ペトラ・ラル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ペトラ・ラルとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団特別作戦班(通称・リヴァイ班)に所属する兵士。リヴァイ班の兵士の中で唯一の紅一点である。小柄な体格で可愛らしい顔つきだが、巨人討伐数10体、討伐補佐48体と同班の男性兵士と同等の戦闘能力を持つ。班のリーダーであるリヴァイ兵士長を慕っている。同じくリヴァイ班に所属しているオルオとは班編入前からの付き合いで腐れ縁の仲。リヴァイを尊敬するあまり言動を真似する彼に辟易としているが、戦場では息の合ったコンビネーションを見せる。
ペトラ・ラルのプロフィール・人物像
身長:158cm
体重:55kg
年齢:不明
誕生日:12月6日
ペトラ・ラルとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団特別作戦班(通称・リヴァイ班)に所属する兵士。リヴァイ班の兵士の中で唯一の紅一点である。小柄な体格で可愛らしい顔つきだが、巨人討伐数10体、討伐補佐48体と同班の男性兵士と同等の戦闘能力を持つ。年齢は不明だが、同じ班員で彼女と長い付き合いのオルオが19歳と判明しているため、彼女もその前後の年齢だと思われる。
班のリーダーであるリヴァイを強く尊敬しており「(リヴァイ兵士長に)すべて捧げる」と記した手紙を父親に送っている。オルオとは長い付き合いのようだが、リヴァイを尊敬するあまり容姿や言動を真似する彼に辟易としており「まったく共通点は感じられない。」と辛辣に批判している。だが、戦場でのコンビネーションは抜群で、「女型の巨人」との戦闘で息の合った連携を見せた。
巨大樹の森で行われた「女型の巨人」捕獲作戦において、単独で戦おうとするエレンに対し「仲間を信じる」大切さを説く。だが、その結果「女型の巨人」の襲撃でエレンとリヴァイを除く兵士は全滅。彼女も木に挟まれる形で踏みつぶされ戦死する。
ペトラ・ラルの来歴・活躍
リヴァイ班
「超大型巨人」と「鎧の巨人」の襲来によりウォール・マリアが陥落してから5年後、壁外進出を試みる「調査兵団」は今後行われるウォール・マリア奪還作戦への布石として、シガンシナ区への道中に大部隊が立ち寄れる拠点を作るため壁外遠征を行っていた。
調査兵団の中でも、リヴァイ兵長筆頭に精鋭の兵士が揃った「特別作戦班(通称・リヴァイ班)」に所属するペトラは、巨人討伐や増援の確保、怪我を負った兵士の手当てなど、最前線で活躍していた。
トロスト区陥落時も壁外遠征を行っていた調査兵団。ペトラはリヴァイ兵士長に兵の増援を送った後、巨人との戦闘で重傷を負った兵士を介抱していたが、止血が間に合わずに死亡。リヴァイと共に兵士の最期を看取る。
戦闘後、巨人が一斉に北へ向かいだした異変を察知したエルヴィン団長の指示によりペトラ達は急遽トロスト区へ撤退。その後、駆けつけた調査兵団の活躍によりトロスト区内の巨人は掃討され、巨人の侵入を阻むことができた。
エレンの引き渡し
トロスト区の巨人を掃討した調査兵団。その後、トロスト区奪還の功労者であり、巨人の力を身に宿すエレン・イェーガーを「調査兵団」と「憲兵団」、どちらに引き渡すか兵法会議が開かれる。
エレンに一方的に暴行を加え、彼との実力差を示すリヴァイ兵長とエルヴィン団長の提案により、エレンの身柄は調査兵団へ正式に加入する形で引き渡され、暴走した時の抑止力として「リヴァイ班」へ編成される。その後、リヴァイ班は新たな拠点となる「旧調査兵団本部」へ移動。班員全員で拠点の清掃が行われる。ペトラは清掃中にエレンと初めて邂逅。緊張している彼に優しく話しかけ、実際のリヴァイの人物像や印象について彼と会話を交わす。そして、エレンがリヴァイ班へ加入した1ヶ月後、調査兵団は新兵を迎え入れ壁外調査へ乗り出すことになる。
ささやかな代償
壁外遠征が行われるよりも前に、リヴァイ班はハンジと共にエレンの巨人能力を試すため巨人実験を行う。初実験は、エレンの巨人化が目的だったが巨人への変身が不発。実験は失敗に終わる。
しかし、実験が終了してから班員達で休憩している最中に突然エレンが巨人化してしまう。無許可の巨人化に対し敵意と不信感を露わにするペトラ達。リヴァイは班員達に落ち着くよう命令するが、ペトラ達の混乱は収まらず、一時険悪な雰囲気が流れる。ハンジの乱入により事態は収束するが、仲間達から信用されていなかった事実にエレンは深く傷ついてしまう。
その後、ハンジの調査により、エレンの巨人化は意図的ではなかったと判明。仲間を信用しきれなかったささやかな代償として、ペトラ達はエレンの変身時と同様に手を噛み切り謝罪。ペトラはエレンに「私達を信じてほしい」と仲間に頼ってほしいことを伝える。
壁外遠征
新兵を迎え入れてから1ヶ月後、調査兵団は第57回壁外調査を開始する。長距離索敵陣形が組まれる中ペトラ達リヴァイ班は「五列中央・待機」と陣形の中でも後方側に配置される。
シガンシナ区への補給ルート確保のために行われた遠征だが、突如知性を持った巨人「女型の巨人」の襲撃により、陣形の右翼が壊滅。巨人との戦闘を避ける索敵が機能が失われた調査兵団は巨大樹の森へ移動する。
突然の予定変更に困惑しながらも森の中を進むリヴァイ班だが突然「女型の巨人」が襲撃してくる。班員達は迎撃を試みるがリヴァイは彼らに前進を命令。足止めで多くの兵士が殺害される中、命令に納得できないエレンは兵士を助けようと巨人化し単独で「女型の巨人」と応戦を試みる。だが、ペトラはエレンに「私達を信じてほしい」と以前交わした約束を思い出させ、彼が巨人化を思い止まるように説得。エレンも仲間を信じて前進することを決断する。
リヴァイ班をめがけて更に加速する「女型の巨人」だったが、追いつく寸前で木の陰から大量の拘束装置が出現し生け捕りにされる。リヴァイ班がひたすらに前進していたのは、この拘束装置の配置された地点まで「女型の巨人」を誘導することが目的だったのだ。
その後、安全な場所に移動したペトラ達は今回の壁外遠征の目的が「シガンシナ区への補給ルートの確保」ではなく「壁内に紛れ込んでいるスパイを炙り出すこと」だったと知る。自分達が作戦を知らされていなかった事実に対し「団長に信用されていないのでは?」と動揺するペトラとオルオ。実はこの作戦は5年前から調査兵団に所属している兵士にしか知らされておらず、班の中ではリヴァイしか知らされていなかったのだ。その一方、生け捕りにされた「女型の巨人」は自身を他の巨人に捕食させ死亡。遠征の目的を果たせなかった調査兵団はカラネス区へと撤退する。
「女型の巨人」VSリヴァイ班
エルヴィンの指示でカラネス区へ撤退する調査兵団。そして、ペトラ達にも撤退の指令が届く。「女型の巨人」の捕獲場所と離れていたリヴァイ班は生け捕り作戦が成功したと思い込むが、実は「女型の巨人」は死亡したと見せかけ巨人が発する蒸気に紛れて逃走していたのだ。リヴァイと合流に向かうペトラだが、移動中に突然正体不明の兵士が襲い掛かり班員のグンタが首を斬られ死亡。突然の襲撃に戸惑うリヴァイ班。その直後、謎の兵士が「女型の巨人」へと変身。ペトラはエレンを逃がすために兵団本部へ向かわせた後、巨人との戦闘を開始する。ペトラはオルオと抜群の連携を見せ、「女型の巨人」の眼を潰し視力を奪うことに成功。視力が回復するまでの1分間で仕留めようと試みる。
リヴァイ班は猛攻を続けるが、突然「女型の巨人」の反撃に遭い班員のエルドが食い殺される。仲間の死と片目だけ先に修復させることが可能という自身達の想定を上回る巨人の能力に対し混乱するペトラ。オルオに早く体勢を立て直すように指示されるも体勢を直すのが間に合わず、木に挟まれる形で「女型の巨人」に踏みつぶされる。最後に残ったオルオも仲間の仇を討とうと立ち向かうが、硬質化された皮膚に刃が通らず蹴り殺されてしまう。
ペトラの死後
ペトラ達の死を目の当たりにし激昂するエレン。怒りに身を任せ「女型の巨人」と戦うが敗北し連れ去られてしまう。一方、班と合流しようとしていたリヴァイだが、その道中でペトラ達の亡骸を発見する。
その後、リヴァイは「女型の巨人」からエレンを奪還するためミカサと協力し怪我を負いながらもエレンの奪還に成功。兵団と合流した彼らはカラネス区へと帰還する。
カラネス区へ帰還後、リヴァイのもとへ1人の男性が駆け寄ってくる。実はこの男はペトラの父だったのだ。リヴァイは彼との会話でペトラが「リヴァイ兵長に全て捧げる」と記した手紙を出していたことを知る。娘の死をまだ知らないペトラの父は「嫁に出すにはまだ早ぇかなって思うワケです…あいつもまだ若ぇしこれから色んなことが…」と、娘を想う父親としてリヴァイに娘との結婚を考えてほしいと遠回しに伝える。しかし、父の瞳に映るのはリヴァイの重い表情だった。
ペトラ・ラルの関連人物・キャラクター
リヴァイ・アッカーマン
リヴァイ班のリーダー。上司と部下の関係で信頼関係は強い。リヴァイの印象については、エレンとの会話で「小柄だし神経質で粗暴で近寄りがたい」と辛口で評価しているが、彼女はリヴァイを強く慕っており父親へ「リヴァイ兵長にすべてを捧げる」と記した手紙を送ったほど。
戦場での信頼関係も良好で、たとえ理由が分からない命令でも、リヴァイ兵長の命令であれば真っ先に従っている。「女型の巨人」に殺害されたペトラの遺体を見つめるリヴァイの顔には悲壮な表情が浮かんでおり、彼も部下としてペトラを大事に思っていた様子が伺える。
オルオ・ボザド
同じくリヴァイ班に所属する戦友。リヴァイ班に編成される前からの付き合いで、作者の諌山創はオルオとペトラの2人を腐れ縁と称しており、彼らのやり取りはもはや夫婦漫才となっている。
お互いリヴァイを尊敬しているが、尊敬するあまりに彼の言動を真似するオルオが鼻につくらしく「まったく共通点とかは感じられないけど」と辛辣に批判している。しかし、戦場でのコンビネーションは抜群で、声掛けなしで「女型の巨人」の両目を潰し、一時的だが優勢に立つほど。オルオは「女型の巨人」に踏みつぶされたペトラやリヴァイ班の仲間の死を看取り仇を討つために立ち向かうも力及ばず死亡してしまう。
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クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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目次 - Contents
- ペトラ・ラルのプロフィール・人物像
- ペトラ・ラルの来歴・活躍
- リヴァイ班
- エレンの引き渡し
- ささやかな代償
- 壁外遠征
- 「女型の巨人」VSリヴァイ班
- ペトラの死後
- ペトラ・ラルの関連人物・キャラクター
- リヴァイ・アッカーマン
- オルオ・ボザド
- エレン・イェーガー
- ペトラ・ラルの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ええ、きっと聞こえていましたよ。だって…安心したように眠っている…」
- 「もし…それが仮にもし…リヴァイ兵長のマネしてるつもりなら…本当に…やめてくれない?イヤ…まったく共通点とかは感じられないけど…」
- 「世間のいうような完全無欠の英雄には見えないでしょ?現物のリヴァイ兵長は…思いの外小柄だし神経質で粗暴で近寄りがたい。」
- 「エレン…信じて」
- 「あの時私達を選んだから今の結果がある。正しい選択をすることって…結構難しいことだよ。」
- ペトラ・ラルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 初陣で小便を漏らした
- ペトラの遺体