龍が如く0 誓いの場所(ZERO)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代『龍が如く』より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

マキムラマコト

CV:沢城みゆき

蒼天堀の場末にある整体院「ほぐし快館」に従業員として働く謎の女性。
両目が不自由でほぼ失明しているが、整体師としての技術を磨いて生計を立てている。

大人しく心優しい性格で、華やかな蒼天堀の片隅で時代の波に取り残されたかのようにひっそりと暮らしている。しかし実は彼女には「カラの一坪」にまつわる秘密があり、それがきっかけで極道たちに狙われ、血みどろの抗争に巻き込まれていく。

李文海(リー・ウェンハイ)

CV:田中一成

蒼天堀の場末にある整体院・ほぐし快館の店長を務める中国人男性。
その坊主頭で強面の外見とは裏腹に愛想のいい性格で、鍼師としての腕前も「ゴッドハンド」の異名を持つほど超一流であり、訪れてくる客たちの間でも評判が良い。

さらに蒼天堀で暮らす在日中国人(主に密入国者)を取りまとめ、面倒を見ている。しかし時折鋭い眼光を見せたり、極道を前にしても顔色ひとつ変えない様子から、ただの堅気の人間ではないことをうかがわせる。

西谷誉(にしたに ほまれ)

CV:藤原啓治

五代目近江連合直参鬼仁会会長。
金と女と暴力をはじめとしたあらゆる欲望の赴くままに行動する、自分自身にひたすら忠実な男。幼い頃から置き引きや強盗などあらゆる犯罪に手をつけるほど破天荒な人生を送っており、巨大組織である近江連合ですらも制御しきれないでいる。
そして一方で、強い相手との命を賭した戦いを求めているところもあり、真島と出会って彼と一騎討ちを繰り広げ、彼が自分が求める強者だと確信に至る。

嶋野太(しまの ふとし)

CV:楠見尚己

東城会直系嶋野組組長。
見上げるような巨体で相手を威圧する圧倒的な迫力の持ち主で、さらにその外見通り、本人もれっきとした武闘派である。そして性格は豪胆にして残酷で、歯向かう者と見なせば誰であろうと一切の容赦がない。

真島にとって渡世の親にあたるが、自分の意向に逆らったことで真島を極道社会から追放し、さらに代紋違いの兄弟分である佐川に働きかけて蒼天堀へ軟禁状態においた。
それからは生かさず殺さず、佐川と共に真島を蒼天堀で飼い続けているが、その真意を知る者は誰もいない。

ビリケン

CV:中尾良平

大阪府警の管轄にあたる蒼天堀警察署の刑事。「ビリケン」とは近江連合の極道たちから付けられた呼び名で、本名は不明である。
くたびれたトレンチコート、禿げ上がった頭にわずかに残る白髪が特徴的で、普段は蒼天堀川を眺めながらしけもくを吸っており、その姿はいかにもうだつの上がらぬ老人といった風采である。

しかし実は蒼天堀の川底に重犯罪者を戦わせるための地下闘技場「三途の川底」の管理人という副業で金儲けをしており、近江連合も含めた蒼天堀の裏社会ではちょっとした顔役となっている。さらに西谷とは彼の幼少時代からの付き合いで、強い信頼関係で結ばれているらしい。

山形(やまがた)

CV:中井和哉

真島が支配人を務めるグランドと並ぶキャバレーの人気店「オデッセイ」の支配人。確かな手腕と時代の先を読む眼力の持ち主で、経営の腕も確かなものであり、キャバレーだけでなく、新しい業態に移りつつあるキャバクラにもいち早く注目している。

『龍が如く0 誓いの場所』のゲームシステム

バトルやアドベンチャーなど基本的なシステムは前作『龍が如く 維新!』から継承されたものが多く、その中でも「達成目録」に書かれた条件をクリアすると、経験値がアップしたり戦闘に使うスキルを習得したりなどの恩恵を受けることができるシステムとなっている。そして、このシステムは以降の作品でも引き継がれている。

経営シミュレーション

メインストーリーの他にもプレイできるサブイベントのひとつで、神室町での不動産経営(桐生)、蒼天堀でのキャバクラ経営(真島)をそれぞれ進めることで所持金を稼ぐことができる。ギャンブルや後項の戦闘でも金を稼ぐことはできるが、この経営シミュレーションはギャンブルや戦闘よりも効率よく所持金を稼げることがある。また、本作では所持金を支払って桐生と真島の能力を強化していくシステムがあるので、経営シミュレーションも含めて効率的に金を稼ぎつつ、どの能力にするか優先順位を決めて強化をしていくことが重要となる。

バトル

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