モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～（MHST2）のネタバレ解説・考察まとめ

『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』の概要

『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』とは、カプコンが開発・販売するRPGで、モンスターと絆を結び、共に冒険する「モンスターライダー」としての体験を提供する作品。略称は『MHST2』。
『モンスターハンター ストーリーズ』の続編で、2021年7月9日にNintendo SwitchおよびMicrosoft Windows（Steam）で発売された。

『モンスターハンター ストーリーズ』の続編で、Nintendo SwitchおよびMicrosoft Windows（Steam）で発売された。
前作からの多くのファンの反響を受け、続編の開発が決定された。
グラフィックの向上や新システムの導入など、さまざまな検討が行われ、満足のいく作品が完成したとされている。
アクションが苦手なプレイヤーでも楽しめるように、コマンドバトルシステムが採用されている。
モンスターと共に冒険することで、『モンスターハンター』の世界をRPGとして体験できる。

物語は、モンスターたちが共存する世界を舞台に、伝説のライダー「レド」の血を引く主人公と竜人の少女エナが、突然姿を消した大きな翼を持つ赤い竜リオレウスの謎に迫る。

『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

物語は主人公の村の周辺に異常が起こることから始まる。
主人公は村の周辺の異常を調査する調査隊の一員として、調査に向かうこととなる。

しかし、主人公は調査に向かうためにともに行動するためのモンスター「オトモン」がいない。
ひとまずオトモンを手に入れるために卵を探しに向かう。

自分のオトモンがいない主人公は、先輩のオトモンである青い体のモンスター、ドスランポスの「ランマル」を借りて卵探しに向かう。

その先で前作で主人公と共に世界を救ったアイルー「ナビルー」と出会う。
卵を確保した主人公はナビルーと共に行動することになる。

村に戻った主人公は卵を孵化させる。
主人公に懐いたランマルと孵化したモンスターと共に行動することとなる。
村の周囲の調査を行いながら、ライダーとしての基本を主人公は学んでいく。

調査の中で、島を護っていたはずの赤い大きな翼を持つモンスター「リオレウス」の「護りレウス」が居た遺跡を訪れる。
その遺跡で主人公の祖父「レド」の古い友人だという「エナ」と出会う。

エナから飛び去った護りレウスが残した卵を託される。
破滅の力を持つリオレウス、「破滅レウス」世界を滅ぼすと信じているハンターたちは護りレウスが何かを残したと考えて、調査をしていた。
主人公は、ハンターたちから卵を護るためにエナの住む村であるルトゥ村へと向かう。

第一章：レウスの伝説

ルトゥ村にたどり着いた主人公は村長と話し、持っているリオレウスの卵が破滅をもたらすといわれる「破滅レウス」の卵と知らされる。
かつてルトゥ村と同じ場所にあった村は破滅レウスの力によって滅ぼされたと伝えられていた。

ライダーとしてまだ未熟な主人公では、リオレウスが孵化したとしても絆を結ぶことはできないと言われる。
主人公はライダーとして成長するため、ルトゥ村の周囲の異常を調査し解決していく。

調査の途中、村の近くの森でモンスターが異様に興奮し、攻撃的になっていることに気づく。
村の近くの大穴に異常があると見た村長は主人公たちに調査を依頼する。
調査の際に緑色の大きな翼を持つ竜「リオレイア」の襲撃を受ける。

リオレイアを退けた主人公はリオレウスの卵が孵化しようとしていることに気づき、急いで村に戻る。
孵化したリオレウスは伝承の通り、翼が小さく、破滅レウスの見た目にそっくりであった。
主人公はリオレウスに「レウス」という名を付ける。
そして、本当に伝説の破滅レウスなのかどうかを見極めるため、レウスの力を目覚めさせることにする。

レウスの力を目覚めさせるために、その方法を知る「デデ爺」を探し、クラン村を目指すことにする。

第二章：大穴の謎

クアン村に向かう途中にも正気を失い、狂暴化したモンスターと遭遇する。
モンスターに苦戦する主人公のもとに白い翼に大きな牙を持つモンスター、ベリオロスの「ヒョウガ」とともにクアン村のライダーである「アユリア」が救援に現れる。

村にたどり着いた主人公だが、アユリアからデデ爺の姿を最近は見ていないと聞く。
主人公は一度村にとどまり、デデ爺を探すことにする。

滞在する間、クアン村の住人の依頼をこなしていく主人公。
村の近くにある大穴の調査も依頼され、影響を受けモンスターが狂暴化した状態を「凶光化」と呼ぶことを聞く。

大穴の調査によって、凶光化の影響はやはり大穴が原因であることを突き止める。
しかし、オトモンがその影響を受けない理由は依然として謎のまま残った。

大穴の状況を報告したのちに、エナからデデ爺が「ラヴィナ雪山」にいることを聞く。
デデ爺のもとを訪れた主人公は、デデ爺から人の都合でモンスターの力を抑えることは、歪みを生み、さらなる厄災を招くと言われる。
さらに、どうすればいいのかは主人公にしかわからないと言われる。

デデ爺からの協力を得られないまま、再び主人公は大穴の調査へ向かう。
そして凶光化したモンスターの戦闘中、レウスも同じく凶光化してしまう。

凶光化したレウスに襲われそうになった主人公を救ったのはデデ爺だった。
デデ爺によってレウスは大人しくなったが、今回の力はレウスの力の一部でしかないと言われ、どうすればいいか考えるように言われる。

アユリアはオトモンが凶光化の影響を受けないのはライダーとの絆の力の影響だと考えた。
レウスは主人公を必要としているが、主人公はどうなのかと問う。

主人公は決心を新たにし、デデ爺のもとへと再び向かう。
デデ爺は主人公の覚悟を見て、レウスの力を開放し、主人公は改めてレウスとの絆を結ぶ。

しかし、破滅の力を持つレウスはモンスターの調査を行う王立書士隊によって捕らえられてしまう。
逆らうこともできない主人公たちはひとまず王立書士隊に従い、都市「ルルシオン」へと向かう。

第三章：ライダーとハンターの協力

破滅の力を持つレウスを野放しにすることはできないという王立書士隊。
力を制御することができると考えている主人公。
制御できるというのなら力を示せと言われた主人公は、王立書士隊からの依頼をこなしていく。

依頼に同行したハンター「リヴェルト」からハンターとしての視点を教わる主人公。
リヴェルトはハンターとライダーは分かり合えると、お互いの考えを知ることが大事だと主人公に伝える。

依頼の達成を報告に向かった主人公はレウスは研究所に居て、その研究所でモンスターが暴れていることを聞く。
主人公は研究所へと急いで向かう。

しかし、主人公を行く手を阻む謎のライダーたちが現れる。
謎のライダーの足止めを受けている間に、ハンターたちの手によってレウスとエナが研究所から砂上船で連れ去られてしまう。
断続的に残った轍を頼りに、主人公たちは追跡を開始する。

ハンターたちの行方を突き止め追い詰めた主人公たち。
しかしハンターたちは今度は飛行船による逃走を試みる。

リヴェルトやナビルーの協力により、主人公はなんとか飛行船に飛び乗ることに成功する。
レウスを取り返そうとするも、主人公はハンターたちの抵抗を受け飛行船から落下する。
その時、主人公の持つモンスターとの絆を結ぶための絆石が発光し、レウスの翼が開いた。
レウスは自ら拘束を解き、主人公たちを助けて大空へと舞い上がる。

第四章：ネルギガンテの脅威

リオレウスが翼を広げたことにより、時が満ちたと感じたエナは主人公をある場所へと向かうように促す。
その場所とは、かつてレドが大穴の調査を行う途中に亡くなった大穴であった。
そのほど近い場所で大穴の光が見えた主人公たちは、その調査に向かう。

調査に向かった大穴の近くでナビルーが兄貴と呼ぶアイルー「オルゴ」と出会う。
オルゴは家を失ったアイルーたちと共に生活をしていた。
住んでいた大穴に村が飲み込まれたうえ、大穴が出現してからというもの、凶光化したモンスターが現れて困っているという。
主人公たちはオルゴの悩みを聞き周辺の調査を行う。

調査を行う途中、レウスのことを敵視していたハンター「カイル」と再会する。
アイルーの村を救うため、カイルと協力することになる主人公。
ライダーのことを理解できなかったカイルだったが、主人公とレウスの絆を知り、協力してくれることになった。
カイルは大穴の調査を、主人公たちは破滅レウスについて記された石板について調べることにする。

石板のある祠の近くにはモンスターが居て、近づくことが難しいと聞いた主人公たち。
伝説を知ることを阻むかのように現れたのは、全身が無数の棘で覆われており、驚異的な自己再生能力を持つモンスター「ネルギガンテ」だった。
破滅レウスについて知るためにネルギガンテに立ち向かう主人公たち。

第五章：破滅の翼の真実

ネルギガンテを倒した主人公たちは石板に描かれた伝説を見た。
伝説は破滅レウスが世界を滅ぼしたのではなく、大穴の底にいるモンスター「アルトゥーラ」が原因だと記されていた。
かつてアルトゥーラと戦った破滅レウスのことだけが後世に伝わり、いつしか伝説は形を変え、破滅レウスが世界を滅ぼしたと言われるようになった。
本来は破滅レウスは世界を滅ぼすのではなく、世界を滅ぼす力と戦う力であった。

石板を見た主人公たちは、世界中の大穴の数が増え、光が変化をしていることをカイルから聞く。
カイルとともに世界中の大穴を調査する主人公。
その光は蒼く変化しており、伝承通りであれば残りの時間がないことに気づく。
そして、アルトゥーラがかつて封印されていたのが、主人公の故郷である「ハコロ村」であったとリリアから知らされる。

第六章：破滅の時

ハコロ村に戻った主人公たちは、村長から禁足地があると知らされる。
かつて周囲を滅ぼしたモンスターと共に封印されたその場所こそが、アルトゥーラの居場所だった。

大穴を目の前にしたとき、アルトゥーラの覚醒を望む「ゼラード」にレウスが奪われてしまう。
正気を失ったレウスを正気に戻すため、主人公はレウスと戦う。
レドのオトモンであった「護りレウス」の力を借りて、レウスを正気に戻すことに成功した主人公。
しかしその途中、護りレウスはアルトゥーラに取り込まれてしまい、アルトゥーラは覚醒してしまう。

世界の破滅を防ぐために、正気を取り戻したレウスと共に主人公はアルトゥーラとの戦いに赴く。
そして主人公は仲間たちと力を合わせアルトゥーラを倒すことに成功する。

エンディング

アルトゥーラを倒すことに成功した主人公だったが、レウスは行方不明となった。
主人公は海辺でずっとレウスのことを待ち続けた結果、レウスは再び主人公の前に現れた。

主人公は伝説をきいても諦めず、破滅を希望へと変えた。
主人公たちの活躍は後世へと伝承として語り継がれるだろう。

『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』のゲームシステム

見た目のカスタマイズ

見た目や名前は、ゲーム開始時のライダーエディットによりカスタマイズすることができる。
全身のスタイル、目の形や色、髪型や顔のメイク、ボイスなどを設定可能。

髪型やメイクなどの一部は、ゲーム開始でも変更可能。

ライドアクション