メリオダス(七つの大罪)とは【徹底解説・考察まとめ】

メリオダスは漫画『七つの大罪』の主人公で、それぞれが大罪人である騎士団「七つの大罪」の団長。聖騎士達のクーデターで乗っ取られたリオネス王国を、仲間と共に奪還する。実は魔神王の息子であり、かつては魔神の集団である十戒を統率していた。戦いの中で命を落とすも感情を失った状態で復活し、新たな魔神王になるべく動き出す。最終的に感情を取り戻し、仲間達と共に魔神王を倒す。その後は混沌の力を求めるキャスとの戦いを征し、最愛のエリザベスと結婚し、リオネス王国の王となった。結婚後はトリスタンという男子を儲ける。

七つの大罪の全員の魔力を結集させ、相手を攻撃する技。魔神王に憑依されたゼルドリスに使用した。

メリオダス(魔神王)

魔神王の精神がメリオダスを乗っ取った姿。身体が大人になり、魔神王の力を自在に使う。ブリタニア大陸を滅ぼそうとし、七つの大罪と戦った。最終的に外側から七つの大罪が攻撃し、内側からメリオダスの感情が攻撃した事で魔神王の精神は撃退され、メリオダスは肉体を取り戻した。

魔神王メリオダス

メリオダスが魔神王を打倒し、その力を受け継いだ姿。魔神王と同等の力を扱える。3000年前に自分やエリザベスに掛けられた呪いを解呪する事が出来る。

豚の帽子亭

メリオダスが経営する酒場。10年前の事件後、魔剣ロストヴェインを売り払った金を元手に建てた。彼はこの酒場で各地を移動し、情報とお金を集めている。ブリタニア大陸中の酒を取り揃えている為、美味しい酒が飲める。但し、メリオダスの振る舞う手料理は絶望的に不味い。

ホークママ

ホークの母親として登場した巨大な緑色の豚。この背中にメリオダスの経営する豚の帽子亭が建てられており、彼は店ごとブリタニア大陸を移動する事が出来る。戦闘面でも、魔神族の攻撃を食べて無力化する事が出来る。その正体は魔神王と創造神がかつて封印した混沌であった。ホークは一方的にこの豚を母親と思い込んでいただけだったのである。物語の終盤、中身の混沌はアーサーの身体に宿り、ホークママは消滅した。

手料理

まずい料理の秘訣を語るメリオダス

メリオダスは酒場を経営している為、酒の肴を兼ねた手料理を振る舞っている。見た目は美味しそうだが、想像を絶する程不味い。彼の料理を食べた客は、皆すぐに吐き出していた。尚、客が吐き出したり残した残飯はホークが全て食べて処理している。

メリオダス(七つの大罪)の来歴・活躍

十戒の統率者として活動する

十戒を統率するメリオダス

メリオダスは魔神族を支配する魔神王の息子として生まれる。魔神族は女神族と悠久の時を掛けた不毛な争いを繰り返していた。メリオダスは魔神王より「慈愛」の戒言を与えられ、十戒の統率者として活動する様になる。十戒とは魔神族の精鋭10人の総称である。煉獄に住む魔神王から、その力を「戒言」という10の力に分け、それを各自に与えられている。各々が強力な力を持っているが、その戒言に逆らうと敵味方関係無く何らかのペナルティを負ってしまう。これは戒言を持つ当人も例外では無く、自分の戒言に逆らった感情や行動を取ると、自身にもペナルティが課されてしまう。これは魔神王が十戒達に反乱を起こさせない様にする為の措置であった。

メリオダスは十戒の統率者として、女神族として戦う。この時の彼は魔神王の命令を忠実に遂行する、冷酷無慈悲な性格であった。

エリザベスと共に呪いを受ける

呪いを受け復活したメリオダス(画像右の人物)と死亡したエリザベス(画像左の人物)

本編より3000年前、女神族のとの戦いを繰り広げていたメリオダスであったが、ある日彼はエリザベスと出会う。エリザベスは女神族のトップである最高神の娘であった。メリオダスとエリザベスは恋に落ち、不毛な聖戦を止める事を決意する。そして彼は魔神族を裏切り、女神族側へついた。これにより魔神族と女神族の拮抗していたパワーバランスが崩れ、これを好機と見た女神族は他の3種族(人間、妖精、巨人)を巻き込んだ全面戦争を仕掛ける。こうして4種族(女神、人間、妖精、巨人)対魔神族の聖戦が勃発した。最終的にこの戦いは十戒の1人であるゴウセルの裏切りがきっかけで終結する。ゴウセルは「無欲」の戒言を持つ魔神族である。精神操作の魔力を持ち、マエルに偽りの記憶を植え付けて、十戒のエスタロッサという架空の人物に成り代わらせた。マエルは女神族の主力である「四大天使」の1人である。これにより再び女神族と魔神族のパワーバランスが拮抗し、女神族は「常闇の棺」を発動した。常闇の棺は発動者の命を代償に、対象を封印させるアイテムである。魔神族は常闇の棺に封印され、代償に女神族は肉体を失って魂だけの存在となる。メリオダスは封印を守る為、常闇の棺の欠片を肌身離さず持ち歩く様になった。これは常闇の棺を開放するのに必要な重要アイテムである。彼は欠片に折れた刀身を付け、剣に偽装していた。

メリオダスは最高神から「魔神族でありながら女神族の手を取った罪」、「同胞である魔神族を殺した罪」により「永遠の生」の呪いを受けてしまう。これにより彼は死ぬ度に魔神王に感情を1つ奪われて復活する事となった。一方エリザベスも「メリオダスと恋に落ちた」罪により「永劫の輪廻」の呪いを受けてしまう。これにより彼女は転生を繰り返し、その度にメリオダスと恋に落ちて、転生前の記憶が戻った3日後に必ず死ぬ事となる。こうして2人は長い時を愛し合い、悲しい死別を繰り返す事となった。

ダナフォール王国を滅ぼす

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