コエンマ(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ
コエンマとは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。霊界の長・閻魔大王の息子で、主人公・浦飯幽助に生き返るきっかけを与えた人物。赤ん坊のような姿で常におしゃぶりをくわえているが、実年齢は700歳を超えている。人間界に来る際は、赤ん坊ではなく長身のイケメン姿になる。また、おしゃぶりはただの飾りではなく、最強クラスの防御技「魔封環」を使うエネルギーを貯めるための道具。アニメ版では秘書の鬼・ジョルジュ早乙女と漫才のようなやり取りを何度も見せた。
霊界
閻魔大王
コエンマの父親で霊界の長。巨人の姿で、清廉潔白かつ厳格な性格をしている。その怒りは人間界にも影響を及ぼし、大震災や火山の噴火にも繋がると言われている。
コエンマは盗賊編や劇場版第1作目で霊界の宝が盗まれる失態を犯したことから、父に尻叩き100回というお仕置きを受けていた。
魔界の人間界への台頭を抑えて人間界における霊界の利権を守るため、不正な手段で魔界住民の人間界での非道行為の件数を水増しし、魔界と人間界を隔てる結界の維持の根拠としていた。
後にその事実をコエンマが告発したことにより、罷免された。アニメ版の「仙水編」では命令に背いてまで自分の考えを抱くようになったコエンマに対し、息子の成長を喜ぶ発言をしていた。
ジョルジュ 早乙女(じょるじゅ さおとめ)
アニメオリジナルキャラクターで、第10話にて初登場。
コエンマの部下の角1本の青鬼で、漫才コンビのようなやり取りを見せる。
「キライだなぁ」「バカみた~い」が口癖で、上司のコエンマに対しても容赦なく発言している。
初期はその他の鬼たちと複数人での登場が多かったが、徐々に単体での出演が増えてコエンマのパートナー的存在として描かれるように。
頼り無さげなイメージが強いが、コエンマの部下という自覚は持っており、「暗黒武術会編」でコエンマに接触したダフ屋に対しては、普段の彼からは想像もできないほど毅然とした態度で接していた。
ぼたん
死神のような役割を果たす霊界案内人。髪をポニーテルに結い、若い女性の見た目をしているが年齢などは全て不明。
幽助の死後の目付役となり、霊界獣の卵の成長をサポートする。
幽助の復活後は人間界に姿を現し、幽助に霊界探偵としての任務を与えた。
自身の霊力で回復や防御壁を展開したり、霊界七つ道具を渡すなどして幽助の助手的な役割をしてサポートする。
暗黒武術大会では螢子・静流・温子に幽助たちが大会に出ることをうっかり口を滑らせてしまい、妖怪と戦うことを話した上で応援に行った。
飄々として常に明るく、友人への気遣いが出来る性格。
通常時は着物を着ていて櫂に乗って空を飛び移動する。
原作においては人間界では実態のある人形の体に憑依して活動し、アニメ版では霊体の体がその都度可視化・実体化する。
幽助などのレギュラー陣のほかに、女性陣や霊界人など複数のキャラと会話するシーンが多くある。
名前の由来は死を連想させる牡丹から。
ぼたん(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
ぼたんとは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。閻魔大王の息子・コエンマの部下で、霊界の水先案内人として、物語序盤から主人公・浦飯幽助をサポートしてきた。髪をポニーテルに結い、若い女性の見た目をしているが年齢などは全て不明。江戸っ子のような姐御喋りをする。ファンの間でも人気の高い女性キャラクターである。映画『幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆』では、メインヒロインとして描かれた。
あやめ
黒い色調の着物を着た霊界案内人。黒髪で瞳は紫。
容姿はぼたんよりやや年長に見え、物腰や言動も落ち着いているが、案内人としては彼女の後輩に当たる。
「暗黒武術会編」で初登場。コエンマの命令で戸愚呂弟が妖怪に転生した理由を調査しており、戸愚呂弟の霊界裁判が終わった直後、戸愚呂弟の過去を報告した。「仙水編」では、コエンマの指令で幽助たちよりも先に境界トンネルの調査を行なう。
閻魔大王が失脚した経緯から気落ちしているコエンマに対し、単に上司に対して向ける以上の気遣いを見せた。
霊界特別防衛隊
霊界のエリート戦士集団。
「仙水編」で幽助が魔族に転生するのを防ぐため、抹殺指令を遂行しようとするが失敗。
戦士が力を合わせれば、A級妖怪とでも互角に戦える。ちなみに幽助の仲間、蔵馬が妖狐だったころ、彼に致命傷を負わせ追い詰めたのも特防隊の隊員である。
結界術に長け、「仙水編」に登場した妖怪・樹(いつき)が開けた魔界の穴も数日で閉じており、S級妖怪でさえ通れない結界も張れる。
隊長の大竹以外の隊員は、A級より上である最上位のS級妖怪の存在を幽助の魔族覚醒まで知らなかった。霊界最強を自負していた彼らは、人間ながらS級妖怪のレベルにまで達した仙水やS級妖怪に転じた幽助の存在を知ると自信を喪失しかけるが、大竹から「魔界が攻に長けているように、我々は防に長けている」と一喝されたことで自信を取り戻す。穴を塞ぎ終わった後、幽助抹消を邪魔したコエンマに怒るも幽助の凄みにより、撤退することになる。
その後、魔界三大妖怪の「幽助、蔵馬、飛影の3人を魔界に追いやるという形で人間界から抹消する」という案を受け入れた閻魔大王の命を受けて、幽助たちを魔界に向かわせる任務に就き、幻海の寺で魔界の穴を開けた。
大竹(おおたけ)
特防隊の隊長。職務に忠実で、自信喪失した部下を立ち直らせるなど、隊長としての器量は確か。
魔族化した幽助を抹消できなかった責任を取って辞職したが、その後、宗教テロリスト正聖神党のメンバーとなる。人質となったコエンマの抵抗に「似た者がいた」と返答。リーダーから異次元砲のエネルギー注入の指示に答える描写があった。
正聖神党
霊界の宗教テロリスト。数ある霊界の宗教の中で「自分たちを神の使い」と信じている者で構成されており、最も過激と呼ばれている。「3」を聖なる数字としていて、33人のメンバーで構成される。
かつて霊界の政治を支配し、時に人間界に対して「神の裁き」と称して、天変地異を起こし、異次元砲を使うなど人間界の秩序を正していた。
魔界の王となった煙鬼の政策で、人間界との間に結界が撤去されたことを不満に持ち、コエンマやぼたんを人質に取り審判の門を占拠、人間界に結界を再度設置することを要求する。特防隊の舜潤が幽助に助力を要請し、桑原、蔵馬、飛影の4人で門の奪還に急行した。
霊界探偵
佐藤黒呼(さとうくろこ)
初代霊界探偵で、陰陽師の血を引いている。旧姓は真田。
幻海とは探偵時代からの知り合い。
結婚を機に探偵を引退し、引継ぎの際に2代目の霊界探偵・仙水に会っている。
引退後は山奥に住み、夫と子供2人の4人暮らしをしている。
おおらかな性格で、気に入った客が来ると子供に酒を飲ませる。アニメ版ではウィスキーボンボンに変更されていた。
魔族覚醒した幽助の抹殺依頼を受け、その直後に幽助に出会う。
幽助の人柄を見て敵では無いと判断する。
しかし、幽助を尋ねてきた北神たちとの会話で、幽助が妖怪が人間を食べることについて怒りを感じないていないことから、彼が魔族寄りの性格になっていると気づく。
いずれ妖怪探偵を目指す自分の子供たちと戦うことを危惧し、幽助に魔界行きを薦めた。
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目次 - Contents
- コエンマの概要
- コエンマのプロフィール・人物像
- コエンマの能力・必殺技
- 魔封環
- 遊魂回帰の術
- コエンマの来歴・活躍
- 浦飯幽助との出会い
- 暗黒武術会編
- 仙水編
- 父を告発・霊界のたてこもり事件発生
- コエンマの関連人物・キャラクター
- 霊界
- 閻魔大王
- ジョルジュ 早乙女(じょるじゅ さおとめ)
- ぼたん
- あやめ
- 霊界特別防衛隊
- 大竹(おおたけ)
- 正聖神党
- 霊界探偵
- 佐藤黒呼(さとうくろこ)
- 仙水忍(せんすいしのぶ)
- 浦飯幽助(うらめしゆうすけ)
- 浦飯チーム
- 桑原和真(くわばらかずま)
- 蔵馬(くらま)
- 飛影(ひえい)
- 幻海(げんかい)
- その他
- プー
- コエンマの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「いいだろう!ワシの命を浦飯幽助の勝ちにかけよう」
- 「……もし万が一 ワシに戦う機会が まわってきたら…いつでも逃げる準備はできてるからな」
- 仙水への贖罪の念
- コエンマの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- おしゃぶりなしの貴重な姿が登場
- 実写版のコエンマはイケメン姿
- 相棒のジョルジュはアニメオリジナルキャラクター