牧場物語 3つの里の大切な友だち(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『牧場物語 3つの里の大切な友だち』は、自分だけの牧場で野菜や果物などの作物を作って出荷したり、動物の世話や釣りをしながら、のんびりとした暮らしを満喫できるほのぼの牧場生活シリーズの第29作目である。主人公は子供の頃からの夢を叶えるため、叔父の住む町へ新米牧場主としてやってきた。先輩牧場主である叔父にアドバイスを貰いながら文化やライフスタイルの違う3つの里の住人と交流し、作物や家畜を育てていくほのぼの生活ゲームである。

『牧場物語 3つの里の大切な友だち』の概要

『牧場物語 3つの里の大切な友だち』とは、2016年6月23日にマーベラスAQLより発売されたニンテンドー3DS専用のゲームソフトである。
本作は、牧場物語シリーズの20周年記念作品である。また、ニンテンドー3DS向けタイトルとしては3作目となる。
3つの里というサブタイトルが示すように、主人公が訪れることのできる里が3種類用意されている。それぞれの里は文化やライフスタイルに違いがあり、里ごとに異なるイベントや交流が楽しめるなど、コミュニケーション要素の強化がアピールされている。
本作は任天堂の「マリオシリーズ」とのコラボレーションが実施された。さらに、「とっとこハム太郎」ともコラボレーションし、ハム太郎が登場した期間があるが、これは2017年3月末に終了した。
本作も性別以外に髪型や肌の色、表情などを自由に選んで自分らしくアレンジできるシステム、オブジェを作ったり自由に配置するカスタマイズ要素、恋愛、結婚システムは健在である。しかし、オブジェの配置やカスタマイズは主人公の牧場内だけで可能のシステムとなっている。

『牧場物語 3つの里の大切な友だち』のあらすじ・ストーリー

幼い頃から、父親の仕事の都合で各地を転々としながら暮らしてきた主人公。
いま住んでいるこの場所も、あと少しで新しい場所へ移り住むことになっている。

むかし訪れたことがある牧場へ思いを募らせていた主人公は、「牧場主になりたい」とずっと持っていた夢を思い切って両親に相談してみることにした。
牧場の仕事について知識も経験もない主人公に、父親は心配したが、主人公の熱意に負けある提案をする。

それは「牧場主として暮らす叔父さんのもとで、見込みがあるか判断してもらいなさい。全てに応えられるようになったら、牧場主になることを認めよう」というものだった。
こうして主人公は、叔父の暮らすウェスタウンへと旅立つこととなった。町に着いた主人公は、叔父さんに町の人を紹介してもらい、初歩的な牧場経営ノウハウを教えてもらう。作物や家畜を育てながら、3つの里の住人と交流し、恋愛や結婚を経て家族を持ち、一人前の牧場主を目指す。どんな牧場主になるのかは、プレイヤー次第だ。

『牧場物語 3つの里の大切な友だち』のゲームシステム

基本のプレイシステム

牧場物語シリーズ29作目となる今作は、主人公が幼い頃からの夢を叶えるため、一人前の牧場主を目指すものである。最初の目的は父親から送られてくる手紙に書かれたクエストをクリアしていくことになるが、クエストクリア後はプレイヤーの自由にプレイできる。クエストクリア後の明確な目的はなく、プレイヤーの満足がいくまで半永久的にプレイすることが可能である。

3つの里へ行く

今作では主人公の住む牧場の周りに、文化やライフスタイルが異なる3つの里が存在している。それぞれの里では、その土地に暮らす住人たちとのコミュニケーションが楽しめる。それぞれの里では、その里でしか手に入らない作物や、里ごとの異なるお祭りイベントなど、文化が異なる里だからこそ楽しめるポイントが用意されている。3つの里はそれぞれ隣り合ってるため、いつでも好きなときに行き来できる。

ウェスタウン

ウェスタウンは主人公の叔父さんが暮らす里でもあり、主人公が最初に訪れる里である。かつて鉱山の町として栄えたこの里には、陽気でフレンドリーな住人たちが暮らしている。里のいたることろにあるアロエやサボテンといった植物が育ち、近くには大きな川も流れている。川のほとりには、牧場主の先輩でもある主人公の叔父さんが経営する牧場がある。

ルルココ村

波の音が心地よい浜辺や、ミステリアスな遺跡があるエキゾチックな雰囲気の里である。南国フルーツや海産物が豊富で、主人公も採取することが可能となっている。住人たちは色鮮やかな民族衣装に身を包み、明るく陽気な住人が多い。南国の香りが漂う海沿いの里で、3つの里の中で唯一、海に面している。

つゆくさの里

かわら屋根の建物や、太鼓橋のかかる川が流れ、どこか懐かしい風情が漂う里である。水源が豊かで、水田や畑栽培が盛んである。ふきのとうやワラビといった山菜が豊富で、主人公も採取することが可能となっている。住人たちは着物に身を包み、穏やかな住人が多い。

tatatatararira
tatatatararira
@tatatatararira

Related Articles関連記事

牧場物語 はじまりの大地(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

牧場物語 はじまりの大地(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『牧場物語 はじまりの大地』とは、自分だけの牧場で野菜や果物などの作物を作って出荷したり、動物の世話や釣りをしながら、のんびりとした暮らしを満喫できるほのぼの牧場生活シリーズの第27作目。 主人公は父から譲り受けた牧場で作物作りや動物の世話をながら、過疎化の進む町を復興させていく。本作では性別以外に髪型や肌の色、表情などを自由に選んで自分らしくアレンジできるようになった。

Read Article

牧場物語2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

牧場物語2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『牧場物語2』とは、ビクターインタラクティブソフトウエア(2007年に後のマーベラスに吸収)より1999年にNINTENDO64用ソフトとして発売されたほのぼの生活シミュレーションゲーム。舞台は『牧場物語』から数十年後の「花の芽町」。亡くなった祖父が経営していた牧場を孫である主人公が継ぐことになった。荒れ果てた牧場を再建しながら、町の住人とコミュニケーションをとったり、仲良くなった女の子と結婚したり、のんびりとした牧場生活を過ごしていく。

Read Article

牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ』とは、2003年にマーベラスインタラクティブからニンテンドーゲームキューブ専用ソフトとして発売された『牧場物語 ワンダフルライフ』のフルリメイク作となるほのぼの牧場ライフゲーム。物語の舞台は山あいの集落「わすれ谷」で、のんびりしたスローライフはそのままに、70種類以上の新しいイベントや結婚相手候補、作物や飼育できる動物など、追加要素がてんこ盛りの作品である。

Read Article

牧場物語(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

牧場物語(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『牧場物語』とは、パック・イン・ビデオ(2007年に後のマーベラスに吸収)より1996年にスーパーファミコンで発売された経営シミュレーションゲーム。『牧場物語』は生みの親である和田康宏の代表作。舞台となっているのは、昔主人公の祖父が経営していた牧場のある町「花の芽村」。荒れ果てた牧場を再建し、作物や家畜を育て、町の住人とコミュニケーションをとり、自由に牧場生活を楽しむことが目的となっている。

Read Article

牧場物語GB(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

牧場物語GB(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『牧場物語GB』とは、ビクターインタラクティブソフトウェア(2007年に後のマーベラスに吸収)より1997年にゲームボーイ用ソフトとして発売された経営シミュレーションゲーム。『牧場物語』シリーズ作品では第二作目になる。第一作目に引き続き和田康宏がプロデュースし、開発は日本のゲームソフト開発会社である株式会社トーセ。本作では恋愛要素やお祭りがなくなり荒れ果てた牧場を再建することだけが目的となっている。『牧場物語』シリーズの中で最もシンプルな作品となっておりじっくりと牧場生活を楽しむことができる。

Read Article

【これ何ゲー?】『牧場物語』シリーズの作りこまれすぎているミニゲームまとめ

【これ何ゲー?】『牧場物語』シリーズの作りこまれすぎているミニゲームまとめ

牧場を経営しつつ、住人たちとのコミュニケーションが特徴の『牧場物語』。このシリーズには本編以外にもミニゲームが多数収録されています。ゲームの進行が有利になるものや、完全にお楽しみ要素のものなど、毎回かなりの作りこみがなされているお楽しみポイントです。このまとめでは「牧場物語シリーズに収録されているミニゲーム」をまとめていきます。

Read Article

牧物シリーズの攻略サイト・Wikiまとめ【牧場物語】

牧物シリーズの攻略サイト・Wikiまとめ【牧場物語】

『牧場物語シリーズ』は牧場を運営し、自然やさまざまな動植物と触れ合ったり、作物や畜産物を生産して生活するシミュレーションゲームである。ここでは『再会のミネラルタウン』『はじまりの大地』『つながる新天地』『3つの里の大切な友だち』『キミと育つ島』『風のバザール』『ふたごの村』『ミネラルタウンのなかまたち』『GB』『GB2』『GB3』の攻略サイトをまとめた。

Read Article

目次 - Contents