パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』とは、ウォルト・ディズニー・モーション・ピクチャーズ制作の実写映画作品で、全5作あるシリーズの最終章。主演のジョニー・デップは、シリーズ全作品通じて海賊ジャック・スパロウを演じ、作品の代名詞的存在となっている。ジャックの策略で、「魔の三角海域」に幽閉されていたアルマンド・サラザールが解き放たれた。復讐を誓うサラザールから逃れるため、ジャックたちはどんな呪いも解くことができる「ポセイドンの槍」を手に入れようと奮闘する。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の概要
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(原題:Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales)とは、アドベンチャー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの第5作目で、2017年に米国をはじめ全世界で公開された。シリーズはディズニーのアトラクション「カリブの海賊」(英題:Pirates of the Caribbean)が元になっており、2003年に第1作目公開以降、2006年、2007年、2011年、2017年とシリーズ作品が公開されている。製作会社はウォルト・ディズニー・ピクチャーズで、配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ。製作はシリーズ全作品通じて、『アルマゲドン』や『トップガン』などで有名なジェリー・ブラッカイマー。監督はヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリが務め、興行収入は世界で約7億9477万ドル、日本では約67億円を記録した。
ヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリはコンビで活躍するノルウェー出身の映画監督。作品は2012年公開の歴史映画『コン・ティキ』が高く評価され、第85回アカデミー賞と第70回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞にノミネートされた。
今作の主要キャストはジョニーデップ、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラリオ、ハビエル・バルデム、ジェフリー・ラッシュ。主演のジョニー・デップ演じるジャック・スパロウは全作品通じて不動の人気。ジェフリー・ラッシュも前作に引き続きバルボッサを演じるが、今作では初出演のカヤ・スコデラリオ演じる娘のカリーナ・スミスの登場などを通じて、温かい人間味のあるバックグラウンドも描かれる。今作から初登場のブレントン・スウェイツはジャックの相棒ヘンリー・ターナー、ハビエル・バルデムはジャックへの復讐を誓う海の死神アルマンド・サラザールを悪役感満載に演じている。
また今作はディズニーで初めてスクリーン・エックス(ScreenX)が使われた映画となった。スクリーン・エックスは3面マルチプロジェクション・映画上映システムで、正面に加えて左右の壁面にも映像が投影されるというもの。270度の視界で映画を鑑賞することで、映画の世界に没入していく臨場感を体験することができる。
孤高の海賊ジャック・スパロウの過去を知る敵、「海の死神」アルマンド・サラザールが「魔の三角海域」から解き放たれた。ジャックがサラザールの復讐から逃れる方法は、伝説の秘宝「ポセイドンの槍」を手に入れること。 かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナーの息子ヘンリー・ターナー、女性天文学者カリーナ・スミス、宿敵ヘクター・バルボッサたちと手を組み、秘宝を巡る冒険に出るジャック。手に汗握る最後の冒険が幕を開けるのだった。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のあらすじ・ストーリー
ヘンリー・ターナーと父の呪い
暗闇の海に浮かぶ小さなボート。大量の石がついたロープを足にくくりつけた少年ヘンリー・ターナーは、そのまま石と一緒に海底へ身を投げた。しばらく沈んで辿り着いたのは、海藻に覆われた海賊船「フライング・ダッチマン号」の甲板。船はそのまま海面へと浮上し、中から船長であり、ヘンリーの父ウィル・ターナーが現れた。ヘンリーは、父にかかったフライング・ダッチマン号の呪いを解くために、その方法を調べて自力で父の元まで辿りついたのだった。しかし少年の努力も虚しく、父は呪いを解くことは不可能だと言い再び海の底へ戻って行ってしまう。少年は呪いを解くためのキーワード「ポセイドンの槍」と「ジャック・スパロウ」を胸に刻み、いつか父を呪いから救うことを誓う。
魔の三角海域と海の死神サラザール
9年後、21歳になったヘンリーはイギリス海軍の船モナーク号に乗って、海賊船を追っていた。その先に「魔の三角海域」があることに気がついたヘンリーは、艦長に針路を変更するように忠告する。しかしそれを無視され、さらには反逆者として牢に入れられてしまう。そのまま「魔の三角海域」に入った船は、難破船と化したスペインの軍艦サイレントメアリー号を発見。その直後、モナーク号は暗闇から現れた生ける亡霊と化したサイレントメアリー号の艦長で、「海の処刑人」と呼ばれる男アルマンド・サラザールとスペイン海兵の亡霊達の襲撃に遭う。これにより、艦長や乗組員達は虐殺されて全滅。かつてジャックに嵌められ、呪われた身となったサラザールは、牢の中で生き残っていたヘンリーにジャックへの伝言を託し、彼だけは証人として見逃すのだった。
3人の出会いと「ポセイドンの槍」
一方のジャックは、落ちぶれた生活を送っていた。ツキに恵まれず、一文無し。自分にかけられていた懸賞金も大暴落していた。黒ひげから取り戻したボトルに閉じ込められたブラックパール号を元に戻すこともできず、拠点にする島にできた銀行から金庫を奪おうと試みるも失敗。ジョシャミー・ギブスやスクラムなど、最後まで自分についてきた仲間にも、遂に見放されてしまう。
また、街では魔女の容疑をかけられた少女カリーナ・スミスが、イギリス軍から逃げ回っていた。「ポセイドンの槍」を探し求めていた彼女は、サラザールの襲撃から唯一生還したヘンリーを探していた。何とか彼と接触したカリーナは、自分が天文学に詳しいこと、「ポセイドンの槍」を見つける為には、自分が肌身離さず持っているガリレオの日記に記された「誰にも読めない地図」を解読する必要があることを話す。しかしその途中で、彼女は再びイギリス軍に捕えられてしまった。
イギリス軍を振り切ったジャックは、酒を手に入れるために持っていたコンパスを手放した。このコンパスは持ち主が求める物の在り処を示してくれるが、持ち主に裏切られると最大の恐怖をもたらそうとするものであった。これにより、サラザールが魔の三角水域から解き放たれてしまう。その後英国軍に捕まったジャックだったが、幽閉されている牢獄にヘンリーが会いに来て、彼の両親がかつての仲間ウィルとエリザベス・スワンであること、ヘンリーが父の呪いを解くために「ポセイドンの槍」を探していることを知る。ジャックはカリーナと共に処刑される寸前のところで、ギブスたちを説得して連れ戻したヘンリーによって救われた。父を助けたいヘンリーと、「ポセイドンの槍」を手に入れたいカリーナ。彼らを手助けするはめになったジャックは、ボロボロの船で航海に出るのだった。
槍探しへの出発とサラザールの追跡
カリーナによると、「ポセイドンの槍」を見つけるには、ガリレオの日記に書かれている「誰も読めない地図」を解読しなければならない。彼女は既にブラッドムーンの夜に、地図を解読し、夜空の星が「ポセイドンの槍」の在りかを示していると主張するが、海賊たちはそれを信じようとしなかった。
一方、海ではジャックがコンパスを手放した影響で、サラザールが「魔の三角海域」から解き放たれて海賊狩りを始め、その手はバルボッサ艦隊にまで及んだ。追い詰められたヘクター・バルボッサは、ジャックの元へ案内することを条件に見逃された。バルボッサは魔女シャンサと取引して手に入れたコンパスを使い、サラザールをジャックの元へと案内する。ジャックたちはなんとか近くの島に逃げ込み、呪いを負って陸に上がれないサラザールたちから間一髪のところで逃げ切るが、先に島に潜伏していた何者かによって捕らえられてしまう。島にいたのはジャックに恨みを持つ海賊だった。そこにジャックを追ってきたバルボッサが現れ、彼らを助け出した。バルボッサは「ポセイドンの槍」でサラザールを倒すため寝返ったのだ。ジャックがビンに入れて隠し持っていた「ブラックパール号」を解放すると、「ポセイドンの槍」を探す旅に加わる。
船で唯一地図読めるカリーナが舵を取り、一向は秘宝探しを続ける。道中、バルボッサはカリーナとの会話から、彼女が過去に施設へ預けた自身の娘だと気が付くが、彼女に事実を伝えることができない。「誰も読めない地図」を解読したカリーナは、夜に現れる星を頼りに船を進める。しかし既にサラザールの船がジャックたちを捉え、海賊と亡霊たちの激しい戦いが繰り広げられていた。ジャックを追い詰めたサラザールが剣を突きつけ命を奪おうとした瞬間、船の目の前に地図に書かれた星の導く島が現れた。突然目の前に現れた陸にサラザール達は驚いて撤退し、ジャックは命拾いをした。しかしサラザールはヘンリーを人質に取り、撤退していったのだ。ジャックたちはヘンリーを救うためにも、一刻も早く槍を見つけなければならない。一向はカリーナの持つ地図をもとに、秘宝のありかを見つけ出そうとする。
「ポセイドンの槍」の破壊とバルボッサの死
広大な岩場に無数の星が散りばめられたように光るこの島では、いくつか特徴的に赤く光るところがある。この赤く光る部分が、「誰にも読めない地図」と同じ星図を現わしていたのだ。一箇所だけ欠けている星に日記の表紙のルビーをはめ込むと、強烈な光と共に地鳴りがして海と大地が裂けた。裂け目に巻き込まれて海底に落ちて行ったジャックとカリーナは、ついに「ポセイドンの槍」を発見する。そこにヘンリーの体に乗り移ったサラザールが現れた。サラザールをヘンリーの身体から引きはがすことに成功するも、その力は強大で、槍が奪われてしまった。
海の水を意のままに操るサラザールに苦戦する中で、カリーナとヘンリーは槍を破壊することを思いつく。そしてサラザールが隙を見せた瞬間に、槍を真っ二つに破壊した。すると、海の呪いが解け、亡霊と化していたサラザールの身体は生身の人間へと戻った。それと同時に、割れた海も元に戻り始め、大量の水がジャックたちに迫ってくる。そこへ現れたのは、ブラック・パール号の錨に乗ったバルボッサだった。早く海上に上がりたい一向の元にブラック・パール号の錨が降ろされ、ジャックたちは船に登ろうとした。しかし後に続いたサラザールに邪魔をされてしまう。カリーナを助けたいバルボッサは、自分を犠牲にしてサラザールとともに海の底へと沈んでいった。バルボッサが落ちる寸前、彼の腕に夜空で見た星の刺青がカリーナの目に入った。彼女はその刺青から、バルボッサが父であると気付いたのだ。
助かったジャックたちは陸へ帰り、海上にウィルの船フライング・ダッチマン号を見つける。「ポセイドンの槍」を破壊したことでウィルの呪いも解けていたのだ。ここでヘンリーの両親、ウィルとエリザベスが再会することになる。無事にブラック・パール号の船長に復帰したジャックは、仲間たちと共に新たな航海へと出掛けていくのだった。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の登場人物・キャラクター
主要人物
ジャック・スパロウ(演:ジョニー・デップ、アンソニー・デ・ラ・トーレ)
出典: www.disney.co.jp
日本語吹き替え:平田広明
シリーズ全作通しての主人公キャラクター。初恋の相手は海で、2番目は「ブラックパール号」というほど生粋の海賊。常に酔っ払っており特徴的な歩き方と話し方をするが、発想力豊かな機転の利かせ方によってピンチを切り抜ける。
ヘンリー・ターナー(演:ブレントン・スウェイツ)
出典: www.disney.co.jp
日本語吹き替え:中川大志
第3作目までジャックの相棒として活躍していたウィル・ターナーとエリザベス・スワンの息子。今作では彼がジャックの相棒役となる。父にかかった呪いを解くため、幼少期から書物を調べ尽くし、「ポセイドンの槍」の存在を知る。
カリーナ・スミス(演:カヤ・スコデラリオ)
出典: www.disney.co.jp
Related Articles関連記事
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドは、2007年5月25日に公開されたアメリカの冒険映画。 世界中の海賊は次々に処刑され、海賊の時代が終焉を迎えようとしていた。海賊たちは決起し、『伝説の海賊』と呼ばれる9名を招集する。クラーケンに飲み込まれた伝説の海賊の一人ジャック・スパロウを救うべく、ウィルとエリザベスらブラック・パール号は、蘇ったバルボッサを船長として世界の果てを目指す。
Read Article
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉(On Stranger Tides)とは、2011年5月20日に公開されたアメリカの冒険映画。大海賊ジャック・スパロウは、『見つけた者は永遠の生命を得ることができる』といわれる生命の泉を探していた。永遠の生命を求めて英国海軍とスペイン海軍に加え史上最凶の海賊・黒ひげ、そしてジャックたちが激しい争奪戦を繰り広げる。
Read Article
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(The Curse of the Black Pearl)は、2003年7月9日に公開されたアメリカの冒険映画。 カリブの港町ポート・ロイヤルは、ある日バルボッサ率いる海賊たちから襲撃を受ける。思い人をさらわれたウィル・ターナーは、収監されていた海賊ジャック・スパロウと手を組み、彼女を救うための航海に出る。
Read Article
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』は、2006年7月7日に公開されたアメリカの冒険映画。 かつての恨みを果たそうとする幽霊船『フライング・ダッチマン号』に追われるジャックたち。幽霊船の船長ディヴィ・ジョーンズの弱点である心臓を収めた宝箱(デッドマンズ・チェスト)を探すため、彼らは追っ手から逃げつつ大海を冒険する。
Read Article
チャーリーとチョコレート工場(Charlie and the Chocolate Factory)のネタバレ解説・考察まとめ
2005年、ティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビで公開された、アメリカの映画です。ファンタジー・コメディーに分類されます。しかし蓋を開ければ内部非公開の工場を見物できるというワクワク感とは裏腹のブラック・ジョーク、皮肉全開のミュージカル調のシーン、美しくも怪しい映像のセンスなどが監督ティム・バートンの世界観をよく表現しています。第78回アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート作。
Read Article
アリス・イン・ワンダーランド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アリス・イン・ワンダーランド』とは2010年公開のアメリカの3D映画。監督はティム・バートン。ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給。原作はルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』。19歳になったアリスが再びワンダーランドに迷い込み、赤の女王に支配されていたワンダーランドを救う。実写とモーションキャプチャーの技術を使い映画化した。映像が素晴らしく童話の世界観を見事に実写化しており、アカデミー賞では衣装デザイン賞をはじめ、3部門で受賞した。
Read Article
ギルバート・グレイプ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ギルバート・グレイプ』とは、原題は『What’s Eating Gilbert Grape』で、同名小説の映画化。ジョニー・デップと、レオナルド・ディカプリオが共演している、1993年のアメリカ映画である。 知的障害を抱えた弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)と、夫を亡くした事で過食症となり、病的な肥満になってしまった母親。 退屈な田舎町で家族を支えるギルバート(ジョニー・デップ)が、ある日ベッキーという女性と出会うことで自分自身を見つめ直し、心の揺れ動きと成長を描いた物語。
Read Article
鑑定士と顔のない依頼人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『鑑定士と顔のない依頼人』とは、ジェフリー・ラッシュが演じる、すご腕の美術品鑑定士だが、人嫌いで女性と縁のないヴァージルが姿を見せない謎めいた依頼人クレアに心惹かれていくミステリードラマ。 ヴァージルとクレアの恋の裏では、ヴァージルの長年のパートナーが用意周到に計画した復讐劇が進められていた。 「ニュー・シネマ・パラダイス」などを手がけたジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本による作品である。
Read Article
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』とは2016年公開のアメリカの3D映画。2010年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』の続編。ティム・バートン製作・製作総指揮。監督は ジェームズ・ボビン。3年の船旅から戻ったアリスが青い蝶のアブソレムに導かれ、鏡の中に入り再びアンダーランドを訪れる。そこで病んでいる親友のマッド・ハッターを救うために過去に遡り、過去を変える時間の旅に出る。ヒットした前作と比べアメリカ、日本ともに興行成績は振るわず、厳しい評価になった。
Read Article
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』とは2018年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ2作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ"魔法界"を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚の第2弾。 闇の魔法使いグリンデルバルドが移送中に逃亡するシーンから物語が始まる。巨大な力を求め仲間を集めるグリンデルバルドとの攻防が繰り広げられる。 黒い魔法使いグリンデルバルドを追う魔法動物学者ニュートの新たな冒険が描かれる。
Read Article
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』とは2016年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ1作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ"魔法界"を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚。原作者J.K.ローリングが脚本を手がけた。 イギリスの魔法使いニュートが魔法動物達と共にニューヨークに降り立つところから物語が始まる。手違いで逃げ出してしまった魔法動物達とニューヨークで起こった不思議な事件。魔法動物と魔法使いによる新たな魔法界の物語。
Read Article
ティム・バートンのコープスブライド(アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ティム・バートンのコープスブライド』とは、ティム・バートン監督によるストップモーション・アニメーション映画。同監督の『チャーリーとチョコレート工場』と同時進行で制作され、主演も同じジョニー・デップだ。ジョニー・デップにとっては声優初挑戦作品となった。 結婚を目前に控えた内気な青年が、死体の花嫁と結婚してしまうというストーリー。 第78回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、2005年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の長編アニメ賞を受賞するなど、高い評価を得た。
Read Article
バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』とは、カプコンが発売したホラーサバイバルゲーム『バイオハザード』を原作とした実写映画である。この映画はゲームシリーズ『バイオハザード』と『バイオハザード2』をリブートした作品となっており、ゲームでお馴染みのクレア、クリス、レオン、ジル、ウェスカーなどのキャラクターやゾンビなどのクリーチャーも数多く登場している。作品を手掛けるのはホラー・スリラー映画監督であるヨハネス・ロバーツである。
Read Article
007 スカイフォール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『007/スカイフォール』(原題: 『Skyfall』)とは、2012年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第23作目。ダニエル・クレイグがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品である。全世界での興行収入は約11億ドル。 ボンドはトルコでのミッション中に、女性エージェントの誤射により渓谷に落下し、行方不明となっていた。数か月後、MI6本部が何者かに爆破された。その一報を目にしたボンドはロンドンに戻り、007への復帰テストに臨むのだった。
Read Article
シザーハンズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シザーハンズ』とは1990年に公開されたティム・バートン監督のファンタジー映画。とある発明家により造られた、両手がハサミの男「エドワード」が主人公。エドワードの元に化粧品のセールスに訪れた「ペグ」がきっかけで、エドワードの街での生活が始まる。ペグの娘「キム」との恋愛やエドワードのサクセスストーリーを中心に物語は展開される。街の人たちやペグ一家との触れ合いを通し、人間の勝手さや醜さ、正義とは何かを考えさせる映画である。
Read Article
妹の恋人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『妹の恋人』(原題『Benny & Joon』)とは、1993年にアメリカで公開された、ある兄妹と1人の青年との交流を描いた青春ドラマである。両親を早くに亡くし、精神を病んでしまった妹を支える兄。そんな2人の元にサムという青年が現れる。無口で風変わりなサムはジューンの固く閉ざした心を開いて行き、2人は恋に落ちる。しかし妹離れ出来ずにいる兄は2人の交際に反対し、ある事件が起きてしまうのだった。監督は『ナショナル・ランプーン クリスマス・バケーション』のジェレマイア・S・チェチックが担当している。
Read Article
なぜセイウチなのか。人間がセイウチになる映画「Mr.タスク」が珍妙すぎる!
数ある動物の中からどうしてセイウチを選んだのでしょうか。人間がセイウチになるというワンアイデアのみで膨らませたような映画「Mr.タスク」ですが、好き嫌いが極端に分かれるようで、傑作と称賛する人もいれば、時間のもだと貶す人もいます。さて、あなたはどちらでしょうか。映画「Mr.タスク」をご紹介致します。
Read Article
元不良&元ヤンの国内外芸能人・ミュージシャン・俳優まとめ
昔グレていた国内外の【元不良&元ヤン】を、主に本人の自伝をソースにまとめている。画像・自伝等から引用したセリフや発言、有名なエピソードなども記載。 哀川翔や綾小路翔、神鳥忍など元不良&元ヤンとして有名な人物から、渥美清や佐々木希など一見元不良&元ヤンとはわからない人物まで網羅。それぞれの詳細なエピソードとともに記載している。
Read Article
ジョニー・デップの歴代出演作品まとめ!変貌っぷりがすごい【パイレーツ・オブ・カリビアン】
そのルックスから、日本でもファンが多いジョニー・デップ。彼の名前を聞いて真っ先に思い浮かぶ作品といえば、やはり『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでしょう。しかしながら、実はそれ以外にも様々な有名作品に出演しています。この記事では、そんな彼の歴代作を時系列でまとめました。さきほど挙げた海賊映画のジャック・スパロウもそうですが、ブッ飛んだキャラクターを演じさせるならジョニー・デップに勝る人はいませんよね。
Read Article
逮捕されたことのある海外有名人の画像・マグショットまとめ【ジョニー・デップ他】
ここでは逮捕された経験のある海外の有名人・芸能人・セレブをまとめた。逮捕時に撮られるマグショットも一部掲載している。ジョニー・デップやジャスティン・ビーバー、キアヌ・リーブスなど、誰もが一度は名前を聞いたことのある有名人ばかりだ。
Read Article
【ロード・オブ・ザ・リングシリーズ】オーランド・ブルームのカッコ良さが癖になる出演映画まとめ【パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ】
オーランド・ブルームといえば、甘ーいマスクが印象的な俳優ですよね。彼の名を一躍有名にしたのは、やはり何といっても『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでしょう。以降、様々な話題作に出演しています。この記事では、そんなオーランド・ブルームの出ている映画をいろいろまとめました。
Read Article
【ロバート・パティンソン】必見!海外の美形男子・イケメン図鑑【ジョニー・デップ】
海外で活躍する俳優やモデル、ミュージシャンなど、美形すぎて話題の美形男子やイケメンの画像を集めました。懐かしの映画スターから、中世的な美しさに惚れ惚れする人気モデルまで、様々な「いい男」の魅力を堪能して下さい!
Read Article
ジョニー・デップの娘「リリー=ローズ・メロディ」が可愛すぎる!
ジョニー・デップとフランスの女優、ヴァネッサ・パラディの間に生まれた娘、リリー=ローズ・メロディは両親ゆずりの可憐さ、美貌で評判が高い。父ジョニーの溺愛エピソードや、家族の絆を示す逸話は数多い。
Read Article
【ウィル・スミス】惚れてまうやろ!「世界のイケメン」ベスト100【ジョニー・デップ】
2012年、ファッション雑誌『グラマー』が「最もセクシーな男性100人」を発表しました。その中にはウィル・スミスやジョニー・デップなど、日本でも名を知られているイケメンたちが数多くランクインしています。なかなか日本人男性には見られないような彫りの深い顔、バツグンのスタイル、ステキすぎるスマイル…もうこんなん見たら、惚れてまうやろ!
Read Article
ティム・バートン作品「チャーリーとチョコレート工場」の撮影裏画像まとめ【ジョニー・デップ】
ティム・バートン作品「チャーリーとチョコレート工場」の撮影裏画像を集めました。キャストと監督の真剣なやり取りを収めた画像やメインキャストのジョニー・デップやフレディ・ハイモアとの3ショットなど、ファン必見のメイキング画像を紹介していきます。
Read Article
あなたはどこまで見た?TSUTAYAのDVDレンタルランキング【お願い!ランキング】
バラエティ番組「お願い!ランキング」で紹介された、TSUTAYAのDVDレンタルランキングをまとめました。最新作のランキングではなく、「ハンニバル」や「タイタニック」をはじめ、様々な年代・ジャンルの名作のランキングです。100位から順に、作品のあらすじを交えながら紹介していきます!
Read Article
映画『チャーリーとチョコレート工場』を100倍楽しむための裏話・トリビアまとめ
ロアルド・ダールの児童文学小説『チョコレート工場の秘密』を原作とした映画『チャーリーとチョコレート工場』は2005年に公開され、日本を含めた世界中で大ヒットとなった。ここでは独特な世界観と俳優陣の熱演を100倍楽しむことができる裏話、トリビアを紹介する。
Read Article
「鬼才」と呼ばれた海外映画監督たちの名作まとめ!ティム・バートン監督の『エド・ウッド』など
本記事では「鬼才」と呼ばれた海外の映画監督たちの名作50タイトルをまとめて紹介している。「万人受け」はせずともコアな層には深く突き刺さる名作を生み出し続けている海外の「鬼才」達。記事中ではティム・バートンやスタンリー・キューブリック、ラース・フォン・トリアーなど様々な監督たちの「名作」映画を掲載した。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ!「ファンタスティック・ビースト」と「呪いの子」の情報まとめ
2016年に『ハリー・ポッターシリーズ』のスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開された。これはハリーの時代よりも前の出来事を描いた作品である。また同年には『ハリー・ポッターと呪いの子』の舞台も始まった。こちらは『ハリー・ポッターと死の秘宝』の出来事から19年後の話となっている。
Read Article
【ショコラ】チョコレートにまつわる映画11選!バレンタインデーにピッタリ!【チャーリーとチョコレート工場】
タイトルや劇中にチョコレートが出てくる映画を11作品紹介する。見終わった後に思わずチョコレートを食べたくなる大人の童話「ショコラ」や、独特の世界観とほっこりする物語が人気の「チャーリーとチョコレート工場」など。バレンタインの時期にピッタリな物語ばかりとなっている。
Read Article
CGじゃない!『ティム・バートンのコープスブライド』撮影裏画像を紹介【ストップモーション・アニメ】
『ティム・バートンのコープスブライド』の撮影裏が分かる画像を集めました。ジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターといったティム・バートン監督作おなじみのキャストが集結。キャラクターに命を吹き込む繊細な作業に驚かされる、貴重なメイキングシーンを紹介していきます。
Read Article
大人のための童話原作の実写映画特集!1度は見るべき名作ばかり!
『不思議の国のアリス』や『赤ずきん』、『眠れる森の美女』など、おなじみの童話を新解釈し実写化した映画をまとめました。美しく勇敢なヒロインや、ちょっとホラーな展開など、過去のイメージに囚われない設定ばかりです。上記以外にも『人魚姫』、『美女と野獣』、『ピノキオ』など、どれもこれも「1度は見るべき」といえる名作なので、視聴して損はありません。
Read Article
【ギルバート・グレイプ】心温まるヒューマンドラマを描いた映画10選【サイダーハウス・ルール】
この記事では見終わった後に心がすっきりと澄み渡るように爽快な気持ちになれる、心温まるヒューマンドラマを描いた映画をまとめた。どの映画でも様々な苦難を前にして成長していく主人公の姿が描かれており、家族や友人との絆、愛情が大切なものだと改めて感じさせてくれる。
Read Article
魅惑の世界!おすすめのストップモーション&クレイアニメ映画を紹介!『ジャイアント・ピーチ』など
いつまでも見ていたいおすすめのストップモーション・クレイアニメ映画のまとめです。少年と虫たちの冒険を描いた『ジャイアント・ピーチ』やティム・バートンの世界を堪能できる『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、『ティム・バートンのコープスブライド』など6作品、あらすじや作品の魅力を紹介していきます。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の概要
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のあらすじ・ストーリー
- ヘンリー・ターナーと父の呪い
- 魔の三角海域と海の死神サラザール
- 3人の出会いと「ポセイドンの槍」
- 槍探しへの出発とサラザールの追跡
- 「ポセイドンの槍」の破壊とバルボッサの死
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ジャック・スパロウ(演:ジョニー・デップ、アンソニー・デ・ラ・トーレ)
- ヘンリー・ターナー(演:ブレントン・スウェイツ)
- カリーナ・スミス(演:カヤ・スコデラリオ)
- ジャック・スパロウの仲間たち
- ジョシャミー・ギブス(演:ケヴィン・マクナリー)
- マーティ(演:マーティン・クレバ)
- スクラム(演:スティーヴン・グレアム)
- バルボッサ一味
- ヘクター・バルボッサ(演:ジェフリー・ラッシュ)
- マートッグ(演:ジャイルズ・ニュー)
- ムルロイ(演:アンガス・バーネット)
- ヴィラン
- アルマンド・サラザール(演:ハビエル・バルデム)
- ヘンリー・ターナーの家族
- ウィリアム・ターナー・ジュニア(演:オーランド・ブルーム)
- エリザベス・スワン(演:キーラ・ナイトレイ)
- その他
- シャンサ(演:ゴルシフテ・ファラハニ)
- ジャックおじさん(演:ポール・マッカートニー)
- ジョン・スカーフィールド(演:デヴィッド・ウェナム)
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の用語
- ポセイドンの槍
- ジャック・スパロウのコンパス
- ブラッドムーン
- 魔の三角海域
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アルマンド・サラザール「死人に口なしでな」
- ヘクター・バルボッサ「俺はキャプテンだ 星をたどり帰路に就く」
- ジャック・スパロウ「海賊はつらいな ヘクター」
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- タイトルの意味
- 「10年に一度」と「10年ぶり」
- 「ポセイドンの槍」は「魚を突くための三つ又の矛」
- 監督の出演シーン
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の主題歌・挿入歌
- 挿入曲:Geoff Zanelli「Dead Men Tell No Tales」
- 挿入:Geoff Zanelli「Salazar」
- 挿入曲:Geoff Zanelli「She Needs the Sea」
- ED(エンディング):Geoff Zanelli「Beyond My Beloved Horizon」