地面師たち（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ
『地面師たち』とは、2024年7月よりNetflixで配信が開始されたドラマ。2017年に発生した、積水ハウス地面師詐欺事件を基にしたクライム・サスペンス。土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る不動産をめぐる詐欺を行う「地面師」の犯罪を描いている。配信開始直後から、惹き込まれるストーリー展開や過激な内容とその中毒性や、出演陣の演技・セリフが話題となっている。
ニンベン師
偽造書類の用意を担当。免許書、パスポート、マイナンバーカードやその他法的書類などを偽造する。
不動産関連用語
デベロッパー
土地や街の開発事業者のこと。複合商業施設、大型マンションの開発をおこなっている。
『地面師たち』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
後藤義雄「もうええでしょう」
地主と不動産会社やディベロッパーの面会時、地主が回答に窮した際、その場をごまかすように、これ以上質問する必要はないだろ、という牽制の意味で後藤がいう「もうええでしょう」。迫力と威圧的な言い方に、クセとなりSNSで真似する人が多発している。
第2話、川井菜摘の弱みを見つけたシーン
第2話最後、川井菜摘の弱みを探るため、彼女が宿泊するホテルに侵入し、隣の部屋から音を盗み聞きしたところ、川井が複数人のホストを囲いセックスをしている音を聞いた瞬間にニヤっとしている。
このシーンで、辻本拓海が、ハリソン山中のいいなりではなく、本人も楽しみながら地面師をしていたことがわかる表現となっている。拓海を演じた綾野剛も、このシーンでニヤッと笑ったことで、自身の中の拓海を演じる覚悟や拓海というキャラクターの方向性が決まったと話している。
ハリソン山中「最もフィジカルで最もプリミティブで最もフェティッシュ」
沖縄で、竹下を殺す直前にハリソン山中が「最もフィジカルで最もプリミティブで最もフェティッシュ」と言い放つ。ハリソン山中のキャラクターをよく表現しているセリフで、言葉の意味としては、フィジカル＝物理的な・肉体的な。プリミティブ＝原始的な・シンプル・素朴な。フェティッシュ＝性的な魅力。であるが、ハリソンの性格や竹下の殺害方法を考えると、最も肉体的かつ精神的に興奮する原始的な方法でお前を殺す。という意味であるだろう。
『地面師たち』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
モデルとなった事件「積水ハウス地面師詐欺事件」
この作品で描かれている事件は、実際に2017年に起きた「積水ハウス地面師事件」が基となっている。被害額は55億と、ドラマ内で描かれる半額ではあるが、経緯や社内の派閥争いなどは実際に積水ハウスでも起きていた事実である。
大根仁監督の希望が叶ったキャスティング
Youtubeで公開されている、『地面師たち』とNetflixコメディシリーズ『トークサバイバー！～トークが面白いと生き残れるドラマ～』のスペシャルコラボ対談で、大根仁監督は、本作のキャスティングに関して、脚本時にイメージしていた俳優の第一希望が叶っていると語っている。
石野卓球による劇伴音楽
主要キャストである、ピエール瀧と同じ電気グルーヴに所属する、石野卓球が劇伴音楽を担当。実は、石野卓球がこのような映画・ドラマの劇伴音楽を担当するのは初めてのことである。
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目次 - Contents
- 『地面師たち』の概要
- 『地面師たち』のあらすじ・ストーリー
- マイクホームズ地面師詐欺事件（エピソード1）
- 最大のヤマ・光庵寺の調査（エピソード2・3）
- 石洋ハウスとの接触・交渉（エピソード4・5）
- 石洋ハウス地面師詐欺事件の結末（エピソード6・7）
- 『地面師たち』の登場人物・キャラクター
- 地面師集団・周辺人物
- 辻本拓海（つじもと たくみ／演：綾野剛）
- ハリソン山中（はりそん やまなか／演：豊川悦司）
- 後藤義雄（ごとう よしお／演：ピエール瀧）
- 稲葉麗子（いなば れいこ／演：小池栄子）
- 竹下（たけした／演：北村一輝）
- オロチ（おろち／演：アントニー）
- 長井（ながい／演：染谷将太）
- 佐々木丈雄（ささき たけお／演：五頭岳夫）
- 谷口俶恵（たにぐち よしえ／演：小林麻子）
- 警察関係者
- 下村辰夫（しもむらたつお／演：リリー・フランキー）
- 倉持玲（くらもち れい／演：池田エライザ）
- 羽場（はば／演：岩谷健司）
- 大久保将也（おおくぼ まさや／演：平原テツ）
- 刑事・捜査員
- 久保田昌志（くぼた まさし／演：オクイシュージ）
- ターゲット
- 真木悠輔（まき ゆうすけ／演：駿河太郎）
- 日高直人（ひだか なおと／演：遠藤史也）
- 吉岡将太（よしおか しょうた／演：遠藤史也）
- 青柳隆史（あおやぎ たかし／演： 山本耕史）
- 須永（すなが／演：松尾諭）
- 安倍川久雄（あべかわ ひさお／演：谷川昭一朗）
- 大谷（おおたに／演：清水伸）
- 石洋ハウス開発事業部社員（チーム青柳）
- 和田島努（わだじま つとむ／演：本田清澄）
- 石洋ハウス取締役
- 秘書（演：美乃すずめ）
- 阿比留剛（あびる つよし／演：安井順平
- その他主要登場人物
- 川井菜摘（かわい なつみ／演：松岡依都美）
- 楓（かえで／演：吉村界人）
- 林利勝（はやし としかつ／演：マキタスポーツ）
- 西谷哲也（にしたに てつや／演：赤堀雅秋）
- 辻本正海（つじもと まさみ／演：猪俣俊明）
- 拓海の母（演：清水葉月）
- 辻本詩織（つじもと しおり／演： 清水葉月）
- 辻本俊海（つじもと としみ／演：渋谷そらじ）
- 下村 佐恵子（しもむら さえこ／演：川上麻衣子）
- 友里（ゆうり／演：市原茉莉）
- 辰の孫
- 辰の娘の旦那（演：斉藤佑介）
- その他
- ニュースキャスター・リポーター
- 作業服の男
- エピソード1ゲスト
- ブラウン（演：ジョン・クロスビー）
- ガルシア（演：ルイス・フェルナンデス＝ヒル）
- 石黒航大（いしぐろこうだい／演：長友郁真）
- 不動産ブローカー（演：辰巳智秋）
- 藤島孝道（ふじしまたかみち／演：池浪玄八）
- ホステス（演：林歩楓）
- 島崎健一（しまざきけんいち／演：杉本安生）
- 二胡奏者
- エピソード2ゲスト
- サキ（さき／演：片山萌美）
- マンションの住人
- ホテルの男たち（CRAZY LOVEのホストたち）
- 金子（かねこ／演：小林博）
- 登記官、統括官（演：坂口辰平、荒木誠）
- 僧侶（演：神原玄裕）
- 事務員（演：福田温子）
- 佐野みほ（さのみほ／演：風吹ケイ）
- ホステス（演： 高橋凛、椿原愛）
- バーテンダー（演：司昌平）
- ホテルのバーの客
- エピソード3ゲスト
- ホストクラブ「CRAZY LOVE」店長
- 誠也（せいや／演：定本楓馬）
- 受付（演：三浦俊輔）
- ポン引きの男
- 服部（はっとり／演：滝沢恵）
- 子分（演：青木謙、YUTA）
- 西谷の仲間
- 少女（演：鈴木優愛、天野きき、おつる）
- ポールダンサー
- 掃除婦（演： 菊地由希子）
- 熱海の旅館の従業員
- 川井菜摘のなりすまし候補者
- エピソード4ゲスト
- 店員（演：佐藤まんごろう）
- 住職（演：大槻修治）
- 健太（演：田代柚麻）
- 龍斗（演：池田泰輝）
- エピソード6ゲスト
- 児玉（こだま／演：政修二郎）
- タクシー運転手（演：廣川三憲）
- ハリソンの手下（演：伸哉、久獅、澤井一希）
- エピソード7ゲスト
- 法務局員
- 後藤の妻
- 後藤の息子
- 弁護士（演：司容熱子、樋渡真司）
- コンパニオン
- 『地面師たち』の用語
- 地面師グループ関連用語
- 地面師
- 交渉役
- 情報屋
- 法律屋
- 手配師
- ニンベン師
- 不動産関連用語
- デベロッパー
- 『地面師たち』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 後藤義雄「もうええでしょう」
- 第2話、川井菜摘の弱みを見つけたシーン
- ハリソン山中「最もフィジカルで最もプリミティブで最もフェティッシュ」
- 『地面師たち』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- モデルとなった事件「積水ハウス地面師詐欺事件」
- 大根仁監督の希望が叶ったキャスティング
- 石野卓球による劇伴音楽