メリオダス(七つの大罪)の徹底解説・考察まとめ

メリオダスは漫画『七つの大罪』の主人公で、それぞれが大罪人である騎士団「七つの大罪」の団長。聖騎士達のクーデターで乗っ取られたリオネス王国を、仲間と共に奪還する。実は魔神王の息子であり、かつては魔神の集団である十戒を統率していた。戦いの中で命を落とすも感情を失った状態で復活し、新たな魔神王になるべく動き出す。最終的に感情を取り戻し、仲間達と共に魔神王を倒す。その後は混沌の力を求めるキャスとの戦いを征し、最愛のエリザベスと結婚し、リオネス王国の王となった。結婚後はトリスタンという男子を儲ける。

魔神王に成り代わる事を決意したメリオダス

メリオダスが死亡した事により「永遠の生」の呪いが発動し、彼の魂は煉獄の魔神王の元へ行く。そこで彼は魔神王から感情を1つ奪われ、蘇生した。尚、奪われたメリオダスの感情は煉獄で実体のあるメリオダスの姿となり、煉獄を放浪する事になる。

メリオダスは蘇生したものの、感情を失った事で冷酷な人物となっていた。彼はリオネス王国にてフラウドリンを討伐し、城塞都市コランドにてメラスキュラを捕獲する。だが、メラスキュラの「暗澹の繭」という封印魔法から脱出する為、彼はかつて魔神王から借り受けた魔力を解放してしまう。これにより暴走し、更に十戒統率者の頃の冷徹無慈悲なメリオダスに成り果てた。加えてエリザベスの「永劫の輪廻」の呪いが発動し、彼女は前世の記憶を全て取り戻してしまう。これによりエリザベスの命はあと3日となった。焦ったメリオダスは魔神王に成り代わり、エリザベスの呪いを解く事を決意する。彼は七つの大罪の解散を宣言し、十戒へ寝返った。十戒はキャメロット王国を占拠しており、彼はそこへ行く事になる。

一方でバンはメリオダスの感情を取り戻し、彼の暴走を止める事を決意する。バンは煉獄へ単身で乗り込んで行った。

戒言を集め始める

戒言を集めるメリオダス

十戒に寝返ったメリオダスを魔神王は歓迎し、彼を十戒の統率者に再度置いた。十戒の統率者となったメリオダスは、ゼルドリスやエスタロッサを始めとした魔神族の配下達に戒言を全て集めさせる命令を出した。彼は魔神王の力の欠片である戒言を全て吸収し、魔神王を撃ち倒して成り代わろうと画策していたのである。

肉体をかつての聖戦で失っていた女神族は、人間の身体を借りて復活を果たす。彼等は人間達を先導し、再び「光の刻印(スティグマ)」を組織した。メリオダスの居ない七つの大罪はメリオダスを止める為、光の刻印と手を組む事を決定し、彼等と盟約を結ぶ。七つの大罪はメリオダスと敵対する形となり、再び聖戦が勃発した。

魔神王に身体を乗っ取られる

魔神王に身体を乗っ取られたメリオダス

メリオダスは戒言を全て取り込み、魔神王として覚醒する。魔神王は悠久の時を生きて老いた肉体を捨て、メリオダスの若い身体を乗っ取っていた。魔神王に身体を乗っ取られたメリオダスは七つの大罪と交戦する。メリオダス(魔神王)は七つの大罪を圧倒したが、バンが煉獄に囚われていたメリオダスの感情を解放した事で戦況が変わった。メリオダスの肉体に、彼の感情が戻り抵抗を始めたのである。魔神王は外側では七つの大罪と交戦し、内側ではメリオダスと交戦する事となった。死闘の末、一行は魔神王を打倒し、彼が戒言を全て吐き出したことでメリオダスは肉体を取り戻した。だが魔神王は死んでおらず、今度は戒言を取り込まされたゼルドリスの肉体を乗っ取って復活する。

ゼルドリス(魔神王)を打倒する

ゼルドリスを救い出したメリオダス

メリオダスは七つの大罪に復帰し、ゼルドリス(魔神王)と戦った。その際、彼はかつてエジンバラに封印したゲルダの封印を解く。彼女は吸血鬼の能力を駆使し、ゼルドリスの魂と接触した。そして内側からゼルドリスの魂に魔神王の意識と戦わせ、外側からはメリオダスが攻撃を加えた。これにより魔神王の意識は完全に消滅し、ゼルドリスは元の姿に戻った。メリオダスとゼルドリスは和解し、聖戦は終結する。

キャスと戦う

キャスと戦うメリオダス

魔神王が滅びた事により、かつて魔神王と最高神の手によって封印されていた混沌が解き放たれる。混沌とはこの世界を作り出した強大な力の意思の事である。魔神王と最高神を始め、全ての種族はこの混沌から生まれていた。

混沌の力はアーサーに宿る。アーサーとはキャメロット王国の若き人間の王である。リオネス王国で魔神化したヘンドリクセンとの戦いの時に登場し、以降は何かと七つの大罪に協力していた。この混沌の力を狙い、キャスがアーサーを襲撃する。キャスは、アーサーがイスタールの修練窟で出会った喋る猫である。その正体は混沌が生み出し、その力を手中に収めて世界を破壊しようとする化け物であった。メリオダス達七つの大罪はアーサーに協力し、キャスと戦う。最終的にキャスは混沌の力に目覚めたアーサーによって吸収された。

リオネス王国の国王となる

トリスタン(画像左の人物)に父親として接するメリオダス

戦いを終えたメリオダスはエリザベスと結ばれ、トリスタンという男子をもうける。そして彼はバルトラの跡を継ぎ、リオネス王国12代目国王に就任して国を治めた。

メリオダス(七つの大罪)の関連人物・キャラクター

妻子

エリザベス

リオネス王国の第3王女。実は養子であり、メリオダスが怒りで暴走して吹き飛ばしたダナフォール王国の生まれである。その正体は最高神の娘であるエリザベスの生まれ変わりであった。彼女は3000年前の聖戦で、女神族でありながら魔神族の命を助けようとした事で最高神から転生の呪いを掛けられている。これは死ぬ度に転生し、必ずメリオダスと恋に落ちるというものであった。また彼女が転生前の記憶を取り戻すと3日後に必ず死んでしまう。これによりエリザベスは永遠に最愛のメリオダスとの離別を味わう事となった。

リオネス王国が聖騎士達のクーデターにより乗っ取られた際、エリザベスは1人で城から逃亡する。その後、かつての英雄である七つの大罪に助けを求める為、メリオダスの運営する豚の帽子亭に流れ着いた事で物語は始まった。メリオダスとの旅をしていく中で、彼に恋愛感情を抱いていく。十戒のゼルドリスの精神攻撃等の様々な要因が重なった事で過去の記憶を取り戻してしまう。これにより寿命が後3日だけとなり、焦ったメリオダスは魔神王に成り替わる事を決意した。当初はメリオダスに攫われる形で魔神族に占拠されたキャメロットへ向かったが、彼の強引なやり方に反発し逃げ出す。その後はメリオダスを止めようと、七つの大罪と共に彼と敵対した。

メリオダスの感情が戻り魔神王の力を行使できる様になった事で、エリザベスは彼の力で呪いを解かれる。その後は魔神王に憑依されたゼルドリスや混沌の力を求めるキャスと戦った。全ての戦いが終わった後、彼女はメリオダスと結婚し、息子のトリスタンを産んだ。またメリオダスがリオネス王国の王位に就いた事で、彼女は王女となっている。

トリスタン

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