンタジー・コメディー映画である。完全非公開のチョコレート工場内部を見学するというファンタジックで高揚感のあるプロットの一方で、作中には強烈なブラックジョークや人間のエゴに対する風刺、皮肉が全開となったミュージカルシーンが盛り込まれており、美しくも怪奇的な映像センスとポップな世界観が融合した仕上がりとなっている。第78回アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート作。
『チャーリーとチョコレート工場』の概要
『チャーリーとチョコレート工場』(原題:Charlie and the Chocolate Factory)とは、2005年に公開されたアメリカのファンタジー・コメディ映画である。ロアルド・ダールが1964年に発表した児童文学『チョコレート工場の秘密』を原作とし、監督をティム・バートン、主演のウィリー・ウォンカ役をジョニー・デップが務める黄金コンビによって製作された。
同原作は1971年にも『夢のチョコレート工場』として映画化されているが、本作ではバートン監督特有の作家性が随所に反映されている。完全非公開のチョコレート工場内部を見学するというファンタジックで高揚感のあるプロットの一方で、作中には強烈なブラックジョークや人間のエゴに対する風刺、皮肉が全開となったミュージカルシーンが盛り込まれており、美しくも怪奇的な映像センスとポップな世界観が融合した仕上がりとなっている。
視覚的なクオリティも高く評価され、第78回アカデミー賞において衣装デザイン賞にノミネートされた。
原作本。
『チャーリーとチョコレート工場』のあらすじ・ストーリー
世界に5枚しかないゴールデンチケット
ウィリー・ウォンカ製のお菓子は世界中で大人気だった。長年、完全非公開とされていたウォンカのチョコレート工場であったが、ある日ウォンカは、世界中で販売されている主力商品の板チョコ「ウォンカバー」の中に5枚だけ金色のチケット(ゴールデンチケット)を同封したという告知を行う。このチケットを引き当てた子供には、家族を1人同伴して謎に包まれた工場内部を見学する権利が与えられ、さらにその中の1人には副賞として「想像を絶する素晴らしいプレゼント」が贈られることが発表された。
この告知により、世界各地で前代未聞のチケット争奪戦が大騒ぎのなかで繰り広げられることとなる。強欲な肥満児やわがままな社長令嬢など、世界中の個性豊かな子供たちが次々とチケットを手に入れていくなか、最後に幸運の1枚を引き当てたのは、工場の近くで極度の貧困に喘ぎながらも家族を愛し続ける心優しい少年、チャーリー・バケットであった。チャーリーは、かつてその工場で働いていた経験を持つ祖父を同伴者に選び、選ばれた他の子供たちやその保護者とともに、未知なるチョコレート工場へと足を踏み入れる。
チョコレート工場
劇中の主な舞台。工場長のウォンカはここに通勤しているわけではなく、住んでいる模様である。従業員が暑い国の出身ということで、内部は時期が冬とは言え暖房が効きすぎるほどである。チョコレート工場と呼ばれているが、実際には他のお菓子も作っている。オープニングでは主力商品ウォンカバーが箱詰めされて、ロンドン、ニューヨーク、東京行きのテープが貼られて出荷される様が描写されている。
お菓子の部屋
出典: ciatr.jp
チョコの川。滝は本物のチョコではないそうだ。
初めに案内された部屋。一見すると草原のようだが、草の一本に至るまでお菓子で出来ているとのこと。チョコの川、滝もあり、味もいいようである。
ガム開発室
物々しい機械がたくさんあり、ずっと舐めても溶けない飴玉や、後述のフルコース料理が味わえるガムが作られている。ただ失敗作も多いようで、毛生えキャンディーを試食した従業員のウンパ・ルンパは歩く毛玉状態だった。
ナッツ選定室
出典: prcm.jp
リスの仕事場。文字通り社畜。
チョコや菓子に使われているナッツをクルミから取り出す部屋。これはウンパ・ルンパではなく生きたリスにより行われる。理由は、殻からうまく中を取り出せるのはリスだけだからである。リスは訓練を受けており、実が駄目になっているかどうか叩いて調べ、駄目なクルミは後方にある焼却炉行きの穴に落下する。
エレベーター
上下だけでなく、縦横斜めどこへでも行ける透明なエレベーター。これでチャーリーの家まで飛んでいき、屋根を破壊した。
『チャーリーとチョコレート工場』の登場人物・キャラクター
ウィリー・ウォンカ(演:ジョニー・デップ)
ウィリー・ウォンカは、チョコレート工場の主である。作中では「天才ショコラティエ」や「チョコの魔術師」とも称される。シルクハットに燕尾服、手袋を着用し、杖を携えた魔術師のような装いで、自身の工場への招待券であるゴールデンチケットを引き当てた面々を出迎える。言動はどこか子供っぽく、時代遅れのフレーズを連発する変人として描かれる一方、招待した子供たちにトラブルが起きても至って冷静であり、時には無関心で冷淡な一面を見せる。かつて産業スパイによって極秘レシピの情報を漏らされた経験から人間不信気味となっており、表面上は工場を閉鎖したものの、実際にはウンパ・ルンパを従業員として雇い入れ、15年間にわたり工場に籠りながら経営を続けていた。
厳格な歯科医の息子として生まれたが、菓子類を健康を害する毒とみなす父親に猛反発して家出した過去があり、そのトラウマから「親」という単語を正しく発することができない。独身で子供もおらず、自身の死後に工場を任せられる後継者を探すためにゴールデンチケットの計画を考案した。見出された少年チャーリー・バケットに対し「家族を捨てること」を条件に工場を譲る提案をするが拒絶され、そのショックから一時的に工場の売り上げが急落した。その後、変装してチャーリーのもとを訪れ、家族の持つ温かさや愛情の本質を知ることで頑なな考えを改め、チャーリーの同行のもとで実父と再会し和解を果たした。後継者となったチャーリーとその家族を受け入れ、工場内に移り住んだバケット一家とは良好な関係を築いている。
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目次 - Contents
- 『チャーリーとチョコレート工場』の概要
- 『チャーリーとチョコレート工場』のあらすじ・ストーリー
- チョコレート工場
- お菓子の部屋
- ガム開発室
- ナッツ選定室
- エレベーター
- 『チャーリーとチョコレート工場』の登場人物・キャラクター
- ウィリー・ウォンカ(演:ジョニー・デップ)
- ウンパ・ルンパ(演:ディープ・ロイ)
- チャーリー・バケット(演:フレディ・ハイモア)
- チャーリーの家族(バケット一家)
- オーガスタス・グループ(演:フィリップ・ウィーグラッツ)
- ベルーカ・ソルト(演:ジュリア・ウィンター)
- バイオレット・ボーレガード(演:アナソフィア・ロブ)
- マイク・ティービー(演:ジョーダン・フライ)
- ウィルバー・ウォンカ(演:クリストファー・リー)
- 『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン的なシーン
- ブラックジョーク・人形炎上
- ウォンカの歯列矯正器
- 消えた家
- 『チャーリーとチョコレート工場』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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