勇者特急マイトガイン(Might Gaine)のネタバレ解説・考察まとめ

『勇者特急マイトガイン』とは、1993年に放送されたサンライズによるロボットアニメ。「少年と意思を持つロボットが悪に立ち向かう」様を描いた『勇者シリーズ』の第4作目の作品である。1970年代の特撮ヒーローをイメージした、娯楽に徹した明るく痛快な作風で知られる。「オモチャの販売に合わせて突如新型ロボが登場する」といったメタフィクション的な手法が多く用いられたことでも有名。
旋風寺コンツェルンの総帥・旋風寺舞人は、自ら作り上げた勇者特急隊を率い、ヌーベルトキオシティに蠢く悪党たちに立ち向かう。

『勇者特急マイトガイン』の概要

『勇者特急マイトガイン』とは、1993年に放送されたサンライズによるロボットアニメ。
「少年と意思を持つロボットが悪に立ち向かう」様を描いた『勇者シリーズ』の第4作目の作品で、その中でも特に娯楽性に徹した明るく痛快な作風で知られている。

前作となる『伝説の勇者ダ・ガーン』がハードかつシリアスな展開で高めの年齢層を取り込もうとしたのに対し、本作は「子供が単純に楽しめる、大人はツッコみながら楽しめる」ことをコンセプトとしている。このため「オモチャの販売に合わせて突如新型ロボが登場する」といったメタフィクション的な手法が多く用いられ、その極地ともいうべき最終回の展開は大きな反響を呼んだ。
1950年代から1960年代にかけて活躍した映画俳優の小林旭(こばやし あきら)や、1970年代の特撮ヒーローをモチーフとして取り込んでいる。作品名の「マイトガイン」も、小林の愛称である「マイトガイ」に着想を得たものとなっている。

旋風寺コンツェルンの総帥・旋風寺舞人(せんぷうじ まいと)は、戦いの中で出会った少女・吉永サリー(よしなが サリー)とラブロマンスを繰り広げ、親友の浜田満彦(はまだ みつひこ)の開発した新兵器を使いこなしつつ、自ら作り上げた勇者特急隊を率いてヌーベルトキオシティに蠢く悪党たちと激しい戦いを繰り広げていた。
そんな舞人と勇者特急隊の存在は、ヌーベルトキオシティの悪党たちから疎まれるようになり、やがて彼らに謎の協力者が接触。それこそはこの世界を裏から操る巨悪であり、舞人の両親の仇でもあった。

『勇者特急マイトガイン』のあらすじ・ストーリー

嵐を呼ぶ旋風児

戦いの中で出会う舞人(左)とサリー(右)。

昭和125年。石油資源の枯渇により自動車社会は崩壊し、鉄道が人々の交通の要となっていた。日本にあるヌーベルトキオシティでは、様々な悪党がロボット兵器を用いた犯罪を繰り返しており、警察も打つ手なしの状態が続く。
そんな中、高校生にして旋風寺コンツェルンの総帥である旋風寺舞人(せんぷうじ まいと)は、自社開発の超AIを搭載したロボットたちによる勇者特急隊を結成。自らもそのパイロットとなり、街を騒がせる悪党たちに立ち向かう。

戦いの中で出会った少女・吉永サリー(よしなが サリー)と擦れ違いを繰り返しながらラブロマンスを繰り広げ、親友にしてエンジニアの浜田満彦(はまだ みつひこ)が開発した新たな装備を使いこなしつつ、舞人は活躍を重ねていく。
悪の科学者ウォルフガング、テロリストのショーグン・ミフネ、アジアンマフィアを率いるホイ・コウ・ロウ、国際窃盗団の長であるカトリーヌ・ビトンらは、幾度も舞人に煮え湯を飲まされる中、次第に彼との対決姿勢を強めていった。

ライバルの登場

勇者特急隊に対抗するため、ウォルフガングは雷張ジョー(らいばる ジョー)という裏社会に名を馳せる凄腕のパイロットを雇う。ジョーは父の仇を探して裏社会に身を投じた元軍人で、舞人に勝るとも劣らぬ操縦技術を持っていた。幾度も戦う中で、舞人とジョーは次第に互いをライバルとして認め合っていく。
そのウォルフガングは、敗北を重ねる中で資金繰りに行き詰まり、ついにはそこが勇者特急隊の関連企業だとは知らないまま旋風寺コンツェルンの工場で働くようになる。そこでサリーや工場長と出会ったウォルフガングは、自身の技術を誇る手段として悪事を行うことを恥じるようになり、犯罪者としての活動を縮小していく。

一方、ショーグン・ミフネは勇者特急隊との大勝負に打って出る。自ら戦場に立つミフネだったが、総力で迎え撃つ勇者特急隊に敗れ、犯罪組織として壊滅。自身は逮捕されて収監されることとなった。
勇者特急隊のロボットのコピーを作るなど悪辣な作戦で舞人たちを苦しめたホイ・コウ・ロウは、ブラックノワールという謎の犯罪組織からの接触を受け、彼らと協力。勇者特急隊への攻撃を繰り返すが、その裏で密かにブラックノワールに組織の金を抑えられてしまう。事実上組織を乗っ取られたホイ・コウ・ロウは、アジアンマフィアのドンとしての立場を失い、ヌーベルトキオシティで堅気の職人として生きていく道を選ぶ。

ブラックノワールの暗躍

ホイ・コウ・ロウの組織を乗っ取ったブラックノワールの長エグゼブは、次いで科学者として並外れた技術力を持つウォルフガングに目をつけ、彼をむりやり配下に加える。ウォルフガングはこれに反発するが、部下を人質に取られてやむなくエグゼブに従属。しかし一方で打倒エグゼブを目指し、水面下でブラックノワールの実態調査を続けていく。
さらにエグゼブはジョーをブラックノワールに雇い入れ、対勇者特急隊の色を鮮明にしていく。旧知のジョーがブラックノワールに加わったことを知ったウォルフガングは、密かに彼に接触。「ブラックノワールこそはジョーが探していた彼の父の仇である」、「エグゼブの背後には、人知を超えた強大な存在が控えている」ことを教え、ジョーに共闘を持ち掛ける。孤高であることに誇りを持つジョーだったが、ブラックノワールという強大な敵と戦うために、ウォルフガングの提案を受け入れる。

一方、舞人たち勇者特急隊もまたブラックノワールとの交戦を繰り返し、相手が並みならぬ強大な存在であることを知る。舞人の両親はブラックノワールに殺されており、彼にとってもエグゼブたちは仇だった。
やがてブラックノワールは、ヌーベルトキオシティを燃やし尽くすことを目的とした「クリスマス・オペレーション」を発動。舞人とジョーがこれまでの確執を捨てて共闘する中、ブラックノワールの強大な力を弱める「イノセントウェーブ」という力を発見したウォルフガングは、深手を負いながらも「これを勇者特急隊に届けろ」と部下たちにその研究成果を託す。

ゲームの駒の結末

ブラックノワールが用意したロボット軍団の圧倒的な数と力の前に、勇者特急隊のロボットたちは次々と倒れていく。それでも舞人とジョーはそれぞれに奮戦し、エグゼブはジョーが相打ちに近い形で討ち取る。
ついにブラックノワールの前に辿り着いた舞人は、彼から「私は三次元人で、お前たちは私が作った創造物である二次元人に過ぎない」との衝撃の言葉を告げられる。それでも悪であるなら倒すまでだと戦う舞人だったが、ブラックノワールにはどんな攻撃も通じず、反撃で敗北寸前にまで追い詰められる。

しかしそんな時、ウォルフガングの開発したイノセントウェーブ増幅装置を搭載した勇者特急隊の新兵器が完成。これに特に強いイノセントウェーブを持つサリーを乗せたことで、ブラックノワールはその力の大半を失い、今こそ勝機と舞人が最後の力を振り絞って攻撃。これによりブラックノワールは倒れ、「自分は三次元人ではなく、三次元人によって作られた“巨大な悪”という駒に過ぎなかった」と自嘲しながら消滅していった。
戦いが終わり、舞人とサリーは結婚。エグゼブと相打ちして果てたかに見えたジョーも密かに生き延びており、こっそりと2人を祝福する。これまた生きていたウォルフガングが部下たちと合流する一方、ショーグン・ミフネは組織の復活を諦めずに脱獄し、1人組織の力を保持したままのビトンがそれに巻き込まれる。ホイ・コウ・ロウはラーメン屋台の主人として新たな道を踏み出していた。新婚旅行に出掛ける舞人とサリーの“セル画”が表示される中、物語は大団円を迎える。

『勇者特急マイトガイン』の登場人物・キャラクター

主要人物

旋風寺舞人(せんぷうじ まいと)

CV:檜山修之

旋風寺コンツェルンの若き総帥。物語開始時点で15歳。勇敢にして文武両道な高校生で、旋風寺コンツェルンで開発した勇者特急隊を率いてヌーベルトキオシティの悪と戦う。
名前の由来は1970年代に活躍した俳優・小林旭のニックネーム「マイト・ガイ」と、同氏の代表作である『銀座旋風児』。

吉永サリー(よしなが サリー)

CV:矢島晶子

本作のヒロイン。14歳。病弱な父親に代わり、様々なアルバイトで家計を支えている。悪党にバイト先が襲撃された際に舞人と出会い、彼と惹かれ合う。
名前の由来は、女優の吉永小百合である。

雷張ジョー(らいばる ジョー)/エースのジョー

CV:緑川光

高潔で誇り高い、一匹狼の凄腕パイロット。18歳。かつては軍人だったが、父親の宍戸博士を殺した相手を探すために裏社会に身を投じた。本名は「雷張ジョー」だが、作中ではもっぱら「エースのジョー」と呼ばれる。
名前の由来は、日活映画で活躍した宍戸錠。

ヌーベルトキオシティの悪党たち

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絶対無敵ライジンオー(エルドラン)のネタバレ解説・考察まとめ

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『絶対無敵ライジンオー』(ぜったいむてきライジンオー)とは、サンライズによるロボットアニメ。『エルドランシリーズ』と呼ばれる作品群の最初の作品で、「小学生がクラス全員で協力しながらロボットを運用して侵略者と戦う」、「校舎が変形してロボットの発進基地になる」という斬新な設定で好評を博した。 五次元人の侵略から地球を守るために戦い負傷した光の戦士エルドランは、陽昇学園の5年3組の生徒たちに後を託す。彼からスーパーロボット・ライジンオーを預かった子供たちは、自分たちの意志で五次元人に立ち向かう。

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機動戦士Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ

機動戦士Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士Vガンダム』(きどうせんしヴィクトリーガンダム)とは、1993年に放送されたロボットアニメ。『ガンダムシリーズ』の作品の1つで、「宇宙世紀」と呼ばれる時代の中で繰り広げられる戦争を描いている。物語後期の主人公機であるV2ガンダムは「光の翼」という特徴的な武装を持ち、その見栄えの良さから後に様々な作品で同様の装備が用いられた。 地球の不法居住者で暮らす少年ウッソ・エヴィンは、リガ・ミリティアとザンスカール帝国の戦争に巻き込まれ、その中でパイロットとしての類稀な素質を開花させていく。

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完全勝利ダイテイオー(エルドラン)のネタバレ解説・考察まとめ

完全勝利ダイテイオー(エルドラン)のネタバレ解説・考察まとめ

『完全勝利ダイテイオー』とは、『電撃ホビーマガジン』で連載されたロボット物の作品。『エルドランシリーズ』の第4作で、アニメ化を目指していたが実現せず、漫画や設定資料集、パイロットフィルムなどが断片的に存在する。主役ロボのアクションは、Wii用ゲームソフト『スーパーロボット大戦NEO』で初めて描かれた。 「地球の守護神エルドランからロボットを授かった小学生が、侵略者を撃退した」逸話に心躍らせる極楽小学校5年3組の生徒たちは、偶然から自分たちもその立場となり、力を合わせて新たな敵に立ち向かう。

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