ウルトラマンオーブ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンオーブ』とは、円谷プロダクション制作で2016年に放送されたウルトラシリーズの特撮テレビドラマ。ウルトラシリーズ50周年記念作品にあたる。主人公の風来坊クレナイ・ガイ/ウルトラマンオーブは旅の途中に魔王獣の復活を感じ取りとある街に立ち寄る。そこで起こる運命の出会いや、戦い、ガイ自身の葛藤を描く。キャッチコピーは「光の力、おかりします!!」「覚醒せよ、光の戦士。」「史上初!!合体から変身!」。

『ウルトラマンオーブ』の概要

『ウルトラマンオーブ』とは、2016年7月9日から12月24日にテレビ東京系列で毎週土曜日朝9時から放送されたウルトラシリーズ作品であり、ウルトラシリーズ50周年記念作品にあたる。
風来坊『クレナイガイ/ウルトラマンオーブ』が立ち寄った街で果たす運命の出会い、因縁の再会、自身との葛藤、そして平和を脅かすものとの戦いを描いた作品。
主役であるウルトラマンオーブには、歴代のウルトラマン2人の力を使い変身するという初の試みが用いられている。
メイン監督は前作「ウルトラマンX」から引き続き田口清隆が担当。主題歌は、ウルトラシリーズ作品初となる水木一郎が担当する。

『ウルトラマンオーブ』のあらすじ・ストーリー

魔王獣の復活

第1話にて、激闘を繰り広げるマガバッサーとオーブ

はるか昔、魔王獣と呼ばれる強大な力をもつ怪獣が破壊の限りを尽くしていた。しかしウルトラ戦士達によって封印され、地球には再び平和が訪れた。

そして現代、都内で突如発生する竜巻と、竜巻の共に目撃されている巨大生物を、怪奇現象追跡サイト・SSPが追っていた。
SSPは、リーダーの夢野ナオミ(ゆめの ナオミ)、カメラとサイト更新を担当する早見ジェッタ(はやみ ジェッタ)、調査分析を担当する天才・松戸シン(まつど シン)の3人からなるチームだ。
一方、旅の途中で魔王獣の復活を感じ、SSPが活動する街に立ち寄ったクレナイガイ。その正体は、ウルトラ戦士「ウルトラマンオーブ」である。
ガイはSSPと出会い、彼らの危機を救うことになる。

竜巻を起こす巨大生物の正体は、強大な風の力をもつ「風ノ魔王獣マガバッサー」だった。調査を再開したSSPはマガバッサーと遭遇し、絶対絶命の危機に陥ってしまうが、再びガイに救われることになる。
そしてガイはウルトラマンオーブへと変身し、マガバッサーを打ち破るのであった。
その後、ガイはマガバッサーのコアとなるクリスタルからウルトラマンメビウスのカードを入手し、新しい力を手に入れた。

ジャグラーの暗躍

オーブの勝利の裏で密かに動いている男がいた。闇の戦士「ジャグラスジャグラー」である。かつてはガイと共に光の勢力に身を置いていたが、自分ではなくガイがオーブの力に選ばれたことで闇に堕ちた。彼は、封印されていた魔王獣を解き放っていた元凶であり、さらにオーブが倒した魔王獣の力を手に入れようと企んでいるのであった。
そしてジャグラーの策略により、さらに3体の魔王獣が復活する。苦戦するオーブだったが、SSPとの絆や、ナオミの叔父でビートル隊の渋川一徹(しぶかわ いってつ)のサポートなどにより、打ち破るのだった。

しかし惑星侵略連合による地球への侵略活動や、ゼットン星人の魔の手など戦いは続く。
さらにオーブが倒した4体の魔王獣カードを手に入れたジャグラーは、強大な闇の力が込められた悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」のカードを狙い、表面的に異星人に協力する。
この戦いに乗じて惑星侵略連合からベリアルのカードを奪取したジャグラーは、惑星侵略連合を壊滅させる。そして集めた魔王獣のカードとベリアルのカードを使い、計画の最終段階に移るのであった。

大魔王獣マガオロチの脅威

ジャグラーの目的は、すべての魔王獣の頂点に立ち、惑星を食らい成長するという「マガオロチ」を復活させることであった。
遥か昔、ゾフィーと共にマガオロチを封印し、現在は意志だけの存在となっている玉響姫(たまゆらひめ)はジャグラーの危機を察知しガイに警告を発する。しかし復活の阻止に失敗。ついにマガオロチが復活した。

復活したマガオロチに攻撃が全く通用せず、オーブは敗れてしまう。さらにジャグラーにウルトラフュージョンカードを奪われたガイは、変身することができなくなってしまった。
破壊を尽くすマガオロチに対し何もできないガイであったが、目の前に玉響姫が現れる。玉響姫はガイに、ゾフィーのカードとジャグラーが回収していなかったベリアルのカードを手渡す。
その時、迫りくるマガオロチから身を挺してガイを守った玉響姫は、激しい攻撃により消滅させられてしまった。その光景を目の当たりにしたガイは、怒りに飲まれ、ウルトラマンオーブサンダーブレスターへと変身する。
強大な闇の力を制御することができなかったオーブは、光の戦士とは思えない残虐な戦い方でマガオロチを撃退。
その後、ジャグラーからカードを奪還するが、闇の力に飲まれてしまっていることを指摘され、ガイの戸惑いを生むことになる。

暴走する闇の力

ある時、異次元からロボット怪獣が現れる。当初は人間に友好的な行動を取っていたため、SSPのメンバーから「ギャラクトロン」と名付けられた。
しかし地球の文明や自然界の解析を終えたギャラクトロンは、ナオミを自らの中に取り込み精神を支配。ナオミの声を使い、人間の残虐性を指摘ししたうえで、食物連鎖によって他の生命を糧とし自らの命を長らえる生命ばかりが存在しており、地球は疲弊していると言い放つ。そして、地球上の生命全てを消滅させリセットすることを伝える。
ギャラクトロンに挑むガイであったが、一度は敗北してしまう。やむを得ずベリアルの力を使い、ウルトラマンオーブサンダーブレスターへと変身したガイは、圧倒的な力でギャラクトロンを破壊。しかし、中に取り込まれたナオミまで吹き飛ばしてしまい、ナオミは意識不明となってしまう。

ウルトラマンオーブオリジンへの覚醒

闇の力を制御できずナオミを守れなかったことで自分を責めたガイは、100年前に同じく大事な人「ナターシャ」を戦いの中で守り切れなかった地・ルサールカへ旅立つ。
ナターシャは闇の魔王獣「マガゼットン」とオーブの戦いに巻き込まれ、消息不明となってしまった。この事件でオーブは本来の力を失い、他のウルトラマンの力を借りないと変身できなくなってしまった。

ルサールカでの過ちを思い出すガイ。そこに現れたジャグラーに、闇に堕ち力におぼれることを進言され、戦いを挑まれる。ゼッパンドンに変身したジャグラーにガイの攻撃は全く歯が立たず、撤退することで精一杯であった。そして、ジャグラーはガイを闇に引きずり込むためにナオミにまで魔の手を伸ばすのであった。

間一髪ナオミを救い出したガイは、ナオミのお守りの中にある写真を目にする。その写真にはナターシャが写っており、ナオミがナターシャの子孫であることが判明する。ガイはナターシャが幸せに生を終えたことを知り、地球を守る決意を新たにするのであった。
再び現れたゼッパンドン。ガイはサンダーブレスターへと変身するが、力をコントロールすることに成功。そしてウルトラマンオーブ本来の姿である「オーブオリジン」へと覚醒し、自身の闇、そしてゼッパンドンに打ち勝つのであった。

光の戦士たちの結末

魔王獣の脅威は去ったと思われていたが、「マガオロチ」は幼体の未完全体であることが判明する。そして、地球の中心部分で完全体となり復活するために闇の力を蓄えていた。
地球の存続が絶望的な状態の中、ジャグラーはガイと雌雄を決するべく戦いを挑む。しかし、ガイの力に敗北し、ビートル隊に捕らえられる。

遂に復活したマガオロチの完全体「超大魔王獣 マガタノオロチ」。サンダーブレスターやオーブオリジンとなったガイも敗北してしまう。
一方、ガイを狙おうと脱走したジャグラーはナオミを人質にとったが、マガタノオロチの攻撃で墜落してきた戦闘機からナオミを無意識に庇った。ジャグラーの中にも光が残っていることを知ったガイは、ジャグラーと彼の闇を抱きしめ、再びマガタノオロチに向かっていく。ジャグラーもナオミの叱咤により奮起、オーブに助太刀することになる。
その時、ビートル隊の戦闘機がマガタノオロチの1点を攻撃、そこから未完全な部分が現れた。これをきっかけに、オーブ・ジャグラー・SSP・ビートル隊が一つとなりマガタノオロチを追い詰めていく。
最後にジャグラーは、弱点にありったけの光線を撃ち込むことをオーブに指示し、身を挺してマガタノオロチの動きを止め自分ごと撃つように言い放った。
そして、オーブはすべてのウルトラフュージョンカードの力を解き放った光線でマガタノオロチを撃破することに成功するのであった。

マガタノオロチの脅威がなくなり日本に平和が訪れた。
ガイは新たな旅に出ようとしていた。ナオミに引き留められるガイであったが、自分は風来坊であることを語り、別れを告げて夕日に向かって旅立つ。密かに生き延びていたジャグラーも、そんな彼を黙って送り出すのだった。

『ウルトラマンオーブ』の登場人物・キャラクター

SSPのメンバー

クレナイ ガイ

演:石黒英雄(ウルトラマンオーブの声も担当)

本作の主人公であり、ウルトラマンオーブに変身する力を持っている青年。銀河を旅する風来坊である。
時期は不明ではあるが、100年以上前から地球を訪れ旅をしている。
オーブニカというハーモニカに似た楽器を肌身離さず持っており、奏でながら旅をする。
ふとしたきっかけで、SSPの事務所に居候することになり行動を共にすることになる。
ぶっきらぼうな性格だが、先輩ウルトラマンに「さん」をつけて呼び、渋川の仕事に一定の信頼を置き労いの言葉をかける礼儀正しさも持ち合わせている。
クールに振舞おうとしているが、どこか決まらないことも多く、コミカルなシーンも多い。
普通の人間には聞き取れない音を聞くことができたり、驚異的な跳躍力や高速移動など並外れた身体能力を持っている。
銭湯にはとても強いこだわりがあり、一番風呂を「地球一番の贅沢」と称している。湯船に飛び込んだジェッタやシンに注意をしたり、マガジャッパーに「かけ湯をしてから入るのがマナー」と言うほどである。
また、ラムネが好きな飲み物であり飲んでいるシーンが多く存在する。霧島ハルカがガイのことをオーブと呼び、周りの子ども達が聞きつけ騒動になりかけた際には、自身を「ラムネのお兄さん」と言い張りその場を乗り切る。(これ以降ファンの間でもラムネのお兄さんという愛称が定着している)
ルサールカでのマガゼットンの戦いで、ナターシャを守れなかったこと(後に生きていたことが判明する)で力を制御できずに放ったオーブスプリームカリバーによりオーブカリバーが消失し本来の力を失っている。この事件以降は、他のウルトラマンの力を借りないと変身できなくなっているが、地球を守るという決意はそのままに戦っている。
その後、SSPや様々な絆の力でオーブカリバーを再び手にし本来の力を取り戻す。そして、地球を捕食しようとするマガタノオロチを打倒することになる。
マガタノオロチとの戦いの後は、夕日をバックに世界に残る新たな脅威から人々を守るために旅立っていった。

夢野 ナオミ(ゆめの ナオミ)

演:松浦雅

SSPの発起人兼代表。シンとジェッタからはキャップと呼ばれている。
代表であり取り仕切る立場ではあるが、買い物を任されたり雑務をやったりすることが多い。
しかし、探求心は人一倍あり破天荒な性格も相まってシンやジェッタを振り回したり単身危険に飛び込み災難にあうことも少なくない。
またSSPの経営状態も芳しくないためアルバイトを掛け持ちし、経営を支えている。
幼少のころからマガゼットンとオーブオリジンの戦いの様子を夢で見ており、SSPを結成するきっかけとなっている。オーブオリジンを初めてみた際に夢で見ていた光の巨人はオーブの本来の姿であることを知る。
ナターシャの子孫でありナオミは玄孫にあたる。ナターシャは、ガイと共に過ごしていたときのオーブニカのメロディを代々受け継がせており、ガイの吹くメロディを知っていたのもこのためである。
マトリョーシカのお守りを代々受け継いでおり、最後の1つの中にナターシャの写真が収められている。この写真のおかげでガイは闇の力を抱きしめる勇気を得て、オーブオリジンへの覚醒へと至った。
実家は酒造業を営んでおり、ナターシャの娘以降なぜか女児しか産まれない家系であり、自身が好きなことをするためには結婚し跡取りを見つけなければいけないというしきたりがある。

kunier92
kunier92
@kunier92

Related Articles関連記事

ウルトラマンを倒した怪獣・宇宙人たち!

ウルトラマンを倒した怪獣・宇宙人たち!

子供たちから憧れを持たれ、圧倒的な国民的ヒーローであるウルトラマン。そんなウルトラマンは、実は結構敗北しています。初代ウルトラマンを倒して、その後、シリーズ最大の敵となるゼットン、4人のウルトラマンを相手にしても勝利してしまうヒッポリト星人など、強力な怪獣・宇宙人が登場します。 歴代のウルトラマンを打ち倒し、視聴者に衝撃を与えた怪獣・宇宙人をまとめました。

Read Article

『ウルトラマンシリーズ』に登場する悲しき運命を背負った怪獣・宇宙人たち

『ウルトラマンシリーズ』に登場する悲しき運命を背負った怪獣・宇宙人たち

『地球の平和を守るために怪獣と戦う』がウルトラマンの一般的な印象だと思うが、作品の中にはそこから大きく逸脱した回が存在する。迫害・いじめをテーマにした回、やむなく怪獣になるしかなかった者、そういった回では怪獣はかわいそうに思えるほど悲痛な最後を迎える。 ジャミラやピグモンなど、悲痛な最後を遂げた怪獣・宇宙人たちを紹介する。

Read Article

ウルトラマン(初代)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマン(初代)のネタバレ解説・考察まとめ

1966年(昭和41年)7月17日~1967年(昭和42年)4月9日の間にTBS系で放送。 『ウルトラマン』とは、劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前。制作は円谷プロダクション。 映像上の題名は「ウルトラマン 空想特撮シリーズ」である。全39話放送された。 ウルトラマンと地球人のハヤタ隊員が一心同体となり、科学特捜隊と共に、怪獣や侵略宇宙人を倒し、地球の平和を守るストーリーである。

Read Article

ウルトラマンティガ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンティガ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1996年(平成8年)9月7日から1997年(平成9年)8月30日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンティガ』の制作は、円谷プロダクション・毎日放送。全52話が放送された。 1998年、第29回『星雲賞』映画演劇部門・メディア部門を日本の特撮テレビドラマとして初めて受賞。 「光の巨人」ウルトラマンティガ=マドカ・ダイゴ、GUTSメンバーと、迫りくる「闇」との戦いを描いた作品。

Read Article

ウルトラセブン(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラセブン(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1967年(昭和42年)10月1日から1968年(昭和43年)9月8日の間にTBS系で放送。 『ウルトラセブン』は、劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前。制作は円谷プロダクション。全49話が放映された。 地球侵略を企む的生命体=宇宙人に対して、地球を守るウルトラ警備隊。 そして、警備隊ら地球人と協力をするヒーロー・ウルトラセブンの活躍を描いた物語。

Read Article

帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)のネタバレ解説・考察まとめ

帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)のネタバレ解説・考察まとめ

1971年(昭和46年)4月2日から1972年(昭和47年)3月31日の間にTBS系で放送。 『帰ってきたウルトラマン』の制作は円谷プロダクション。全51話が放映された。 世界各地で地殻変動や異常気象が相次ぎ、眠っていた怪獣が目覚めていく。 その怪獣たちと戦う防衛チーム・MAT(マット)と、共に戦う巨大ヒーロー・ウルトラマンの活躍を描いた物語。

Read Article

ウルトラマンタロウ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンタロウ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1973年(昭和48年)4月6日から1974年(昭和49年)4月5日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンタロウ』の製作はTBS・円谷プロダクション。全53話が放送された。 前作ウルトラマンAの後に地球防衛の任務に就くウルトラマンタロウ。地球では宇宙科学警備隊ZATの東光太郎として活躍しながら、超獣以上の力を持つ怪獣や宇宙人との戦いを描いた物語。

Read Article

ウルトラマンA(エース)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンA(エース)のネタバレ解説・考察まとめ

1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)3月30日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンA』の制作はTBS・円谷プロダクション。全52話が放送された。 地球を侵略しようと企む新たな敵・異次元人ヤプール。そのヤプールが送り出す怪獣以上の強敵・超獣に対して、超獣攻撃隊・TAC(タック)と、共に戦う巨大ヒーロー・ウルトラマンAの活躍を描いた作品。

Read Article

ウルトラマンガイア(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンガイア(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1998年(平成10年)9月5日から1999年(平成11年)8月28日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンガイア』の制作は、円谷プロダクション・毎日放送。全51話が放送された。 高山我夢=ウルトラマンガイア、XIGメンバー、そして、藤宮博也=ウルトラマンアグルが、それぞれの思いを胸に、襲い来る根源的破滅招来体に立ち向かう作品。

Read Article

ウルトラマンレオ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンレオ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1974年(昭和49年)4月12日から1975年(昭和50年)3月28日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンレオ』の製作はTBS・円谷プロダクション。全51話が放送された。 「生きる厳しさと哀しさを鮮烈に謳う」をテーマに掲げ、主人公・おゝとり(おおとり)ゲン=ウルトラマンレオが、強敵や周囲の人々たちとの軋轢により過酷な状況に追い込まれ苦悩しながら成長していく物語。

Read Article

ウルトラQ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラQ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1966年1月2日から7月3日にかけて放映されたTBS系で放送されたテレビ番組。白黒作品。 ウルトラシリーズ第一弾にあたる。円谷プロダクション制作。全28話。 世界のバランスが崩れた「アンバランスゾーン」で巻き起こる怪事件や怪獣出現を描く。 後のシリーズと違い、防衛組織やスーパーヒーローが登場しないことが特徴。 2011年、『総天然色ウルトラQ』と題してカラーライズされた。

Read Article

ウルトラマンコスモス(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンコスモス(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

2001年(平成13年)7月6日から2002年(平成14年)9月27日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンコスモス』の制作は円谷プロダクション。全65話が放送された。 春野ムサシ=ウルトラマンコスモスが、怪獣と人間の共存を願い、むやみに殺傷せず、一方で邪悪な敵には敢然と立ち向かう姿を描いた作品。

Read Article

ウルトラマンジード(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンジード(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンジードとは2017年7月8日から12月23日にテレビ東京系列で毎週土曜日朝9時から放送されたウルトラシリーズの作品のタイトル、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。悪のウルトラマン、ウルトラマンベリアルの遺伝子を持つ主人公朝倉リク/ウルトラマンジードの、運命に立ち向かう戦いの中でかけがえのない仲間との出会い、成長する姿を描く作品。キャッチコピーは「運命―覚悟を決めろ」

Read Article

ウルトラマン80(エイティ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマン80(エイティ)のネタバレ解説・考察まとめ

1980年(昭和55年)4月2日から1981年(昭和56年)3月25日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマン80』の製作はTBS・円谷プロダクション。全50話が放送された。 M78星雲・光の国より地球へやってきたウルトラマン80=矢的猛が、人間の負の感情・マイナスエネルギーが怪獣を生み出すということに気付き、新任教師となり根本を断つ日々と、UGM隊員として活躍する日々を描いた物語。

Read Article

ウルトラマンダイナ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンダイナ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1997年(平成9年)9月6日から1998年(平成10年)8月29日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンダイナ』の制作は、円谷プロダクション・毎日放送。全51話が放送された。 前作『ウルトラマンティガ』が闇の力を倒し、世界に光を取り戻してから7年後の2017年。アスカ・シン=ウルトラマンダイナ、スーパーGUTSメンバーと、謎の生命体スフィアとの戦いを描いた作品。

Read Article

ウルトラマンブレーザー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンブレーザー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンブレーザー』とは、光の巨人ウルトラマンへの変身能力を得た防衛隊の隊長が、巨大な怪獣や悪しき宇宙人と戦う様を描いた特撮作品。「コミュニケーション」をテーマとしており、立場の異なる様々な人々の衝突と和解を描いている。 怪獣や地球外生命体の脅威から地球を守る、地球防衛隊GGF。その特殊部隊の隊長であるヒルマ・ゲントは、ある日ウルトラマンブレーザーに変身する力を得る。特殊怪獣対応分遣隊SKaRDに異動することになったゲントは、その勇気とウルトラマンとしての力で人々を守っていく。

Read Article

ウルトラマンZ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンZ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンZ』とは、円谷プロダクション制作で2020年に放送された『ウルトラシリーズ』の特撮テレビドラマで、令和ウルトラマンシリーズとしては第2作目にあたる。キャッチフレーズは「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!」。 対怪獣ロボット部隊、ストレイジに所属する主人公のナツカワハルキは、地球にやってきた怪獣との戦いの中で若きウルトラマン、ゼットと運命の出会いを果たす。巨大ロボット『特空機』の戦いと、その裏で暗躍する影に果敢に立ち向かうハルキとゼットの熱血コンビの活躍を描いた作品。

Read Article

ウルトラマンG(グレート)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンG(グレート)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンG』とは、円谷プロダクションによる特撮作品。平成に入って初めて作られた『ウルトラシリーズ』で、撮影はオーストラリアで行われた。往年の特撮作品で活躍した俳優を日本語版声優にする一方、映像作品として新しい演出を積極的に取り入れるなど、昭和と平成の『ウルトラシリーズ』をつなぐ作品だとされている。「グレート」と略されることが多い。 邪悪生命体ゴーデスが地球に降り注ぎ、これを討つためにやってきたウルトラマングレートは地球人のジャック・シンドーと融合。2人は力を合わせてゴーデスに立ち向かう。

Read Article

ウルトラマンブレーザーの怪獣・宇宙人まとめ

ウルトラマンブレーザーの怪獣・宇宙人まとめ

人類と地球を脅かす敵と戦う防衛隊と、それを助ける光の巨人の活躍を描く『ウルトラマンブレーザー』には、姿も能力も異なる怪獣や宇宙人が毎回登場する。巨大な怪獣が暴れ回る様は、日本でもっとも有名な特撮作品である『ウルトラマン』シリーズの見せ場であり、その圧倒的なスケール感で長年ファンを魅了し続けてきた。 ここでは、時に凶悪な暴威を振り撒き、時に邪悪な侵略の魔手を伸ばし、時には友好的に接しようとしながらも擦れ違いから悲劇を生む『ウルトラマンブレーザー』の怪獣と宇宙人を紹介する。

Read Article

大人向けウルトラマン?ウルトラセブンの印象的なエピソード集

大人向けウルトラマン?ウルトラセブンの印象的なエピソード集

モロボシ・ダンの名を借りて僕らの幸せを守るウルトラセブン。 この深紅のヒーローは当時の子供たちは勿論、現代の大人までも魅了している。 何故子供たちだけでなく大人たちの心までも掴むのか。 それはただ単にかっこいいだけでなく、深い問題提起に富んだエピソードが多いからである。 本記事ではウルトラセブンの印象的なエピソードたちを紹介する。

Read Article

シン・ウルトラマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

シン・ウルトラマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。 突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。

Read Article

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ(ジェネスタ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ(ジェネスタ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』とは、日本の特撮作品。『ウルトラマンギンガ』から『ウルトラマンブレーザー』に登場したウルトラマンの活躍を描いている。キャッチコピーは「新時代は新たな次元へ━。掴め!未来からのメッセージ!」、「燃やせ!ULTRA PRIDE!」。 ウルトラマンたちの暮らす光の国のシステムに何者かが侵入し、過去のデータが失われる。ギンガたち若い世代のウルトラマンが自分たちの戦いを振り返って記憶を回収する一方、彼らと共に戦った人間たちも過去の記録の検証を始めていた。

Read Article

プロレスの星 アステカイザー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

プロレスの星 アステカイザー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『プロレスの星 アステカイザー』とは、1976年(昭和51年)10月から1977年(昭和52年)3月まで全26話が放送されていた永井豪・石川賢原作、円谷プロダクション制作による特撮ドラマである。プロレスを含む全格闘技界を征服しようとする格闘軍団ブラック・ミストと戦うアステカイザーの活躍を描いている。戦闘シーンでは、実写からからセル画のアニメーションに代わる通称「ドラマメーション」が用いられていた。実写では表現が難しい戦闘シーンが表現可能となり、特撮番組の新たな世界が展開されていた。

Read Article

ウルトラマンデッカー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンデッカー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンデッカー』とは、2022年に放送された円谷プロダクション制作の特撮ドラマ作品。主人公アスミ・カナタは、突宇宙より飛来した謎の物体スフィアから地球を守るため、対スフィア部隊GUTS-SELECTの一員として、そしてウルトラマンデッカーとして仲間たちと日常を守る戦いへと身を投じていく。今作は2022年に放送開始25周年を迎えた『ウルトラマンダイナ』とも関わりが深い作品。キャッチコピーは「輝け、弾けろ、飛び出せ、デッカー!!」「やるしかねぇ!今、やるしかねぇんだ!」。

Read Article

セブンガーファイト(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

セブンガーファイト(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『セブンガーファイト』とは円谷プロの作品見放題サブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」の中で配信された『ウルトラマンZ』のスピンオフ作品である。対怪獣特殊空挺機、通称「特空機1号セブンガー」によるテレビ本編では描かれなかった裏側の戦いにフォーカスを当てている。ハルキ操縦のセブンガーにヨウコ、ユカ、ヘビクラが怪獣分析や戦術指示をしながらウルトラマンZが参戦していないストレイジ本来の任務を赤裸々に描いている。

Read Article

電光超人グリッドマン(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

電光超人グリッドマン(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『電光超人グリッドマン』とは、円谷プロダクション創立30周年記念の特撮作品。中学生の少年少女がヒーローと共に電脳世界で暗躍する魔王に立ち向かう姿を描く。インターネットを題材にした斬新な作風で知られ、後に『SSSS.GRIDMAN』などのアニメ作品でシリーズ化されていった。 中学生の翔直人、馬場一平、井上ゆかは、ある日街中で異常現象に襲われ、謎のヒーロー「グリッドマン」に救われる。異常現象の原因が次元犯罪者カーンデジファーにあることを知った直人たちは、グリッドマンと共に街を守ることを決意する。

Read Article

ウルトラマンネクサス(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマンネクサス(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンネクサス』とは、円谷プロダクション制作で2004年から2005年にかけて放送された特撮テレビドラマ。新たなウルトラマン像を目指す新プロジェクト「ULTRA N PROJECT」の先駆けであり、シリアスなストーリーや対象年齢の引き上げなど、従来のウルトラマンから大きな変化が話題となった。ストーリーは人を襲うスペースビーストと、ウルトラマンネクサスの戦いを描く。また主人公である孤門一輝の成長と、彼を中心とする人間関係も大きな話題を呼んだ。

Read Article

シン・ウルトラマンの禍威獣まとめ

シン・ウルトラマンの禍威獣まとめ

禍威獣(かいじゅう)とは、『シン・ウルトラマン』に登場する敵性大型生物。ある時を境に日本各地に出現するようになり、多大な被害を生み出した。その姿は爬虫類のようなものから鳥に似たもの、巨大な植物まで多種多様。既存の生態系から完全に独立した生物であり、放射性物質を食べたり破壊光線を発したりと個々が地球の常識では考えられない能力を秘めている。 その正体は、外星人こと地球外の知的生命体が、人類発祥以前に後に日本となる土地に不法投棄していった生物兵器。日本にしか出現しないのもこれが理由である。

Read Article

目次 - Contents