プロレスの星 アステカイザー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『プロレスの星 アステカイザー』とは、1976年(昭和51年)10月から1977年(昭和52年)3月まで全26話が放送されていた永井豪・石川賢原作、円谷プロダクション制作による特撮ドラマである。プロレスを含む全格闘技界を征服しようとする格闘軍団ブラック・ミストと戦うアステカイザーの活躍を描いている。戦闘シーンでは、実写からからセル画のアニメーションに代わる通称「ドラマメーション」が用いられていた。実写では表現が難しい戦闘シーンが表現可能となり、特撮番組の新たな世界が展開されていた。

キラー熊沢

CV:渡部猛

第20話に登場。名うての悪役レスラー。世界チャンピオンになり立てのジョー神崎を挑発して番外勝負させた。ジョー神崎を反則攻撃で負傷させた挙句、王座剥奪・出場停止に追い込んだ。ブラック・ミストのお株を奪う振る舞いがブラック・ミストの怒りを招いてしまい、ジョー神崎との試合後サタン・デモンに拉致されてしまう。そしてアステカイザーを誘い出すための人質とされてしまう。鷹羽俊はジョー神崎を窮地に追いやった者を助けることを躊躇するが、速水博士の言葉により思い直してキラー熊沢を救出するのであった。そして、キラー熊沢は涙を流しアステカイザーに今までの振る舞いを詫びるのであった。

牧口博士(まきぐち はかせ/演:梅津栄)

牧口博士

速水博士の友人で元医師。妻を南米のパオラの毒で失い、解毒ワクチンを研究していたが、国内の薬事法違反で医師免許を剥奪されてしまい、酒浸りの荒れた生活を送っていた。そのころアステカイザーこと鷹羽俊が、サイボーグ格闘士グローサル・ヒルのパオラの毒が塗られていた爪による攻撃で負傷し、重体に陥っていた。速水博士は藁にも縋る思いで、牧口博士に俊の治療を依頼する。牧口博士は、裁判の時にただ一人味方になってくれた速水博士の依頼を受けて、治療を決意した。回復する俊の姿を観て医者としてやり直すことを決意する。その直後にパオラの毒の治療ができる人物としてサタン・デモンに目をつけられて拉致され、鷹羽俊がアステカイザーであることに気づくが、俊や速水のために秘密を守り通すことを決意し、最後まで秘密は洩らさなかった。やがてアステカイザーに救出された後は速水博士に俊への手紙を託し娘とともに郷里へ帰っていった。

津村博士(つむら はかせ/演:北浦昭義)

津村博士

速水博士の教え子で、樹脂学の権威。アステカイザーとサイボーグ格闘士ジェセル・ハンターとの戦いの中で、ファイティング・スーツの一部が切り取られていたが、そのファイティングスーツの一部の秘密を知るため、サタン・デモンが誘拐し、分析を行なわせた。サタン・デモンは「スーツの弱点は零下700度の超低温」という事実を知ると、彼の記憶を消して解放した。解放された津村は自身の記憶が長時間ないことを不審に思い、速水博士に頼んで、催眠術をかけて尋問してもらった。その結果、樹脂の分析を行なったという津村博士の言葉から、速水博士はブラック・ミストの陰謀を知ることが出来たのである。

『プロレスの星 アステカイザー』の用語

アステカイザー関連の用語

アステカの星

アステカの星

アステカイザーの額に輝いている宝石。古代アズテク文明の戦士アズテクーザーが保持していたものであり、速水博士が数年前に遺跡の中から掘り当てていた。この世で最も強い者のみが所有することを許されると言われている。手にしたものにはアズテクーザーの力をもたらすともいわれており、アステカイザーにとって力の源になっている。普段は青色であるが、体力が低下してくると赤く点滅し、完全に輝きがなくなると、アステカイザーこと鷹羽俊の生命が失われることになる。その他取り外して武器として使用することもできる。最終回においてサタン・デモンに投げつけた時には、盾を貫通してサタン・デモンの額に命中し、致命傷を負わせた。

ファイティングスーツ

ファイティングスーツ

古代アズテク文明の遺跡から発掘された戦士アズテクーザーの衣をもとに、速水博士が開発したアズテック樹脂で作成された強化スーツ。鉄よりもかたくゴムよりも柔らかい性質をもっている。このスーツにより、アステカイザーはサイボーグ格闘士の攻撃を防ぐことが出来る。着用する者の身体に非常に負担のかかるものであり、鷹羽俊はアステカの星から授かる力によりその負担を軽減している。そのため、体力が低下してアステカの星の輝きが消えると、鷹羽俊には生命の危機が訪れることになる。装備品として、両腕にスパッシャーと呼ばれるカッターが装備されている。零下700度になると完全に凍結してしまう弱点があり、物語の終盤で一度だけその弱点をつかれて、危機におちいってしまうことがあった。

カイザークラッシャー

カイザー・クラッシャー

アステカイザーの必殺技。ほとんどの場合、カイザー・インした後でのアニメ場面で披露されるが、稀に実写場面でも披露される。カイザークラッシャー、またはカイザークラッシュという叫び声とともに技が発動することが多い。空中で身体をドリルのように回転させながら頭から突進するパターンや、回転せず頭から突進するパターン、空高く飛び上がり横回転で突進するパターンなどが多いが、それ以外にも相手から奪った武器を投げつけるパターンや、実写場面では飛び蹴りを使用したりするパターンもあるため、特に決まった型をもたない技のようである。

マッハビート号

マッハビート号にのり急ぐアステカイザー

アステカイザーが運転する三輪バギー。速水博士が開発した。表面はアズテック樹脂でガードされており、サタン・ソルジャーの手榴弾投擲による爆発にも耐えることができる。小型ミサイルやレーザー光線なども装備されており、第24話にてアステカイザーが氷漬けにされた時には、速水博士がレーザー光線を照射したことで危機を脱出したことがある。

その他の用語

ブラック・ミスト

パソコン所作業
パソコン所作業
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『ウルトラマンブレーザー』とは、光の巨人ウルトラマンへの変身能力を得た防衛隊の隊長が、巨大な怪獣や悪しき宇宙人と戦う様を描いた特撮作品。「コミュニケーション」をテーマとしており、立場の異なる様々な人々の衝突と和解を描いている。 怪獣や地球外生命体の脅威から地球を守る、地球防衛隊GGF。その特殊部隊の隊長であるヒルマ・ゲントは、ある日ウルトラマンブレーザーに変身する力を得る。特殊怪獣対応分遣隊SKaRDに異動することになったゲントは、その勇気とウルトラマンとしての力で人々を守っていく。

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セブンガーファイト(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『セブンガーファイト』とは円谷プロの作品見放題サブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」の中で配信された『ウルトラマンZ』のスピンオフ作品である。対怪獣特殊空挺機、通称「特空機1号セブンガー」によるテレビ本編では描かれなかった裏側の戦いにフォーカスを当てている。ハルキ操縦のセブンガーにヨウコ、ユカ、ヘビクラが怪獣分析や戦術指示をしながらウルトラマンZが参戦していないストレイジ本来の任務を赤裸々に描いている。

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ウルトラマンZ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ウルトラマンZ』とは、円谷プロダクション制作で2020年に放送された『ウルトラシリーズ』の特撮テレビドラマで、令和ウルトラマンシリーズとしては第2作目にあたる。キャッチフレーズは「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!」。 対怪獣ロボット部隊、ストレイジに所属する主人公のナツカワハルキは、地球にやってきた怪獣との戦いの中で若きウルトラマン、ゼットと運命の出会いを果たす。巨大ロボット『特空機』の戦いと、その裏で暗躍する影に果敢に立ち向かうハルキとゼットの熱血コンビの活躍を描いた作品。

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電光超人グリッドマン(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『電光超人グリッドマン』とは、円谷プロダクション創立30周年記念の特撮作品。中学生の少年少女がヒーローと共に電脳世界で暗躍する魔王に立ち向かう姿を描く。インターネットを題材にした斬新な作風で知られ、後に『SSSS.GRIDMAN』などのアニメ作品でシリーズ化されていった。 中学生の翔直人、馬場一平、井上ゆかは、ある日街中で異常現象に襲われ、謎のヒーロー「グリッドマン」に救われる。異常現象の原因が次元犯罪者カーンデジファーにあることを知った直人たちは、グリッドマンと共に街を守ることを決意する。

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