ふしぎの国のアリス(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふしぎの国のアリス』とは、1951年に制作されたディズニーアニメーション作品。原作はルイス・キャロルの小説で、ウォルト・ディズニーによりミュージカル映画として発表された。しゃべる白うさぎをきっかけに好奇心旺盛な少女アリスが、ふしぎな世界を旅する冒険劇。個性豊かなキャラクターや、不思議な体験をしていくアリスの無邪気な姿は、幅広い世代に楽しめる作品となっている。2010年にはティム・バートンによる後日譚『アリス・イン・ワンダーランド』として、実写映画化される。

馬の見た目をしたハエ。

イモムシ

CV:リチャード・ヘイデン/日本語吹き替え:玉城伸吾(幼虫)吉田幸紘
いつも水たばこを吸っている青いイモムシ。頭とあごは尖っており、鼻も大きい。年配の男性の顔をしている。水たばこを吸いながら、ファベットA、E、I、O、Uを組み合わせて不思議な歌を歌う。吐く煙でアルファベットをつくるのが得意。水タバコの煙をアリスに向かって吐いて、アリスを困らせる。イモムシはアリスにうるさく質問し説教をたれた。イモムシは質問ばかりで自身の話をしないため、アリスはその場を離れることにする。イモムシは「大事な話がある」と、アリスを呼び戻す。戻るアリスに「怒るのはよくない」とまたも説教をたれたあと、「困ってるんだろう?」と聞く。アリスがたった7センチしかない背をもっと大きくしたいと悩みを打ち明ける。イモムシの身長は7センチのため、身長をバカにされたと勘違いし、アリスを怒りだす。イモムシは水タバコを一気に吸い込み、大きな煙の中で脱皮し蝶の姿に変わる。蝶はアリスにキノコの片方を食べると大きくなると助言をし、どこかへ去ってしまう。

チェシャ猫

CV:スターリング・ホロウェイ/日本語吹き替え:関時男
いたずらが大好きな不思議な猫。ピンク色のしま模様の毛並みをしており、常にニヤつき不気味な雰囲気のいでたち。自由に身体を出現させたり消失させたりできる。また、体の一部を浮遊させたり、移動させたりすることも可能。アリスの前に現れる時は、決まってハミングをする。不思議の国で、アリスが道に迷う時にたびたび現れ、いじわるな会話をするが、アリスを導く重要人物。初登場はイモムシと会った後、道に迷うアリスのシーン。どこへ行ったらいいかわからないアリスに「どこへ行っても同じさ」「どこでもいいなら道聞くことはない」などといじわるな返答をする。チェシャ猫はアリスが白うさぎを追ってることを知っており、マッドハッターに会うことをすすめるが、マッドハッターは変わり者でアリスを困らせてしまう。2度目の出現はアリスがタルジーの森で迷子になるとき。アリスが迷子で泣いてると、ハートの女王の城に案内するが、ハートの女王もまた癇癪持ちの厄介者。3度目の出現はハートの女王とアリスがクロッケーをしているとき。4度目はハートの女王がアリスの裁判をするシーンで登場。ハートの女王を2度怒らせることになるが、最終的にはアリスを現実の世界に帰るきっかけをつくる。

マッドハッター

CV:エド・ウィン/日本語吹き替え:西本裕行
チェシャ猫からイカれた帽子屋と呼ばれている。狂ったお茶会を三月うさぎとドーマウスと共に開く。大きな緑色のハットをかぶっており、「10/6(10シリング6ペンス)」と書かれた値札がついている。お茶会ではなんでもない日を祝ったり、今日自分が生まれなかった日を祝ったりと不思議な会を行なう。マッドハッターはアリスをお茶会に誘い、今日生まれなかった日を祝う。お皿をお茶につけて食べたり、お茶を袖に通して入れたり、狂った行動ばかりでアリスを困惑させる。基本的にまともな会話はできず、アリスの話を聞いても急に話題を変えたり、突然なぞなぞを出したと思いきや、アリスを変人呼ばわりしたりと支離滅裂。お茶会に白うさぎがやってくると懐中時計を取り上げた挙句、壊してしまう。またアリスの裁判で証人として登場。ハートの女王が生まれなかった日を祝う。プレゼントを送るが、それはチェシャ猫がプレゼントに化けたものだった。猫が苦手なドーマウスが騒ぎ立て、ハートの女王を怒らせてしまう。

三月うさぎ

CV:ジェリー・コロンナ/日本語吹き替え:逢坂秀実
マッドハッターと狂ったお茶会を開く仲良しコンビ。頭頂部にボサボサな黄髪を生やし、ぎょろっとした大きな目玉に、出っ歯のノウサギ。お茶会に誘われていないはずのアリスが来ると「失礼だ」と言い放つが、アリスが歌が上手だと褒めると調子に乗る。アリスにお茶を入れるが、アリスがお茶を飲もうとするたびに取り上げたり、まだ一口も飲んでないのに「もっと飲もう」とすすめたりしてアリスを困らせる。アリスが不思議の国に迷い込む前、ダイナと遊んでいたときの話をすると、楽しそうに聞く。「猫」と聞いたドーマウスの一騒ぎでアリスのせいにする。三月うさぎはときどきハンマーを使う。作中では、お茶会で突然マッドハッターになぞなぞを出すときや、壊れた懐中時計を叩き割るときにハンマーを使用する。

ドーマウス

CV:ジム・マクドナルド/日本語吹き替え:浜田宏昭
マッドハッターと三月うさぎと共に狂ったお茶会で登場。いつも眠そうな顔をしている。普段はティーポットで過ごす。お茶会でアリスを祝うシーンでは、ティーポットから飛び出て「キラキラ光るコウモリさん 一体お前は何してる この世を遥か下に見て お盆のように空を飛ぶ」と歌い、その後ティーポットに戻る。ドーマウスの前では「猫」は禁句で、「猫」と聞くと大騒ぎする。鼻にジャムを塗ると落ち着きを取り戻す。

ハートの女王

CV:ヴェルナ・フェルトン/日本語吹き替え:小沢寿美恵
ふしぎの国のアリス後半に登場。癇癪持ちで怒らせると口ぐせのように「首をはねろ」と命令する。自己中心的でわがままな性格。赤のバラが好き。作中では、間違えて白いバラを植えたことに気づき犯人探しをする。ハートの女王は話をまともに聞かず、庭師3人ともクビにする。クロッケーではインチキばかり。槌にフラミンゴ、球にハリネズミ、ゲートにトランプ兵を使うが、ハートの女王が有利になるようゲームを進める。クロッケーの試合中、突然現れるチェシャ猫にいたずらをされ転んでしまう。チェシャ猫の仕業とは知らずに、「アリスの首をはねろ」と命じた。ハートの王の提案で、処刑の前に裁判をすることになる。ハートの王の提案は割と受け入れやすく、心を許している。裁判では、いきなり判決を言い渡すが、ハートの王の提案で証人を呼ぶ。アリスに言いたい放題言われたハートの女王は判決で、「首をはねろ」と命じるが、アリスが逃げ出し追いかける。

ハートの王

CV:ディンク・トラウト/日本語吹き替え:浜田宏昭
ハートの女王の夫。ハートの女王よりも背が低く、立場も低い。ハートの女王とは真逆の性格で穏やか。ハートの女王の扱いがうまく、アリスの裁判や証人を呼ぶ提案を受け入れられる。白うさぎについで扱いされるほど、権力のない王。

トランプ兵

6qsurugaaoi
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