ふしぎの国のアリス(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふしぎの国のアリス』とは、1951年に制作されたディズニーアニメーション作品。原作はルイス・キャロルの小説で、ウォルト・ディズニーによりミュージカル映画として発表された。しゃべる白うさぎをきっかけに好奇心旺盛な少女アリスが、ふしぎな世界を旅する冒険劇。個性豊かなキャラクターや、不思議な体験をしていくアリスの無邪気な姿は、幅広い世代に楽しめる作品となっている。2010年にはティム・バートンによる後日譚『アリス・イン・ワンダーランド』として、実写映画化される。

ハートの女王の城

アリスはお城に向かう途中、トランプの庭師3人と出会う。トランプの庭師は白いバラを赤のペンキで塗っている。ハートの女王は赤いバラが好きで、白いバラがバレるとクビになるのだ。アリスもペンキ塗りを手伝っていると、ハートの女王が外へ出る号令が鳴り響く。トランプ兵や白うさぎやハートの王が道をつくると、ハートの女王がやってきた。ハートの女王がバラの異変に気付くと、問答無用で3人の庭師の首をはねろと命じる。アリスは家に帰りたいとお願いするが、ハートの女王は許可を出してくれない。ハートの女王はアリスをクロッケーに誘う。クロッケーの槌はフラミンゴを使い、球にはハリネズミ、ゲートは生きているトランプ。ハートの女王はズルばかりして、アリスはあきれてしまう。ふとハートの女王を見ると背後にチェシャ猫がいることに気付く。チェシャ猫はハートの女王にイタズラを仕掛けて怒らせると、すぐに姿を消してどこかへ行ってしまう。恥を欠かせたのはアリスのせいだとして首をはねろと命じるが、ハートの王の案により、裁判を起こすことになる。証人は三月うさぎ、ドーマウス、マッドハッターの3人。それぞれ証言した後、ハートの女王のなんでもない日を祝って機嫌が良くなる。突如チェシャ猫が現れて「猫」に反応したドーマウスが大騒ぎしてしまう。ハートの女王は騒ぎに怒り狂う。アリスはポケットに忍ばせておいた巨大化するキノコ食べると、巨大化したアリスに誰も逆らえなくなり、ハートの女王も大人しくなった。しかし、すぐ小さくなるアリスを見たハートの女王は「首をはねろ!」とトランプ兵に命令する。ハートの女王たちから必死に逃げ、見覚えのある道をさかのぼっていくアリス。そして、しゃべるドアノブの部屋まで戻ってくる。しゃべるドアノブは口を大きく開いて「あんたはもう外にいるぞ」と言う。アリスは口をのぞくと、そこには湖の近くで木の下でダイナと眠っているアリスの姿があった。アリスは外の世界のアリスに「早く起きて!」と叫ぶが、なかなか起きない。女王たちはどんどん近づいてくる。もう捕まると思った瞬間、アリスは夢から覚めるのだった。

夢から覚めるアリス

アリスは木の下でダイナを抱えながら眠っていた。姉のロリーナはアリスを何度も呼び起こし、詩の暗誦をするよう言い聞かす。目を覚まし飛び起きたアリスは突然、わけのわからないことを言い出す。ロリーナはおかしなことを言うアリスに戸惑うが、「変な夢でも見たのね」と小さく笑う。ロリーナはアリスにお茶の時間だと言い、アリスはダイナを抱え家に帰るのだった。

『ふしぎの国のアリス』の登場人物・キャラクター

アリス・リデル

CV:キャサリン・ボーモント/日本語吹き替え:土井美加
本作の主人公。イギリス住まいで好奇心旺盛な少女。きれいな長い金髪を持ち、青いエプロンドレスを着ている。飼い猫のダイナと遊ぶことが多い。空想好きで自分の世界観を持っており、現実的な話に嫌気がさしている。姉のロリーナに詩の暗唱をするよう言われるが、いつも空想してロリーナの話は聞いていない。ある時、懐中時計を持ったオシャレな着こなしのしゃべる白うさぎを見つけてから、アリスの不思議な旅が始まる。アリスは白うさぎが気になって追いかけていると、不思議な生き物たちと遭遇。チェシャ猫、ハートの女王、マッドハッターなど変わった人たちに振り回される。不思議な国で常識が通じないことばかりに困り果て、今まで好奇心のまま生きてきたことに後悔するようになる。不思議の国では常識が通じず、アリスがのけ者にされるシーンがよくあるが、弱気になることはなく強気な性格。

ダイナ

アリスの飼い猫。オレンジ色の毛並み。アリスとよく遊んでおり、アリスの空想の世界を聞くことがよくある。作中では、アリスと木の上で遊んでいたり、草原で過ごす。アリスとは、不思議の国への穴に落ちていくところで一度離れてしまう。

ロリーナ・リデル

CV:ヘザー・エンジェル/日本語吹き替え:高瀬佳子
アリス・リデルの姉。木の下でアリスに歴史の読み聞かせをしている。アリスは挿絵のない本はつまらないと言って、ロリーナの話を聞こうとしない。最後のシーン、アリスが夢から覚めたときに、ロリーナはおかしなことを言うアリスに、「おかしな夢でも見たのね」とからかう。

白うさぎ

CV:ビル・トンプソン/日本語吹き替え:牛山茂
赤いチョッキに鼻眼鏡、懐中時計を持っている白うさぎ。しゃべる白うさぎで、いつも時間に追われている。初登場時は「遅刻だ、遅刻!」と、アリスがダイナと遊んでいるところを横切るシーンで、アリスをふしぎの国へと導いていく存在。白うさぎは所有物を壊されることが多く、白うさぎの家でアリスが体が大きくなるお菓子を食べて家を壊されてしまう。家に巨大なアリスを追い出そうとドードー鳥が火をおこし家を焼かれる。懐中時計は2日遅れているから修理すると言うマッドハッターによって壊され、三月うさぎにハンマーでつぶされてしまう、気の毒なキャラクター。ハートの女王の話では、トランプ柄の衣装に着替えており、裁判の進行を務める。白うさぎはアリス同様、唯一物語に終始登場するキャラクター。

しゃべるドアノブ

CV:ジョゼフ・ケーンズ/日本語吹き替え:小山武宏
アリスがふしぎの国で出会う最初のキャラクター。鼻がドアノブで口が鍵穴になっている。眠っているところ、アリスがドアノブを回そうとして起きる。アリスはドアの先に行った白うさぎを追いたいが、ドアが小さすぎて通れない。起こしてくれたお礼に、体の大きさが変わるドリンクやお菓子をアリスに与える。アリスは思うように体の大きさを調節できず大泣きして、部屋が涙の海になってしまう。溺れそうになるドアノブが口を大きく開けアリスは無事ドアを通ることができる。アリスをからかい、いじわるな性格をしている。

ドードー鳥

CV:ビル・トンプソン/日本語吹き替え:吉水慶
涙の海でアリスが彷徨っているときに登場。紫のジュストコール、青のチョッキ、三角帽に煙管を咥えており、船長のような格好をしている。アリスが助けを呼んでも聞く耳を持たず、小さな陸地を目指す。陸に上がるとドードー鳥と焚き火を中心に魚や鳥たちが体を乾かすためのコーカスレースをする。アリスが「ぐるぐる走っても乾くわけない」と言うが、走らないと乾かないの一点張り。ドードー鳥はコーカスレースの中心で歌を歌う。その後、白うさぎの家で、アリスが巨大化した事件で助けを求めたところ、ドードー鳥が現れる。ドードー鳥の提案で、煙突から引っ張り出すようトカゲのビルに依頼するが失敗。強硬手段にでたドードー鳥は、家を焼き払って巨大化したアリスを追い出そうとする。火おこしをしている間にアリスは庭のニンジンを食べて小さくなり脱出に成功。小さくなったアリスに気づかずにドードー鳥は一人で火おこしを続けていた。

双子のトゥイードル兄弟

6qsurugaaoi
6qsurugaaoi
@6qsurugaaoi

Related Articles関連記事

ディズニーの歴代プリンセスまとめ

ディズニーの歴代プリンセスまとめ

ディズニープリンセスとは、これまでに制作されたディズニー作品に登場するプリンセスたちの総称である。白雪姫、シンデレラ、オーロラ、アリエル、ベル、ジャスミン、ポカホンタス、ムーラン、ティアナ、ラプンツェル、メリダ、モアナ、ラーヤがアメリカ公式サイトで発表されているディズニープリンセスだ。その他、ソフィアやヴァネロペ、エレナなどもプリンセスとして扱われることがある。

Read Article

【アナと雪の女王】歴代ディズニープリンセスと異なる新しい愛の形【比較考察まとめ】

【アナと雪の女王】歴代ディズニープリンセスと異なる新しい愛の形【比較考察まとめ】

『アナと雪の女王』とは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作による2013年公開のアメリカ合衆国の映画である。日本では『アナ雪』の略称でも呼ばれ、大ヒットを記録した。ディズニー史上初のダブルヒロインともなる今作で描かれるものは、従来のディズニープリンセスの映画では描かれてこなかった愛の形がある。アナ雪で描かれる愛の形について、他のディズニープリンセス作品と比較しつつまとめていく。

Read Article

ディズニー100 フィルム・フェスティバルのイベント・作品まとめ

ディズニー100 フィルム・フェスティバルのイベント・作品まとめ

『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』とは、ディズニー創立100周年を記念して行われる映画の祭典。過去に公開されたディズニー映画の中から厳選された作品が、全国100か所の映画館で1日だけ特別上映される。『アナと雪の女王』、『ベイマックス』、『シンデレラ』、『モアナと伝説の海』、『リトル・マーメイド』、『ズートピア』、『塔の上のラプンツェル』、『ファンタジア』の計8作品を、2023年10月の毎週土日限定で見ることが可能。9月24日には公開直前のイベントも実施される。

Read Article

眠れる森の美女(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

眠れる森の美女(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『眠れる森の美女』とはシャルル・ペローによる同名童話を原作とし、1959年に公開されたディズニー制作の長編アニメーション映画である。ある国に誕生した王女が魔女から呪いを受けることから物語は始まり、妖精の助けを借りながら王子が数々の困難を乗り越え愛のキスにより王女を呪いから救い出す。おとぎ話を原作としたこの作品は優雅で美しい音楽と鮮やかな色彩に彩られ、王道でロマンチックなファンタジー映画である。

Read Article

ピノキオ(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ピノキオ(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ピノキオ』とは、1940年に公開されたディズニーアニメーション作品。ウォルト・ディズニー・プロダクションによって制作され、長編アニメーション映画としては『白雪姫』(1937)に次ぐ2作目となる。原作はカルロ・コッローディの児童文学『ピノッキオの冒険』。人形だったピノキオが女神に命を与えられ、無邪気ながらも社会の誘惑にさらされながら成長していく冒険劇となっている。主題歌である「星に願いを」はアカデミー賞を受賞した名曲。2022年には監督ロバート・ゼメキスによる実写版『ピノキオ』が公開された。

Read Article

わんわん物語(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

わんわん物語(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『わんわん物語』とは、1955年アメリカで制作・公開されたディズニーのオリジナルアニメーション映画である。監督はウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ。続編に2001年制作のビデオ作品『わんわん物語2』がある。2020年には実写映画が制作・配信された。監督はチャーリー・ビーン。プロデューサーはブリガム・テイラー。アメリカンコッカースパニエルのお嬢様犬レディと自由気ままなノラ犬トランプのラブロマンス、犬にとっての幸せとは何かが描かれている。

Read Article

シンデレラ(ディズニーアニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

シンデレラ(ディズニーアニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『シンデレラ』とは、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが制作した長編アニメーション映画作品。原作はシャルル・ペロー童話の『シンデレラ』。1950年にアメリカで、1952年に日本で公開された。その後何度かリバイバル上映されている。ウォルト・ディズニーは、『シンデレラ』を制作するにあたって、27年にも及ぶ長期間を構想に当てたという。本作は経営危機に陥っていたディズニー社を救った一作であり、公開から何十年も経っているにも関わらず、幅広い年齢層から絶大な支持を集めている。

Read Article

NEW
101匹わんちゃん(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

101匹わんちゃん(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『101匹わんちゃん(ディズニー映画)』とは、1961年にディズニーが作った映画である。物語はロンドンが舞台で、主人公はダルメシアンのポンゴとパーディタである。彼らは、飼い主のロジャーとアニータと一緒に幸せに暮らしていたが、クルエラ・ド・ビルという悪い人が、彼らの子犬たちをさらってしまうのである。 ポンゴとパーディタは、仲間の犬たちの力を借りて、子犬たちを助け出そうとする。この映画は、家族や友達の絆や、勇気を描いた感動的なお話である。

Read Article

トイ・ストーリーシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

トイ・ストーリーシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『トイ・ストーリー』シリーズとは、ピクサー・アニメーション・スタジオが1995年から作成した『トイ・ストーリー』をはじめとする長編アニメシリーズ。1999年に『トイ・ストーリー2』。2010年に『トイ・ストーリー3』、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開された。人格があるおもちゃを主人公としたストーリーで、1作目である『トイ・ストーリー』は世界初のフルCGアニメーション作品として注目を集めた作品。ここでは、そんな『トイ・ストーリー』シリーズに登場する数々の名言を紹介。

Read Article

白雪姫(ディズニーアニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

白雪姫(ディズニーアニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『白雪姫』とは1937年に公開されたディズニー初の長編アニメーション映画である。 世界一の美しさを持つ王女、白雪姫が継母である女王から逃れ、七人の小人たちと共に森で暮らす数日間を描いたファンタジー作品。 制作は莫大な借金を抱え、周囲に揶揄されながらも、長い年月と多額の費用を費やして行われた。その結果、映画は大ヒットとなり、公開から85年以上たっても多くの人々から愛され続けている。後のディズニー映画作品の発展に大きく貢献した作品とされ、2025年には実写映画の公開が決まっている。

Read Article

ファンタジーの定番「ドワーフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

ファンタジーの定番「ドワーフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

ドワーフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧神話に登場する妖精の一種で、『指輪物語』や『ロードス島物語』といった作品で取り上げられながら設定が整理されていった。 ドワーフは小柄で屈強な体を持ち、手先が器用で鉱物の加工を得意とする。酒を好み、髭が長く、偏屈なところはあるが人間に対して友好的である。ここでは、ファンタジー物の作品では定番のキャラクターであるドワーフについて解説していく。

Read Article

アラジン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アラジン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ディズニー製作の大ヒットアニメ映画。 貧しい青年アラジンが王女ジャスミンと出会うことから話は始まる。 願いを三つ叶えてくれるランプの魔人・ジーニーは貧しいアラジンを王子に変身させ、ジャスミンとの恋の成就を後押しする。 しかし、最大の敵であるジャファーの魔の手が忍び寄るのであった。 アラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を舞う際に流れる「ホール・ニュー・ワールド」は珠玉の名曲として知られる。

Read Article

ムーラン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ムーラン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ムーラン(原題:Mulan)』とは、アメリカのディズニーで1998年に制作された、古代中国を舞台としたディズニー映画である。中国の伝説の人物である「花木蘭」をモデルに描かれている作品。2020年には実写映画化もされたが、こちらの作品は多くの波紋を呼んでいる。古くからのしきたりに従う周囲に求められる女性としての自分、自分らしく振る舞いたいという気持ちを持つ自分とで葛藤をするムーランが、父の代わりに男装して出兵することをきっかけに多くの困難を乗り越える過程と成長する姿を描いた物語である。

Read Article

トイ・ストーリー3(Toy Story 3)のネタバレ解説・考察まとめ

トイ・ストーリー3(Toy Story 3)のネタバレ解説・考察まとめ

ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。

Read Article

Mr.インクレディブル(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

Mr.インクレディブル(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『Mr.インクレディブル』とは、ディズニー配給・ピクサー製作、ブラッド・バード監督による長編フルCGアドベンチャー・アニメーション映画。一般市民として暮らしていた驚くべき怪力を持つ元スーパーヒーローが、謎の伝言が届いたことから、再びスーパーヒーローとして同じように特別なパワーを持った妻や子供たちとともに邪悪な敵に立ち向かう。2004年製作・アメリカ作品。

Read Article

リメンバー・ミー(Coco)のネタバレ解説・考察まとめ

リメンバー・ミー(Coco)のネタバレ解説・考察まとめ

「リメンバー・ミー(Coco)」とは2017年に公開されたアメリカのフルCGアニメーション映画作品。ピクサー・アニメーション・スタジオの劇場公開長編第19作目。家族に反対されながらもミュージシャンを志す少年が死者の世界に迷い込み、自身の先祖に関する秘密を知っていくストーリー。家族の絆をテーマとしている。

Read Article

カーズ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

カーズ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

「カーズ」は2006年6月9日に公開のピクサーによって制作された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞を受賞。車の世界を舞台にした圧倒的なスケールとスピード感溢れる映像、そして温かい物語のラスト。名曲も多いと話題の映画。期待のレーシングカー、ライトニング・マックィーンが小さな町の住人たちとの出会いをきっかけに大切なものを学び成長していく物語。

Read Article

トイ・ストーリー2(Toy Story 2)のネタバレ解説・考察まとめ

トイ・ストーリー2(Toy Story 2)のネタバレ解説・考察まとめ

ジョン・ラセター監督による、生きたおもちゃたちの冒険を描くアニメ映画の2作目。アンディ少年の親友、カウボーイ人形のウッディは、実はプレミア人形。おもちゃ屋の社長にビジネスの道具として持ち去られた上、オフィスのおもちゃ達からいずれ持ち主から忘れられると聞き、帰るべきか迷います。一方、アンディの部屋では捜索隊が組まれてウッディの救出に向かうのでした。前作以上に見せ場もメッセージも盛り込まれています。

Read Article

美女と野獣(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

美女と野獣(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)は2017年にアメリカで制作された映画。1991年に制作された、ディズニーアニメーション不朽の名作を完全実写化。魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子と、孤独を抱えながらも前向きに生きる美しい娘ベルが出会い次第に惹かれあっていく模様を描く。愛すること、信じ抜くことを描くファンタジーロマンス。

Read Article

モンスターズ・ユニバーシティ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

モンスターズ・ユニバーシティ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『モンスターズ・ユニバーシティ』とは、2013年にディズニーとピクサーによって制作された映画である。略称は『MU』。2001年に公開された『モンスターズ・インク』の続編で、最強の怖がらせ屋のモンスター・マイクとサリーの大学時代が舞台となっている。夢に向かってひたすら努力をするマイクと、才能に頼って努力を怠けるサリーの出会いと成長を描いた冒険物語になっており、マイクとサリーの関係性の変化や、前作とのつながりが描かれている。

Read Article

魔法にかけられて(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

魔法にかけられて(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔法にかけられて』とは、2007年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作したミュージカル映画。ディズニー伝統のアニメーションと実写を融合し、過去のディズニー作品からのセルフパロディや楽しいミュージカルナンバーを随所にちりばめて描いたファンタジック・ラブ・コメディ。王子との結婚式の日に魔女に騙されて現代のニューヨークへと送り込まれたおとぎの国のプリンセス・ジゼルは、見知らぬ世界の中で困り果てていた時、弁護士の男性・ロバートと出会い、やがて彼に惹かれていく。

Read Article

カーズ2(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

カーズ2(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

2011年7月30日公開の大人気カーズシリーズの第2弾。ピクサー映画で「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。ジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。カーズの主人公「ライトニング・マックィーン」が仲間たちと一緒にワールド・グランプリに出場する。初めてレースについてきた親友の「メーター」がスパイと間違われ悪の組織と闘うことになる。メーターが大活躍する友情がテーマの物語。

Read Article

塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『塔の上のラプンツェル』とは、2010年11月24日にアメリカで公開された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作の第50作目の長編アニメーション映画である。バイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務めた。魔法の髪を持つ少女ラプンツェルは幼い頃、魔法の髪を独り占めしようとしたゴーテルにさらわれ、森の中の塔で育てられた。塔から出ることを許されず、誕生日にだけ空に浮かぶ灯りを間近で見るのが夢だった。そんな所に現れた青年フリン・ライダーとその灯りを見に行く旅に出る。

Read Article

モンスターズ・インク(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

モンスターズ・インク(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『モンスターズ・インク』とは、ディズニーとピクサー製作の長編3DCGアニメーション映画。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴び、2001年、全米で記録的な大ヒットとなった。夜な夜な子どもたちを脅かすくせに実は子どもが大の苦手というモンスターたち。彼らの世界に小さな女の子が紛れ込んだことから巻き起こる騒動を友情と愛情を織り交ぜてコミカルに描く。ベテランアニメーター、ピート・ドクターの初監督作品。

Read Article

ムーラン2(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ムーラン2(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ムーラン2(Mulan II)』とは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作、ディズニーの人気作品『ムーラン』の続編である。『ムーラン』の物語から1ヵ月後、主人公のムーランとシャン将軍が新たな任務を受け、旅に出る物語である。そのため、前作とリンクする部分も多々見受けられる。2005年にアメリカで公開された。日本では劇場での公開は無かったが、2004年に先行してビデオで販売された。一方で、主要キャラクターの中には今回新たに登場する者もおり、新しい『ムーラン』を見せることにも成功している。

Read Article

ノートルダムの鐘(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ノートルダムの鐘(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ノートルダムの鐘』とは、1996年に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品で、容姿が醜いことで周囲から酷い扱いを受けるカジモドが1人の女性に恋をする物語である。ディズニー作品といえば、プリンセスとプリンスが結ばれるストーリーで、年齢問わず楽しめるテーマが多い。一方で、今作は社会問題の1つである「差別」をテーマとした描写が見られ、歴史上差別対象となった「ジプシー」と呼ばれる民族が登場することからディズニー映画の中でも大人向けで異質なストーリーとなっている。

Read Article

シュガー・ラッシュ(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

シュガー・ラッシュ(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『シュガー・ラッシュ』とは、アメリカ合衆国で2012年11月2日、日本で2013年3月23日に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の第52作目のアニメーション映画である。監督はリッチ・ムーアが務めた。また、タイトルは作中に登場するアーケードゲームの名前でもある。ゲームの世界で悪役を演じるラルフは、ヒーローになる夢を叶えるため潜り込んだレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界で少女ヴェネロペと出会い、二人は互いの夢のために協力することになる。

Read Article

アナと雪の女王(アナ雪)のネタバレ解説・考察まとめ

アナと雪の女王(アナ雪)のネタバレ解説・考察まとめ

「アナと雪の女王」はアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。 日本ではアナ雪の略称でも呼ばれる。 王家の娘、2人の主人公アナとエルサを待ち受ける過酷な運命を描く。 大人から子供まで楽しめるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの名作。

Read Article

トイ・ストーリー(Toy Story)のネタバレ解説・考察まとめ

トイ・ストーリー(Toy Story)のネタバレ解説・考察まとめ

ピクサー製作、ジョン・ラセター監督による長編アニメ映画。人間の目がない所でおもちゃが動くという設定に、独自の味付けが成されています。古いカウボーイ人形のウッディは、新しくやって来た宇宙飛行士人形バズにより持ち主の「一番のお気に入り」の座を奪われます。その逆恨みが元で様々な困難に見舞われるのでした。厳しい現実をユーモラスに描きつつ、友情や冒険の要素も盛り込んだ、大人も子供も楽しめる作品です。

Read Article

ズートピア(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ズートピア(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ズートピア』とは、2016年にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオより公開されたアニメーション映画。第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作品。肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会ズートピアを舞台に、新米警察官のウサギのジュディ・ホップスと、キツネの詐欺師ニック・ワイルドの2人が、連続行方不明事件を解決するために奮闘するメディ・アドベンチャー。作品のテーマとして人種差別などの社会問題が描かれている。

Read Article

レミーのおいしいレストラン(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

レミーのおいしいレストラン(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『レミーのおいしいレストラン』とは、2007年に公開されたディズニー/ピクサー制作のハートウォーミング・コメディな長編アニメーション映画である。監督はブラッド・バード。物語の舞台はフランス・パリ。料理を愛し、フランス料理のシェフになることを密かに夢見るネズミのレミーと、料理が苦手な青年リングイニが出会い、かつて5つ星だったが星を2つ失ってしまったレストラン「グストー」に新風を巻き起こしていく。自分に自信がもてないネズミと人間の成長と友情が描かれた、子どもから大人まで楽しめる作品。

Read Article

トイ・ストーリー4(Toy Story 4)のネタバレ解説・考察まとめ

トイ・ストーリー4(Toy Story 4)のネタバレ解説・考察まとめ

『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。ある少女のおもちゃ・ウッディとその仲間たちが新しく加わった、プラスチック製フォークで作られたおもちゃ・フォーキーと一緒に冒険するという物語。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」。『トイ・ストーリー2』を最後に登場が無かったボー・ピープとウッディたちの再会なども描かれている。

Read Article

プリンセスと魔法のキス(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

プリンセスと魔法のキス(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『プリンセスと魔法のキス』とはウォルト・ディズニー・スタジオが制作した2Dアニメーション・ファンタジー・ミュージカル映画。原題は『The Princess and the Frog』。日本では2010年に公開され、ディズニー初のアフリカ系アメリカ人のプリンセス映画として知られる。アメリカ合衆国ニューオーリンズを舞台に、主人公ティアナと王子ナヴィーンを蛙に変えた魔法と、それを解く「プリンセスのキス」をめぐる冒険を描く。

Read Article

美女と野獣(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

美女と野獣(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

フランスの民話を元に1991年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品。魔女の呪いによって醜い野獣に姿を変えられた古城の王子と美しく聡明な街の娘ベルとの奇跡の愛の物語。ロマンティックな音楽と美しい映像が全編を彩り、信じ合うことで起こる不思議な奇跡が深い感動を呼び起こすファンタジー・ラブストーリー。アニメ作品として初のアカデミー作品賞にノミネートされ、さらに作曲賞と歌曲賞を受賞した。

Read Article

アリス・イン・ワンダーランド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アリス・イン・ワンダーランド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アリス・イン・ワンダーランド』とは2010年公開のアメリカの3D映画。監督はティム・バートン。ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給。原作はルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』。19歳になったアリスが再びワンダーランドに迷い込み、赤の女王に支配されていたワンダーランドを救う。実写とモーションキャプチャーの技術を使い映画化した。映像が素晴らしく童話の世界観を見事に実写化しており、アカデミー賞では衣装デザイン賞をはじめ、3部門で受賞した。

Read Article

インサイド・ヘッド(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

インサイド・ヘッド(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インサイド・ヘッド』とは、公開される前からピクサー史上最高傑作と言われた、人間の頭の中が舞台となったアニメ映画である。人間の感情「喜び」「怒り」「悲しみ」「嫌悪」「恐れ」がキャラクターとなり様々なピンチを乗り越えるという内容。それぞれの感情がなぜ必要なのか、子供から大人まで楽しんで見ることの出来る作品である。ピクサー長編アニメーション第1作は『トイ・ストーリー』であり、20年後の2015年に本作が公開されたので「20周年記念作品」とされている。

Read Article

目次 - Contents