エレイン(七つの大罪)の徹底解説・考察まとめ

エレインとは漫画『七つの大罪』に登場する人物で、妖精王の森にて生命の泉を守る妖精である。生命の泉を盗みに来たバンと出会い、心を通わせて恋人となった。その後赤色の魔神の襲撃され、バンと共に致命傷を負う。それでもバンに生命の泉を飲ませて命を救い、自身は絶命した。だが十戒のメラスキュラの魔術により蘇生する。一時は洗脳されてバンを攻撃したが、彼の愛により自我を取り戻した。最終的にバンの魔力「贈与」で、生命の泉の効力である不老不死を与えられて完全復活する。全ての戦いの後、バンと結ばれて彼の子を宿した。

エレイン(七つの大罪)の概要

エレインとは、鈴木央の漫画『七つの大罪』の登場人物でありキングの妹。キングは妖精族の王であり、主人公メリオダスの率いる「七つの大罪」の団員である。七つの大罪とは、かつてリオネス王国に仕えていた7人の英雄が所属する聖騎士団の名前。聖騎士とはリオネス王国に仕える剣術と魔術に秀でた騎士達の総称である。

本作はブリタニアという大陸を舞台に物語が展開されるファンタジー作品である。ブリタニアには妖精、巨人、人間、女神、魔神の5種族が存在しており、3千年前の聖戦で女神族はその肉体を犠牲にして、魔神族を「常闇の棺」という異空間に封印している。

妖精族は、妖精王の森という“世界創生の時から存在する大木「神樹」”を中心に広がる森で暮らしている。妖精族は代々「妖精王」と呼ばれる王が選ばれ、森を守っていた。また妖精王の妹は「生命の泉を守る聖女」の役割を担う事になっており、エレインは当代の聖女として登場する。生命の泉とは、妖精王の森の中心にある「神樹」という巨大な大木の上にある、ゴブレットに溜まった水の様なものであり、これを飲むと不死の存在となる。だが同時に泉は森の生命の源ともなっており、泉が飲み干されると森は枯れて朽ちてしまう運命にあった。

本編の700年前、悪い人間に誘拐された妖精達を救出すべく、キングは妖精王の森を出て行った。兄であるキングの代わりに、エレインは妖精王の森を治める事となる。

本編の20年前、生命の泉を盗みに来たバンと出会い、恋に落ちる。バンは後に七つの大罪の「強欲の罪」を背負う事になる人間の男性である。破天荒な人物であり、この時は盗賊を生業としていた。その後、赤色の魔神族の襲撃により致命傷を負い、バンに生命の泉を飲ませて絶命した。これによってバンは不老不死となり、以降はエレインを蘇生させる為に奔走していく。

一度は死亡したエレインであるが、物語後半に復活した魔神族で十戒の1人メラスキュラの魔法によって蘇生させられる。十戒とは魔神族の中でも特に力の強い「最上位魔神」を10人集めた精鋭部隊である。魔神王より「戒言」という強大な力を授かっており、無類の強さを誇るっていた。

メラスキュラによって蘇生したエレインであったが、未練を増幅された状態で復活した為、攻撃的な性格となっていた。その後バンと戦うも、彼の愛により呪縛を解かれる。以降は七つの大罪と共に十戒と戦った。

最終的に、バンは煉獄にてパワーアップを果たし「贈与(ギフト)」の魔力を手に入れる。これは自身の能力を相手に与える能力であった。これによりバンは自身の不老不死をエレインに与る。これによりエレインは完全に復活してで不老不死となった。

全ての戦いが終わった後、エレインはバンと結ばれて妖精王の森へと帰って行った。そこで彼の子を妊娠し、ハッピーエンドを迎える。

エレイン(七つの大罪)のプロフィール・人物像

年齢:約1000歳(外見年齢は10代前半)
身長:150cm
体重:38kg
血液型:A型
スリーサイズ:73・50・70
誕生日:3月14日
出身地:妖精界
CV:小岩井ことり

エレインは妖精族の女性である。その為見た目は10歳の少女の様な見た目をしている。だが実年齢は1000歳を超えている為、立派な大人である。

エレインは人の心を見通す能力を持っている為、その人の思考を読み取る事が出来る。この為、生命の泉を狙いに来る人間の心を見る事になった。彼女は人間の醜さに嫌気を覚え、いつしか人間を冷ややかな目で見る様になる。元々は明るい性格であったが、聖女としての役割と前述した醜い人間達の心を見てしまった事により、冷静沈着な性格となった。また森を出た兄キングの代わりに、1人で森を数百年統治する事にもなり、見た目に反して達観した視点を持っている。一方で重責から孤独を感じてもおり、少女らしさが伺える。

バンと出会ってからは性格が明るくなり、僅か1週間で相思相愛の恋人同士となっている。メラスキュラの魔術で復活した際には、バンへの愛情を利用されて非常に嫉妬深くて攻撃的な性格にされてしまった。だが、バンの愛情により自我を取り戻している。

戦闘面では風系の魔法を操る事が多かった。

エレイン(七つの大罪)の装備・能力

植物操作

エレインの特殊能力。植物を触手のように動かし、相手の動きを封じる。バンが生命の泉を飲もうとした際に使用した。

そよ風の逆鱗(そよかぜのげきりん)

エレインの風魔法の1つ。突風を巻き起こし、相手を吹き飛ばす。

金風の逆鱗(まんぷうのげきりん)

エレインの風魔法の1つ。猛烈な爆風を巻き起こし、相手に凄まじい衝撃波を与える。

追撃のつむじ風(ついげきのつむじかぜ)

風を刃の様に変化させ、斬撃を繰り出す。

追尾機能があり、対象を追いかけて切り付ける。

嵐瀑布(テンペスト・フォールス)

メラスキュラの禁呪によって復活し、覚醒したエレインの風魔法である。

巨大な竜巻を複数出現させ、相手の動きを封じてしまう。メラスキュラを追い詰める際に使用し、退路を封じ込めた。

エレイン(七つの大罪)の来歴・活躍

誕生

エレインの住むブリタニア大陸には女神族、魔神族、人間、巨人、妖精が存在している。3000年前に女神族、人間、巨人、妖精の4種族と魔神族の間で「聖戦」という全面戦争が起こった。激戦の末、女神族は「常闇の棺」を発動した。常闇の棺は発動者の命を代償に、対象を封印させるアイテムである。魔神族は常闇の棺に封印され、代償に女神族は肉体を失って魂だけの存在となる。

エレインはブリタニア大陸で妖精として神樹から生まれる。神樹とは妖精達の暮らす「妖精王の森」の中心にある大木である。神樹から森は広がっており、この木が枯れてしまうと森は死滅してしまうのであった。神樹は代々妖精達の中から妖精王を選定する。選ばれた者は妖精王として妖精達と森を守る使命を負わされるのであった。この木に選ばれたのがキングである。本名はハーレクインで、その圧倒的な力を恐れられた事から「キング」と呼ばれている。このキングの妹がエレインである。

ブリタニア大陸には妖精、人間、巨人、女神族、魔神族が存在している。本編から3000年前「聖戦」と呼ばれる魔神族対女神族率いる4種族により大戦が勃発し、大陸は戦禍に包まれた。最終的に女神族は「常闇の棺」という道具を使用し、魔神族を封印してしまう。代償に女神族達は肉体を失って霊魂のみの存在となった。キングが生まれた時、ブリタニア大陸は一部の例外を除き妖精族、人間、巨人族のみが生活している。妖精王のキングは人間と相互不可侵の盟約を交わし、人間との接触を極力避けていた。その為、妖精王の森は人の往来の無い排他的な場所となっている。

キングが森を統治する一方、エレインは「生命の泉」を守る聖女となった。生命の泉はゴブレットから溢れ出す水で、神樹の命の源である。この水を飲むと不老不死が手に入るが、神樹は枯れて森が消滅してしまうのであった。その為、彼女は生命の泉を守護する役目を担う事になる。

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