『花の慶次』の登場人物を紹介!【完全版】

『花の慶次』とは原哲夫の漫画で、隆慶一郎作の歴史小説『一夢庵風流記』を原作として描かれている。本記事では登場人物・キャラクターを画像付きで紹介していく。登場人物が多い作品なので、どんな人物がいるのか確認できる内容となっている。

慶次と仲間たち

前田慶次

天下一の傾奇者で、身の丈は六尺五寸(197cm)以上ある大柄の武将。滝川一益の従弟・益氏の次男で、前田利家の兄・利久の養子となったが、利家とは不仲である。自らの道理で生き、自由を貫き通す奔放な男。愛馬は松風。

捨丸

かつては四井主馬の家来だった小柄な忍び。弟を松風に蹴り殺され慶次を付け狙っていたが、その一方で惚れ込んでもおり、仲間7人を殺して慶次に仕える。
慶次を殺した手柄で侍になることが夢だったが、主馬との再会でその機会を得た際、慶次の人柄を改めて知り「正々堂々と戦って殺らなきゃ罰があたる」と殺すことを思いとどまった。

岩兵衛

鬼のような顔をした七霧の里の住人。おふうの育ての親でおふうを連れ戻そうと慶次の命を狙っていたが、慶次の人柄に惚れ、その後家来となる。高い身体能力を持ち、人の心も読める。

おふう

出典: pict.teruya.ne.jp

耳そぎ願鬼坊にさらわれ、耳そぎと耳持ちをやらされていた少女。外見は7~8歳前後の子供に見える。当初は表情も暗く喜怒哀楽を表に出さなかったが、やがて感情を取り戻し、合戦以外では慶次らと行動を共にするようになる。

松風

人を軽く踏み殺せる巨躯の馬で、上野国の厩橋城近くで野生の馬群を率いていた。馬を手に入れようとする滝川勢を翻弄するが、並の馬では一合戦で乗り潰してしまう慶次に惚れ込まれ、彼に10日間をかけて「口説かれ」てその愛馬となる。慶次にとっては戦友で心を通わせあっており、馬銜をつけずに慶次は乗りこなす。人の言葉を理解している。また実際に発声したわけではないが一度だけ劇中で「なにを甘ったれたことを言ってるんだ〜」と心の言葉を発した描写がある。

利沙

出典: mblog.maruhans.net

与四郎と涼花との間に生まれた娘。南蛮の血が入った絶世の美女で、カルロスや慶次が琉球を目指すきっかけとなる。しかしその美貌ゆえに、琉球国で利沙を巡り骨肉の争いが繰り広げられた。後に海を渡り、京で慶次と生活を共にするようになる。女神と呼ばれるほどの清らかな心の持ち主であり、その優和な人柄と深い愛情で周囲の人々の心を癒していく。母から習った胡弓が得意。

前田家

前田利家

前田家を治める大名。かつては「槍の又左」と称されるほどの猛将だったが、現在ではプライドばかり高く周囲を気にする小心者である。作中では慶次と対比して器量の狭い人物として描かれている。「俺は今まで誰からも好かれた事がない」と自認しており、万人から愛される慶次に嫉妬すると同時に自身の地位を脅かす最大の内敵と恐れている。

まつ

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