デスノート(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『デスノート』とは、2015年に日本テレビ系の「日曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。原作は大場つぐみ作・小畑健漫画による漫画『DEATH NOTE』だが、原作とは異なるキャラクター設定でオリジナルストーリーとなっている。
本作での月は「勉強のできるオタク」といったキャラクターになっており、それが「世界中を戦慄させるサイコパス気質の殺人者」へと変わっていく様は見る者を圧倒させた。主演の窪田正孝は、本作での演技で第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞した。

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Lの後継者候補である天才少年「ニア」と「メロ」が同一人物の中に存在する「二重人格」である。
穏やかで冷静なニアに対し、凶暴なメロの人格が突如現れ、過激な手段でキラを追い詰める。Lの死後、実質的な月のライバルとして立ちはだかる。

夜神家

夜神総一郎(やがみ そういちろう/演:松重豊)

月の父親であり、警視庁捜査一課の刑事(係長)。10年前、妻の幸子の最期に仕事で立ち会えなかったことが原因で、月との間に深い確執がある。
強い正義感を持つが、実の息子がキラであることを疑わなければならない苦悩に直面する。最期は月を止めるため、自らノートに名前を書くという壮絶なダイイングメッセージを残して命を落とした。

夜神粧裕(やがみ さゆ/演:藤原令子(幼少期:杉堀佑衣))

月の妹。ドラマ版では月がアイドルオタクである設定のため、兄と一緒に「イチゴBERRY」のライブについて言及するシーンがある。
メロ一味に誘拐され、デスノート奪還作戦の人質として利用される悲劇に見舞われる。

夜神幸子(やがみ さちこ/演:みやざきしほ)

月の母親。ドラマ版では既に故人となっている。10年前、総一郎が凶悪犯・音原田を逮捕した日に危篤状態となったが、総一郎は仕事を優先して病院に駆けつけなかったため死に目に立ち会うことができなかった。

主人公の周辺人物・関係者

ワタリ(演:半海一晃)

Lの忠実な執事であり、唯一の理解者。本名はキルシュ・ワイミー。膨大な資産を持ち、Lの捜査を物理的・経済的に全面的にバックアップする。
ドラマ版では、Lが命を落とした際にもノートに名前を書かれることなく生き残っており、L亡き後はその遺志を継いだニアのサポートに徹した。

模木完造(もぎ かんぞう/演:佐藤二朗)

偽名:模地幹市(もち かんいち)
総一郎の部下で、捜査一課の主任。ドラマ版では非常に感情豊かで熱い性格の男として描かれている。
総一郎との絆が強く、月を疑うLに対して敵意を隠さない場面もあったが、真実を知った後は月に自首を促すなど、情に厚い一面を見せた。

日村章子(ひむら あきこ/演:関めぐみ)

偽名:牧村妙子(まきむら たえこ)
本名:ハル・リドナー

警視庁の刑事として捜査本部に加わるが、その正体は元FBI捜査官のハル・リドナー。Lに命を救われた過去から彼に忠誠を誓い、Lの死後はメロの指示で動くなど、物語の裏側で暗躍する。
月の妹・粧裕を誘拐するなどの強硬手段に出るが、最後は月に利用され非業の死を遂げた。

松田桃太(まつだ とうた/演:前田公輝)

偽名:松井太郎(まつい たろう)
捜査本部の若手刑事。ひょうきんでお調子者の性格は原作同様だが、総一郎を深く敬愛している。
最終的には、追い詰められながらもなお悪あがきを続ける月に対し、怒りを込めて銃を放つ重要な役割を担った。

相沢周市(あいざわ しゅういち/演:弓削智久)

偽名:相原修次(あいはら しゅうじ)
捜査本部のメンバー。ドラマ版では原作の伊出が登場しないため、松田の言動に鋭いツッコミを入れる役回りも兼ねている。生真面目な性格で、キラ事件の解決に向けて粘り強く捜査に当たる。

レイ・ペンバー(演:尚玄)

本名:マーク・ドウェルトン

FBI捜査官。ドラマ版では本名は「マーク・ドウェルトン」。月の策略により他の捜査官と共に殺害されるが、死の間際に月を追い詰めるなど、原作以上に執念深い活躍を見せた。

魅上照(みかみ てる/演:忍成修吾(幼少期:宮澤秀羽))

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