ディアンヌ(七つの大罪)の徹底解説・考察まとめ
ディアンヌとは漫画『七つの大罪』に登場する人物である。「嫉妬の大罪(サーペント・シン)」を背負う巨人族の女性で、主人公メリオダス率いる最強の騎士団「七つの大罪」の一員。登場初期はメリオダスに片思いをし、メインヒロインのエリザベスに嫉妬していた。だがエリザベスの優しさに触れ、友達となっていった。巨人族として強大な力を持つがその優しい性格故に余り争いは好まなかった。物語が進むに連れて過去の記憶を失っていた事が明らかになる。最終的に記憶を取り戻し、同じ団員の妖精族の王キング(ハーレクイン)と結ばれた。
ディアンヌ(七つの大罪)の概要
ディアンヌとは、鈴木央の漫画『七つの大罪』の登場人物で、「七つの大罪」の団員。七つの大罪とは、かつてリオネス王国に仕えていた7人の英雄が所属する騎士団である。彼等はそれぞれ怠惰、傲慢、嫉妬、憤怒、強欲、色欲、暴食の大罪を背負う罪人であり、ディアンヌはその中で嫉妬の大罪を背負っている。本作はブリタニアという大陸を舞台に物語が展開されるファンタジー作品である。ブリタニアには妖精、巨人、人間、女神、魔神の5種族が存在しており、女神族と魔神族は敵対していた。本編より3000年前、女神族は妖精、巨人、人間を味方に付け「聖戦」と称して魔神族に全面戦争を仕掛けた。最終的に女神族はその肉体を犠牲にして、魔神族を「常闇の棺」という異空間に封印し、聖戦は終結している。
ディアンヌは巨人族の女性として生まれる。巨人族は始祖ドロールを信仰する独特な宗教観を持ち、戦う事に生き甲斐と誇りを抱く種族である。その為、彼等は人間に傭兵として雇われる事で生計を立てていた。ディアンヌも例外では無く、マトローナの指導の元で傭兵として戦わされている。マトローナとはディアンヌの叔母であり、戦いの師でもある。だが、生来優しいディアンヌは戦いを拒否し、故郷から逃げ出した。
放浪の末、ディアンヌはキングと出会い、共同生活を送る。キングは妖精族の王であり、キングは愛称で正式名はハーレクインである。人間に攫われた親友ヘルブラムを救おうとしていたが、不意打ちを受けて記憶を失っている。ヘルブラムはキングと同じ妖精族であり、仲間達と共に悪い人間に攫われていた。そして目の前で仲間を虐殺され、人間への強い憎悪を深めていった。
ディアンヌとキングの2人は、長い時を過ごす内に両想いとなった。ある日キングは人間を虐殺するヘルブラムと遭遇し、記憶を取り戻す。そしてヘルブラムを止める為、涙ながらに彼を殺した。そして妖精王として、ヘルブラムの犯した罪を償う為にキングは人間に捕らえられる事を決意する。その際、彼はディアンヌを悲しませない様に彼女の記憶から自分の存在を抹消した。
記憶を消され、途方に暮れたディアンヌは故郷へと帰還する。そして再びマトローナと共に傭兵生活を送った。そんなある日、マトローナは人間の策略により毒殺されてしまう。そしてその罪を被せられ、嫉妬の大罪を背負う事となった。彼女は斬首を言い渡される。だがメリオダスに七つの大罪に加入する事を条件に救われ、七つの大罪の一員となった。
メリオダスは本作の主人公であり、この時はリオネス王国の聖騎士として活動していた。少年の様な姿をしているが、その本性は魔神族であり、異様な強さを持つ。彼はバルトラの予言を受け、七つの大罪のメンバーを探していた。バルトラはリオネス王国第11代目の国王である。「千里眼(ビジョン)」という未来予知のできる魔力を持ち、様々な予言をする人物である。聖騎士とは、リオネス王国に仕える魔術と剣術に秀でた強力な騎士の事である。バルトラは「7人の大罪人がリオネス王国の守護者となる」という予言をした。これを聞いたメリオダスは、自分も含めて7人の大罪人を探し出し、彼等を聖騎士団「七つの大罪」の団員にする。七つの大罪とはメリオダスが組織したリオネス王国の聖騎士団の名称である。聖騎士はリオネス王国を守護する、武術と魔力に秀でた騎士達の事である。
七つの大罪に加入してからは、メリオダスに片思いしつつ、英雄として活躍していった。
本編より10年前、冤罪により七つの大罪のメンバー達はリオネス国の聖騎士達から追われる様になる。巨大な身体を持つディアンヌは、白夢の森という霧深い森に身を隠して潜伏していた。
本編では白夢の森に迎えに来たメリオダスと再会する。そして七つの大罪として再びメリオダス達の仲間となった。その後リオネス王国でクーデターを引き起こし「聖戦」と称して暴走する聖騎士達を止める為に戦って行く。最終的に魔神化した聖騎士長ヘンドリクセンと戦い、辛くも勝利した。
十戒復活後はゴウセルに記憶消去魔法を掛けられ、徐々に記憶を失っていく。十戒とは魔神族の統率者である魔神王の力を与えられた、選ばれた10人の魔神族の総称である。ゴウセルは七つの大罪の1人であり、魔神族が制作した人形である。心を欲しがり、理解しようとしてギーラとその弟デールに記憶操作魔法を掛け、その様子を観察していた。ギーラはリオネス王国の聖騎士の女性である。彼女はたった1人の弟デールを大切にしていたが、ゴウセルの魔法によってその事を忘れ去られていた。姉弟の愛を引き裂いたゴウセルの仕打ちに、ディアンヌは猛烈に怒り「大切な人への想いを消す事は出来ない」と、彼に訴えかける。これを受けたゴウセルは、その事を確かめるべく、ディアンヌの記憶操作をして実験を始めた。
記憶が消えていく中、ディアンヌはキングと共に3000年前の聖戦の記憶を追体験する。そこで“無欲のゴウセル”と邂逅し、彼に記憶魔法を解除してもらった。“無欲のゴウセル”は人形のゴウセルを製作した魔神族の男性である。その後、現代に戻ったディアンヌ達は他の七つの大罪のメンバー達と協力し、ゴウセルの記憶を取り戻させる事に成功した。以降もディアンヌは七つの大罪の一員として十戒と戦った。その後は魔神王や混沌の力を狙うキャスと戦い、ブリタニア大陸に平和をもたらした。
戦いの後、ディアンヌはキングと結ばれ、キングの統治する妖精王の森に移住する。キングの発言から、2人の間に子供がいる事が示唆されている。
ディアンヌ(七つの大罪)のプロフィール・人物像
CV:悠木碧
年齢:約750才 (人間換算で15才)
身長:915cm
体重:不明
スリーサイズ:91・58・90
血液型:AB型
誕生日:12月24日
闘級:3250(魔力:900/武力:1970/気力:480)
ディアンヌはブリタニア大陸に住む5種族(人間、巨人、妖精、魔神、女神)の中の巨人族である。巨人族は始祖バロールを神として信仰し、戦う事に誇りと独自の宗教観を持っている。その為巨人族は非常に好戦的であり、人間に傭兵として雇われる事で生計を建てるのが普通である。他の部落の巨人族もその様にして生計を建てている為、人間の代理戦争の様な形で戦場で他部落の巨人族と殺し合いをしていた。男女問わず戦いに明け暮れる為、ディアンヌも例に漏れず人間の傭兵として戦っている。だが心優しい性格の彼女は基本的に相手を殺す事は無く、敵の人間を捕らえては、殺さない様に密かに遠くに投げ飛ばしていた。
ディアンヌは師匠にマトローナという巨人族の女性が居り、彼女から武術を教わっている。また巨人族は大地との繋がりが強く、己を鉄に変えて硬質化させたり、地面の形状を変えて相手を攻撃する事も出来る。ディアンヌの戦闘スタイルも、こういった巨人族特有の土系魔法を活かしたものとなっている。十戒のドロールと邂逅してからは、大地と交信する踊りを舞いながら戦う戦闘スタイルとなった。ドロールは巨人族が崇める始祖バロールその人である。3000年前の聖戦でゼルドリスに敗北し、十戒の一員となっていた。だが、ディアンヌと邂逅し味方となっている。ゼルドリスはメリオダスの弟であり、十戒の統率者でもある。
数100年を生きているものの、巨人族の換算だと15歳程度である。身体が大きい事に若干のコンプレックスを抱いており、人間サイズになる事に憧れていた事もあった。
ディアンヌ(七つの大罪)の装備・能力
武器
巨人の戦鎚(ギデオン)
ディアンヌの持つ専用武器の巨大なハンマー。ギデオンは「神器」という特殊な武器のカテゴリーに分類される。神器とは、リオネス王国の王から七つの大罪の団員7名に送られた武器の事である。団員それぞれの能力や特技に併せて作られており、より効率的に魔力を引き出す事が出来る。
ギデオンは2,200ポンド(約1t)の重さを持つ。「避雷針」という特性を持ち、敵の魔法を受け止めて大地に受け流す事が出来る。
10年前に七つの大罪が離散した際に紛失した。その後リオネス王国側に回収され、バイゼルの喧嘩大会の賞品となる。七つの大罪を誘き寄せる為の囮として利用されていた。
ナックル
ディアンヌが常に身につけているナックル。ギデオンが紛失している時は彼女のメイン武器として活躍した。彼女の剛腕と相まって、強力な威力を発揮する。
登場初期は両手に身に付けていたが、ギルサンダーの電撃魔法で片手のナックルを破壊されている。
紋章
嫉妬の大罪の紋章
ディアンヌの太腿に押された嫉妬の大罪の紋章。モチーフは蛇である。元々はマトローナを殺した聖騎士達によってその罪をなすりつけられ、嫉妬の大罪を背負った際に捺された。七つの大罪結成後は団員としての証となった。
技
砂の渦(サンドワール)
死者の都にてギーラに使用した。大地を砂に変え、相手の足を封じる技である。
重金属(ヘビメタ)
体の組織を金属に変える技。身体を硬質化する事で攻撃力を上げる他、防御にも応用される。巨人族は皆この技を使える。
大地の怒号(マザー・カタストロフィ)
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目次 - Contents
- ディアンヌ(七つの大罪)の概要
- ディアンヌ(七つの大罪)のプロフィール・人物像
- ディアンヌ(七つの大罪)の装備・能力
- 武器
- 巨人の戦鎚(ギデオン)
- ナックル
- 紋章
- 嫉妬の大罪の紋章
- 技
- 砂の渦(サンドワール)
- 重金属(ヘビメタ)
- 大地の怒号(マザー・カタストロフィ)
- 大地の剛剣(グラウンド・グラウディウス)
- 昇天隕石(ライジング・メテオ)
- 千の磔(ラッシュ・ロック)
- 双拳(ダブル・ハンマー)
- 乱衝撃(クレイジーラッシュ)
- 飛拳(ジェットハンマー)
- 女王の抱擁 (クイーン・エンプレス)
- 金剛の盾 (ダイアモンド・シールド)
- 金剛塔(ダイヤモンド・タワー)
- ドロールの舞
- 大地創造(マザー・クリエイション)
- ディアンヌ(七つの大罪)の来歴・活躍
- メガドーザに生まれる
- キングと出会う
- キングと離別
- マトローナを殺される
- 七つの大罪に加入する
- リオネス王国を追われる
- 白夢の森に潜伏する
- バイゼルの喧嘩祭りに参加
- リオネス王国を奪還する
- 十戒と戦う
- マトローナと再会する
- メリオダスの正体を知る
- 3000年前の過去を追体験する
- パワーアップを果たす
- メリオダスと対立する
- 魔神王と戦う
- 混沌と戦う
- キングと結ばれる
- ディアンヌ(七つの大罪)の関連人物・キャラクター
- 七つの大罪
- キング/ハーレクイン
- メリオダス
- ゴウセル
- エスカノール
- マーリン
- バン
- 聖騎士
- ハウザー
- ギーラ
- ヘンドリクセン
- ドレファス
- ザラトラス
- 十戒
- ドロール
- グロキシニア
- ガラン
- フラウドリン
- 魔神族
- 赤色の魔神
- チャンドラー
- キューザック
- 原初の魔神
- 魔神王
- アーサー
- 巨人族
- マトローナ
- ドロレス
- その他
- エリザベス
- ディアンヌ(七つの大罪)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ボクをずっと好きでいて」
- 「団長ぉ〜っ♡」
- 「この浮気者ーっ!!!!」
- 「ボクは…小さくなりたいよ」
- 「こんなにキングが好きなのに」
- 「大切な想いを消すことは誰にもできないんだ!!」
- 「逃げちゃった♡」
- 「キングは今もボクを好きでいてくれる?」
- 「思い出してゴウセル!!」
- ディアンヌ(七つの大罪)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ヨハネの黙示録における「嫉妬の大罪」