太陽の牙ダグラム(Fang of the Sun Dougram)のネタバレ解説・考察まとめ

『太陽の牙ダグラム』とは、テレビ東京系列で1981年10月から1983年3月まで放送されたSFロボットアニメである。地球からの圧政に苦しむ植民惑星「デロイア」が独立するまでの動乱を、戦争と政治の両面から描く。地球生まれの主人公「クリン・カシム」は数奇な運命の下、デロイア独立戦争に義勇兵として参戦する。『機動戦士ガンダム』の流れを汲んだ「リアルロボット」路線の作品であり、後に『装甲騎兵ボトムズ』や『機甲界ガリアン』を手掛ける高橋良輔のロボットアニメ初監督作品でもある。

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『太陽の牙ダグラム』の概要

『太陽の牙ダグラム』とは、日本サンライズ製作(現サンライズ)のSFロボットアニメである。1981年10月23日から1983年3月25日まで、テレビ東京系列で総集編3話を含めた全75話が放送された。前年放映され、ハイティーンを中心に好評を博した『機動戦士ガンダム』の「リアルロボット」路線にあやかり、よりリアルな戦場描写を盛り込んだミリタリー色の濃い内容となっている。さらに大人の視聴者を取り込むべく、重厚な政治劇を盛り込んだ意欲作となった。高橋良輔は、本作で初のロボットアニメ監督を務めることになる。オファーを受けた高橋は当初ロボットアニメへの参加を見送るつもりだったが『機動戦士ガンダム』を知って考えを変えた。ロボットアニメに多数携わっていた神田武幸とタッグを組み、共同監督として制作に携わる事となった。キャラクターデザインはアニメ制作のマルチプレイヤーとして名高い吉川惣司と、『装甲騎兵ボトムズ』を手掛けた塩山紀生が参加している。メカニックデザインは『機動戦士ガンダム』等で著名な大河原邦男。音楽に『ウルトラシリーズ』を多く手掛けた冬木透が参加している。

当初は1年4クールの予定で制作が始まったが、プラモデルなど関連商品の好調さに後押しされ、6クール(約1年半)の長期放映となった。これはサンライズの単体作品としては最長である。1983年7月9日には、テレビ版に新規カットを加え、「デロイア独立戦争のドキュメンタリー映画」の体で再構成された劇場版『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』が公開された。その他パロディ作品や児童雑誌上の連載漫画、小説やゲームなど、多方面へのメディアミックス展開がされた。そして2021年5月28日より小学館のウェブコミック配信サイト『eBigComic4』にて、太田垣康男によるコミカライズ作品『Get truth 太陽の牙ダグラム』が連載され、単行本化された際にはプラモデルが付属する特装版も併売された。

恒星間航行が発達した22世紀半ばの未来。主な舞台は地球から遠く離れた植民惑星「デロイア」である。デロイアに依存しきっている地球経済の現実を無視し、「地球連邦」政府はあくまで搾取の対象としてデロイアに圧政を敷いている。デロイアに移住した人々は重税にあえぎ過酷な環境に苦しんでおり、地球連邦に対する反感は日を追うごとに深まっているのが現状である。裕福な政治家の家庭に生まれた主人公「クリン・カシム」は、デロイア人の窮状と父の欺瞞を目の当たりにしたことで、デロイア独立戦争に義勇兵として参加する。士官学校で「コンバットアーマー」の操縦技術を習得していたクリンは、デロイア製新型コンバットアーマー「ダグラム」を駆って仲間と共に戦火をくぐり抜ける、というのが大筋のストーリーである。しかし戦闘描写だけではなく、並行してアニメ作品では希有な本格的政治劇も展開される。登場人物はそれぞれに立場や信条をもち、さまざまな思惑が複雑に絡み合う混沌としたストーリーが展開される。特に野心に燃え暗躍する稀代の奸物「ヘルムート・J・ラコック」は本作のもう一人の主人公と言えた。次回予告の定型句である「Not even justice I want to get truth(正義ではなく真実を知りたい)真実は見えるか」が象徴するように、単純な勧善懲悪が通用しない複雑で重層なストーリーを織りなした。しかし関連玩具の購買層である低学年児童にはあまりにも難解な内容となり、放送当時は賛否両論を巻き起こした。

『太陽の牙ダグラム』のあらすじ・ストーリー

革命の始まり

人類が太陽系外に活動範囲を広げた近未来。地球連邦からの圧政と搾取に苦しむ植民惑星「デロイア」では独立運動の気運が高まっていた。地球連邦の最高指導者である「ドナン・カシム」はデロイア人の「フォン・シュタイン」大佐に、ガス抜きとして偽のクーデターを起こさせる。フォンを擁立してデロイアを「地球連邦8番目の州」にすると宣言したドナンは、偽証により独立派議員を犯人に仕立てて排除する。父の裏の顔を知ってしまったドナンの息子「クリン・カシム」は市中に飛び出し、迫害されていたデロイア人をかばうが自身が危機に陥いる。それを救ったのはデロイア独立派の指導者「デビッド・サマリン」博士だった。サマリンに新型コンバットアーマー「ダグラム」を見せられるクリン。しかし彼の失言でダグラムは連邦軍に接収されサマリンは囚われてしまう。責任を感じたクリンはダグラムを強奪して独立運動に身を投じる。「ロッキー・アンドル」達「太陽の牙」のメンバーとなりダグラムを届けるべく「ボナール市」を目指すことになったクリンは、苦悩しながらも襲い来る連邦軍の追っ手との戦いを繰り広げる。太陽の牙は途中で仲間を失いながらも死線をくぐり抜けていく。

裏切りのボナール

紙一重の戦いを経て独立派の拠点であるはずのボナール市に到着したクリン達。サマリンの片腕であった「コール・デスタン」と連絡を取りダグラムを引き渡す手はずを整えるが、デスタンは仲間の情報を売り払うことで生計を立てる裏切り者と化していた。ボナール市はドナンの秘書官「ヘルムート・J・ラコック」によりすでに連邦軍の支配下に落ちていたのだ。デスタンの罠を間一髪でくぐり抜けて脱出したクリン達は、プロパガンダに利用されていたボナール市の祭にダグラムで乱入し、独立派が完全に敗北していないことをアピールする。手練れの連邦軍少佐「ジャッキー・ザルツェフ」の猛攻を凌ぎ辛くも脱出したクリン達は、ベテランゲリラ「J・ロック」から情報を得て、囚われていたサマリン博士の救出に成功する。サマリン博士の巧みな交渉術で資金と移動手段を得たクリン達は、連邦軍の支配度が低い新大陸「パルミナ」に渡る。パルミナの地に独立派ゲリラが結集し、首都「ドガ」市を攻略する。しかし彼らの前にクリンの義兄「レーク・ボイド」少佐が立ちはだかり、卓越した指揮によりゲリラを返り討ちにする。独立派は体勢立て直しのために中立地帯「アンディ鉱山」を目指す。

混沌のアンディ鉱山

アンディ鉱山は地球連邦勢力下だが、複雑な利害関係で独立派を支援する勢力が実権を握っていた。独立派がそこに入れば連邦軍も簡単には手出しできない。独立派がさらに勢力を増すことを危惧したレークはアンディ鉱山を徹底的に封鎖する。激戦の末にアンディ鉱山に入ったクリン達だが、今度は包囲されて身動きが取れなくなってしまう。事態を打開するために戦略家を必要としたサマリン博士は、更迭されていたザルツェフ少佐を仲間に引き入れる。地球連邦側では政治的調整に難航するレークに代わりラコックが詐欺まがいの交渉術で状況をひっくり返す。さらにドナンの議会工作が功を奏し、アンディ鉱山は掌を返し独立派追放に動く。独立派ゲリラが次々あぶり出される中、打開策として太陽の牙はアンディ鉱山を出て遊撃隊として戦う。かろうじて脱出した独立派だが連邦軍の執拗な追跡を受ける。しかし地方の連邦軍基地でデロイア人兵士が反乱を起こしたことで潮目が変わる。デロイア兵士が装備と共に合流した事は瞬く間に広まり、他の基地でもデロイア人の反乱・脱走が続発する。勢いを得た独立派は数倍の戦力を誇る連邦軍を打ち破り、一度は失敗したドガ市攻略を果たすのだった。

デロイアの夜明け

サマリンはドガ市の行政府で「デロイア人民解放政府」樹立を宣言し、真のデロイア独立を目指すべしと訴える。その裏でデスタンは独立派内で、強硬派のサマリンと早期和平を訴える「ヘシ・カルメル」とで意見が対立していることを嗅ぎつける。カルメルに利用価値があると踏んだラコックは接触を図る。劣勢のフォンはラコックの卑劣な策略に気付きサマリンと接触しようとするが暗殺される。サマリンが最終目的とした連邦軍最後の拠点である「南極ポート」への進撃。この戦いに尻込みしたカルメルを舌先三寸で丸め込んだラコックは、クーデターでサマリンを排斥させることに成功する。南極ポート目前で足止めされた独立派は武装解除を強要される。悪辣な詐術で次々とデロイアの権利を剥ぎ取っていくラコックに手も足も出ないカルメル。一方サマリンは救出されるも、大勢が決したと無駄死にを避けるように諭す。最後まで戦うと吠える太陽の牙の面々。包囲されて絶体絶命の中、ラコックがデスタンに射殺された事で状況が変わる。サマリンの「生きろ、生きて未来を作れ」との遺言を胸に、クリンはダグラムを爆破して戦いの日々に別れを告げる。ここに太陽の牙の戦いは終幕を迎えた。

『太陽の牙ダグラム』の登場人物・キャラクター

主人公と仲間達/太陽の牙

「ロッキー・アンドル」をリーダーとする独立派ゲリラの一団。初期メンバーのほとんどはデロイア人出稼ぎ労働者達の暴走族チーム「デロイア7」出身である。そこに「クリン・カシム」とロッキーの幼なじみ「キャナリー・ドネット」が加わって結成された。ちなみに作中で彼らを「太陽の牙」と命名したのは、ジャーナリストの「ディック・ラルターフ」で、第22話で彼の自署記事上で発表された。「デロイアの闇の中に一条の光を与える太陽、失いつつある牙を心に持ち合わせている」という意味だとラルターフ当人が説明している。当のロッキー達はそのことを、「ジョルジュ・ジュールダン」が持ち込んだ新聞で知った。

ダグラム奪回が切っ掛けとなって独立運動に参加し、ボナールへの渡航中に船上で「Eガン」等の強力な装備を受け取る。やがて独立派が「デロイア人民解放軍」を名乗るようになると「解放軍遊撃隊」の1部隊となる。独立運動勝利寸前で「ヘシ・カルメル」の造反により武装解除させられるが、命令に背いて軟禁されていたサマリン博士を救出した。反逆者として包囲されるも情勢が変わり、戦争の英雄として武装解除と引き換えに無罪放免とされた。人員損耗率は極めて低く戦闘中の死者はゼロだった。

クリン・カシム

クリン・カシム

CV:井上和彦
本作の主人公。17歳。太陽の牙のメンバーで、士官学校時代に培ったコンバットアーマーの操縦技能を生かし、コンバットアーマー「ダグラム」の操縦を担当する。地球人だが抑圧されたデロイア人の現状を知り、若さゆえの衝動も手伝って独立派のゲリラ活動に身を投じる。同じ地球人に銃を向ける苦悩を乗り越え、デロイア独立のために戦い抜いた。

地球連邦評議会議長「ドナン・カシム」の三男坊で、御曹司として何不自由ない生活をしていた。しかし十代後半になると特権階級意識を剥き出しにする家族に違和感を持ち始める。素行が徐々に荒れていき、夜中に街に出て暴走族と連むようになる。そこでデロイア人出稼ぎ労働者の暴走族「デロイア7」と面識を持った。これが後にクリンの行く先を左右することになる。ドナン誘拐事件が起こりデロイアに渡るが、その時に知った父の欺瞞に激しく動揺する。飛び出した市中でデロイア人が抑圧されている現状を目の当たりにする。その際「デビット・サマリン」博士と出会い、彼の言葉に感銘を受けた。デロイア人の苦境をドナンに訴えるも一蹴される。その際の失言が原因でサマリンが逮捕され、「ダグラム」を奪われる。責任を感じてダグラムを奪還しロッキー達と合流した後は、太陽の牙のメンバーとしてデロイアを股にかけた戦いをくぐり抜けた。やがて彼が駆るダグラムは独立派の象徴となっていく。カルメルの進める偽りの独立に憤り闘争を続けようとするが、サマリンの遺言で踏みとどまる。武装解除を迫られるも、「ダグラムはデロイアに来てからの自分の全てだ」と叫び、自らの手でダグラムを爆破し決着をつけた。

カシム家の中では彼だけが後妻(フィナ)の子供である。当初は天真爛漫な末っ子気質で、兄や姉の疎みも意に介さない脳天気な性格だった。しかし独立運動に身を投じて以降は、同胞である地球人に銃を向ける苦悩もあり笑顔を見せることは少なくなる。もともと地球・デロイア間の搾取構造や経済格差について関心も薄く、独立運動にも無知だった。しかし敬愛していた父ドナンの地球偏重主義やデロイア人への迫害に憤りを覚えると共に、若さゆえの衝動的行動が重なり、地球人でありながら苛烈なデロイア独立戦争に身を投じることになる。太陽の牙のメンバーとは一丸となって死線をくぐり抜けるうちに、固い絆で結ばれることになる。戦後は半年間の予定で地球の実家に帰省、母と抱擁を交わしつつも、デロイアに思いを馳せる場面で物語が締めくくられる。

ロッキー・アンドル

ロッキー・アンドル

CV:田中亮一
ゲリラ部隊「太陽の牙」のリーダー。18歳。元はデロイア星からの出稼ぎ労働者だったが、仲間と共に独立派ゲリラとして闘争に参加する。天性の統率力や観察眼で太陽の牙を率い終戦まで戦い抜いた。コンバットアーマーの攻撃を正面から避けまくるなどドライビングテクニックに優れ、トレーラーや軽車両のハンドルを握ることも多かった。

物語冒頭では出稼ぎ労働者として地球で暮らしていた。しかし地球で差別される生活に荒んでいたらしく、同じ境遇のデロイア人で結成した暴走族「デロイア7」のメンバーと連む生活をしていた。その際に見物に来ていたクリンに声をかけており交遊している。その後地球での生活に見切りをつけて仲間と共に帰郷するが、そのタイミングでドナン誘拐事件が起こる。再会したクリンを地球人と知ってしばらくは険悪になっていたが、ダグラム奪還を機に再び意気投合、戦友として迎え入れる。その後は彼の元に太陽の牙が結束し、目覚ましい活躍を見せる。やがて独立派が革命軍として組織化されると、「革命軍遊撃隊」リーダーとして正式に任命される。最終話で武装解除を求められるが装備を明け渡すことを拒絶、メンバーに呼びかけて炎上するダグラムに武器を投げ込んだ。

生粋のデロイア人であり、カーディナルで自動車整備工場を営む兄に育てられた。元から地球からの圧政とデロイア人への差別に不満を溜め込んでいたが、ダグラム奪回を機に独立運動に身を投じる。キャナリーとは幼なじみで戦友として全幅の信頼を寄せていたが、内心では異性として意識していた。第43話で新婚カップルを装い伝令にでた際、二人きりになったことで素直になり身を寄せ合って夕日を眺めている。

キャナリー・ドネット

キャナリー・ドネット

CV:山田栄子
「太陽の牙」の紅一点でサブリーダー的な存在。はすっぱな言葉使いで一人称は「あたい」。もともと一般人で戦闘訓練などは受けていないが、持ち前の度胸と気の強さで、銃弾が飛び交う戦場を全く臆せず駆け抜ける。反動で吹き飛ばされながらビッグEガンを放つなど、思い切りの良い行動が目立つ。手榴弾の投擲が上手く、横切る車両に命中させる場面がある。

生粋のデロイア人であり、独立運動に参加する前はカーディナルの飲食店に勤めていた。連邦軍兵士だった兄「デオル・ドネット」が反乱分子として無残に抹殺されるのを目の当たりにし、ロッキー達と合流して独立運動に参加する。兄の死により地球を憎んでおり、クリンを敵側の人間として極端に警戒していた。しかしボナールで包囲された際、ダグラムを手放そうとしないクリンに付き合い、力を合わせて脱出した頃からわだかまりを解いた。最終回ではクリンのことを「私たちの仲間」だと断言するまでになる。

ロッキーとはカーディナルの貧民街で育った幼なじみで、お互いに好意を抱いていた。第43話で新婚カップルを装い伝令を務めたが、その際カーディナルの海岸でロッキーの腕を抱いて夕日を眺めている。終戦後の動向は詳細に描かれていないが、第1話冒頭(時系列的に最終回の後)で擱座したダグラムの元を訪れるシーンがある。その際にロッキーのことも「回想」として幻視していることから、彼とは離れて暮らしている模様。ちなみに映像上で最初に登場(第1話)したキャラクターでもある。

チコ・ビエンテ

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