牧場物語2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『牧場物語2』とは、ビクターインタラクティブソフトウエア(2007年に後のマーベラスに吸収)より1999年にNINTENDO64用ソフトとして発売されたほのぼの生活シミュレーションゲーム。舞台は『牧場物語』から数十年後の「花の芽町」。亡くなった祖父が経営していた牧場を孫である主人公が継ぐことになった。荒れ果てた牧場を再建しながら、町の住人とコミュニケーションをとったり、仲良くなった女の子と結婚したり、のんびりとした牧場生活を過ごしていく。

『牧場物語2』の概要

『牧場物語2』とは、ビクターインタラクティブソフトウエア(2007年に後のマーベルに吸収)より1999年2月5日に発売されたNINTENDO64用ソフトとして発売されたほのぼの生活シミュレーションゲーム。『牧場物語』シリーズの3作品目で、『牧場2』『牧物2』と略される。海外では『Harvest Moon 64』という名称で発売された。
初代『牧場物語』の舞台である「花の芽村」から数十年経った「花の芽町」が舞台で、初代『牧場物語』に登場したキャラクターも登場している。

本作ではこれまでになかった花嫁候補のライバルが登場しており、ライバルイベントも発生する。ライバルイベントが進むと花嫁候補と結婚し、子どもも生まれる。
視点も変更されている。これまでは上方から見下ろす2D視点だったが、本作はクォータービュー方式の3D視点となった。そのため360度自由に移動することが可能になった。
リュックサック機能の登場、『牧場物語』シリーズではお馴染みのひつじも飼育することができるようになったのも本作からだ。

攻略本に載っていないイベントがあったり、住人のセリフも豊富で、ファンの間ではシリーズ最高傑作に名前を挙げる人も多い。

2017年7月5日には「Wii Uバーチャルコンソール版」として、2023年12月8日には「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」で配信された。

『牧場物語2』のあらすじ・ストーリー

はじまり

ここは「花の芽町」。主人公は祖父の葬式のため訪れていた。祖父は生前牧場を経営しており、それはとても立派な牧場だった。しかし祖父が歳老いてからは牧場の仕事ができなくなってしまい、今のような荒れ果てた土地になってしまっていた。
広場では様々な住人から祖父の話を聞くことができた。町長に挨拶をし、祖父の牧場に足を伸ばした。主人公の父は町の人に挨拶をしてくるという。荒れた牧場をしばらく見つめ、主人公は祖父との思い出を振り返っていた。
主人公の父が牧場に戻ってきた。そして主人公に「本当に帰らんのか?」と聞いた。主人公は静かに頷いた。「そうか…まあ、お前のやりたいようにやってみろ。」そう言い残すと主人公の父は牧場を後にしようとしたが、急に立ち止まり「じいちゃん、最後になんか言ってたか?」と聞いた。主人公は祖父が最後に言い残したことを思い出しながら空を見上げた。

牧場での生活

作物を育てたり、動物を飼育したりして牧場を発展させていく。

道具を使って整地し作物を育てたり、動物を飼って育てたりして、荒れた牧場をかつての活気ある牧場にすべく主人公は働いていた。それと同時に、町の住人と交流を深めていく中で気の合う女性と出会った。プレゼントをしたり、イベントで交流したりしていくうちに2人は恋に落ち、結婚をすることになった。そして子どもも生まれることに。家族が増え、ますます牧場の仕事を頑張る主人公だった。次第に牧場はかつての姿を取り戻していった。

エンディング

時は過ぎ、主人公は牧場経営を始めてから3年目の夏を迎えていた。町に主人公の父がやってきた。そして住人に息子である主人公のことを聞いて回っていた。住人は「やあ、彼はみんなに信頼されてますよ。」「あの子は女の子に人気があってねぇ。そりゃもうモテモテだったのよ。」などと主人公の頑張りを父に話してくれた。そして牧場にやってくると「働くってことの大変さはわかったか?」と聞いた。主人公が「わかった気がする。」と答えると「そうか、辛いことも乗り越えてきたみたいだな。」と頑張りを認めてくれた。牧場で飼っている動物のこと、気の合う友人のこと、色々な話をしていると、愛する妻と子ども、町の住人たちが牧場に集まってきた。そしてみんなで美味しい料理を囲んでパーティーが始まった。

妻は「おじいさんが何を言いたかったのかわかった?」と主人公に尋ねた。主人公が「わかった」と返すと、妻は「子どもが大きくなったら、伝えてあげてね。」と微笑んだ。牧場での生活はこれからも続いていく。

『牧場物語2』のゲームシステム

基本的なシステム

一年は春夏秋冬の4ヶ月で、1ヶ月は30日間になる。主人公が牧場に住み始めるのが春の月3日で、最後主人公の父が牧場を訪れるのが3年目の夏の月1日なので、約2年1ヶ月プレイすることになる。
畑で作物を育てたり、家畜を飼育したり、町の住人と交流を深めたりして「しあわせ指数」を上げていく。主人公の父が牧場にやってきた時点で評価をしてもらい、高評価を得ることができるとこれ以降もゲームを続けていくことができる。逆に低評価だとそこでゲーム終了となる。

畑仕事

物語序盤は畑を整地するところから始まる。

本作でも作物を育てることができる。ゲーム開始時は畑の上に石や草、切り株が多数あり整地する必要がある。整地した畑にタネをまき、毎日水を撒くことで収穫することができる。
作物のタネは基本的に「フラワーリリア」で購入する。温室が建つまでは、その季節に育てることのできるタネしか販売されていない。1種類の種を20袋まで保有可能で、1袋9マス分のタネが入っている。

かぶ

春のみ栽培可能。タネは1袋200Gで購入し、植えてから4日後に収穫することができるようになる。収穫したかぶは1つ60Gで出荷する。

ジャガイモ

春のみ栽培可能。タネは1袋200Gで購入し、植えてから6日後に収穫することができるようになる。収穫したジャガイモは1つ80Gで出荷する。

キャベツ

春のみ栽培可能。タネは1袋200Gで購入し、植えてから7日後に収穫することができるようになる。収穫したキャベツは1つ90Gで出荷する。

トマト

夏のみ栽培可能。タネは1袋300Gで購入し、植えてから9日後に収穫することができるようになる。収穫したトマトは1つ90Gで出荷する。再収穫が可能。

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