LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』は、2021年にセガから発売されたリーガルサスペンスアクションゲーム。『龍が如く』シリーズの派生作品で、2018年に発売された『JUDGE EYES:死神の遺言』の続編となっており、主演は引き続き木村拓哉が務める。
前作から3年。「神室町」の探偵である八神隆之は、「横浜・伊勢崎異人町」に潜む「闇」に直面する。「法とは何か」「正義とは何か」時代を問わず、どこにでもあり得る「イジメ問題」をテーマにサスペンスフルなストーリが繰り広げられていく。

製作陣によると、まず第一に言いたいのは『JUDGE EYES』シリーズは木村拓哉ありきのシリーズだと言うこと。前作『JUDGE EYES:死神の遺言』の評価やセールスなどの「結果」ありきではあるが、製作陣の意気込みとして「必ずシリーズ化するぞ!」と言う強い思いがあったとのこと。結果、『JUDGE EYES:死神の遺言』はセールス的にも好調で、細川プロデューサーは「無事にシリーズ化に繋がったのは支持してくださった皆さんのお陰です」と語っている。
名越監督によると、前作は「木村拓哉が主演を務めるゲーム」という強い話題性から興味を抱いたユーザーが多かったことは間違いない。「木村拓哉」という強いIPはある種の飛び道具だったとのことだ。
中にはユーザーから「厳しいお言葉」もあったそうだが、前作について総評としては「大満足」との声が多く上がっていたと細川プロデューサーは言う。無事にシリーズの礎となるには充分ではないかと思いつつも、「木村拓哉が出演する」という飛び道具だけで終わらせないようにすることが、制作に携わる自分達の真価が問われると、名越監督は語る。ちなみに細川プロデューサーによると、シリーズ化するに辺り今作での主人公は木村拓哉の続投以外は考えられなかったそうだ。
本作は『JUDGE EYES』シリーズと銘打っているが、タイトルは『LOST JUDGMENT』と名称が変更されている。これはワールドワイドな販売展開を見据え、各国の担当者と会議を重ねた末、前作との繋がりもあり、新しい本作のテーマも伝わるタイトルとして『LOST JUDGMENT』というタイトルに決まったとのことだ。
『JUDGE EYES』シリーズは「八神隆之が主人公のリアルなサスペンス」という核があり、本作でもその核は変わっていないと言う。しかし、調査アクションなど「探偵」としての部分では前作を踏襲しつつ、改善すべき点をアップデートした上で、バリエーションを増やしている。本作では「学校」と言う新たな舞台も加わり、前作以上にセンシティブな「イジメ」というキーワードが更にストーリーを深くさせている。「イジメ」は世界中にある普遍的な問題で、本作でもそこから様々な形で語られる「不条理」を通し、色々な他者の考え方が交差する中で生まれるドラマという点は前作と共通している部分ではないか、と製作陣はストーリーについて語っている。
そして、本作のエンディングについて、製作陣の中で大揉めしたと名越監督が笑って語っている。名越監督によると、エンディングで「どう表現するか」、「どう締めくくるか」で揉めたとのこと。しかし、前作でもプレイ後にユーザーが抱える思いはそれぞれあったように、本作でもエンディングを迎えた後に「正義とは何なのか」をユーザーが考えられるようになっていると語られている。

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龍が如くスタジオの洗礼? 俳優陣が驚く台本の量

本作では光石研、玉木宏、山本耕史がゲスト声優として新たにゲーム作品に参加している。名越監督によると、「存在感のある役を演じていただき、その仕上がりにはとても満足している」とのこと。しかし、3人とも台本のボリュームには驚いてたと言う。

『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』の主題歌・挿入歌

主題歌:jon-YAKITORY feat.Ado 「螺旋」

『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』主題歌:「螺旋」(jon-YAKITORY feat. Ado)

『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』オープニングムービー

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