サイレントヒル(SILENT HILL)のネタバレ解説・考察まとめ
『サイレントヒル』は、コナミが1999年に発売したサバイバルホラーゲームだ。主人公ハリーは養女シェリルとの休暇で観光地サイレントヒルを訪れるが、事故で娘を見失う。霧に覆われた不気味な町で娘を探すうち、悪夢のような裏世界を行き来することになる。奇怪な生物との戦いや謎解きを通じ、町の秘密と娘の運命に迫る。心理的恐怖を重視した独特の世界観で、後のホラーゲームに多大な影響を与えた作品である。
主人公ハリーの妻で作中ではすでに亡くなっており、唯一、冒頭のムービーにのみ登場。
病弱で子供を産める状態ではなかったが、路上で拾い上げた赤子を迎え我が子のように愛情を注いでいた。
赤ん坊
不完全な"神"を倒し、崩壊する異世界でアレッサが死の間際にハリーに託した自らの生まれ変わり。
『サイレントヒルシリーズ』における『1』の正規ルートは、カウフマンが現れ、"アグラオフォティス"を浴び不完全な状態での"神"との決戦を経るGoodのルートで、ハリーはこの赤子を抱え、現実世界へと脱出する。この赤子の成長後こそが『サイレントヒル3』の主人公・ヘザーである。
K.ゴードン
作中資料に名前のみ登場するサイレントヒルのミッドウィッチ小学校の教師。
このミッドウィッチ小学校こそが、アレッサの通う学校であり、彼がクラスの担任であったことが『サイレントヒル3』にて明かされる。
また、校舎に出現する小型クリーチャーはいじめを受けていたアレッサのトラウマがクリーチャー化したものである。
『サイレントヒル』のアイテム
武器
射程や攻撃範囲が広く離れた位置から安全に攻撃可能な点が最大の強み。反面、隠し武器以外は弾薬を消費するため、弾切れには常に注意が必要となる。
ハンドガン
序盤、シビルから受け取る拳銃。速射性はあるが、単発の威力は低い。構えながらの移動も可能なオートマチック拳銃。
構えると自動的に周囲の敵を捕捉するが、ハリーは銃の扱いに慣れていない一般市民である為、狙いを外してしまう事がある。
ショットガン
銃身が切り詰められたソードオフ・ショットガン。速射性は劣っているが、至近距離では絶大な威力を発揮する。
逆に標的から離れるほど威力が減少するが、拡散した散弾が複数の敵に命中する。構えながらの移動も可能。
狩猟用ライフル
単発の威力が高く、標的との距離が離れていても威力が落ちない強力なライフル銃。ただし速射性は低く、構えながらの移動はできない。
ハイパーブラスター
隠しアイテム"チャネリングストーン"を特定の場所で使用することによって発生するUFOエンディングの後、次回のプレイから出現する隠し武器。
元ネタはコナミが発売したPlayStation用の周辺機器。敵を捕捉するレーザーポインターが付いており、弾薬を消費しない為、無制限に発砲可能。
ゲームをクリアした際のリザルト得点によって、威力やレーザーポインターの色が変化する。攻撃判定が連続して発生する為、火力は総じて高い。
クリアするごとに難易度が自動的に上昇する本作では非常に便利であるが、使うとクリア後の評価が下がる。
打撃系
いわゆる近接武器で、キッチンナイフや鉄パイプ、災害対策用ハンマーなど、身近にある道具を武器として使用するものが多い。射程や攻撃範囲は銃器系に比べると圧倒的に狭いものの、弾薬を必要としないため何度でも使用可能な点が強みである。
調理用ナイフ
カフェに放置されていたキッチンナイフで、ハリーが最初に入手する打撃武器。
非常にリーチが短く、威力も低めであるが構えながらの移動が可能で、攻撃時のスキも少なめ。
鉄パイプ
路地裏に落ちていた長さ1メートルほどの鉄パイプ。威力は低いがリーチが長い。攻撃時はややスキが大きい。
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目次 - Contents
- 『サイレントヒル』の概要
- 『サイレントヒル』のあらすじ・ストーリー
- サイレントヒルへの到着
- 事故と異世界への導入
- 裏世界との遭遇
- シビル・ベネットとの出会い
- "ミッドウィッチ小学校"の探索
- ダリア・ギレスピーとの出会い
- 病院での発見
- リサ・ガーランドとの出会い
- "サマエルの印章"と湖への手がかり
- リサからの情報とカウフマンの秘密
- 真相への接近
- 遊園地での決戦
- アレッサの真実
- 全ての真相
- 最終決戦
- 『サイレントヒル』のゲームシステム
- 霧と闇
- クォータービューとサーチビュー
- 『サイレントヒル』の登場人物・キャラクター
- 怪異に巻き込まれていく人々
- ハロルド・"ハリー"・メイソン
- シェリル・メイソン
- シビル・ベネット
- モンスター・シビル
- サイレントヒルの住人たち
- リサ・ガーランド
- ダリア・ギレスピー
- マイケル・カウフマン
- アレッサ・ギレスピー
- アレッサ/インキュベーター
- ジョディー・メイソン
- 赤ん坊
- K.ゴードン
- 『サイレントヒル』のアイテム
- 武器
- ハンドガン
- ショットガン
- 狩猟用ライフル
- ハイパーブラスター
- 打撃系
- 調理用ナイフ
- 鉄パイプ
- ハンマー
- 斧
- チェーンソー
- 小型削岩機
- 日本刀
- ガソリン
- その他
- ライト
- 携帯ラジオ
- チャネリングストーン
- 消費アイテム
- 栄養剤
- 救急キット
- アンプル
- キーアイテム
- フラウロス
- アグラオフォティス
- サマエルの印章
- PTV
- 『サイレントヒル』の用語
- サイレントヒル
- クリーチャー
- 神
- 『サイレントヒル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 合計5つものマルチ・エンディング
- GOOD+
- GOOD
- BAD+
- BAD
- UFO
- クリーチャー"マンブラー"のデザイン問題
- 『サイレントヒル』のコンセプトの核はスティーブン・キングの『霧』