太陽の牙ダグラム(Fang of the Sun Dougram)のネタバレ解説・考察まとめ

『太陽の牙ダグラム』とは、テレビ東京系列で1981年10月から1983年3月まで放送されたSFロボットアニメである。地球からの圧政に苦しむ植民惑星「デロイア」が独立するまでの動乱を、戦争と政治の両面から描く。地球生まれの主人公「クリン・カシム」は数奇な運命の下、デロイア独立戦争に義勇兵として参戦する。『機動戦士ガンダム』の流れを汲んだ「リアルロボット」路線の作品であり、後に『装甲騎兵ボトムズ』や『機甲界ガリアン』を手掛ける高橋良輔のロボットアニメ初監督作品でもある。

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リマ

リマ

CV:田中崇
第54話から登場した連邦軍の少佐でドガ基地の司令官。24部隊の派遣は彼の要請によって実現した。第56話でスタンレー高原の戦いにも従軍していたが、敗色濃厚となった時点でマノンに退避を進言するも無視され、やむなく単身その場を離れる。第57話ではドガ市内で押し寄せる独立派を相手に陣頭指揮を執って奮戦するが、戦闘車両の爆発に巻き込まれて戦死する。彼の死はドガ市陥落を象徴していた。

フリッツ・マノン

フリッツ・マノン

CV:緒方賢一
第54話から登場。レークの後任でパルミナ行政官に赴任した連邦軍中佐で、敵に対しては一切の容赦をしない猛将。デロイア人や独立派ゲリラをとことん見下し、「ネズミども」とまで言い放つレイシストで、自らを「知勇ともに無い」とうそぶく。スタンレー高原の戦いではみずから地形を偵察し、進路上にある台地の戦略的価値を見出すなど、優れた戦闘指揮を発揮する。快進撃を続けてきた解放派を相手に一歩も引かない攻防を繰り広げる。しかし24部隊を分散配置するという痛恨の運用ミスが祟り、戦力で遙かに劣るはずの独立派に敗れ去る。最後まで敵に背を向けず、砲火を仁王立ちで受けて戦死する。

ボリー

CV:塚田正昭

第64話で登場した連邦軍の中尉。北極ポートに迫る独立派を僅かな戦力で食い止めるべく、敵が河川を渡るタイミングでダムを爆破する作戦を立てる。ダムを偵察に来たゲリラを始末し、作戦は成功しかけたが、川の上流からガソリンが流れてくることに気が付いたナナシの発言がきっかけで作戦は破綻する。爆風に吹き飛ばされて瀕死の中、部下に撤退を厳命しながら絶命する。

ラドルフ

ラドルフ

CV:塩屋浩三
第65話で登場した連邦軍少佐。スタンレー高原での戦いに敗れて戦力の大半を失った第8軍を再編成し、独立派を食い止めるべく奮闘する。北極ポートへの要衝である「カルナック山脈」に陣を引いて待ち構える。強力な砲座や寒冷地用コンバットアーマーなどで奮戦するも時勢と戦力差はいかんともしがたく、防衛線は崩壊する。撤退を促す部下の手を振り払い、「少しばかり先に逝ってお待ちしています」とフォン宛ての伝言を託す。単身小銃を乱射して突撃するも、直後に吹き飛ばされて戦死した。後には割れたメガネだけが残された。

サミット

サミット

CV:不明
第66話で登場した連邦軍の中尉。カルナック山脈では守備隊の隊長を務める。谷の上に強力な砲座やトーチカを敷設し、火力で敵を押さえ込んでいる間に谷を爆破して雪崩を起こす秘策を立てる。しかしタイミングを逃して懐に入られ防衛線は崩壊する。サミット自身は直前に退避している描写があるが、その後の安否は不明。

シュミット

シュミット

CV:政宗一成
第70話に登場した連邦軍(第6軍)の少佐。ラコックの命令に従い、北極ポートを目の前にして足止めを喰らった独立派へ一方的な武装解除を要求し、執拗に挑発攻撃を繰り返した。この攻撃でザナが戦死、他にも複数名の死傷者が出た。

その他の民間人

ここでは作中に登場する、主要人物以外で独立派や地球連邦に属していない人物を紹介している。ある程度作中に登場した順に記載している。

モレア・オーセル

モレア・オーセル

CV:藤城裕士
第2話から登場するデイジーの実父。地球有数の富豪であり、自身の名を冠した「オーセル財団」の会長。ドナンとは旧友であり、家族ぐるみの付き合いがある。財界の重鎮としてドナンに助言することが多い。温厚な紳士として振る舞うが、パルミナに出向してデロイア人への差別を剥き出しにするロイルに対して、「そのデロイア人を監督する立場になるんだぞ」と、彼自身もデロイア人を下に見た発言をしている。ロイルがラコックにそそのかされて「RDカンパニー」名義でゲリラに武器の裏取引をしたことが露見し、オーナーであるオーセル財団も社会的信用を無くしてしまう。財団の財務状況が傾いてモレア自身も苦境に陥ったが、デイジーが訪ねてくると全てを察し、デロイアから搾取してきた罪滅ぼしに孤児院への慈善寄付を申し出た。

マルック・アンドル

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