ウルトラマンG(グレート)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンG』とは、円谷プロダクションによる特撮作品。平成に入って初めて作られた『ウルトラシリーズ』で、撮影はオーストラリアで行われた。往年の特撮作品で活躍した俳優を日本語版声優にする一方、映像作品として新しい演出を積極的に取り入れるなど、昭和と平成の『ウルトラシリーズ』をつなぐ作品だとされている。「グレート」と略されることが多い。
邪悪生命体ゴーデスが地球に降り注ぎ、これを討つためにやってきたウルトラマングレートは地球人のジャック・シンドーと融合。2人は力を合わせてゴーデスに立ち向かう。

『ウルトラマンG』の概要

『ウルトラマンG』(ウルトラマングレート)とは、円谷プロダクションによる特撮作品。平成に入って初めて作られた『ウルトラシリーズ』であり、「グレート」と略されることが多い。
初代『ウルトラマン』で活躍した小林昭二や『仮面ライダー』で主演を務めた藤岡弘、を日本語版声優に採用する一方で、これまでの『ウルトラシリーズ』ではあまり見られなかった演出や設定を積極的に取り入れるなど、「昭和と平成の『ウルトラシリーズ』をつなぐ作品」として評価されている。

『ウルトラシリーズ』の海外展開を見据えて作られた作品で、撮影はオーストラリアで行われた。一方、コンテンツとしての『ウルトラシリーズ』には「海外で通用する魅力がある」との制作者サイドの自負から、特に海外向けのストーリー展開にはせず、結果として魅力と娯楽性に溢れた作品として完成した。
撮影場所となったオーストラリアでも放送されており、日本で最初に公開された吹き替え版とはシナリオや演出に若干の差異が存在する。

火星探査に赴いたジャック・シンドーは、そこで銀色の巨人と醜悪な巨大生物が戦う様を目撃する。ジャックは巨大生物の攻撃に巻き込まれて死にかけるも、銀色の巨人が自身と融合したことで命拾いする。
銀色の巨人の名はウルトラマングレート。巨大生物の名は邪悪生命体ゴーデス。ウルトラマンが仕留め損なったゴーデスが地球に向かったのを知ると、ジャックはウルトラマンと融合したままこれを追い、国際的軍事組織UMAに所属。ゴーデスに操られた怪獣たちを次々と撃破していく。

『ウルトラマンG』のあらすじ・ストーリー

銀色の巨人の降臨

怪獣と戦うウルトラマングレート(右)。

宇宙飛行士のジャック・シンドーは、火星の探査中に銀色の巨人と悪魔のような巨大な怪物が戦う様を目撃する。怪物の攻撃に巻き込まれるジャックだったが、銀色の巨人が融合してくれたお陰で九死に一生を得る。怪物は巨人によって倒されるものの、細かい細胞片と化して逃げ出し、地球へと降り注ぐ。これを追って、ジャックは銀色の巨人と共に地球に舞い戻る。
巨人の名はウルトラマングレート。怪物の名は邪悪生命体ゴーデス。ウルトラマンは宇宙各地で害をなすゴーデスを倒すために太陽系までやってきたのだが、大気汚染の激しい地球では活動に大きな制限がかかっていた。ウルトラマンはジャックと肉体を共有して彼が火星で負った傷を癒す代わりに、普段はその内側で精神体として過ごすこととなる。

細胞にまで分裂して地球に潜伏したゴーデスは、生物から精霊にまで憑依し、それらを怪獣化させて様々な事件を起こす。ジャックは国際的軍事組織UMAの南太平洋(=オーストラリア一帯)支部に参加し、ウルトラマンへと変身してこれを撃破していくが、ゴーデスの真の目的は「現在のウルトラマンの戦力分析」にあった。
やがてゴーデスは、ウルトラマンと融合しているジャックの弱みが、UMA隊員で彼の恋人のジーン・エコーにあると判断。彼女を自身の細胞で汚染させ、自身の操り人形にする。

ゴーデスの脅威

ジーンが事実上の人質に取られたことにジャックは混乱し、彼と一体化しているウルトラマンの精神にもそれは影響を与える。今こそ好機とゴーデスは地球上の全細胞を集めて新たな実体を作り出し、ウルトラマンと対決。これを打ち倒したばかりか、自らに取り込んでしまう。
しかしジャックは諦めず、ウルトラマンを鼓舞しつつ、ゴーデスを糾弾。「宇宙の全ての命を取り込み、真の安寧を手に入れる」と豪語するゴーデスに、「それは孤独なだけだ」との痛烈な言葉を返す。

これにゴーデスがひるんだ隙に、ウルトラマンは力を開放。内側からゴーデスを破壊し、その細胞の全てを必殺の光線で焼却する。これによりジーンも解放され、ウルトラマンは地球に来た目的を果たす。
しかしそんなウルトラマンの中には、「環境を破壊し、我が物顔で地球の他の生物の生息域を蹂躙する人類は、その存在を許容すべき生物なのか」との疑念が芽生え始めていた。ゴーデスを倒したウルトラマンは、次いでこの疑問に取り組むべく、ジャックとの融合を続行する。

伝説の怪獣の復活

ウルトラマンの疑念にジャックは応えられず、といって即座に否定することもなく、共に新たな怪獣と戦いながら答えを探し求めていく。そんな中、UMAも関わった地球環境の再生計画がスタートする。
しかし、これが「人類による地球環境のさらなる改変」だと判断した地球意志は、封印されていた伝説の怪獣・コダラーを復活させる。その力はゴーデスさえも上回り、立ち向かったウルトラマンは敗北。さらに宇宙からは、コダラーに匹敵するもう一体の伝説の怪獣シラリーが接近していた。

これを迎撃するために核ミサイルが放たれるも、シラリーはその莫大なエネルギーと放射線の全てを吸収。コダラーと合流し、地上を蹂躙する。コダラーとの戦いで大きなダメージを負ったウルトラマンは、変身できるのはあと1回だけだとジャックに伝える。
一方、UMAはコダラーとシラリーの存在について記されていた古代のプレートを入手。これを「以前にコダラーたちが現れた際に生き延びた人々が、コダラーたちを攻略するための情報を残した」ものだとして、ウルトラマンと共に最後の戦いに臨む。

ウルトラマンの得た答え

ウルトラマンとUMAによる、人類を守るための最後の戦いが始まる。コダラーとシラリーは恐るべき力で彼らを圧倒するが、ここでプレートに隠されていた「放たれた光線を増幅して打ち返す」という機能が発動。自らが放った強力な光線を反射され、コダラーは撃破される。残るシラリーもウルトラマンが打ち倒し、ここに人類の危機は回避される。

人類のため、仲間のために戦い続けるジャックとUMAの隊員たちの姿を見届けたウルトラマンは、「人類は未熟だが、今すぐ見限るほど愚かでもない」との答えを得る。すっかり傷の癒えたジャックと分離すると、ウルトラマンは大量の放射線を吸ったシラリーの亡骸を宇宙へと運び、そのまま地球を去る。偉大なる戦友の姿を、ジャックはUMAの仲間たちと共にいつまでも見送るのだった。

『ウルトラマンG』の登場人物・キャラクター

ジャック・シンドー(演:ドーレ・クラウス)

CV:京本政樹

宇宙飛行士にして地質学者。26歳。フィールドワーク派なのか、肉体的に非常に頑健で、UMAの活動にもすぐに順応した。
火星探査中にウルトラマンとゴーデスの戦いに巻き込まれて重傷を負うが、ウルトラマンが肉体を融合してくれたことで九死に一生を得る。その後はウルトラマンと肉体を共有し、様々な怪獣と戦っていった。

ジーン・エコー(演:ジーヤ・カリディス)

CV:榊原良子

UMAの隊員。23歳。ジャックとは学生時代からの親しい友人で、彼に密かに恋心を抱く。
物語中盤でゴーデス細胞に侵されるが、ウルトラマンとジャックの活躍により奇跡的な生還を果たす。

アーサー・グラント(演:ラルフ・コトリール)

CV:小林昭二

UMAの南太平洋支部の隊長。54歳。実直な性格で、部下を信頼して的確な指示を出す優秀な指揮官。一方で自分が正しいと判断したことについては決して譲ろうとしない、頑固なところがある。

スタンレー・ハガード(演:ジェイ・ハケット)

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