ウルトラマンZ(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンZ』とは、円谷プロダクション制作で2020年に放送された『ウルトラシリーズ』の特撮テレビドラマで、令和ウルトラマンシリーズとしては第2作目にあたる。キャッチフレーズは「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!」。
対怪獣ロボット部隊、ストレイジに所属する主人公のナツカワハルキは、地球にやってきた怪獣との戦いの中で若きウルトラマン、ゼットと運命の出会いを果たす。巨大ロボット『特空機』の戦いと、その裏で暗躍する影に果敢に立ち向かうハルキとゼットの熱血コンビの活躍を描いた作品。

『ウルトラマンZ』の概要

『ウルトラマンZ』とは、円谷プロダクションによって製作され、2020年6月20日から12月26日にテレビ東京系列で毎週土曜日午前9時から放送された巨大ヒーロー『ウルトラシリーズ』の特撮テレビドラマ。令和ウルトラマンシリーズとしては第2作目にあたる。キャッチフレーズは「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!」。
対怪獣ロボット部隊、ストレイジのパイロットである「ナツカワハルキ」が若きウルトラマン「ウルトラマンゼット」と出会い共に戦い、成長していく物語である。

対怪獣ロボット部隊、ストレイジに所属する主人公のナツカワハルキは、地球にやってきた怪獣との戦いの中で若きウルトラマン「ゼット」と運命の出会いを果たす。巨大ロボット『特空機』の戦いと、その裏で暗躍する影に果敢に立ち向かうハルキとゼットの熱血コンビの活躍を描いた作品。
メイン監督は田口清隆。主題歌は遠藤正明が担当する。

『ウルトラマンZ』のあらすじ・ストーリー

ウルトラマンゼットの誕生

出典: twitter.com

三人の師匠のメダルでウルトラフュージョンした、『ウルトラマンゼット アルファエッジ』の姿。

突如街中を襲う「古代怪獣ゴメス」。パニックになる市民たちの前に、怪獣に立ち向かうロボット、『特空機1号セブンガー』が現着。
セブンガーとそれを操縦する『ナカシマヨウコ』の活躍でゴメスは活動を停止するも、その足元で逃げ遅れた子犬を助けていた「ナツカワハルキ」を踏まないようにした結果セブンガーが転倒。ビルを破壊し、上司の『クリヤマ長官』からお叱りを受けてしまう。
この件について、ストレイジ隊長の「ヘビクラショウタ」からは「俺は好きだ。大好きだ。」とした上で「命だけでなく規律のほうも守ってくれ」「万が一、セブンガーがお前を踏んじまったらどうする?ヨウコが一生消えないトラウマを背負うことになる。」と諭されていた。

一方宇宙では、ウルトラ戦士たちの故郷である光の国を襲撃し、開発されていた『ウルトラメダル』と『ウルトラゼットライザー』を強奪した『宇宙狂暴鮫ゲネガーグ』を追う『ウルトラマンゼロ』と、自称ゼロの弟子の『ウルトラマンゼット』。
ゼットを3分の1人前と評するゼロとそれにウルトラショックを受けるゼット。しかしゲネガーグの吐き出した『異次元怪獣ブルトン』によってゼロが次元の狭間に飛ばされてしまう。
ゼロは飛ばされる直前、ゼットに3枚のウルトラメダルとウルトラゼットライザーを託し残りのウルトラメダルの回収を任せた。
そして、地球にゲネガーグが襲来する。
瓦礫の撤去作業をしていたハルキの乗るセブンガーがゲネガーグの元に現着したその時、ウルトラマンゼットも地球に現れる。
ゼットとセブンガーは協力してゲネガーグに立ち向かうも、ゲネガーグは避難所を襲撃。人々を守るためにハルキは命を落としてしまい、ゼットも「ウルトラやばい」状況になってしまう。
2人が一体化することで再び戦うことができる、というゼットの提案でハルキとゼットは手を組んで戦うことに。
ゼロから託されたウルトラゼットライザーと『ウルトラマンゼロ』『ウルトラセブン』『ウルトラマンレオ』のウルトラメダルでウルトラフュージョンする。

「ご唱和ください我の名を!ウルトラマンゼ―――ット!!」

三人の師匠の力を借りた姿、アルファエッジへと変身したゼットは避難所を襲撃するゲネガーグを頭部のスラッガーなどを駆使して戦い、必殺のゼスティウム光線で撃破した。

その後、戦闘現場から『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンエース』のウルトラメダルを回収。しかし、ストレイジの制服を着た何者かが『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』のウルトラメダルを持ち去っていった。
そして、地球防衛軍・怪獣研究センターにてゲネガーグの断片を収容していた青年、『カブラギシンヤ』がゲネガーグに潜伏していた『セレブロ』に寄生されてしまう。
「キエテ・カレカレータ……」

新たな力と新たな敵

その後もハルキとゼットは特空機と協力して様々な怪獣に立ち向かっていく。
ヨウコが拾っていた『ウルトラマン』のメダルと『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンエース』のメダルでゼットは新たな姿、『ウルトラマンゼット ベータスマッシュ』に変身。
さらに特空機2号『ウィンダム』も開発され、迫りくる怪獣たちを次々と打ち破っていくのだった。

街中を凍り付かせる『冷凍怪獣 ぺギラ』が出現し、ヨウコの乗るウィンダムを氷漬けにする。
そしてゼットに変身しようとしたハルキの前に、『夢幻魔人 ジャグラスジャグラー』が現れ、ウルトラゼットライザーを奪われてしまう。
ジャグラスジャグラーは奪ったウルトラゼットライザーから闇の力で複製品である『ダークゼットライザー』を生成。さらに闇から『ゼットン』『パンドン』『マガオロチ』の怪獣メダルが出現する。
無理を通してセブンガーで出撃し、ヨウコを救出したハルキをぺギラの攻撃から守ったジャグラスジャグラーは、あっさりとウルトラゼットライザーをハルキに返却。
ゼットに変身したハルキだったが、ぺギラに苦戦。
しかし、かつてぺギラを封印した『天より降りたる光の矢』、『ゼットランスアロー』をゼットが手にしたことで形成逆転。
見事ぺギラを撃破したゼットを見届けたジャグラスジャグラーは、その素顔を明らかにする。

その姿は、ストレイジの隊長である『ヘビクラショウタ』であった。

「ゼットンさん。パンドンさん。マガオロチ。お待たせしました。闇の力、お借りします!」

『ダークゼットライザー』と三枚の怪獣メダルを使い、ヘビクラは『合体魔王獣 ゼッパンドン』へと超合体。
火球やバリア、テレポートなどの能力を駆使してゼットを翻弄するも、最後はゼットランスアローによる必殺技、『ゼットアイスアロー』を受け変身解除された。
しかし、ヘビクラの正体がジャグラーであることはストレイジの誰も気づいておらず、戦闘後地面に大の字に倒れながら、ハルキに隊長として通信を送るのだった。

師との共闘

セブンガーとウインダムが模擬戦を繰り広げていた最中、デビルスプリンターにより復活した『ラストジャッジメンター ギルバリス』が襲来する。ギルバリスの脅威を目の当たりにしているヘビクラはハルキ達に退避を命じるも、セブンガーのコントロールが奪われてしまう。
そこに現れたのは、かつてギルバリスを倒したウルトラ戦士、『ウルトラマンジード』だった。
ジードは新たな姿、『ギャラクシーライジング』の力でギルバリスを圧倒。撤退へと追い込んだ。
その後、ストレイジの作戦でおびき寄せたギルバリスを、単独で追っていた『朝倉リク/ウルトラマンジード』とゼットで迎撃。
ギルバリスがAIであることを突かれ、「AIならば必死に問題を解こうとするはず」というユカのアイデアで動きを封じられ、ジードのギャラクシーバーストとゼットのゼットランスファイヤーの二連撃を受け、ギルバリスは爆散した。

しかし、セレブロはギルバリスの破片から作り出した拳銃のような武器から『バリスレイダー』を召喚。
ストレイジに滞在していたリクを誘拐し、リクの父親である『ウルトラマンベリアル』のメダルを生成する。
ストレイジによるリク救出作戦が決行され、ヘビクラ/ジャグラーの手引きでリクは脱出。
セレブロは完成させた『ウルトラマンベリアル』のメダルと強奪したウルトラゼットライザー、そして『ゴモラ』と『レッドキング』の怪獣メダルを使い『ベリアル融合獣 スカルゴモラ』に変身。
ハルキとリクはウルトラマンに変身し応戦するが、『ウルトラマンベリアル』『エースキラー』『エレキング』のメダルで『ベリアル融合獣 サンダーキラー』、『ウルトラマンベリアル』『ゼットン』『キングジョー』のメダルで『ベリアル融合獣 ペダニウムゼットン』と次々と姿を変えるカブラギの戦法に翻弄される。
しかし、『シャイニングウルトラマンゼロ』の力で異次元空間から脱出した『ウルトラマンゼロ』の登場で形勢逆転。
『ルナミラクルゼロ』『ストロングコロナゼロ』とゼットやジードと同じ他のウルトラマンの力を借りた形態も使い、ゼット、ジードとともにセレブロを圧倒し、最後は三人の同時必殺光線で撃破した。

セレブロの暗躍

満身創痍のセレブロのもとにヘビクラが接触。銃撃で怯ませて逃走するも『カブラギシンヤ』のネームプレートを落とし、ヘビクラにその名を知られてしまうのだった。

セレブロの計画は続く。『ピット星人』の姉妹を使い『ゴルザ』『メルバ』『超コッヴ』のメダルの素材となるそれぞれの怪獣の細胞を手に入れ、姉妹からの報酬の要求も洗脳して踏み倒し、新たに『ガンQ』と『レイキュバス』の細胞を手に入れるように命じる。
だが、ネームプレートからカブラギのことを嗅ぎつけたヘビクラにより、一枚のメモを見られてしまう。それは、怪獣メダルの設計図だった。

セレブロは手に入れた『ゴルザ』『メルバ』『超コッヴ』のメダルで『合体怪獣 トライキング』へと変身。立ち向かうセブンガーやウインダムを圧倒。
さらに、満を持して登場したゼットに一度は押されるも、新たに手に入れた『ガンQ』『レイキュバス』のメダルを使い『超合体怪獣 ファイブキング』へパワーアップし、ゼットを苦しめる。
しかし、ヘビクラが『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』のウルトラメダルをゼットに託したことでゼットは変幻自在の神秘の力、『ウルトラマンゼット ガンマフューチャー』へタイプチェンジ。
まるで魔法や超能力のような神秘の力を使い、『ガンマイリュージョン』でウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイアの実体を持つ幻影を呼び出しそれぞれの必殺光線でファイブキングの各怪獣の力を持つ部位を破壊。さらに赤青二本の光の鞭で攻撃する『ゼスティウムドライブ』、冷凍光線の『ガンマフリーザー』と多彩な技を使い、最後は『ガンマスルー』で自身のサイズを縮小しファイブキングを内部から『ゼスティウム光線』で破壊した。

敗北し、ボロボロなセレブロの前にまたもジャグラー/ヘビクラが現れる。バリスレイダーを召喚し逃走するも、ファイブキングへの変身に必要な5枚の怪獣メダルを落としてしまった。

キングジョー大地に立つ

出典: twitter.com

ゼットと共闘する『キングジョーストレイジカスタム』(画像右のロボット)

防衛軍に保管されていた『ウルトラマンコスモス』『ウルトラマンネクサス』『ウルトラマンメビウス』のウルトラメダルを狙い、『宇宙ロボット キングジョー』が来襲し、ゼットがその3枚のメダルを使い必殺技、『ライトニングジェネレード』を発動し、ガンマフューチャーの力でキングジョーを撃破。そのキングジョーを狙う『バロッサ星人』との戦いでは『ウルトラマンジャック』『ゾフィー』『ウルトラの父』のメダルを使い、『M78流・竜巻閃光斬』でバロッサ星人を倒した。
そしてストレイジはキングジョーを回収、研究、改造し新たなる戦力、『特空機3号 キングジョーストレイジカスタム』を完成させる。

最強の力の顕現

卵を守ろうとしたレッドキングを殺してしまったことで、怪獣災害から自分を逃がして父が亡くなったトラウマを再発させてしまったハルキ。
そんな中、『爆撃雷獣 グルジオライデン』が突如覚醒し、暴れ出す。
ゼットはレッドキング戦でのトラウマからうまく戦えず、ついにはウルトラフュージョンが解除されてしまう。
ゼット絶体絶命のピンチにキングジョーストレイジカスタムがその分離機構を巧みに操り、最後は零距離での『ペダニウム粒子砲』で弱点のコアを破壊され、爆散した。
怪獣を倒すことが正義なのか、そう苦悩するハルキだが『コイン怪獣 カネゴン』との出会いや、セレブロによってストレイジ基地に投げ込まれた『四次元怪獣 ブルトン』の騒動で、ブルトンの時空を超える能力で生前の父と再会したことで、迷いを振り切りキングジョーストレイジカスタムとともにブルトンを撃破するのだった。
しかし、時空のバランスを保っていたブルトンを倒したことで宇宙に穴が開き、無から『虚空怪獣 グリーザ』が生まれてしまう。
思わぬ強敵の出現に、急遽ジードもゼットのいる地球に引き返す。
ゼットとジード、二人のウルトラマンに加えセレブロの落としたメダルでジャグラスジャグラーが変身したファイブキングの3人でグリーザに立ち向かうも、存在が無であるグリーザに攻撃を一切当てられない。
「宇宙に空いた穴を縫う針はその穴の中にしかない」とジードはゼットに自身のメダルを託しグリーザから針を取り出そうとするも、逆に取り込まれてしまう。
ジードが取り込まれたことでグリーザは一時的に活動を沈静化するも、今のゼットにはグリーザを倒せるほどの「理屈を超えた力」がない。
託されたジードのメダル、ゼロのメダルに『ウルトラマンベリアル』のメダルを組み合わせれば……と考えるも、ベリアルのウルトラメダルは存在しないと語るゼット。
しかしその会話を盗み聞きしていたジャグラーにより、ハルキはセレブロの元へ案内される。
ジャグラーはセレブロを脅迫しベリアルのメダルを奪いハルキに渡す。
ゼロ、ジード、ベリアルのメダルを近づけたその時、ライバル同士の力が共鳴し金縁の『ウルトラマンゼロビヨンド』『ウルトラマンジード プリミティブ』『ウルトラマンベリアル アトロシアス』のライズメダルにパワーアップ。
そのメダルでウルトラフュージョンしたゼット最強の姿、『ウルトラマンゼット デルタライズクロ―』が誕生。

その理屈を超えた力でグリーザからジードを救出、さらにジードのベリアル因子と宇宙の穴を縫う針が結びついて生まれた『幻界魔剣 べリアロク』を手に、グリーザを打ち倒すのだった。

D4レイの暴走

その後、ユカの希望で伝承に残る怪獣、『豪烈暴獣 ホロボロス』を一度は鎮めるもベリアルメダルを借りパクされたと怒るセレブロによって『ギルバリス』『ギャラクトロンMrk2』の怪獣メダルを投与され、暴走し『寄生破滅獣 メツボロス』へと変貌。キングジョーストレイジカスタムすらも荷電粒子砲で戦闘不能に追い込み、苦しむメツボロスを楽にしてほしいというユカの願いを聞き入れ、ゼットはデスシウムスラッシュでメツボロスを撃破。その魂をは粒子となり天に消えていくのだった。
しかし、その直後にバロッサ星人が襲来。気まぐれなべリアロクを巡ってバロッサ星人、ジャグラー、ゼットの戦いが繰り広げられるのだった。
さらに54年の時を経て再び地球に現れたケムール人との戦いや、ゼットの名付け親であり、ベータスマッシュで力を借りている『ウルトラマンエース』との共闘、特空機のメカニックである『イナバ・コジロー』の娘、ルリの生み出した『人工生命M1号』がアクシデントで巨大化してしまい、M1号を救うための作戦を展開するなど、様々な戦いを切り抜けていくゼットとハルキ達ストレイジ。
そんな中、エースとの共闘の際に戦った『殺し屋超獣 バラバ』の残骸を研究し地球防衛軍が作成した『異次元壊滅兵器 D4』の爆破実験が行われる。
実験場周囲1キロを消し飛ばしたその圧倒的な力に戦慄するストレイジ。
上層部はこれを応用した兵器、『D4レイ』をストレイジの反対を押し切りキングジョーストレイジカスタムに搭載。
しかし、試射実験を行うより前に、実験時の強大なエネルギーに呼び寄せられた『宇宙凶険怪獣 ケルビム』が襲来する。
キングジョーストレイジカスタムとゼットがケルビム迎撃にあたるも、その数の暴力に苦戦。母体であるマザーケルビムを倒すためにゼットは宇宙へ向かう。
1人で大量のケルビムを相手にするキングジョーストレイジカスタム。焦りと不安の中でセレブロに憑依されたクリヤマ長官による指示が響く。「D4レイを使え」と。
追いつめられたヨウコはD4レイを使用。しかしそのすさまじい力にキングジョーストレイジカスタムは反動で機能停止し、街が広範囲の次元崩壊を起こしてしまう。

マザーケルビムを倒し、地球に戻ってきたゼットにの光線によって次元崩壊は止められ、大惨事は避けられるが上層部の命令を無視したとしてストレイジは解散。新たに『第一特殊空挺機甲群』を結成し、ストレイジのメンバーは散り散りに。
そしてウルトラマンの力でD4を制御しようとする第一特殊空挺機甲群の作戦部長、『ユウキ・マイ』によって『特空機4号 ウルトロイドゼロ』の開発が進められる。
全てセレブロのシナリオ通りに事が進んでいくことになるのだった。

ウルトロイドゼロの脅威

その後、トライキングに変身したジャグラーの暗躍で第一特殊空挺機甲群はゼスティウム光線のデータを得たことでウルトロイドゼロが完成。しかしその強大すぎる力を恐れた怪獣たちがウルトロイドゼロを破壊せんと暴れ出すのだった。
その怪獣たちをD4レイで消滅させるウルトロイドゼロ。だが、その反動でパイロットのヨウコは気絶、機能停止してしまう。
そして、ヨウコを救出したゼットの前にジャグラスジャグラーが現れ、自身の正体がヘビクラであったことを明かす。
ジャグラスジャグラーの目的、それはウルトロイドゼロを使い光の戦士にその正義の危うさを知らしめるためにセレブロを利用し、ウルトラマンを超える力を作らせることだった。
かつて自身の正義を貫くために起こした行動が、正義を掲げる光の戦士に否定されたという過去が、彼の行動の原点にあったのである。(このエピソードは『ウルトラマンオーブ ORB ORIGIN SAGA』での出来事。)
そこにセレブロの変身したファイブキングが乱入。ジャグラーはゼッパンドンに変身し応戦する。
訳も分からぬままヘビクラに加勢するゼットだったが、連戦で消耗していたこともありファイブキングに敗北、変身解除されてしまう。
しかしその隙を突きゼッパンドンはファイブキングに尾を貫通させる。ウルトロイドゼロを奪おうとするも、生きていたファイブキングにハルキを人質に取られたヘビクラは、これまでストレイジで隊長と慕ってくれたハルキを結局見捨てられず、ファイブキングと相打ちになりセレブロとともに変身解除。さらに両者のライザーが故障してしまう。
セレブロは借りパクされていたベリアルメダルをハルキから奪い、ウルトロイドゼロと共にストレイジ基地に帰還。ヘビクラの正体が宇宙人であったことを公にし、ストレイジメンバーにも宇宙人ではないかとの疑いをかける。
そしてセレブロはクリヤマ長官からヨウコに乗り移り、ウルトロイドゼロで暴走。世界中を駆け防衛軍に保管されていた怪獣の細胞や休眠中だった怪獣を取り込んでいく。
ウルトロイドゼロこそがセレブロの計画の要。文明を持つ星に住む生き物に恐怖を植え付け、防衛のために作らせた最終兵器でその文明そのものを破壊する『文明自滅ゲーム』という悪趣味な遊びこそがセレブロの目的だったのだ。
そしてセレブロがさらにベリアルメダルをはじめとするあらゆる怪獣メダルを吸収させたことで、ウルトロイドゼロは死と破壊の王、『殲滅機甲獣 デストルドス』へと変貌を遂げるのだった。

デストルドスとの死闘

出典: twitter.com

死と破壊の王、『デストルドス』(画像左の怪獣)と戦う『ウルトラマンゼット デルタライズクロ―』(画像右)。

先の戦いで負傷してなおデストルドスに立ち向かうゼットだったが、ベリアルメダルを奪われているため最強タイプであるデルタライズクロ―に変身できず苦戦を強いられる。
アルファエッジの宇宙拳法も通じず、ベータスマッシュのパワーすら及ばない。ガンマフューチャーのガンマイリュージョンによるティガ、ダイナ、ガイアの幻影の同時光線すらもものともせず、D4レイでゼットを打ち倒し、世界中で暴れまわり、主要都市を破壊するデストルドス。
ゼットはこの戦いでこれ以上変身すると、地球人であるハルキの身がもたないほどのダメージを受けてしまう。

だが、ヘビクラはその裏で防衛軍からユカたちを助け、ストレイジのメンバーを集め目覚めたハルキと共に基地の奪還に乗り出すのだった。
基地で待ち構えていたユウキマイらをジャグラスジャグラー魔人体に変身し邪心剣による峰打ちで撃退、基地を奪還するヘビクラ。
魔人体の姿を見てなお隊長と慕ってくれるストレイジの面々とともに、ヨウコ救出及びデストルドス殲滅作戦を開始する。

ハルキはキングジョーストレイジカスタム、ヘビクラはウインダムで出撃し、デストルドスと戦闘するも、ペダニウム粒子砲とレーザーショットの同時砲撃すらものともしないその圧倒的な強さに苦戦を強いられる。
損傷し動けないキングジョーストレイジカスタムとバッテリー切れのウインダムにD4レイが発射される、その瞬間バコさんこと『イナバ・コジロー』の乗るセブンガーの硬芯鉄拳弾によりD4レイの発射を止めることに成功し、デストルドスに大きなダメージを与える。
そしてその隙をついたユカの解析でヨウコのいるコクピットが発射口の奥にあることが判明。追加バッテリーで再起動したウインダムと超硬芯回転鉄拳、つまりドリルアームを装備したセブンガーの活躍で動きをもあり、デストルドスにタンクモードに変形したキングジョーストレイジカスタムのペダニウム粒子砲が命中。D4レイの発射口を破壊し、その奥のヨウコを救出すべくセブンガーとウインダムが動きを止めた隙にロボットモードに戻ったキングジョーストレイジカスタムデストルドスとともに天空へと飛び上がっていく。
ヨウコが精神世界でハルキと対話し、正気を取り戻したことでセレブロが分離。コクピットをデストルドスから引きはがすことに成功するも、ベリアルメダルとともにヨウコが空高く投げ出されてしまう。
それを追いキングジョーストレイジカスタムのコクピットから降り、天を舞うハルキ。
そしてヨウコの手の中のベリアルメダルとハルキの持つメダルが共鳴し、黄金のフレームのライズメダルへと変化する。

「ゼットさん!もう一度一緒に戦おう!俺の体はどうなっても構わない!みんなを!守りたいんだ―――!!」
その言葉に呼応するかのように、ハルキのウルトラアクセスカードが出現。ゼロビヨンド、ジードのメダルをセットし、ヨウコにベリアルアトロシアスライズメダルをライザーのスリットに入れるよう叫ぶ。
ヨウコは天を泳ぎ、ベリアルアトロシアスライズメダルをライザーにセットしハルキにすべてを託す。
『ZeroBeyond! Geed! BelialAtrocious!』
ハルキがライザーにメダルをスキャンすると、ゼットが実体化し叫ぶ。「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーーット!!」
バコさんとヘビクラ、ヨウコ達ストレイジの隊員全員による「ウルトラマン、ゼーーット!!」の声が響く。

ハルキがゼットへと吸い込まれ一体化し、その周りに3人のメダルのウルトラマンの幻影が現れゼットとウルトラフュージョンする。

『Ultraman Z! Delta Rise Claw!!』

空から落ちるヨウコをそっと受け止めたゼット、デルタライズクロ―はヨウコを地面へ下ろし、最後の戦いへと向かう。
べリアロクとともにデストルドスに立ち向かうゼット。
セレブロにより修復された発射口から再び放たれるD4レイを受け止めるべリアロクだったが、再び発射口を破壊し砕け散ってしまいゼットもウルトラフュージョンが解除されオリジナルに戻ってしまう。
カラータイマーが点滅する中、ハルキ/ゼットへストレイジの熱い声援が届く。
ゼットは誰の力も借りていない、本来の姿であるオリジナルでデストルドスを追いつめていく。
デストルドスが放ったD4レイに対し、ゼスティウム光線を放つゼット。
ぶつかり合う光線。互角かと思われたその時、ヨウコの声援を受けたハルキ/ゼットはその光線を一度Z字型に曲げ、一気に放つことでD4レイを押し返しデストルドスに引導を渡すのだった。

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ウルトラマンコスモス(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンコスモス(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2001年(平成13年)7月6日から2002年(平成14年)9月27日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンコスモス』の制作は円谷プロダクション。全65話が放送された。 春野ムサシ=ウルトラマンコスモスが、怪獣と人間の共存を願い、むやみに殺傷せず、一方で邪悪な敵には敢然と立ち向かう姿を描いた作品。

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ウルトラマンジード(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンジード(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンジードとは2017年7月8日から12月23日にテレビ東京系列で毎週土曜日朝9時から放送されたウルトラシリーズの作品のタイトル、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。悪のウルトラマン、ウルトラマンベリアルの遺伝子を持つ主人公朝倉リク/ウルトラマンジードの、運命に立ち向かう戦いの中でかけがえのない仲間との出会い、成長する姿を描く作品。キャッチコピーは「運命―覚悟を決めろ」

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ウルトラマン80(エイティ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマン80(エイティ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1980年(昭和55年)4月2日から1981年(昭和56年)3月25日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマン80』の製作はTBS・円谷プロダクション。全50話が放送された。 M78星雲・光の国より地球へやってきたウルトラマン80=矢的猛が、人間の負の感情・マイナスエネルギーが怪獣を生み出すということに気付き、新任教師となり根本を断つ日々と、UGM隊員として活躍する日々を描いた物語。

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ウルトラマンダイナ(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンダイナ(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1997年(平成9年)9月6日から1998年(平成10年)8月29日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンダイナ』の制作は、円谷プロダクション・毎日放送。全51話が放送された。 前作『ウルトラマンティガ』が闇の力を倒し、世界に光を取り戻してから7年後の2017年。アスカ・シン=ウルトラマンダイナ、スーパーGUTSメンバーと、謎の生命体スフィアとの戦いを描いた作品。

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ウルトラマンブレーザー(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンブレーザー(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンブレーザー』とは、光の巨人ウルトラマンへの変身能力を得た防衛隊の隊長が、巨大な怪獣や悪しき宇宙人と戦う様を描いた特撮作品。「コミュニケーション」をテーマとしており、立場の異なる様々な人々の衝突と和解を描いている。 怪獣や地球外生命体の脅威から地球を守る、地球防衛隊GGF。その特殊部隊の隊長であるヒルマ・ゲントは、ある日ウルトラマンブレーザーに変身する力を得る。特殊怪獣対応分遣隊SKaRDに異動することになったゲントは、その勇気とウルトラマンとしての力で人々を守っていく。

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ウルトラマンブレーザーの怪獣・宇宙人まとめ

ウルトラマンブレーザーの怪獣・宇宙人まとめ

人類と地球を脅かす敵と戦う防衛隊と、それを助ける光の巨人の活躍を描く『ウルトラマンブレーザー』には、姿も能力も異なる怪獣や宇宙人が毎回登場する。巨大な怪獣が暴れ回る様は、日本でもっとも有名な特撮作品である『ウルトラマン』シリーズの見せ場であり、その圧倒的なスケール感で長年ファンを魅了し続けてきた。 ここでは、時に凶悪な暴威を振り撒き、時に邪悪な侵略の魔手を伸ばし、時には友好的に接しようとしながらも擦れ違いから悲劇を生む『ウルトラマンブレーザー』の怪獣と宇宙人を紹介する。

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大人向けウルトラマン?ウルトラセブンの印象的なエピソード集

大人向けウルトラマン?ウルトラセブンの印象的なエピソード集

モロボシ・ダンの名を借りて僕らの幸せを守るウルトラセブン。 この深紅のヒーローは当時の子供たちは勿論、現代の大人までも魅了している。 何故子供たちだけでなく大人たちの心までも掴むのか。 それはただ単にかっこいいだけでなく、深い問題提起に富んだエピソードが多いからである。 本記事ではウルトラセブンの印象的なエピソードたちを紹介する。

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シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。 突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。

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ウルトラマンデッカー(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンデッカー(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンデッカー』とは、2022年に放送された円谷プロダクション制作の特撮ドラマ作品。主人公アスミ・カナタは、突宇宙より飛来した謎の物体スフィアから地球を守るため、対スフィア部隊GUTS-SELECTの一員として、そしてウルトラマンデッカーとして仲間たちと日常を守る戦いへと身を投じていく。今作は2022年に放送開始25周年を迎えた『ウルトラマンダイナ』とも関わりが深い作品。キャッチコピーは「輝け、弾けろ、飛び出せ、デッカー!!」「やるしかねぇ!今、やるしかねぇんだ!」。

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ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ(ジェネスタ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ(ジェネスタ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』とは、日本の特撮作品。『ウルトラマンギンガ』から『ウルトラマンブレーザー』に登場したウルトラマンの活躍を描いている。キャッチコピーは「新時代は新たな次元へ━。掴め!未来からのメッセージ!」、「燃やせ!ULTRA PRIDE!」。 ウルトラマンたちの暮らす光の国のシステムに何者かが侵入し、過去のデータが失われる。ギンガたち若い世代のウルトラマンが自分たちの戦いを振り返って記憶を回収する一方、彼らと共に戦った人間たちも過去の記録の検証を始めていた。

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電光超人グリッドマン(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

電光超人グリッドマン(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『電光超人グリッドマン』とは、円谷プロダクション創立30周年記念の特撮作品。中学生の少年少女がヒーローと共に電脳世界で暗躍する魔王に立ち向かう姿を描く。インターネットを題材にした斬新な作風で知られ、後に『SSSS.GRIDMAN』などのアニメ作品でシリーズ化されていった。 中学生の翔直人、馬場一平、井上ゆかは、ある日街中で異常現象に襲われ、謎のヒーロー「グリッドマン」に救われる。異常現象の原因が次元犯罪者カーンデジファーにあることを知った直人たちは、グリッドマンと共に街を守ることを決意する。

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ウルトラマンネクサス(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンネクサス(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンネクサス』とは、円谷プロダクション制作で2004年から2005年にかけて放送された特撮テレビドラマ。新たなウルトラマン像を目指す新プロジェクト「ULTRA N PROJECT」の先駆けであり、シリアスなストーリーや対象年齢の引き上げなど、従来のウルトラマンから大きな変化が話題となった。ストーリーは人を襲うスペースビーストと、ウルトラマンネクサスの戦いを描く。また主人公である孤門一輝の成長と、彼を中心とする人間関係も大きな話題を呼んだ。

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シン・ウルトラマンの禍威獣まとめ

シン・ウルトラマンの禍威獣まとめ

禍威獣(かいじゅう)とは、『シン・ウルトラマン』に登場する敵性大型生物。ある時を境に日本各地に出現するようになり、多大な被害を生み出した。その姿は爬虫類のようなものから鳥に似たもの、巨大な植物まで多種多様。既存の生態系から完全に独立した生物であり、放射性物質を食べたり破壊光線を発したりと個々が地球の常識では考えられない能力を秘めている。 その正体は、外星人こと地球外の知的生命体が、人類発祥以前に後に日本となる土地に不法投棄していった生物兵器。日本にしか出現しないのもこれが理由である。

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ウルトラマンなどの成田亨のデザインの世界

ウルトラマンなどの成田亨のデザインの世界

1966年に生まれ、今も作品が作られ続ける「ウルトラマンシリーズ」。「ウルトラマン」の初期シリーズで、ウルトラマンなどのデザインで作品を支えたのが、彫刻家・成田亨だ。ウルトラマンのみならず、怪獣、メカニック、コスチュームなど、成田亨のデザインワークスは古びないものだ。 そういった、成田亨のデザインを紹介したい。

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