プロレスの星 アステカイザー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『プロレスの星 アステカイザー』とは、1976年(昭和51年)10月から1977年(昭和52年)3月まで全26話が放送されていた永井豪・石川賢原作、円谷プロダクション制作による特撮ドラマである。プロレスを含む全格闘技界を征服しようとする格闘軍団ブラック・ミストと戦うアステカイザーの活躍を描いている。戦闘シーンでは、実写からからセル画のアニメーションに代わる通称「ドラマメーション」が用いられていた。実写では表現が難しい戦闘シーンが表現可能となり、特撮番組の新たな世界が展開されていた。

獣神サンダー・ライガー

ダイナミックプロは、アステカイザー以外では直接プロレスラーを題材として扱った有名作品は発表されていない。しかしながら、結果的にプロレスと関わった作品、あるいはプロレスを彷彿とさせる作品がある。最初は「獣神ライガー」が挙げられる。これは永井豪原作、サンライズ制作のアニメ番組であり、1989年3月から1990年1月までテレビ朝日系で放映されていた。ジャンルでいえば「マジンガーZ」同様、ロボット物に分類される。主人公大牙剣(たいが けん)は、このライガーの内部に乗り込み、人類を襲ってくるドラゴ帝国と戦う。このライガーは大牙剣の動きをトレースして動くバイオアーマーというロボットであり、「機動武闘伝Gガンダム」のモビルアーマーと似通った操縦方法が設定されている。この作品がアニメとして放映されている時に、タイアップ企画として、1989年4月に新日本プロレスから獣神ライガーがデビューしている。アニメとシンクロするかのように、リングネームも変化していき、獣神ライガーからファイヤーライガーへ、そして最終的には獣神サンダー・ライガーへと変化していった。2020年1月をもって現役を引退しているが、その強さとパフォーマンスは、多くのプロレスファンに愛されていた。

アイアンマッスル

アイアン・マッスル

ダイナミックプロが発表したプロレスを彷彿とさせる作品として、次に挙げられるのは「アイアンマッスル」である。これは永井豪とダイナミックプロによる巨大ロボットの格闘漫画として少年マガジンに1983年2月から11月まで連載されていた。プロレスラーのように身体を鍛えたグラップラーという者たちが自身の動きをトレースして動く人型ロボット「グラップルマシン」の内部(基本的にお腹)に乗り込み、どちらか一方が動けなくなるまで戦う「ハイパーグラップル」という格闘技でチャンピオンを目指して戦う鋼光一の成長を描く物語である。人型ロボットといいながら、容姿はアステカイザーのサイボーグ格闘士に近く、永井豪がアステカイザーを描いていた場合のシーンが連想される。

『プロレスの星 アステカイザー』には石川賢作画の漫画版が存在

アステカイザー漫画版の一場面

アステカイザーには漫画版がある。永井豪原作、石川賢作画の漫画版は、テレビ版をコミカライズした作品であり、「てれびくん」や「小学三年生」および「小学五年生」に連載されていた。基本的な設定はテレビ版と変わらないものの、アステカイザーの初登場シーンでは、自分は鷹羽大二郎の生まれ変わりと称して鬼気迫る雰囲気を漂わせている。その他にも実写版には登場しない人物が何人も登場し、読者に違和感を与える作品である。最終回でアステカイザーとサタン・デモンとの一騎打ちが行われることはテレビ版と同様だが、石川賢の作画が冴えわたり、実写版とは異なる、まさし肉弾相打つ戦いが展開されていることも大きな特徴の一つである。

いろんな漫画に登場してくる古代アステカ文明

ジョジョの奇妙な冒険第一部の冒頭より

本作で「古代アズテク文明」と称されている文明は、実在していた「古代アステカ文明」のことを遠回しに伝えていることは想像に難くない。アステカの英語読みは「Aztecah」であり、ローマ字として読めば「アズテク」となるのである。アステカとは1428年ごろから1521年までメキシコ中央高原に栄えたメソアメリカ文明の国家である。アステカ人が14世紀にメキシコに移住し、トルテカ文明を継承して首都テノチティトランを建設。すぐれた軍事組織をつうじてメキシコの広い領域を支配した。テノチティトランは人口20万から30万、巨大な宮殿、大ピラミッド、神殿をもつ壮麗な都市であった。どういうわけか、この国はいろんな物語で事件が発生するきっかけを作り出している。「ジョジョの奇妙な冒険」第一部では、当時の支配者が石仮面を使用していた描写があり、「スプリガン」の「仮面伝説の章」では、アステカで称えられていた二人の神テスカトリポカとケツァルコアトルが登場する。(アステカ神話においてはアステカの民族神であるウィツィロポチトリをはじめ、ケツァルコアトルやテスカトリポカ、雨神トラロックなどさまざまな神があがめられ、崇敬を受けていた)。ファンタジー物ではないが、一風かわったところでは、作者:佐藤究の長編小説である「テスカトリポカ」がある。本作は古代アステカ文明の要素を絡めつつ、メキシコの麻薬カルテル、臓器ビジネスなど「血の資本主義」を主題に据える犯罪小説である。
神秘の香りがただよう古代アステカ文明であるが、これからも様々なアステカ関連の物語が作成されてくる可能性がある。

『プロレスの星 アステカイザー』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):子門真人「カモン!アステカイザー」

作詞:山川啓介
作曲:津島利章
編曲:筒井広志

このオープニングは、アステカイザーの「カイザー・イン」の掛け声でアニメ場面に切り替えられた時に流れているので、最終回を除き、本編中でも聞くことが出来る。第1話と第9話では、さらにインストルメンタルが流れているシーンもある。

ED(エンディング):子門真人「ファイト!アステカイザー」

作詞:山川啓介
作曲:津島利章
編曲:筒井広志

この曲は、歌声付きのものはエンディング以外聞く機会はないが、インストルメンタルは、アステカイザーとサイボーグ格闘士とのファイトシーンで頻繁にかけられている。編曲内容も2パターンあるので、全話確認してみるのも、ファンにとっては一興である。

パソコン所作業
パソコン所作業
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『ウルトラマンZ』とは、円谷プロダクション制作で2020年に放送された『ウルトラシリーズ』の特撮テレビドラマで、令和ウルトラマンシリーズとしては第2作目にあたる。キャッチフレーズは「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!」。 対怪獣ロボット部隊、ストレイジに所属する主人公のナツカワハルキは、地球にやってきた怪獣との戦いの中で若きウルトラマン、ゼットと運命の出会いを果たす。巨大ロボット『特空機』の戦いと、その裏で暗躍する影に果敢に立ち向かうハルキとゼットの熱血コンビの活躍を描いた作品。

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『電光超人グリッドマン』とは、円谷プロダクション創立30周年記念の特撮作品。中学生の少年少女がヒーローと共に電脳世界で暗躍する魔王に立ち向かう姿を描く。インターネットを題材にした斬新な作風で知られ、後に『SSSS.GRIDMAN』などのアニメ作品でシリーズ化されていった。 中学生の翔直人、馬場一平、井上ゆかは、ある日街中で異常現象に襲われ、謎のヒーロー「グリッドマン」に救われる。異常現象の原因が次元犯罪者カーンデジファーにあることを知った直人たちは、グリッドマンと共に街を守ることを決意する。

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